4/27-5/3のサンフレッチェ日記


<97.5.3>中国新聞より京都戦直前情報。なんと、守備の要ポポビッチが右足親指つけね痛で出場が微妙だそうです。トムソン監督は「スイーパーには柳本を起用する手があるし、右WBには吉田も笛もおり不安は無い」、伊藤は「ポポビッチが欠場しても、今のチーム状態なら変わりなくできる」とあまり不安視してはいないようですが。昨日の夕刊では、ボランチを一枚にして高木、久保、盧、サントスを並べる超攻撃的布陣を検討している、と言う様なことが書いてありましたが、残念ながらそれはお預けになりそうですね。と言うことでメンバーの最終予想ですが、
       前川
        
   伊藤  柳本  小島
   
     森保  桑原
 吉田           路木
     盧  サントス
      
       高木

SUB:下田、笛、金本、服部、久保
となると思われます。


<97.5.2>盧選手の韓国代表復帰が昨日サンフレッチェより正式に発表されました。アジア大会以来2年半ぶりで、21日の日本代表との対戦に向けて19日に東京で合流する予定。W杯のアジア一次予選(今月末)には出場せず、来月中旬のコリアカップに出場予定です。このところ絶好調の盧。おそらくセレッソの高正云と共にトップかトップ下での起用になるものと思われますが、彼らの運動量と突破力は、エムボマにチンチンにされた代表(マリノス)DF陣にとってはいいトレーニングになりそうです。


<97.5.2>明日から府中町の揚倉山グラウンドで、「第1回サンフレッチェカップ」が開かれます。参加チームは、サンフの他福岡ブルックス、大塚ヴォルティスなどのジュニアユースや、尼崎選抜、益田選抜などの選抜チーム、府中中、府中緑が丘中、明野中(大分)などの中学校チームなど西日本の12チーム。3日は3組に分かれての予選リーグを行い、4日に順位決定リーグ、5日には交流試合を行います。


<97.5.1>第6節は、このところ3連敗と調子の出ない京都が相手。確実に勝ちを収めて上位に食らいついていきたいところです。サンフレッチェは調子の出てきたアーノルドの戦線離脱が痛いところですが、サントス、久保と後を埋める人材が豊富なのが昨年と違うところ。どちらを起用するか、はトムソン監督も悩んでいるような気配がありますが、ここは2試合休んで体調万全のサントスの大爆発に期待したいところです。
       前川
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  桑原
 柳本           路木
     盧 サントス
        
       高木

SUB:下田、服部、森保、笛、久保
ただ、サントスがいない方が周りがパスをもらいによく動く、と言う説もありますので、本音を言えばトップ下に久保を入れたいところです。おそらく、試合展開によっては後半の頭から投入、と言うことになるのでは?なお、既報のとおり3日は小中学生無料、また1時からサッカー教室などのイベントがあります。天気予報が悪いのがちょっと心配ですが...


<97.4.30>第5節終了時点での出場選手の記録です。

位置

選手

●磐

●柏

◎浦

◎G

◎川

 京

 市

 平

 M

 清

 福

 C

 神

 鹿

 名

 F

出場時間

GK

前川和也

--

--

270

下田 崇

sub

sub

sub

180

山口哲治

sub

sub

--

--

--

DF

ポポビッチ

○Y

450

伊藤哲也

450

小島光顕

450

MF

柳本啓成

450

桑原裕義

○Y

450

路木龍次

○Y

435

森保 一

sub

△Y

152

服部公太

sub

sub

sub

sub

sub

吉田康弘

○Y

355

笛 真人

sub

sub

sub

--

sub

金本圭太

--

--

--

sub

--

サントス

--

--

236

盧 廷潤

--

359

久保竜彦

57

FW

高木琢也

429

アーノルド

--

--

227

◎90分勝利 ☆Vゴール勝ち □PK勝ち ●敗戦

○フル出場 ▽途中交代 △途中出場 ▼途中退場 ×出場停止 --登録無し sub控えメンバー


<97.4.29>左腕を痛めていたアーノルド選手が昨日精密検査を受けたところ、剥離骨折で治療4週間、と診断されたそうです。(今朝の中国新聞より。)アーノルドは今日いったんオーストラリアに帰国し、2週間で再来日する予定です。トムソン監督は、「京都戦は相手の戦力を分析して、サントスや久保をどう起用するか考えたい」と語っていたそうです。

