4/13〜19のサンフレッチェ日記


<97.4.19>レッズ戦の直前情報ですが、前川選手が復帰するそうです。遠征メンバーは昨日の私の予想と同じで、アーノルドは入っていません。浦和は福田が復帰するそうです。では、国立に行ってきま〜す。


<97.4.18>サンフレッチェジュニアユースの流田雄一郎選手が、U-15日本代表に選出されました。26日から茨城県内での合宿に参加します。流田選手は169cm/59kgの左利きのゲームメーカーですが、U-15では左SBか守備的MFとしての選出だそうです。なお、U-15代表の河内監督は昨年までのサンフのサテライトのコーチ。99年のU-17世界大会(ワールドジュニアユースかな?)に向けての第一歩となります。


<97.4.18>明日は国立競技場で浦和レッズとの対戦。サンフはこれまで国立ではチャンピオンシップや天皇杯決勝などで何度か戦っていますが一度も勝ったことがありません。明日の試合もほぼ全スタジアムが真っ赤に染まる状態でやることになるでしょうが、チャンピオン決定戦に比べればプレッシャーもたいしたことは無いはず。そろそろトムソン戦術がきっちりはまって快勝!と言うシーンを見たいものです。(私も応援に行きます!)と言うことでメンバーの予想ですが、こんどこそ前川が復活する、としての予想です。
       前川
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     森保  桑原
 柳本           路木
     盧  サントス
    
       高木

SUB:下田、服部、吉田、笛、久保
柏戦とほとんど同じメンバーですが、この前の森保外しはカンフル剤で、今度は戻すと予想します。外国人の起用は相変わらず難しいのですが、ゴールを決めた盧とサントスは外したくないと言う私の希望です。しかし、この布陣(特にスリーバック)でレッズのカウンター攻撃を止めれるか、特に小島が岡野に対処できるか、と言うところがかなり不安ですので、この試合に限ってはフォーバックの方がいいような気もします。
        前川
       
  柳本 伊藤 ポポビッチ 路木
   
        森保
   吉田        桑原
       サントス
    
      盧   高木

SUB:下田、小島、服部、笛、久保
しかしトムソン監督のことですから、私のようなシロートが思いも付かないような起用をしてくれる、と期待しちゃいますね。


<97.4.18>一昨日の柏戦ですが、私はトムソン監督の起用法に凄味、を感じて鳥肌が立ちました。森保を使わなかったこと、これは前の試合の森保の出来が良くなく、中盤から前線へのビルドアップができなかったこと、それから桑原が自信をつけつつあることなどを考えて「ありうる」とは思っていました。しかし、本当に外してくるとは。新聞によれば森保選手は「これが一番いい形でしょう。外れる予感はあった」と語っていたそうですが、もしかして彼は今、自分のプレーに迷いがあるのかなぁ。トムソン監督は前から「特に誰をリーダー、とは考えない。全員がキャプテン」と言っていたので、そのためのカンフル剤としての森保はずし、だったのかも知れませんが。しかしそれよりも驚いたのは、アーノルドを使わず盧を起用したことです。アーノルドはトムソン監督が自分の戦術を理解できる選手、と言うことでわざわざオランダから呼んだ選手です。逆に盧は今年限りを公言しています。ところがそんなことは(たぶん)一切構わずに、単に戦術的な要求からアーノルドを外して盧を起用してきたのです。高木、アーノルドのツートップは、確かに高さも、技術も、破壊力もあって魅力的です。しかしどちらもパッサーでも走り回るタイプでもないので、どうしても第2列が薄くなってしまう。いくらサントスが優れたゲームメーカーでも、サポートが無いと機能しない、と言うのは最初の磐田戦ではっきりしたわけです。しかし、それはきっとサイドとのコンビネーションが悪いからで、中盤とサイドとのパス交換さえ上手に行けばなんとかなる、だからメンバーは変えてこないだろう、と私は踏んだのですが、トムソン監督は違いました。アーノルドの代わりに盧を入れ、敗れはしましたが中盤を圧倒的に支配する、と言うゲームを演出しました。昨年のヤンセン監督は、多少出来が悪くてもほとんどメンバーや戦術を変えてこない監督で有名でした。それとこのトムソン監督が、いかに違っていることか!トムソン監督の公式戦の成績は今のところ2勝5敗1分。いまだ成功している、とはとても言えません。しかしこれからどうなっていくのか、非常に期待できそうな気がするじゃありませんか。私はトムソン監督に付いていくぞ!


