6/8〜6/14のサンフレッチェ日記


<97.6.14> 先日お伝えしたクラブユース(U-15)選手権広島県予選は先週日曜日に行われ、Bブロックに出場したサンフレッチェ府中(ジュニアユースチームのことだと思います)は、セントラル吉島FC、サンフレッチェみろくの里FCにそれぞれ4-0、5-0で勝ち、今日と明日行われる中国大会に進出します。なお、その他の広島県予選を勝ち抜いたチームは、フジタSC、セントラル吉島FC、U-no福山、大河FC、安芸FC、八幡FC、プランターズ東広島FC。中国予選は、山口の岩国SC、下松SC、生山FC、豊浦FC、新南陽FC、鳥取のみわSC、島根のくにびきSS、岡山の当新田FCを加え、広島広域公園第一球技場、吉田運動公園、千代田スポーツパークでトーナメント形式で行われます。


<97.6.14> 元サンフレッチェ監督のスチュアート・バクスター神戸監督は、「神戸の指揮を執るのは今季限り」をフロントに伝えたことを明らかにしました。契約は来年1月末までなので、フランス、スペインのチームからのオファーを断っているそうですが、希望に合うオファーがあった場合シーズン途中で退団することも有り得る、と示唆しました。バクスター監督は、Jリーグでの優勝を果たし、JFLからの昇格、と言う難しい仕事も果たしました。今後の彼自身のキャリアアップを考えると、ヨーロッパで指揮をとるのも必要なことなのかも知れません。


<97.6.13> 今日は記事の紹介。ベースボールマガジン社が出している「サッカークリニック」7月号に、サンフレッチェ関係の記事が2つ出ています。一つは「Jリーグ選手の一日 路木龍次」。サブタイトルの「自分を伸ばすために時間をムダにはしない」にあるように、プロとしていかに自分の生活を律し、成長に心がけているかが書かれています。もう一つの記事は、今西総監督へのインタビュー記事。「チームを長期的な視点で強化していく サンフレッチェのチーム作り」と題して、今西さんがGM(ジェネラルマネージャ)としてどのような考えでチーム作りをしてきたか、を語っています。どちらも2ページと4ページの比較的短い記事ですが、「選手と指導者のための本格的サッカー技術専門誌」らしく淡々とした中に学ぶことの多い内容だと思います。


<97.6.12>中国地域リーグはこの前の日曜日、第5節を行い昨年優勝のマツダSCが5連勝でトップをキープしています。またヤマコーFCは初勝利を上げました。
マツダSC  6|1-1|1 三菱石油
(5勝  )   |5-0|  (2勝3敗)

ヤマコーFC 2|1-0|0 三菱自工 
(1勝4敗)   |1-0|  (2勝3敗)

NKK福山  1|1-1|1 広島教員
(3勝2敗)   |0-0|  (3勝2敗)
       PK|4-1|

山口教員   4|3-0|0 広島フジタSC
(2勝3敗)   |1-0|  (2勝3敗)


<97.6.11> 昨日の練習では、ボール回しなどの基本練習を繰り返し行ったそうですが、怪我で代表を辞退した高木、また代表に選出されながら怪我で出れなかった路木の両選手も、別メニューながら練習に合流しました。高木は「暑くなるから」と髪を短くしてイメージチェンジ。「前回の故障が完治していないのに無理をしてしまった。今回はプールやウェートトレーニングなどのメニューをじっくりとこなし、完全に直したい」と語りつつ、いきなり30分のランニングをこなすなど精力的にトレーニングを行ったそうです。一方路木は、昨日はランニングだけで切り上げ、11日からの大阪での代表合宿に合流する模様です。


<97.6.11>昨日の広島FMの「ゴ〜ル」では前川選手がゲストとして出ていました。この中で、下田について「最近活躍が目だっていますが」と聞かれていまして、「昨年から筋トレなど一生懸命練習している成果が出ている。今が一番伸びる時期だし、経験を積める時期だ」と、後輩の成長を頼もしく思っているような言い方をしていました。そして、「高木さんとともに練習で先頭に立って引っ張るつもり」と意欲を示し、「そう言う気持ちが無くなれば引退ですよ」と一瞬どきっとさせましたが、「50歳まではやりたいし、やるつもりです」と言っていました。先週はトムソン監督の「No.1GKは下田」発言を取り上げましたが、前川本人はいろいろな面でまだまだ下田には負けないし、負けるつもりも無いようですね。実を言うと私は前川選手が大好きなので、正直言ってほっとしました。


<97.6.10>サンフレッチェは昨日、呉市のマツダ郷原グラウンドで1週間ぶりに練習を再開しました。故障者、代表組を除いた27人が参加し、ランニング中心に2時間ほど走り込んだそうです。怪我をしていた前川と上村も参加しましたが、前川は完全復帰まで2週間ほどかかるものの上村はランニングでも先頭集団に入って走るなど、順調な回復具合だそうで、7月のリーグ再開までに実戦感覚を取り戻したい、と意欲を見せていました。練習は帰国中のトムソン監督に代わって17日まで望月コーチが指揮をする模様です。


