11/2〜11/8のサンフレッチェ日記


<97.11.8> いよいよ今日は第3代表決定戦進出を賭けたカザフスタン戦。高木選手は中山選手とともに今日のメンバー入りが決まったようで、昨日の練習でも絶好調をアピールしていたそうです。カザフスタンは主力を数名欠いて16人しか来日していない、とか、電器店やスポーツショップで買い物三昧だ、とか、今日のゲームに関しては楽観的な報道が多いようですが、再三書いているように真剣勝負のW杯予選、最後まで何があるか分かりません。今日のゲームは引き分けでも負けでも同じなので、落ち着いて自分達のサッカーをして、先週のUAEの二の舞にならないよう、確実に勝ちに行って欲しいもの。まあ現メンバーには井原、北澤、高木、中山、(カズ)、とドーハの経験者も多いし、それよりもこれまでの予選で何度も地獄の入口を見、そこから這い上がってきた選手達です。万が一にも油断したり、焦ったりして墓穴を掘ることは無いでしょう。明日にはこのホームページでも、「良いゲームができた」と、そして「高木が良い働きをした」と報告できることを信じています!


<97.11.8> アジア4位とのプレーオフに出場するオーストラリア代表メンバーが発表され、アーノルドは神戸のビングリーとともに選出されました。まだ先の話ではありますが、日本がB組を突破して3位決定戦に敗れると、アーノルドとW杯を賭けた戦いをする、と言うことになるわけですね。できるならそんなことにならないうちに決着を付けて欲しいものですが、だけどそう言うゲームも見てみたい、と言う気持ちも...(?)


<97.11.8> 広島ホームテレビが 「サンフレッチェ広島ファン、ひいてはサッカーファン層の拡大」「テレビ番組のインターネットへの活用ノウハウ蓄積」「インターネット上へ、動画(含音声)を送信するためのハード・ソフト等の研究」を目的として、「サンフレッチェ BOX」をインタ−ネットを経由して発信する実験を開始する事になりました。開始は11月11日(火)の11時(なんて分かりやすい!)からで、URLはhttp://www.hiroshima-home-tv.co.jp。「リアル・プレーヤー」、「Vivo」を使って、放送済みの素材を翌週に配信するそうです。特に遠隔地在住で「サンフレッチェBOXが見たかった!」と言う方には朗報ですね。


<97.11.7> 来年のサンフレッチェオフィシャルカレンダーが完成したそうです。A2判タイプ(1200円)と卓上タイプ(500円)の2種類でどちらも13枚組。また、両タイプのセットもあってこちらは1500円です。Vポイントで販売していますが、通信販売も可能です。ご希望のタイプ、本数を書いて、定価に送料500円を添えて現金書留で「〒730 広島市中区中町8-18 広島クリスタルビル1階 サンフレッチェ広島Vポイント」までお申し込み下さい。


<97.11.7> 昨日お伝えしたサテライトと広島大学とのトレーニングマッチですが、結局中止になったそうです。と言うことで、明日は練習はトップ、サテライトともにありません。


<97.11.7> 高校サッカー選手権の広島県大会は、明日から決勝トーナメントが行われます。組み合わせは次の通り。
    8日 9日 15日
山陽  ──┐
    (1) ├──┐
美鈴が丘──┘  │
       (3) ├──┐
広島朝鮮──┐  │  │
    (2) ├──┘  │
皆実  ──┘     │
          (4) │
沼田  ──┐     │
    (2) ├──┐  │
葦陽  ──┘  │  │
       (3) ├──┘
大門  ──┐  │
    (1) ├──┘
松永  ──┘

【会場】
(1)竹ヶ端運動公園陸上競技場
(2)びんご運動公園陸上競技場
(3)広島広域公園第一球技場
(4)広島スタジアム


<97.11.6> 今朝の各紙に伝えられていますが、カズ、呂比須の欠場で注目のカザフスタン戦のFWは、城、高木で行くことになりそうです。高木選手は「出れば、持ち味の高さを生かしたい」と語っていたとのこと。1ケ月ほど実戦から離れていたので「試合勘」と言う点で心配されていましたが、むしろゲームで無理をしていなかった分、体調が良くその分調子がいいのでしょう。今月12日には30歳になる高木選手。もう、「練習して上手になる」よりも、「体調を整えて本来の実力を維持する」方が大事な年令です。今年後半は、怪我との戦いでもう一つぱっとしませんでしたが、まだまだその当たりの強さ、ヘディングの高さ、そして速いクロスに合わせる技術は日本のFW陣の中でも誰にも負けないものがあります。次の相手のカザフスタンはある程度引いて守ってくることが予想されますが、高木選手が身体を張ってゴール前で起点となり、あるいは左右のサイドからのクロスに合わせて、日本のゴールラッシュを呼んで欲しいと思います。


