6/1〜6/7のサンフレッチェ日記


<97.6.7>6/14、15の両日「97第21回日本クラブユース(U-18)サッカー選手権大会中国地区予選」が行われますが、これにサンフレッチェのユースチームが出場することが、サンフレッチェ広島から発表されました。会場は千代田運動公園で、サンフレッチェの他フジタSS広島ユース、光ユースSC、徳山ユースFCの4チームが総当たりのリーグ戦を行います。


<97.6.7>明日行われる、「97クラブユース(U-15)サッカー選手権大会広島県予選大会」へ、サンフレッチェ府中(ジュニアユース)と、みろくの里サッカースクールの2つのサッカースクールが出場することが、サンフレッチェ広島から発表されました。会場は広域公園第一球技場、千代田運動公園、中央森林公園で、3チームずつ4ブロックに分かれてリーグ戦を行い上位2チームずつが中国地区予選へ進出します。
【Aブロック】フジタSS広島、プランターズ東広島、天応FC
【Bブロック】セントラル吉島、サンフレッチェ府中、サンフレッチェみろくの里
【Cブロック】大河FC、八幡FC、東広島グリーンウィード
【Dブロック】安芸FC、U-no福山FC、旭丘FC


<97.6.7>1日に行われた、中国リーグ第4節の結果をお伝えします。
マツダSC 1|0-0|0 三菱自工
(4勝  )  |1-0|  (2勝2敗)

三菱石油  3|2-0|0 ヤマコーFC 
(2勝2敗)  |1-0|  (  4敗)

NKK福山 0|0-0|0 山口教員
(2勝2敗)  |0-0|  (1勝3敗)
      PK|3-2|

広島教員  9|6-0|1 広島フジタSC
(3勝1敗)  |3-1|  (2勝2敗)


<97.6.7>総理大臣杯全日本大学トーナメント中国地域予選の結果です。昨年優勝の広島大学は、残念ながら準決勝で敗れました。優勝した徳山大は、5年ぶりの優勝です。
【準決勝】
徳山大 2|1-0|0 広島大
     |1-0|

広経大 1|0-0|1 修道大
     |1-1|
        PK(4-2)

【決勝】
徳山大 2|0-0|1 広経大
     |1-1|
     |1-0|
     |0-0|


<97.6.6>今日の新聞報道では、日本代表合宿に参加していながら故障で別メニューだった路木は、昨日の紅白戦ではレギュラー組の左WBで出場したそうです。今代表が取り組んでいるのは守備を安定させるためのスリーバックシステム。これを成功させる鍵は両WBの攻撃力、と言うことで右の名良橋とともに左の路木が使えるかどうかが重要だそうで、これまで2人とも故障で加茂監督も頭を痛めていたそうです。昨日は名良橋も戻り、ようやく意図した練習ができた模様です。


<97.6.6>今朝の中国新聞によると、オーストラリア代表に参加しているアーノルドとポポビッチの2人は、怪我のため4日の代表選考試合「スーパースター・シリーズ」を欠場しました。アーノルドは右アキレス腱の、ポポビッチは右足親指の故障のため出場を見合わせた、と言うもの。2人とも11日からのW杯オセアニア予選には間に合うだろう、とのことです。それにしても代表の紅白戦を公開で行って、選手を選考する、と言うのはなかなか面白いですね。でも、このゲームで負傷したら、目も当てられない、と言う気もするのですが。


