5/18〜5/24のサンフレッチェ日記


<97.5.24>今朝の中国新聞によれば、柳本、ポポビッチも欠場という非常事態で、23日の練習ではリベロに桑原、右WBに金本を入れ、中盤に久保、森保、吉田を並べる、と言う布陣を練習していたそうです。中盤の構成が良く分からないのですが、ボランチを森保1人にして久保、吉田を前目に入れた布陣なのでしょうか?それから、安武が初めて遠征メンバーに入っています。以上まとめると、
       下田
        
   伊藤  桑原  小島
   
  金本   森保   路木
     吉田  久保
     
   サントス アーノルド

SUB:山口、安武、服部、安部、山根(笛)
とにかく前半は耐えて、後半勝負の形に持ち込みたいところ。マリノス戦のような展開になると今度こそ本当に壊れてしまいそう...


<97.5.23>清水戦のメンバー予想です。怪我で出れないことが確実な選手は高木、前川、盧。柳本は微妙ですが、「W杯予選では代表に復帰したい」と意欲を示していたようですので出るような気がします。
       下田
        
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  桑原
  柳本         路木
    サントス  久保
         
      アーノルド

SUB:山口、森保、服部、安部、山根
先週のゲームの最初の布陣で、GKを交代しただけです。今週は先週と違って出れないメンバーが予め分かっていますから、久保ももう少しましな動きができるはず、またアーノルドも先週よりは良くなっているでしょう。このポジションが機能しなかったら、例えば久保を下げて森保を入れ中盤を厚くしてサントスの負担を軽減する、といった方策が必要になるかも知れません。


<97.5.23> 第9節終了時点での出場選手の記録です。

位置

選手

●磐

●柏

◎浦

◎G

◎川

◎京

●市

●平

●M

 清

 福

 C

 神

 鹿

 名

 F

出場時間

GK

前川和也

--

--

600

下田 崇

sub

sub

sub

sub

sub

sub

190

山口哲治

sub

sub

--

--

--

--

--

--

--

DF

ポポビッチ

○Y

--

--

○Y

639

伊藤哲也

835

小島光顕

835

影山貴志

--

--

--

--

--

--

--

sub

--

MF

柳本啓成

--

736

桑原裕義

○Y

835

路木龍次

○Y

○Y

820

森保 一

sub

△Y

sub

340

服部公太

sub

sub

sub

sub

sub

sub

sub

--

24

吉田康弘

○Y

740

笛 真人

sub

sub

sub

--

sub

--

83

金本圭太

--

--

--

sub

--

sub

sub

sub

sub

安部雄大

--

--

--

--

--

--

--

--

sub

山根 巌

--

--

--

--

--

--

--

--

sub

サントス

--

--

△Y

○Y

538

盧 廷潤

--

--

--

539

久保竜彦

○Y

358

FW

高木琢也

--

711

アーノルド

--

--

--

--

--

317

◎90分勝利 ☆Vゴール勝ち □PK勝ち ●敗戦

○フル出場 ▽途中交代 △途中出場 ▼途中退場 ×出場停止 --登録無し sub控えメンバー

Yイエローカード


<97.5.22>昨日の日韓戦では路木選手が2度目(左SBとしては初)の先発をし、相馬選手と後半24分に交代するまでアピールしました。序盤は、満員の国立競技場の雰囲気に飲まれたのか今一つ思い切りが足りず相手DFに引っ掛けられたり突破できなかったり、といまひとつの出来でしたが、慣れるに従い徐々に力を発揮しクロスを連発、前半の日本の攻勢を演出しました。名波など中盤からの選手とのコンビネーションにやや問題があり、フリーで突破する場面が少なく1対1の勝負が多かったので、完全にフリーで上げる場面はほとんどなく「クロスの質」と言う点では課題を残しましたが、路木の持ち味であるサイドを深くえぐってのセンタリングが国際試合でも出せることを示したことは、今後の代表にとっても収穫だったと思います。交代で出場した相馬が守備にやや不安があり、中に切り込んでの右足でのクロスが持ち味であることを考えると、違うタイプの路木が居る、と言うことはライバルとしても、バックアップとしても重要です。少なくとも4年前のオフト代表の「都並の悲劇」の再現だけは無いでしょうね。