<97.4.18>第二節終了時点での出場選手の記録です。

位置

選手

出場時間

GK

前川

--

--

下田

180

山口

sub

sub

DF

ポポビッチ

○Y

180

伊藤

180

小島

180

上村

--

--

影山

--

--

MF

柳本

180

桑原

180

路木

○Y

165

森保

sub

75

服部

sub

sub

若井

--

--

吉田

85

sub

sub

金本

--

--

サントス

180

久保

35

FW

高木

180

アーノルド

--

90

廣池

--

--

山根

--

--

○フル出場 ▽途中交代 △途中出場 ▼途中退場 ×出場停止 --登録無し sub控えメンバー


<97.4.17>Jリーグファーストステージ第2節、柏レイソルをビッグアーチに迎えたゲームは、2対3で敗れ2連敗となりました。このゲーム、私は出張のためビデオを録ったものの見ていないのですが、試合のペースとしては圧倒的にサンフで、中盤でボールが良く回り左右のWBも機能して非常に小気味のいい展開だったそうです。結果として前半はサンフレッチェのシュートは7本を数えたのに対しレイソルはわずかに1本。しかしその1本が問題でした。前半41分、小島が左サイドからバックパスしたボールは左にカーブを描いてまるで横パスのようになり、それをダッシュ一番でさらったエジウソンに先制ゴールを決められたのです。後半はレイソルも盛り返してお互いにせめぎあいとなり、後半13分にはエジウソンがワンツーから抜け出して(?)レイソル2点目。その1分後、今度は高木、盧とボールがきれいに繋がって最後はサントスが決め1点差、と言う展開でした。(だそうです。)後半18分には今度はジャメーリが抜け出してレイソル3点目。終了間際に盧が「怒りのゴール」を決めまた1点差に詰め寄りましたが、追撃も及ばずタイムアップ。後半はシュート数5対5、ゴールも2対2で互角だったと言えるようですが、やはり前半のチャンスを生かせなかったこと、一つのミスを突かれたことがこの日の敗因でした。(私の感想などは、また後で書く予定です。)


<97.4.16>サンフレッチェ対柏レイソルの先発メンバーです。サンフレッチェは、GK:下田、DF:ポポビッチ、伊藤、小島、MF:柳本、桑原、吉田、路木、サントス、盧、FW:高木(SUB:山口、森保、笛、服部、久保)と、アーノルド、森保を外して盧と吉田を使ってきました。一方のレイソルは、GK:土肥、DF:沢田、萩村、渡辺、片野坂、MF:下平、バウディール、横山、加藤望、FW:ジャメーリ、エジウソン(SUB:加藤竜、石川、酒井、棚田、有馬)の4-4-2です。


<97.4.16>今朝の直前情報を中国新聞から。まず肩に不安のある前川選手ですがまだ状態が良くないようで、登録予定メンバーには無く、GKは下田の先発になりそうです。またトムソン監督は「開幕戦のメンバーから一人か二人は代える」と言っていたそうで、小笠記者は「盧の先発か、あるいは中盤の構成を変える」と予想していました。


<97.4.15>明日はリーグ戦の地元開幕の柏戦。ナビスコ杯では2戦とも完敗でしたが今度はサンフもフルメンバーです。アントニオが欠けてDFに不安のある柏とはいい勝負ができると思います。
       前川
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     森保  桑原
 柳本           路木
      サントス
    
   アーノルド  高木

SUB:下田、服部、吉田、笛、久保
今度は前川も出場できると思われますので、磐田戦のメンバーのGKを代えただけの布陣を予想します。前の試合は負けましたが、全体的には悪くはなかったわけですし、ある程度メンバーを固定してコンビネーションの確立を図るべきでしょう。代わる可能性があるとすれば、サントスのところに盧を使う、と言うパターンですが、この前のゲームでのサントスの貢献度を考えると代えにくいと思います。


<97.4.15>今朝の中国新聞によりますと、昨年10月に左ひざ前十字じん帯断裂の重傷を負った上村選手が昨日から屋外トレーニングを開始したそうです。リハビリ中は上半身の筋肉トレーニングに励んだおかげで昨年の服が着れなくなったほどで、これからは下半身の強化に努め6月の完全合流、7月からの出場が目標だ、とのことです。