<97.6.6>下田ですが、「サッカーマガジン」によると福岡戦の採点は7。「ベストイレブン」選出の本並選手と同点でした。先週はベストイレブンに選ばれていますから、2週連続での最高の評価を得たことになります。ゲームのMOMも下田で、「的確なポジショニング、正確な技術で無失点勝利に大きく貢献。トムソン監督も『チームのナンバーワン・キーパーだ』と高評価。」と書かれていました。五輪代表のマリオGKコーチから「下田は私の宝」と言われながら、チームでは前川の高い壁をなかなか越えることのできなかった下田ですが、ここに来てついにブレイクしてくれそうな気配ですね。前川、と言う選手は誰も止められないようなボールをセーブするくせに、何でもないミス(トンネルとか、キックミスとか)をする、と言う印象の強い選手ですが、下田は派手さは無い代わりに堅実なプレーのできるキーパーですね。清水戦のビデオを見たときに、「ずいぶんパンチングの多いキーパーだな」と思いながら見ていまして、ハイボールにめちゃくちゃ強い前川に比べると弱点かも、と思っていたのですが、でも逆に自分の弱点を自覚して安全第一のプレーを選択する、と言うのもまた良いGKの資質でもありますから。上背はあるのだし、ポジショニングもいいので経験さえ積めばこれも克服していけるのではないでしょうか?GKは経験が重要なポジション、だから若手には難しい、とは良く言われますが、同年代の川口、楢崎がどちらも日本代表に選ばれていることを考えると、そろそろ下田もレギュラーを獲っても不思議ではないかも。
ただ、その一方で前川も気になります。最近怪我が多い、とは言え1年前までは代表の正キーパー。まだまだ衰えるような歳ではありません。前川の場合、技術的な面もさることながら、その全身から滲み出るような気迫により最後方からフィールドプレーヤーをコーチングし、鼓舞し続ける、と言う点で非常に優れた選手です。代表でも、ホームゲームはともかくアウェイでは、必要になる選手だと思うのです。前回のW杯予選以後ずっと代表の正GKとしてゴールマウスに立ってきたのは、「ドーハ」の悔しさを、さらにその場面をベンチで見守るしか無かったと言う悔しさを雪ぐためではなかったのか。それがいざこれから、と言うところになって、怪我が続いて代表はおろかチームでもポジションの心配をしなければならないとは。前川がトムソン監督の「下田がナンバーワン」発言をどのように聞いてたか、を考えるとちょっと不安です。マリノスのソラリ元監督が松永を使わず川口を使ったときに、松永は「このチームではやれない」と飛び出しましたが、前川には「怪我さえなければまだまだ負けない、いや負けるわけにはいかない」と大きな山として下田の前に立ちはだかって欲しいものです。


<97.6.5>現在チームはお休み中、と先日書きましたが、15日までのスケジュールをプレスリリースを元にして紹介します
6/1〜8 OFF
6/9(月)、11(水)、13(金) 10:30〜 トレーニング
6/10(火)、12(木) 10:30〜、14:30〜 トレーニング
6/14(土)、15(日) OFF
トレーニングはいずれも、マツダ郷原グラウンドです。


<97.6.4>やや古い情報なのですが、日本代表の合宿に参加している路木選手は、右足を痛めて2日の練習を休みました。故障者続出のサンフのメンバーの中で唯一無事だった路木ですが、やはり昨年の五輪予選からJリーグ、五輪本選、またJリーグ、天皇杯は最後まで戦い、その後日本代表に選出され、と休む暇が全く無かったことを考えると疲れがたまっていても不思議はありません。そう言えばW杯予選のオマーンラウンドでも怪我でベンチ入りもありませんでしたが、この時と同じ所なのでしょうか?もしかすると、路木自身にとっては慢性化しているところで普段はだましだましやっているけど、フィジコのいる代表に行くとストップがかかる、と言うようなものだったりして。まあ、憶測でものを言っても仕方がないのでこれ以上言いませんが、路木はチームにとってはもちろん、代表にとっても財産。無理をして欲しくない、とつくづく思います。


<97.6.3>先日の福岡戦で右太もも裏を痛めて途中交代した高木選手は、昨日広島市内の病院で診察を受け、「右太もも裏肉離れ」で全治4週間、と診断されました。これにより、キリンカップに出場する日本代表を辞退することになり、またW杯1次予選への出場も難しくなりました。サンフレッチェは9日から練習を再開しますが、高木選手はリハビリに専念する予定です。


