11/9〜11/15のサンフレッチェ日記


<97.11.15> 明日の日本×イランのゲームを、広島では安佐南区のボウリング場で中継するそうです。場所は緑井6丁目の「フィエラ・ディ・プローバ」。午後7時から試合終了まで、7階のボウリング場をサッカーファンに開放。場内の24のモニター画面を使って試合の映像を流す、とのこと。無料駐車場1000台分も確保するそうです。


<97.11.15> 昨日は出張のためホームページの更新ができませんでした。どうもすみません。今日以降のサンフの練習の予定をお知らせします。

11/15(土) 10:30 〜 トレーニング(紅白戦)、13:30 〜 トレーニングマッチ(対 マツダSC)(郷原グラウンド)
11/16(日) OFF
11/17(月) 10:30 〜 トレーニング(郷原グラウンド)
11/18(火) 10:30 〜、14:30〜 トレーニング(郷原グラウンド)
      14:00 〜 トレーニングマッチ(対 ジェラソン・フッツーロFC)(広域公園 補助競技場)
11/19(水) OFF
11/20(木) 10:30 〜 トレーニング(郷原グラウンド)
11/21(金) 10:30 〜 トレーニング(郷原グラウンド)

ところで、「ジェラソン・フッツーロFC」と言うのは、ブラジルの高校生のチームだそうです。郷原でのトレーニングが並行して組まれているところを見ると、ユースか、サテ+ユースあたりでお相手するんでしょうか?


<97.11.15> 明日はいよいよ「天下分け目」のW杯アジア第3代表決定戦。実力的にはアジアナンバーワン、と言われるイランが相手のこれ以上無い真剣勝負。背中がビリビリと痺れるような、厳しいゲームとなることが予想されます。これまで韓国戦、カザフ戦と、モチベーションの点で問題のあるチーム相手に連勝してきた日本代表と岡田監督の真価が問われるゲームとなります。選手達にはこれまで培ってきた力を信じて、自分達のサッカーを貫いて欲しいと切に願います。
ただ、厳しいゲームだ、と言う認識は相手のイランの方も一緒でしょう。むしろ、このところ勝てないゲームが続いていること、監督とコーチ陣だけでなく、国内の関係者も軒並み首を切られていること、マレーシア入りがゲームの直前になること、泥濘るんだピッチに慣れていないこと、そして主力選手に出場停止の選手がいる(中盤の要のバゲリは間違いないところですが、ツートップの一角アジジ、強烈なロングシュートの右SBマハダビキア等が欠場、と言うウワサもありますが、本当はどうなんでしょう?)ことなど、マイナス要因がやたらに多い。中東のチームは、ここぞと言うところでのファイティングスピリットにはすごいものがありますが、切れてしまったときに修正が利きにくい、と言う弱点もあります。もし日本戦でエキサイトしすぎてイエロー続出となり、その上負けてオーストラリアと対戦することになるとえらいことになる、と、まだチームを掌握しきれない新監督が考えても不思議ではないような気もします。そこらへんを考えると、イランは特別な日本対策は立てずにいつも通りのゲームプランで来て、勝てればよし、しかし無理をしてチームとしてのバランスは崩したくない、と考える、と予想します。ですからこちらはツートップにしっかりマークを付けて序盤にペースを握らせないようにし、DFが上がってくる裏を突く、と言うパターンで良さそう。私はたぶん、前半を2対0(1対0か、もしかして0対0でもいいかも)で折り返せれば、わりとあっさりとした展開で勝てるのではないか、と踏んでいます。前半にダエイあたりをいらつかせて、イエローを貰わせたりするともっといいでしょうね。でも逆に、前半のうちに1点でも許すと、こちらが何点取っていても危ないだろうな〜、とも思いますけど。
サンフサポーターとしては、唯一の代表候補となってしまった高木選手がメンバーに入るか、出場できるか、も心配なところですが、これまでスカウティングを担当してきてイランのゲームも2試合見た(と言う記事をどこかで見たような気がする)小野コーチがどのように相手を分析して、どのようなゲームプランで臨むのか、と言うところも非常に興味深いと思います。昨年大活躍した五輪代表も、スカウティングの結果を戦術に上手に応用して予選の山のサウジ戦、本選のブラジル戦に勝利を挙げたことを考えると、今度の代表の首脳陣は必ずや正しい戦術を立ててくれる、と私は信じています。あとは、選手達がチームの方針と自分達の実力に確信を持って、苦しい場面でパニックに陥らずに落ち着いてゲームを進めること。そうすれば自ずからフランスへの道は開けると思います。