<97.6.10>この週末に行われた県高校総体のサッカーで、山陽高校が29年ぶり5度目の優勝を果たしました。
【準々決勝】
山陽   0-0 広島朝鮮
       (PK4-2)
安古市  1-0 観音
松永   2-1 海田
広島市工 1-1 葦陽
       (PK3-1)
【準決勝】
松永   1-0 広島市工
山陽   2-0 安古市
【決勝】
山陽  5|2-0|2 松永
         |3-2|


<97.6.9>昨日のキリンカップ第一戦、日本代表とクロアチア代表の試合は4対3で日本が勝ちました。ゲームは個人技に優れるクロアチアにコレクティブなフットボールで対する日本、と言う展開。初めて3-6-1(川口/井原、斎藤、秋田/相馬、中村、本田、名波、中田、平野/カズ)の布陣を敷き、速い戻りでスペースを作らせない日本代表に対し、スーケル、ボクシッチなど主力FW不在のクロアチアはなかなか攻撃の糸口が作れません。特にボランチに入った本田、名波のコンビを中心とした中盤の守備が良い。さすがに「東欧のブラジル」クロアチアのテクニックは素晴らしく、1対1はもちろん、2人でチェイシングしてもなかなかボールを奪えないのですが、パスコースの読みが良くしばしば中盤でのパスカットから逆襲に転じます。日本の先制点は右サイドの突破から生まれました。名波が反転してDFをかわしてパスを出すとそこに走り込んだのは中村。ゴールラインまで持ち込み、低いマイナスの球を出すと、ボールはDFの間を抜け、2列目から走り込んだ平野の前へ。平野は冷静に蹴り込み、嬉しい初先発初ゴールとなりました。
後半に入ると、監督にカツを入れられたクロアチアの猛攻が始まります。しかし、これをスリーバックがしっかりと受け止め逆に立て続けに速攻からカズがゴールを決めました。2点目は中田が個人技から2人を抜いて上げたボールをカズがダイレクトでループ気味にゲット。3点目は平野のパスを受けた相馬がゴールラインまで持ち込み、中央に入れたボールをカズが頭で合わせたものです。どちらも相手DFを完全に崩した美しいゴールでした。
しかし、この2点でゲームはややだれた様相を呈します。打開策を見いだせないクロアチアはラフなプレーが多くなり、日本も大量リードにやや緊張感が無くなってきました。そんな雰囲気を一変させてくれたのが、主審のキム・テヨン氏。まず日本のペナルティエリアのすぐ外での競り合いに直接FKを与えてアサノビッチにゴールを入れさせると(このシュート自体は壁の間を縫ってゴール左上隅に突き刺すと言う、素晴らしいものでしたが)、その直後にはロングスローからの何でもない競り合いにPKを与え、あげくの果てにそばにいただけで何もしていない秋田にイエローカードを出す始末。これで1点差となり、ゲームは俄然緊迫してきました。しかし、そこでやってくれたのが中田と交代で入った森島でした。ペナルティエリアの内側で左から右にドリブルしながら相手DFを2人、3人とかわして、フリーになったところで豪快なシュート!結局この後、ロスタイムに川口の判断ミスから3点目を失ったため、この4点目が決勝点となりました。
と言うことで、結果的には1点差でしたが、ヨーロッパの強豪相手にまずは危なげない勝利、と言うところでは無いかと思います。確かにクロアチアは主力を欠いて若手中心の布陣でしたが、これまでのメンバーから大きく変わっている、と言う意味では日本代表も同じ。むしろそういう条件でも、それぞれの選手が十分なパフォーマンスを見せた、と言うところが大きな収穫でしょう。とりわけ攻撃は、全て流れの中から相手を崩しての得点であること、右から、左から、中央からといろいろなパターンで得点できたことが大きいと思います。最後に乱れた守備の連係など、いくつか課題は残しましたが、加茂代表はW杯2次予選に向けてなんとか再出発の1歩を踏み出した、と言うことは言えそうです。


<97.6.8>オーストラリア代表のベナブルス監督は6日、W杯オセアニア地区予選のメンバー26人を発表し、アーノルド、ポポビッチの2人も入りました。11日から始まる同予選はソロモン諸島、タヒチとリーグ戦を行います。なおベナブルス監督は、故障が完治していないアーノルドやポポビッチの起用には慎重な姿勢を示しました。


<97.6.8>8月27日、現中学3年生を対象に、サンフレッチェユースのセレクションが行われます。参加料は4千円で、実技テスト、技術、運動能力テストが行われます。応募期間は6/10〜8/9で、現金書留に参加料と返信用葉書一枚、及び氏名、住所、電話番号、生年月日、学校名、身長、体重、利き足、ポジション、在籍チーム、サッカー歴、保護者名を書き込んだ申込書(A4、様式自由)を同封して〒730 広島市中区中町8-18 広島クリスタルプラザ4F サンフレッチェ広島 ユースセレクション係までお送りください。


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