<97.6.3>ハウストラ選手に関する続報です。ベルギーのリエルスに移籍する、と言う件ですが、現所属のオランダ・FCフロニンゲンのホームページにやや詳しい情報が載っていました。ここにはハウストラ選手個人のページがあって、ここに「リエルスとは7月からの3年契約」である旨のことが書いてありました。このホームページに書き込むと、ハウストラ本人にメールが出せるらしく(オランダ語で書いてあるので良く分からないのですが...)、返事も期待できそうです。なお、来シーズンから拡大されるヨーロッパチャンピオンズリーグは、上位国だけでなく下位の国のチームも予選を突破すれば参加できるようになりました。ベルギーはUEFA Indexでは12位。従って、一次予選勝ち上がりの16チーム、UEFA Indexの8〜15位の8チーム、1〜8位の国のリーグ準優勝チームの計32チームで争われる2次予選からの参加となり、これを勝って16チームの中に入ると、今季の優勝チームと1〜7位までの国の優勝チームと共にチャンピオンズリーグを戦うことになります。なお、元鹿島のレオナルドが在籍するパリ・サンジェルマンもフランスリーグ2位だったためこの2次予選に出場します。もしかしたらここでハウストラとレオナルドの対決が見られるかも?更にもし万一(?)このチャンピオンズリーグに優勝すると、トヨタカップで来日することになりますね。


<97.6.2>サンフレッチェは代表月間に入って練習などはしばらくお休み。この「Diary」もネタのない状態が続きそうです。と言うことで、今日は仙台にレンタルされた高田純選手の話題を。JFLは昨日第8節を終り、仙台は準会員勢ではただ一つ3勝5敗と負け越し、「大赤字で解散の可能性も?」とか「監督は辞表を出した」「選手が監督をボイコットした」など良くない噂がいろいろと出ています。そんな中、最初は出番が無くファンクラブの受付などをさせられていた高田選手ですが、5/16のゲームでは待望のベンチ入りを果たすと次の試合では交代出場、その次は先発、と徐々に使われて来ています。昨日の仙台スタジアムのこけら落としのゲームとなった本田戦では、60分ごろに負傷した大倉選手に代わって出場し、はつらつとした動きを見せていたようです。観戦した仙台のファンの人からは、「常にゴールを狙っている姿勢がいい」と評判は上々。試合はPK戦の末敗れたのですが、そのPK戦でも3番目に蹴ってきっちりと入れています。昨年から「センが細い」と言われ続けていた高田選手ですが、少なくともハートの部分はなかなか太いものを持っているようですね。来年帰ってくるのか、あるいはそのまま残留するのかは分かりませんが、山根選手や大木選手など同年代のFWにとっては、彼が活躍するかどうかは気になるんじゃないでしょうか?「高田が使える」と言うことになったら、今度はレンタルに出される、あるいはクビになるのはこちらの方でしょうから。


<97.6.1>中断前の最後の一戦、アビスパ福岡との試合は苦しみながらも1対0で勝ちました。サンフレッチェのメンバーは、以下のようにボランチを森保1人にして吉田、久保に攻撃の形を作らせる布陣です。
       下田
        
   伊藤  桑原  小島
   
  笛    森保    路木 
     吉田  久保

   アーノルド  高木

SUB:山口、金本、服部、安部、山根
前半はこの吉田を中心に前線に素早くボールを送ってチャンスを作ります。対するアビスパも動きが良く、お互いに攻守の切り替えが速くスリリングな展開となります。特にアビスパは永井の動きが良く、伊藤がしばしば振り回される場面も。しかしそこは最後尾に控える桑原が素晴らしい動きで決定的チャンスを作らせません。一方のサンフは攻守の切り替えの速さに付いていけず、中盤が間延びしてしまいこちらも「もう一枚足りない!」と言う状態。そうこうするうちに高木がケガをした足の部分に違和感を感じて服部と交代してしまいました。
後半は久保がトップに上がり、服部がOMFに入る布陣。トムソン監督の指示が功を奏したか、中盤が間延びすることは無くなりましたが、福岡の動きはますます良くなり押され気味になって行きます。特に服部、笛が機能せず、サンフは苦しい展開です。しかしその福岡の時間帯を必死の守備で凌ぎきると、路木の突破から徐々に形ができてきました。そして後半30分、疲れたアーノルドに代わって山根が入ります。その直後、パスカットから山根が独走!路木も併走!2対1となるビッグチャンスが来ますが、山根は路木にパスを出すタイミングを誤りつぶされてしまいました。しかしサンフのチャンスが続きます。路木が左サイドを駆け上がってセンタリングを上げると、ファーで待つ久保は完全にフリー。落ち着いてゴールにたたき込み、待望の先取点を取りました。残り10分、福岡に攻め込まれながらなんとか守り切り、中断前の11試合を6勝5敗と勝ち越して終ることができました。


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