<97.11.13> 先日のユース選手権の神戸戦について、もう少し詳しくお伝えします。サンフレッチェのメンバーは、
       若村

    足立 村木 松本

  行友   石川   杉山

    森崎和  森崎浩

     秋元  吉田
で、得点は前半43分と後半12分に神戸の加藤、後半31分に神戸の岸本と3点リードされたあと、後半35分に池田、41分に石川のゴールで追いすがるも及ばず、と言う展開でした。交替は後半15分に杉山、秋元に代わって駒野、池田、後半25分に森崎(どっちだろう?)に代わって林、28分に松本に代わって内田。月曜日にも書いたように、3点取られるまでは寝ていたようなゲームで、最後にようやく目が覚めた、と言う感じのゲーム。見どころといえばサンフの2点目で、吉田の超ロングスローがファーサイドまで届き、石川がちょっと頭を動かしたらすぽんと入った、と言う感じだったということでした。これでサンフは3勝1敗で予選リーグを終了。神戸が2勝1敗で追いかけていますが、得失点差で大きくリードしています。


<97.11.12> 今日発売の「サッカーマガジン」11/26号で、サンフレッチェが取り上げられています。「短期集中連載最終回 サバイバル for '99」の中で、タイトルは「あの日に帰りたい」。サブタイトルには「昔日の栄光よ、再び― ヴェルディ、サンフレッチェは蘇るのか」「2部転落へ意外な『候補』」と続きます。要するに、かつて優勝した両チームが今低迷し、「弱小クラブへと転落している」と言う記事なのです。合わせて2ページ、と決して分量は多くないのですが、かなり痛いところをえぐっている記事、と読めました。サンフレッチェの場合、低迷のきっかけはヤンセン前監督の就任からだが、本当の原因は深刻な財政危機にある、と分析しています。95年、ヤンセン監督が外国人の獲得をチームに要請したのにかかわらず財政面の問題からノーの返事をしたのに始まって、片野坂、ハシェック、森山などの選手の放出で得た移籍金も赤字補てんに使われ、更に昨年、ヤンセン監督の「攻撃的MFとリベロを獲って」と言う要請もようやく6月にサントスをとっただけ、と強化が思うように進まなかった2年間を総括しています。更に今年に入ってからも、怪我人続出にトムソン監督は早い段階からフィジオセラピストの獲得をリクエストしていたそうです。しかしそれも、経営陣は資金難からノーの返事。レンタルでの選手の獲得もかなわず、結局今年のような事態を招いてしまった、と言うことでした。来年に向けては、更に人件費の削減とそれに伴う選手の放出などが考えられ、ますます苦しくなる可能性もあるサンフレッチェ。人気が出ない、思うように強化ができない、勝てない、人気が落ちる、と言う悪循環にはまってしまい、出口が見つからない状況に見えます。しかし、「2部落ち」を避けるためには来年が勝負。今西総監督も「結果が出せなければ、責任を取る覚悟でいます」と強い危機感を持っているとのこと。我々も、なおいっそうのサポートをして行かなければならない、と思います。


<97.11.11> 遅くなりましたが今週のチームのスケジュール。今日11日は午前(10:30)と午後(14:30)の2部練習で、場所は郷原グラウンド。明日はOFFで、13、14日はいずれも10:30より郷原グラウンドで練習です。


<97.11.10> 昨日発表された日本代表のマレーシア遠征のメンバーに、高木選手が選ばれました。高木選手は「選手起用は岡田さんが決めること。出してもらえるなら、先発でも途中出場でも、力を出しきるだけ」「カザフスタン戦では、出場直後は試合勘が戻らなかった。時間が経つに連れて戻ってきたが、今後の練習で更に仕上げたい」と語りました。一方、柳本選手と路木選手はここに来ての選出漏れ。一昨日既に通告されていたそうで、路木選手はカザフ戦後、無言でバスに乗り込んだ、とのこと。柳本選手は右足付け根の痛みが残っている、とのことで、「僕は完全な動きができないわけで納得できるが、路木は調子も悪くないのに残念」とチームメイトを気遣っていたそうです。


<97.11.10> Jユースカップ第5節、ヴィッセル神戸との対戦が昨日行われましたが、既に決勝リーグへの出場が決まっている(?)からか、サンフユースは覇気の無いゲームで2対3で敗れました。


