7/13〜7/19のサンフレッチェ日記


<97.7.19> 今朝の中国新聞によると、トムソン監督はこの(鹿島とフリエにとっては大事な)ゲームをテストに使ってくるようです。まあ、テストと言っても上村の先発テストですから、相手に失礼なことにはならないとは思いますが。これまでフル出場を続けてきた小島選手は「ベンチで待機」とのこと。バウベルか服部のマーカーになると思われますが、上村にとっても、チームにとってもセカンドステージに向けて大切なテストになりますね。

その他、アーノルドは疲労による右アキレス腱痛で先発は難しいそうです。小笠記者のメンバー予想は、GK:前川、下田、DF:ポポビッチ、伊藤、上村、小島、MF:森保、桑原、笛、路木、山根、久保、吉田、安部、FW:高木、アーノルドとなっていまして、柳本が入っていませんね。高木をワントップにして、背後に久保、山根、ボランチに桑原、森保を並べるだろう、とのことでした。私も久々に見に行く予定です。


<97.7.18> 明日のゲームは、フリューゲルスにとっては絶対に負けられない一戦。BSで中継があるのは間違いないところですし、全国的にも注目されるでしょうからこちらも恥ずかしいゲームはできませんね。メンバーですが、吉田選手はたぶん大丈夫、柳本選手も戻ってくる予定ですし、前川選手の風邪も治るでしょう(きっと)。と言うことで、フリエ戦のメンバー予想です。
       前川
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
    
     吉田  桑原
  笛          路木
       久保
   
   アーノルド 高木

 SUB:下田、上村、柳本、森保、山根
なんだかサブのメンバーがやけに豪華ですね(^^;)。中盤の構成に迷うところで、吉田、桑原、森保の方が確率が高そうな気がするのですが、どうしても90分での勝利が欲しいフリエはかなり攻撃的に来ることが考えられますので、ここは一つ清水のように堂々と受けて立って欲しい、と言う期待を込めての予想です。柳本については、まさかいきなりスタメンはないでしょう。後半からゲーム展開を見ながらの投入になるんじゃないでしょうか。


<97.7.17> Jリーグ1st stageも大詰めとなった昨日、サンフレッチェは名古屋と対戦し、0対1で敗れ2連敗となりました。
サンフのメンバーは、前川が風邪による体調不良で下田がゴールマウスを守り、DFにいつものポポビッチ、伊藤、小島、MFに笛、森保、服部、桑原、久保、ツートップに高木とアーノルドという布陣。久々の出場で「体力面が不安」と言う吉田は後半途中からの出場となりました。前半は前の鹿島戦からの良い流れを保ったか、試合開始直後からアーノルドの惜しいヘッドや高木のGKとの1対1などしばしば決定機を作ります。しかし、フィニッシュが悪く点にならないうちに徐々に名古屋のペースに。中盤を支配され逆に何度も決定的なピンチを招きますが、しかしそこは下田がスーパーセーブの連発でなんとか凌いで0対0で前半を折り返しました。
このところ前半の悪い流れを後半から変えることのできるサンフですが、このゲームはそうはいきません。ミスの大安売りでたびたび名古屋の速攻を許し、ついに後半17分、ピンポイントで飛び込んだ森山にゴールを許してしまいました。その後もシュートは打つが入らない、逆にパスをカットされて逆襲を許す、と両チームともにミスの多い大味な試合で、結局そのまま敗れてしまいました。救い、と言えば誰もイエローカードを貰わなかったことでしょうか?次の相手は優勝がかかったフリューゲルス。テレビ中継もほぼ間違いないと思われますので、前節のように、また昨日の清水のようにお茶の間を楽しませるようなゲームをして欲しいものです。


<97.7.16> 今朝の中国新聞によれば吉田選手は今日は出場できるそうです。昨日の予想のうち、森保を下げて吉田、桑原のドイスボランチ、と言うパターンもありえますが、まあ無難に山根→吉田で行くでしょう。遠征メンバーは、GK:前川、下田、DF:伊藤、ポポビッチ、小島、上村、MF:森保、桑原、吉田、笛、服部、山根、金本、FW:高木、アーノルド、久保の16人。詳しくは中国新聞ホームページをどうぞ。


<97.7.15> 明日の名古屋戦は、森保、久保は出場停止がとけますが今度は路木が出場停止。また体調不良の吉田も復帰できるかどうか分かりません。と言うことで、メンバーは次のように神戸戦と同じになるのではないでしょうか。
       前川
       
   伊藤 ポポビッチ 小島
    
     桑原  森保
  笛          服部
       山根

   アーノルド 高木

SUB:下田、上村、金本、安部、久保
私自身の希望としては久保を先発で使ってほしいところですが、山根が急成長中なだけに、また前半と後半で山根、久保を使い分ける作戦か?左WBの服部は鹿島戦ではいいところ無しだったので、ここは一つ奮起してほしいところ。名古屋はピクシーが出場停止なので、怖がらずに中盤をしっかり押し上げてゲームを作ってほしいと思います。