<97.5.22>昨日、盧選手が「椎間板ヘルニア」で手術を受けました。1カ月の入院が必要で復帰まで3カ月かかる、と言うことで、ファーストステージは絶望となりました。なお、韓国代表の車監督は、「彼は必要な選手。回復を待ちたい」「秋のW杯2次予選では期待している」と語ったそうです。


<97.5.22>今日府中町の揚倉山で、サテライトチームが中国リーグのトップを走るマツダSCとトレーニングマッチを行います。


<97.5.22>U-20代表の一員としてマレーシア合宿に参加していた服部選手が、昨日帰国しました。今日から練習に合流する予定です。


<97.5.21>今日は選手情報。日韓戦に向けての日本代表合宿に参加している柳本、路木の両選手ですが、路木選手は紅白戦でレギュラーチームの一員として出ていたらしく、先発の可能性があるそうです。逆に柳本選手は体調が思わしくなく、代表練習でもずっと別メニュー。今日の様子を見てゲーム前に帰広するかもしれないとか。一昨日「右肩関節包炎」で治療2週間と診断された前川選手は、痛みは少なくなったものの肩を回せない状態で、昨日の練習には参加したものの31日の福岡戦への出場も微妙です。17日から屋外練習を始めていた高木選手も、24日は無理で31日に間に合うかどうか、と言う状態だそうです。更に腰痛で戦列を離れていた盧選手はヘルニアとの診断で既に入院しており、今日手術になるかもしれない、とのことで、復帰までは数カ月かかる可能性があるようです。一方、長期離脱の上村選手ですが、リハビリは順調で「70%ぐらいまで来ている」とのこと。後1カ月ぐらいでチーム練習に合流できそうです。
それにしても、「サンフの選手と盧選手との対決か!?」と期待していた日韓戦ですが、故障者続出で期待は路木だけになってしまいました。


<97.5.20>決勝トーナメント進出を決めたサテライトですが、準決勝、決勝の日程が決まりました。準決勝は7月6日。ジュビロ磐田と静岡県竜洋町スポーツセンターで対戦します。またこのゲームに勝った場合、7月13日の決勝戦はビッグアーチで行われる予定です。


<97.5.19>昨年までサンフレッチェに在籍し、今年は故郷の北海道に帰ってコンサドーレのテストを受けた、と言う噂が伝えられていた萩野英明選手ですが、どうやら北海道一部リーグの「札幌大OB」チームに加入したそうです。これにより札幌大OBは3連覇を目指す北海道電力を脅かす存在になった、とのこと。頑張って欲しいものです。


<97.5.19>昨日行われた中国サッカーリーグ第2節の結果です。
マツダSC 4|1-0|1 ヤマコーSC
       |3-1|

NKK福山 3|0-1|2 広島フジタ
       |3-1|  SC

三菱石油  2|1-0|1 三菱自工
       |1-1|  SC

山口教員  1|1-0|1 広島教員
       |0-1|
      PK|4-2|
優勝候補のマツダSCは2連勝で早くもトップに立ちました。また今季昇格したNKK福山は初勝利です。


<97.5.19>マリノス戦について続けます。生観戦をしていたあるサポーターの方によると、「サントスが「10番」として攻撃に機能する一方で「チーム」は破綻してゆく、という現実もまた見せつけられ」た、と言う感想を持たれたそうです。(NiftyServe FSJL14番会議室#7674です。)サントスがボールを欲しがって前線からボランチの位置まで、あるいは右サイドから左サイドまで走り回ることにより、そのキープ力、突破力で「飛車角落ち」状態のサンフの攻撃を組み立てた。これによって劣勢を盛り返してゲームの形を作ることはできたわけです。しかしその一方で、サントスのかき回しによって相手ディフェンスだけでなく、味方のシステマティックな、コレクティブなフットボールもまた雲散霧消してしまった。「恐ろしくスカスカの中盤で桑原が2〜3人を相手にヒーヒー走り回っているの図、が延々と続き」、桑原が疲れ果て、ついでにサントスも疲れて走れなくなったゲーム終盤にはマリノスにいいように中盤でボールを回され、ロングボール攻撃しか手が無くなってしまった、と言うことです。盧が居て、前線からボールを追回し、ポストプレーのこぼれだまを拾えれば、おそらくサントスがこれほど動き回る必要は無かったのかも知れません。BSで解説の宮沢ミッシェルさんは、最初「久保がトップ下でどこに位置するか分からず混乱している」と言い、ベンチサイドの野地さんだったかが「トムソン監督が、前線のボールにはまず久保が絡め、と指示している」と言っていましたが、ひょっとすると最初はその盧の役割を、久保に果たさせるつもりだったのかも。(それでサントスがFW、久保がMFの登録だったわけ。)ところがその布陣が全く機能せず、それどころか立て続けに2失点してしまい、いきなりスクランブル体制を余儀なくされたと言うことなのではないか、と推察します。最後に足が止まったときに選手交代がなかった、と言う采配には若干疑問はありますが、いきなりめちゃめちゃになりそうなゲーム展開をなんとか修正して、一時的には五分のペースまで持ち込めた、と言うところにトムソン監督の力量を感じます。次のゲームまで1週間空きます。どのように修正してくるか、見守りたいと思います。