せっかくメンバーが固定してきてリズムが良くなってきたのに、全く痛い戦線離脱ですね。普通に考えればサントスを入れるところですが、アーノルドの果たしていた役割を考えると久保の方を入れた方がいいかもしれないし。前とその前のゲームでアーノルドの代わりに森保を入れた、と言うトムソン采配に、この難問を解く鍵があるかも知れませんね。


<97.4.28>リーグ戦では、ずっと終盤での途中交代要員となっている久保ですが、どうも起用法に不満があるのか首脳陣としっくり行っていない、と言う様子が見られたそうです。(伝聞ですので詳しくは書きませんが。)確かに現状では高木、盧、アーノルド、サントスと攻撃の駒が豊富で、この4人をいかにうまく回転させるかですら大変なところ。いくら期待の選手だとは言え久保を先発で使う余地は無い、とは素人の私でも分かります。逆にそう言う中でさえ、トムソン監督は少しでもゲームに出して使ってみよう、としているのは久保に対する期待の表れだと思います。久保はそれに答えて、短い時間でもいいから結果を出して徐々に出場時間を長くしていく努力をすべきです。それがもし、本当に起用法が不満で不貞腐れているとしたら、それは自分で自分の首を絞めることになるでしょう。サンフの若手の中では一番の期待を担っているだけに、なんとか謙虚な気持ちですくすくと育って欲しいと思います。


<97.4.27>昨日のヴェルディとのゲーム、BSでの放送は深夜だったのでビデオにとっただけで見ていませんので、新聞報道や観戦した方の感想から再構成してみます。布陣ですが、
       前川
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  桑原
 柳本           路木
     盧
        アーノルド(62分森保)
      高木(76分久保)

SUB:下田、服部、森保、笛、久保
と前節と同じです。ゲームは前半から完全にサンフレッチェのペース。パスの出し手と受け手の意思が良く通じて、非常にスムーズな攻撃を見せます。中盤の素早いチェックからボールを奪うと日本代表の両サイドに展開して川崎ゴールを脅かします。そんな中、左サイドを切れ込んだ路木がゴールライン沿いに突破しようとするとヴェルディの永井がたまらずファウル。これでもらったPKを、高木が真ん中にずどんと決めて先制しました。この路木が突破したシーンは、高木とアーノルドがヴェルディのDFの選手を引きつけて左サイドを手薄にしたから、だそうです。2点目は盧から柳本に出たボールから。柳本が右サイドに持ち込み、中央で待つアーノルドがダイビングヘッドを決めました。ここでは、盧がボールを持つと全員が「ヤナギがフリーだ!」と声が出たそうです。課題だったコーチングが解決されつつある、ということでしょうか。またアーノルドは、開始早々相手とのクロスプレーで転倒して左ひじを強打し、激しい傷みをこらえながらのプレーだったとか。攻撃だけでなく、守備の出来の良さもこの日の勝利の原因でした。ラインを統率するポポビッチ、ブッフバルトばりのスライディングタックルを再三見せる小島、エムボマを完封して波に乗る伊藤。この3人が個人技のあるヴェルディの選手の突破を許しません。余裕の前川は、再三サポーター席に向かって手を振るような場面もあったそうです。
後半もまた圧倒的にサンフのペースで、ヴェルディは防戦一方。が、どうもシュートまで行きません。そうこうするうちにアーノルドに代わって森保、高木に代わって久保を入れ、守備固め体制に入ると徐々にちぐはぐになりました。特に全員が引いた中で久保だけが空回りしているようなシーンもあった、とのこと。最後はヴェルディに1点を奪われ、なおも攻められ危ないシーンもありましたが、昨年のように落ち着きを失うことも無く凌ぎ切りました。これでサンフレッチェは一昨年以来の3連勝。毎試合飛躍的に良くなる試合内容は、今後への期待を大いに高めてくれます。柳本はインタビューで、「優勝を狙えるでしょう」と問いかけられて「自分はもちろんそのつもり」と答えていたそうです。


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