<97.7.15> 昨日の練習から、新外国人クルークが合流したそうです。シュート練習では鋭いパスを供給していた、とのこと。またJリーグオールスターにも選出された柳本選手も合流した、とのことです。詳しくは中国新聞のホームページをご覧下さい。


<97.7.14> 一昨年限りでサンフレッチェを退団してドイツに行っていた風間八宏さんが、帰国して先日広島ローカルの番組に出演していたそうです。今はドイツは完全に引き払い、こちらでアマチュアの活動に関わっていきたい、との趣旨の発言をされていたそうです。この件については、もう少し詳しいことが分かったらまたお知らせします。


<97.7.14> 昨日、「スポーツ元気丸」でトムソン監督のインタビューが流れていまして、「試合終了後のロッカールームは、重苦しい雰囲気だったが、私はそれを評価したい。ゲームの後悔しい、と思えることが大切なことだ」と言う趣旨のことを言っていました。トムソン監督は、チームが変わりつつある、と言う手ごたえを感じている様子でした。また鹿島戦のMVP(MOMだっけ?)に笛選手を選んでいました。


<97.7.13> 昨日の鹿島戦は、大雨洪水注意報(警報?)が出ている水浸しのビッグアーチで行われました。私は家庭の事情でしばらく観戦できませんので、BSで見ていました。以下はその印象です。

前半はどうしようも無い感じで、いったい何点取られるだろう、と心配でした。シュートらしいシュートは無かったし、失点の場面は2つとも「なんでそこでその選手をフリーにするの!?」と言うもの。監督は前節ベンチ入り禁止処分でスタンドから見ていたのですがそれが気に入ったらしく、無線でセルマーニコーチに連絡して望月コーチと2人で選手に指示を送る、と言うものでしたが、望月コーチの「上がれー、上がれー」「ふえ〜、上がれ〜」「くわ〜、上がらせろ〜」と言う怒鳴り声がむなしく響くのみ。中間管理職の悲哀を感じました。(^_^;;;)前半終了間際に高木がPKを決めて1点差になりましたが、なんだか「焼け石に水」と言う感じで「1点差に迫った!行け行け!!」と言う雰囲気は全然ありませんでした。

ところが後半になると一転してサンフのペース。ただ「上がれ」じゃなくて、おそらく監督から具体的な動き方の指示があったのだと思います。中国新聞には、「スタンド上部から...全体を見て無線でベンチに戦術を伝えていた...この奇策が2点差を追いついた一つの要因だった...微妙なポジションの変更、路木のMFから左WBへの移動などが」後半からの動きの良さに結びついた、と書いてありましたがまさにそんな感じ。中盤の押し上げが早く高い位置でボールを奪取し、路木や笛、山根などがサイドからの突破を見せ何度もチャンスを作りました。得点は、ジョルジーニョの交替で鹿島の守備がバタバタした時ではありましたが、同点になったのは当然の流れだったと思います。(これは別に笛のシュートの価値を下げるものではありません。ちゃんとあそこに詰めていてフリーで打った、と言うのもえらいし、雨をたっぷり含んだコントロールの難しいボールであるにも関わらず、よくピンポイントで難しいシュートを決めた、と思います。)

しかしその後の鹿島の執念と迫力は凄かった。守りの選手をほとんどサブに入れていなかったのを逆手にとって、次々とFWを投入してきました。サンフは別に慌てないで、しっかり守って自分のペースに持ち込めばよかったし、実際そうなりかけてもいたように思いましたが、最後はついに柳沢の「才能」に敗れました。レギュラー獲りのためには絶対結果を出さなければならない場面で、きっちりワンチャンスをものにできる、と言うのはやはり素晴らしい。サンフのファンとしては悔しいのですが、代表サポーターとしては、おめでとう、と言いたい。やはりこのゲームで敗れたのは、途中から柳沢や長谷川を投入できた鹿島と、金本と安部しか居なかったサンフの違い、でしょう。確かに現時点では、これが両チームが優勝争いできるかできないか、の差となっていますが、しかし実際上は現在の勝ち点差ほどの差は無いように思います。トムソン監督も「結局、ラスト10分は鹿島の方が我々を上回ったと言うことだ」と相手に敬意を表しつつも「チームのすべてを改造している最中に、実にいい状態で試合ができている」と手ごたえを感じている様子。3試合連続で攻撃的MFに先発した山根などもかなり慣れてきたようで、FKの精度が上がってきたような感じですし、セカンドステージのゲームでは逆の展開、逆の結果になったとしても私はちっとも驚きません。

余談その1。最後に安部が入った後ポポビッチが2列目まで上がっていたようですが、その時DFラインはどうなっていたんでしょう?桑原が下がっていたのかな?ああいう状況ではああ言うのもありかな、と思わんでもないですが、どうせなら安部より上村投入だったんじゃ無いかなぁ、などと思ってしまいました。余談その2。路木はつまんないイエローをもらって次節は出場停止。まあこうなったら名古屋戦はさほど大事ではないので、1週間休んでケガを直して、ホームのフリューゲルス戦で力を発揮してもらいましょう。


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