<97.11.6> 先日のFMの「ゴ〜ル!」にゲスト出演していた森保選手が言っていましたが、韓日戦はわざわざソウルまで行ってスタンドで応援していたそうです。日本サポーターと韓国サポーターの間ぐらいで見ていたらしく、「周りが真っ赤だった」と言っていました。4年前のドーハ戦士、今だってバリバリの現役で、代表に呼ばれてピッチにいたって不思議でない選手なのに、観客として代表を応援に行くとは!余程代表に対して強い思いを抱いているのでしょうね。(それとも、仕事として行ったのかなぁ?)


<97.11.5> 11/5〜8まで郷原グラウンドで行われる予定だった練習スケジュールが変更になっています。今日5日はオフで、6、7の両日は10:30より鯛尾グラウンド、そして8日はトップチームはオフでサテライトが広島大学とトレーニングマッチを行います。(10:30、鯛尾グラウンド)これってもしかして、天皇杯に出場する広大のための「トレーニング」かも?


<97.11.5> 11/8、9に広域公園第1球技場などで行われる「高円宮杯第9回全日本ジュニアユースサッカー選手権大会中国地域予選」に、サンフのジュニアユースチームが参加します。その他の参加チームはフジタSC広島JY、境港三中(鳥取)、味野中(岡山)、鴻南中(山口)、くにびきFC(島根)の計6チーム。3チームずつの予選リーグを8日に行い、9日に代表決定戦を行います。サンフジュニアユースは鴻南中、くにびきFCと同じ組となっています。


<97.11.5> 一昨年までサンフレッチェに在籍し、市原を経てスパルタ・プラハに戻っていたハシェック選手は、チャンピオンズリーグのドルトムント戦の試合後、引退を発表したそうです。これでまた、風間選手に続きサンフ優勝時のメンバーが1人引退したことになりますね。日本語のできるハシェック選手のことです。今後何らかの形で、日本とヨーロッパのサッカーの架け橋になって欲しいものです。


<97.11.4> 高木選手の代表候補への復帰が、昨日発表されました。代表は8月下旬のJOMO杯以来で、同時に候補に復帰した磐田の中山選手は2年半ぶり。高木選手は、「代表に復帰できて非常にうれしい。これまでの日本代表の試合はチームから離れて外で見ていたので、今はメンタルな部分・フィジカルな部分でハングリーになっています。この全てをグラウンドの上で表現していきたいと思う。とにかくあと1試合、とにかくがむしゃらにプレーし、日本代表チームに貢献したい。」とのコメントを発表しています。次のカザフスタン戦は、勝てば2位抜けが決まる大事な試合。岡田監督も、プレッシャーに強い、経験豊富なFW、と言うことで高木、中山を選出したものと思われます。今の代表の戦い方から見ると、高木選手が先発するかどうかは微妙ではないかとは思いますが、少なくともサブには入って終盤の総攻撃の切り札に成るのではないかと思います。


<97.11.4> 昨日鯛尾グラウンドで3週間ぶりに行われた練習には、代表組の柳本、路木、再手術の上村を除く30人が揃いました。故障の5人(ポポビッチ、久保、森保、伊藤と、あと誰だろう?)は別メニューでしたが「天皇杯に間に合わせる」と順調だったとか。トムソン監督は所用のため不在で、代わって6日まで練習を指導するセルマーニコーチは、「今週は体力作り。来週から本格的なチーム練習を再開する。」と語ったそうです。なお、今日郷原で10:30から予定されていた練習は、鯛尾グラウンドに変更になりました。