<97.5.18>第9節マリノス戦は、昨日三ツ沢で行われました。高木、盧を怪我で欠くサンフレッチェは、回復不十分の柳本、アーノルドが出場して次のような布陣でした。
       前川
        
   伊藤 ポポビッチ 小島
   
     吉田  桑原
  柳本         路木
        久保
    サントス
        アーノルド

SUB:下田、森保、金本、安部、山根
全員の意思統一が今一つで、特に久しぶりに攻撃的MFに入った久保がポジションを探してうろうろしているうちにサンフは立て続けに2点を失います。最初は開始2分、右サイドを城とのワンツーで抜け出した鈴木健仁にシュートを決められました。次いで8分、左サイドでの伊藤のファールで与えたフリーキックがゴール前の小村の頭へ。久保のマークと前川の飛び出しがあいまいで、前川の手に当たったボールがゴールに転々と転がってしまいました。あれよあれよと言う間の失点に、しかしサンフは久保とサントスのポジションをチェンジして反撃します。サントスの中盤でのキープ、路木の左サイドの突破などで徐々にペースをつかむと、29分、サントスからのスルーパスをエリアのやや外で受けた久保が右に流れながらDFを引きつけ中に走り込んだ吉田へ。吉田は角度のないところからゴールを決め、1点差に迫ります。しかしサンフは今日も運に見放された格好で、その5分後、ゴール前でサリナスと交錯した前川は右腕を痛めて急遽下田と交代することになりました。アップもそこそこに入った下田は、いくつか無難に処理したものの前半終了間際、ペナルティエリアでボールをキープする城に翻弄されたあげく最後は三浦文丈にゴールを決められ突き放されてしまいました。この他前半は、柳本が身体に不安があるのか全く切れを欠いた状態で、右サイドは攻撃も守備もイマイチの状態。無理しないで休んだ方がいいんじゃないか〜?と言う感じでした。
しかし、後半になると様相は一変します。柳本が積極的に仕掛けるようになり、ドリブルで持ち込んだり右サイドに流れて来たサントスといいコンビネーションを見せたりします。久保も左サイドを中心に良くボールに絡むようになり、第2列、第3列の飛び出しと併せてしばしばチャンスを作ります。そんな中、後半11分に左サイドを突破した久保のクロスはDFに当たってふらふらとゴール前のサントスへ。フリーになったサントスは力まず冷静にコースを狙って再び1点差と迫りました。しかし、押せ押せムードも長続きしません。その4分後にはゴール前でまたもや城のテクニックに翻弄され4点目を失います。その後サンフは波状攻撃を行いますが、久保や路木の惜しいシュートがポストに嫌われたりしてなかなか追いつけません。そして徐々に体力切れから中盤がルーズになり、ゲームが作れないどころかしばしばマリノスの逆襲を許します。下田が好セーブを見せ失点こそ無かったものの、焦りからかポポビッチ、サントス、久保と立て続けにイエローカードを受け最後は力尽きました。前半のシュート数が5対11だったのに対して後半は7対4。2点差から良く追い上げた、と見るべきか、あるいは最初の2点が重くのしかかった、と見るべきか。とにかく怪我人の続出がチームのバランスを崩しているのは事実でしょう。トムソン監督は、オーストラリア代表監督時代、ヨーロッパでプレーする代表選手を欠いた状態でのチーム作りを経験しているはず。1週間の間にどう修正してくるか、見守りたいと思います。


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