<97.4.15>昨日、録画していたジュビロ戦のビデオを見ました。全体的にワンタッチ、ツータッチのパスをつないで行って、局面ではドリブル突破やロングボール攻撃を、と言う感じで、見て面白いサッカーをしそうなトムソン監督の戦術に好感を持ちました。ただし、同じ様なサッカーで対するジュビロとは完成度の点で負けている。サンフの選手が中盤よりやや後方でボールをつなぐうちにジュビロの速いプレスにかかってボールを奪われ、名波を中心としたパス回しに翻弄される、と言う場面が多かったように思います。特に、両チームのゲームメーカーの名波とサントスが登場する場面を見ていると、名波はサンフの最終ラインよりちょっと前で良く顔を出すのに対し、サントスは中盤まで戻ってボールを受けることが多く、ここまでのボールの運び方の差が最終的な結果に繋がったように思いました。こういう場合、素早くサイドのスペースに開いて前線にボールを持ち込みたいところですが、両サイド、特に柳本の出来がいまひとつ。一昨日は新聞報道を元に「柳本にボールが来なかった」と書きましたがビデオで見る限りそうでもなかった。ボールを持って突破しようとするが相手に奪われたり、アーリークロスを上げるも味方に繋がらなかったり、とまるで代表でのヤナギを見ているような感じがしました。柳本のいい時は、相手左SBの後ろのスペースにボールを出してもらってそれに走り込むときなので確かにそういう場面はほとんど無かったのですが、もう少し自分一人でも局面を突破できるようなところを見せて欲しいところです。あと、良く目だっていたのは下田。ボールをファンブルしたりいくつかミスはあったのですが、1対1の決定的な場面を2度防いだり、バックパスに詰められても落ち着いて蹴り出したりと、まずまず合格点を上げてもいいと思います。失点の場面はどちらも名波のパス出しにサンフのDFラインが混乱してしまったのが原因。2点目は結果的に下田がスキラッチを倒してPKを与えてしまったわけですが、あそこは勇気を持って飛び出した方を評価したいと思います。飛び出しについてはもう一つエリア外までクリアに行った場面もありましたし、これは経験さえ積めば十分使えるキーパーになれる、と思いました。


<97.4.14>第一節終了時点での出場選手の記録です。

位置

選手

出場時間

GK

前川

--

下田

90

山口

sub

DF

ポポビッチ

○Y

90

伊藤

90

小島

90

上村

--

影山

--

MF

柳本

90

桑原

90

路木

75

森保

75

服部

sub

若井

--

吉田

15

sub

金本

--

サントス

90

久保

15

FW

高木

90

アーノルド

90

廣池

--

山根

--

○フル出場 ▽途中交代 △途中出場 ▼途中退場 ×出場停止 --登録無し sub控えメンバー


<97.4.13>昨日のリーグ戦の開幕戦、ジュビロ磐田との対戦は、前川の欠場により次のようなメンバーでした。
       下田
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     森保  桑原
 柳本           路木
      サントス
    
   アーノルド  高木

SUB:山口、服部、吉田、笛、久保
ゲームは、やる気は見れるものの開幕戦のムードに飲まれ空回りしてしまった、と言う展開だったそうです。特にトムソン監督の「数的に有利な状況をつくれ」と言う指示に忠実すぎたのか、中盤でのボールキープに神経を配りすぎるあまり攻めが遅くなり、その間に磐田のプレスの網に掛かって前線までボールを運べない、と言う展開が続いたらしい。特に、右WBに入った柳本のところにはボールがほとんど出ず、「宝の持ち腐れ」状態だったとか。そんな中で後半12分、オフサイドかと思われた名波のスルーパスに抜け出した中山に蹴り込まれて1点目を失い、後半21分にはスキラッチが抜け出したところを下田がひっかけた、と取られてPKとなり2点目を失いました。その後サンフは攻勢に出て、桑原やサントスのバー直撃のシュートなど惜しい場面もありましたが磐田のDFを崩せず、終了直前にサントスの芸術的なフリーキックで1点を返しただけに終りました。敗れた、とは言え優勝候補筆頭のジュビロと対等に戦った、と言うのはこの試合の収穫だと思います。「高木、柳本、路木の3人とのコンビがうまく絡んでくれれば...」とトムソン監督が試合後に語っていたそうですが、この日のゲームは代表選手が入っての初ゲーム。コンビネーションが噛み合わなくて当然でしょう。今後に期待を持たせるゲームだった、と言えそうです。


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