<97.11.3> 昨日の「スポーツ元気丸」ではサンフレッチェの「ファン感謝デー」の様子が放送されていましたが、その中で注目は怪我人の情報。まず久保選手ですが「天皇杯初戦には間に合いそう」とのこと。(最も彼の場合、インタビューの受け答えが心許無いので実は良く分からないのですが...)次の伊藤選手は、「ようやく歩けるようになった」と言うことで、「天皇杯に出れるように頑張る」とは言うものの難しそう、と言う印象でした。更にポポビッチですが、「走れるようになった」そうで、この3人の中では一番回復しているような雰囲気。でも本人はいたって慎重で、「完全に直したい」とリハビリを優先する模様です。
ところで代表復帰がウワサされる高木選手ですが、昨日のファン感謝デーには出席して居ましたが、呼ばれればいつでも出れる状態のようです。昨夜のテレビ朝日では、岡田監督から「力を貸して欲しい」と電話があった、と言うニュースが流れたそうです。


<97.11.2> 昨日の韓国戦について、テレビや新聞などの報道を見ると「これでフランスへの道が見えた」と言う論調が多かったと思います。私も、これまでの悪い流れを断ち切り、ようやくW杯予選を突破する資格ができた、と言うことは言えると思っています。しかし私はここであえて「まあ、ちょっと待て」と言っておきます。先週もちょっと書きましたが、昨日の韓国はやはり国立でのチームとは様子が違っていました。前半など特に、前のように名波と中田に密着マークでパスを出させない、と言うしつこい守備ではなく、中盤が比較的ルーズで日本選手はかなり自由にプレーできていました。先制ゴールはだからこそ生まれたようなもの。名波がボールを左サイドに出し、相馬が持ち込んで低いセンタリング、これを中盤から上がって行った名波が押し込む、と言うことで、前回のゲームではありえないようなパターンだったと思います。2点目は、洪明甫が居なかったからああなった、と言う感じかな。後半の韓国の逆襲の時間帯で、高正云とチェ・ヨンス(漢字が出てこない...^^;)が居なかった、と言うのもラッキーでした。試合に賭けているものの大きさ、モティベーション、メンバー、いろいろな要素を考えると、徐々に登り坂に差しかかっている日本代表が完勝してあたりまえ、とも言えるように私は思います。
ただ、だからと言ってこの勝利を貶めようとしているわけでも何でもなくて、本来の日本の力からすればこの結果は当然なんだよ〜、と言いたいわけです、私は。現在韓国は5勝1敗1分で堂々の首位、一方の日本は2勝1敗4分で「暫定2位」と言うことですが、しかしこれは逆になっていても全然不思議ではなかった。しかし現在こうなってしまったということは、サッカーの技術とか戦術とかの問題ではなく、いわゆる「精神力」、と言うか、後藤健生さんが良く言われるように、日本人/日本代表の「ナイーブさ」が陰を落としているからだ、と言えそうに思います。リードしたときでもされたときでも、必要以上に大きく考えて平常心を失ってしまう。だからこそ、ドーハではロスタイムに大事な一点を守れなかったし、今年もこう言うことになってしまった、と言えるのではないでしょうか?今回のソウルでのゲームは、幸いにして韓国にはそれほど強烈な「勝とうとする意思」は必要ありませんでした。だからこそ、日本は本来持っている技術的な優位を発揮することができ、あのような良いゲームをして勝つことができました。だけど、これまで応援してきたサポーターなら身に染みて感じているようにW杯予選はそう甘いものではありません。これでもし今日のゲームでUAEが引き分け以下に終って、来週のカザフスタン戦で「勝てば2位確定」と言う状況になったときに平常心で戦えるか、更にそれがうまく行ったとして、次の第3代表決定戦でいつものゲームをできるかどうか。結局のところ、このへんがW杯出場経験があるかないか、なのかも知れませんけど。
ところで、昨日のゲームでカズ、呂比須の2人が2枚目のイエローを貰って次のゲームで出場停止になったことで、「いよいよ高木の登場か?」と言う感じになってきましたね。今日の中国新聞にも、「高木、最終戦復帰か/高木はチームのオフ期間中も独自にミニ・キャンプを張るなど調整は十分」と書かれています。このところ3試合連続ゴールの呂比須、これまで代表を外れたことの無かったカズが居ないのは不安ではありますが、しかし高木には高木の誰にも負けない武器があります。体調が十分なら立派に通用する、と信じています。


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