5/11〜5/17のサンフレッチェ日記


<97.5.17>今朝の新聞報道によると、アーノルドは左腕を固定しての出場となる模様。また柳本もまだ痛みが残るものの、昨日の練習は全てこなしたため今日は出場する、とのことです。左足首を痛めているサントスを加え3人が怪我をおしての強行出場となります。この3人が欠けるとなると点が入りそうに無いので無理をしてでも、と言う気持ちも分かりますが、悪化させて選手生命に響いたりしたらそちらの方が困るのですが。フィジカルコーチがいれば、そこらへんはちゃんとできるんでしょうけど。遠征メンバーを元にすると、次のようなメンバーになりそうです。
       前川
        
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  桑原
  柳本         路木
      サントス
          久保
    アーノルド

SUB:下田、森保、金本、安部、山根
サブのメンバーでは、服部、笛、影山が落ちて安部、山根が入りました。服部はユース代表のキャンプに出ているための欠場でしょう。


<97.5.17>一昨日、サテライトが福山大学とトレーニングマッチを行い、3対1で勝ったそうです。得点は松永2と大木。安武、岩村、荒木など新人選手中心のメンバーでした。


<97.5.16>明日のマリノス戦の予想です。高木に加えて柳本と盧が欠場、と言うことで、怪我の回復具合が心配されるサントスとアーノルドは多少無理してでも出場するしかないと思われます。もっとも、それでこの2人がまたコンディションを崩すようでは元も子もないのですが...
       前川
        
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  森保
  桑原         路木
      サントス
          久保
    アーノルド

SUB:下田、笛、金本、服部、山根
先日の平塚戦の布陣のうち、高木をアーノルドに代えたものです。あの時は桑原が急遽右WBに入ってコンビネーションがあわず苦労していましたが、前もって分かっていればセンスのある桑原のこと、なんとかしてくれるでしょう。


<97.5.16>昨日の郷原グラウンドでの練習には、怪我で戦列を離れていた柳本と盧が合流しましたが、どちらも痛みをこらえながらの状態でとても本調子とは言えないようです。どうやらマリノス戦での出場は難しそうです。さらに昨日の練習ではサントスが左足首をひねりました。テーピングすることでなんとか出場できる、と言うことですが、それにしてもこの故障者続出の事態にトムソン監督は、「誰をどう使うかは試合当日まで分からない」と頭を抱えていたそうです。それにしてもこのところ怪我の多いサンフ。フィジカルコーチ不在が響いているのは間違いないところでしょう。「ナンバー」418号には2度の骨折から復帰したガンバの木山選手と彼をサポートしたアスレチック・トレーナーのユン・テジョの話が「スポーツノンフィクション大賞受賞作」として載っていましたが、それによるとアメリカアスレチック・トレーナーズ協会(NATA)のライセンスを持つトレーナーは日本に30人ほど、そのうちサッカー界で仕事をしている人は6人しかいないそうです。日本には、このようなスポーツ医学を専門に教える課程はありませんから、この人数は「日本のスポーツ医学の専門家の数」とほとんど同じ、と考えてもいいでしょう。それを思うと、優れたフィジカルコーチを持つことは非常に難しいのかも知れません。しかし、それなら例えば外国人を雇うとか、なんとか方法を考えて欲しいものです。