<97.11.10> U-15の全日本ジュニアユース選手権中国地域予選の代表決定戦が、昨日広域公園補助競技場で行われ、サンフレッチェ広島ジュニアユースが味野中(岡山)を2-1(前半1-0)で下し、来月13日からの全国大会への出場を決めました。サンフレッチェは開始14秒に安永のゴールで先制しましたが、追加点を奪えず後半32分に同点に追いつかれました。しかしロスタイムに沖本のゴールで振り切って、初優勝を飾りました。


<97.11.10> 高校サッカー選手権の広島県大会準決勝が昨日広域公園第一球技場で行われ、沼田と山陽が勝って決勝に進出しました。
山陽   4|1-1|2 広島朝鮮
      |3-1|

沼田   2|0-0|0 松永
      |2-0|
決勝は15日午後3時5分より、広島スタジアムで行われます。


<97.11.9> 昨日のカザフスタン戦は、韓国戦で見せたチームの勢いが本物であったことを示す圧勝でした。呂比須、カズの不在を感じさせない代役の活躍を見て、日本選手の層も厚くなった、と感じましたし、またチームとしての形がしっかりできている、とも思いました。この2ケ月間、私もサポーターとして歓びも苦しみも経験しましたが、何度も書いたように我々よりももっと苦しんでいたのは選手達であり、監督を含めたスタッフたちだったはず。しかしこの中で、彼らは苦しみを克服し、崖っぷちから押し返して来たわけです。3-5-2から4-4-2に固定してプレッシングサッカーが戻ってきたことや、1点リードしても貪欲に2点目を取りに行っていること、相手の時間帯でも落ち着いて跳ね返せること、更にリードしている場面で時間稼ぎができるようになったこと、などチームとして確実に成長しているような印象です。第3代表決定戦の相手がイランになるか、サウジになるかは12日まで分かりませんが、どちらが来るにしろ「上り調子」とは言い難い相手です。特に難敵イランは、10/17の中国戦での勝利以来、負け、引き分け、負けと来て1ケ月間勝ち星に見放された状態。中盤の要、得点王のバケリが前のゲームのレッドカードで出場停止でもあります。またサウジも、この予選を通じて2点以上奪ったゲームは1試合しか無く、アウェイでは一つも勝っていません。我々は、昨日の勝利で浮かれることはありませんが、逆に次の相手を畏れる必要も無い。ここ2試合で見せてくれた自分達のサッカーを貫けば、必ずフランスへの道が開けると思います。
ところで、高木!昨日は30分弱の出場時間であったにも関わらず、やってくれました。勝負がほぼ決まった後の5点目とはいえ、カザフに1点を返されて雰囲気が悪くなりかかったところで相手を突き放すゴール。高木、と言えばヘッドのイメージがありますが、ピンポイントで低いクロスに合わせる技術もあるんだよ、と言うところを見せた、すばらしいゴールだったと思います。次のゲームに出れるかどうかはカズ、呂比須や他のFWとの兼ね合いになるわけですが、少なくとも体調、ゲーム勘の面で問題がないことを示したわけですし、きっと連れて行ってもらえるでしょう。更に柳本も、名良橋の累積警告と中西の怪我?で、チャンスが巡ってきそう。相馬が絶好調なので路木の出場は難しそうですが、最後の最後で、サンフの選手の活躍でフランス行きが決まる、と信じています。


<97.11.9> 昨日から始まった全日本ジュニアユース選手権中国地域予選に出場しているサンフレッチェのジュニアユースは、予選リーグを2勝0敗で終え今日の代表決定戦に駒を進めました。
【A組】
フジタSS     2-1 境港三中
味野中       1-0 フジタSS
味野中       6-1 境港三中

【B組】
サンフレッチェ広島 3-0 鴻南中
サンフレッチェ広島 2-1 くにびきFC
くにびきFC    1-1 鴻南中


<97.11.9> 高校サッカー選手権の広島県大会は、昨日決勝トーナメント1回戦を行って4試合が行われ、高校総体の覇者山陽は、昨年代表の美鈴が丘に雪辱を果たしました。
広島朝鮮 2|1-1|1 皆実
      |1-0|

山陽   4|3-1|1 美鈴が丘
      |1-0|

沼田   4|1-1|2 葦陽
      |3-1|

松永   2|1-1|2 大門
      |1-1|
      |0-0|
      |0-0|
     PK|5-4|
準決勝は今日、広域公園第一球技場で、沼田×松永、山陽×広島朝鮮で行われます。


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