<97.5.9>第8節終了時点での出場選手の記録です。

位置

選手

●磐

●柏

◎浦

◎G

◎川

◎京

●市

●平

 M

 清

 福

 C

 神

 鹿

 名

 F

出場時間

GK

前川和也

--

--

565

下田 崇

sub

sub

sub

sub

sub

sub

180

山口哲治

sub

sub

--

--

--

--

--

--

DF

ポポビッチ

○Y

--

--

549

伊藤哲也

745

小島光顕

745

影山貴志

--

--

--

--

--

--

--

sub

MF

柳本啓成

--

646

桑原裕義

○Y

745

路木龍次

○Y

730

森保 一

sub

△Y

340

服部公太

sub

sub

sub

sub

sub

sub

sub

24

吉田康弘

○Y

650

笛 真人

sub

sub

sub

--

sub

83

金本圭太

--

--

--

sub

--

sub

sub

sub

サントス

--

--

△Y

448

盧 廷潤

--

--

539

久保竜彦

268

FW

高木琢也

711

アーノルド

--

--

--

--

--

227

◎90分勝利 ☆Vゴール勝ち □PK勝ち ●敗戦

○フル出場 ▽途中交代 △途中出場 ▼途中退場 ×出場停止 --登録無し sub控えメンバー

Yイエローカード


<97.5.15>7月26日に行われるオールスターゲームのファン投票の中間集計の発表で、サンフ勢は前川、柳本、路木、高木の3選手がランクインしていることが分かりました。中でも柳本は、2位堀池の倍近い得票でDF部門のトップを走っています。その他前川は伊藤(名古屋)、ジルマール(セレッソ)に次いで3位、路木はMFの9位、高木は5位です。サンフ勢は確か昨年は柳本1人が選出されただけだったはず。サポーターの力で、もっとたくさん選出しよう!なお、投票葉書はチケットピア契約のプレイガイド、スポーツ店、Jリーグ関連ショップ(カテゴリー1のことか?)で販売しています。また、Jリーグのゲームでも配布しています。


<97.5.14>怪我の状況の続報です。高木選手は肉離れ寸前の状態だったとのこと。柳本選手はやや軽傷ですが、様子を見て17日のマリノス戦に出れないようなら日韓戦も辞退するようです。2人とも3月以降の代表とリーグ戦と続いたハードスケジュールで疲れがたまっているのでしょうか?2人ともせっかく好調を持続していたのに残念ではありますが、ここはひとつゆっくりと休んで欲しいと思います。また盧はかなり回復しているようですが、これも木曜日に今後のゲームに出るかどうか、を判断するそうです。逆にアーノルドは、昨日の練習からチームに合流しました。腕の骨折はまだ直っておらず左ひじをテーピングで直角に固定したままの姿だったそうですが、「トレーニングは欠かさなかった」とのことですべてのメニューを消化し、復調ぶりをアピールしていたそうです。本人は17日のマリノス戦に「必ず出場する」と言っていたそうですが、トムソン監督は「16日までの練習で決めたい」と慎重な姿勢です。


<97.5.13>高木、柳本両選手の怪我の状況が今朝の中国新聞に載っていました。それによると高木は「右足ハムストリング筋挫傷で治療2週間」で24日の清水戦に間に合うかどうか、柳本は「左右内転筋炎症で数日で復帰できる見込み」とのことです。これにより、高木選手は日韓戦に向けての日本代表を辞退しました。


<97.5.13>昨日、日韓戦に向けての日本代表が発表されました。サンフレッチェからは柳本、路木の両サイドバックがW杯予選オマーンラウンドに続いて選出。柳本は「伝統ある日韓戦に選ばれうれしい」「対戦成績は良くないが、新しい歴史を作る」、路木は「選ばれるとは思っていなかったので光栄」「どんな役割でもベストを尽くす」と語ったそうです。路木が出場できればたぶん盧選手とのマッチアップが見られることになりますね。楽しみです。なお、その他の代表メンバーは次の通り。
GK:小島(平塚)、川口(横浜M)
DF:井原、小村(横浜M)、秋田、相馬(鹿島)、中村(川崎)、柳本、路木(広島)、斎藤(清水)
MF:北澤(川崎)、山口(横浜F)、本田(鹿島)、下平(柏)、森島(C大阪)、名波(磐田)、平野(名古屋)、中田(平塚)
FW:三浦知(川崎)、岡野(浦和)、城(横浜M)、西澤(C大阪)


<97.5.13>この代表メンバーで入れ換わりがあったのは、高木、前園が外れて下平、平野、中田、西澤が選ばれた、と言うところです。中田は先日の広島×平塚戦を見た限りでもただひとり光ったプレーをしていましたし、今後の代表のレベルアップのためにはぜひとも必要な選手。そのマイペースぶりがよく話題にされますし、現代表とフィットするかどうかが問題ですが、いずれは彼の時代が来るのは確実でしょう。たぶんいきなり先発出場、と言うことは無く、ゲームの後半あたりから名波、あるいは森島に代わっての出場となるでしょうが、果たしてそこでリズムを変えるような働きができるかどうか、見ものです。
もう1人の注目株はセレッソの西澤。サンフの久保とは生まれた日も同じなら、180cmの長身FWでヘッドに強く柔軟性もあり、昨年のナビスコ杯から頭角を現してきた、と言うところまで同じ。違うのは、チームでレギュラーを取っているかいないかだけ、と言ってもいい。代表にとって高木に何かあったときに誰が出るか、は昔からの課題ですから、西澤はちょうど良いときにチャンスを掴んだ、と言えるでしょう。久保は今、自分自身のチームと、いろいろとフィットしていないところに悩んでいるんじゃないかと思いますが、いつかきっと、またチャンスが巡ってきます。その時にそのチャンスを逃さないためには、今はひたすら練習し、出れた試合では必死で頑張る、それしかないのではないかと思います。


<97.5.12>前節急きょ欠場した柳本選手ですが、スポーツヘルニアだ、と言う噂もあるようです。高木選手とともに今日精密検査を受けることになりますが、この分では21日の日韓戦や6月のW杯予選など代表の試合にも出れないかも。


<97.5.12>昨日広島スタジアムで行われたサテライト予選リーグ最終戦で、サンフレッチェは笛、安部がゴールをあげましたが2対4(前半1対2)でガンバに敗れました。しかし、C組首位を守り7月6日の準決勝に進出することが決まりました。


<97.5.12>一昨日より中国サッカーリーグが開幕し、2連覇を目指すマツダSCなどが勝ちました。
マツダSC 5|4-0|1 NKK福山
       |1-1|

広島フジタ 1|1-0|0 ヤマコーSC
SC     |0-0|

広島教員  2|1-0|0 三菱石油
       |1-0|

三菱自工  3|0-0|2 山口教員
SC     |3-2|


<97.5.11>昨日の平塚戦は、延長の末Vゴールを決められ0対1で敗れました。先発メンバーは
       前川
        
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  森保
 桑原           路木
      サントス
         久保
      高木

SUB:下田、笛、金本、服部、影山
と言う感じ。登録上はサントスがFW、久保がMFでしたが、サントスはトップ下であまり動かず久保がその周りを走り回る、と言う感じでした。試合前の選手紹介では柳本がMFに入っていて森保がサブ、笛がサブにも入っていない、と言うことだったのですが...(新聞などの情報によると、柳本は9日の練習中に両足の付け根を痛めていたそうで、直前になって出場を見合わせたそうです。)観戦していた我々には「メンバーに変更がありました」とのスタジアムジョッキーのアナウンスがあっただけで、柳本に何があったの、桑原の右サイドは大丈夫か、森保は、久保は、サントスはどう?と心配が募るキックオフでした。
しかし、その心配とはウラハラに前半30分ほどサンフはなかなか良いサッカーを展開します。中盤をほとんど支配し、ベルマーレにゲームの形を作らせません。路木は中田を抑え、桑原は鋭い攻めは見せないものの主にアーリークロスで前線での攻撃の構築に貢献し、サントスは真ん中にどっしりと構えてパッサーに撤し、時折前線に絡んでシュートを放つ、といつ点が入るか、期待いっぱいの展開でした。が、シュートを打ってもなかなかボールが枠に行かなかったり、あるいはキーパーの正面だったり。8千人弱の観客は「うゎ〜!」と沸いて「あ〜あ」と溜息、と言うパターンを繰り返します。そうこうするうちに前半の後半ぐらいからベルマーレもペースをつかみ、互角の展開に。双方共にゴール前にボールを持ち込んできわどい場面をしばしば演出します。が、どちらも決定力を欠いて「チャンスが沢山あって楽しいゲーム」と喜んでいいのやら、「点が入らなくてつまらないゲーム」と悲しんでいいのやら。特にそういう雰囲気を演出したのがサントスでしょうか?独り善がりのプレーやボールの持ちすぎなどの悪い癖は出ず、中盤のタメを作る、前線に絡む、と本来の仕事ができていたのですが、打っても打ってもシュートが決まらない。強いシュートは枠を外れ、ループ気味に浮かしたシュートは飛び出していなかったキーパーの胸に入ったり。久保は、と言うと、よく走り回るのですが、一歩目が遅い(展開に対する読みが悪いのかな?)感じで決定的な場面を作れません。高木はポストプレーには頑張るんだけどなかなかシュートが打てません。森保は、チームを引っ張ろうとイレブンを鼓舞し続け、積極的にシュートにも行きますがこれもどうも空回り気味。後半20分ごろ、トムソン監督は「高木のまわりにスペースを作りサントスとの連係を良くしようとした」と久保を服部と交代し、路木が中に絞り気味のポジションにしました。おそらく、疲れてきたサントスをFWに固定してゴール前での仕事に専念させよう、と言う意図もあったのでしょう。しかし、結果的にはこの交代が裏目に出ます。突然高木が、DFと競り合った後歩いてピッチの外へ。急遽笛が呼ばれ、交代でFWに入ります。どうも太ももの裏を痛めたらしく大事を取ったようですが、元々FWの選手とは言えここのところSBやDFでの起用が続いていた笛に高木の代役がつとまるわけがありません。バテバテのサントスとのツートップではセットプレー以外では点が入るような気がしませんでした。結局ゲームは、そのまま延長に入りVゴール負け。ベルマーレ中田の技に敗れた形でした。


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