8/31〜9/6のサンフレッチェ日記


<97.9.6> スポーツヘルニアで長期離脱中だった柳本選手が、4日に行われたサテライトのトレーニングマッチに出場し、90分間動いたそうです。「100%ではないが、体力的には不安は無い」とのことで、今日のゲームでのベンチ入り、途中出場もありそうだ、とのことです。なお、他の選手の状況ですが、高木選手は前に痛めた右足付け根の痛み、ということで大事を取るかもしれない、とのこと。路木、山根の両選手は、痛めたところが完治はしていないながら行けそう。クルークは強行日程に疲れがたまっているようですが、練習をしない、などで対処している模様です。伊藤選手も捻挫が直り切っていないのですがなんとか出場できそう。と言うことで、怪我人は戻ってきているもののまだまだ完調じゃない選手ばかり。無理をして悪化させないと良いのですが。


<97.9.6> 4日に行われた佐川急便とのサテライトのトレーニングマッチは、2-3(前半0-2)で敗れました。サンフレッチェのゴールは57分に若井、80分に秋元でした。


<97.9.5> 平塚戦は観戦には行けませんでしたしテレビ放送も無かったので、経過と結果については想像するしか無いのですが、中国新聞の記事や観戦した人の話を聞くと相当ひどいゲームだったようですね。とにかく動かない、と言うか動けない、と言うか、前半の半ばぐらいから早くも足が止まってしまい、見ていてだるいゲームだったそうです。しかし、私は見ていないからこそ言うのですが、「そんな気候のときにサッカーをやるな!」と言う観点はどうでしょう?いくらプロ選手でもちゃんと動ける気温と湿度、と言うのはあるわけで、あまり過酷なコンディションでは普通のような動きができないのも道理。だからこそ、日本ではサッカーは冬のスポーツだったのに、いろいろな事情で真夏にでもゲームをするようになったわけですから、それはそれとしてある程度受け入れないといけないのかも、と思います。見に行ったサポーターの方は「金返せ〜」だったかも知れませんが、私は「暑い中ご苦労さん」と言いたい。
と言うことで、明日のマリノス戦ですが、前節欠場した路木が出れるかどうか不明です。また怪我で途中で交代した高木選手も出れるかどうか、と言うところ。どちらも出れるものとして考えてみます。
       前川
       
    伊藤 桑原 小島

  吉田 森保 クルーク 路木
        
       山根
    
   アーノルド  高木

SUB:下田、金本、笛、大木、盧
と、そろそろアーノルドの先発起用があるのではないか、と見ます。相手のマリノスは代表に4人を取られながら6連勝中。特に名古屋からレンタル移籍中の、元サンフのGK河野選手が好調で守りを引き締めています。堅い守りを崩すにはサイドからの速攻か、あるいは高さを生かした攻撃が必要か。ここで負けると、次の鹿島、清水とまたまた連敗しそうな予感もあるだけに、なんとか踏ん張って欲しいものです。


<97.9.4> 昨日の平塚戦は、蒸し暑い中動きが悪く、お互い決め手のないまま一進一退の展開。どちらがゴールを先に決めるかが問題、と言った展開の中で、クルークの35mのシュートがバーを叩くなど運の無さもあり、更に高木が足を踏まれて途中退場するなどでついに71分、FKのこぼれ球をシモンに押し込まれ、その数分後にはカウンターから田坂にゴールを許し0対2で敗れました。


<97.9.3> 中国新聞によりますと、今日の平塚戦は山根は捻挫を押して出場するものの、路木が右太もも裏を痛めて欠場するとのこと。アーノルド、盧もフル出場できる状態ではないとのことで、攻撃陣は高木が頼りです。ただ、DFはいつものメンバーが出る上にクルーク、森保のドイスボランチが出場しますので、守備は安定するものと思われます。
       前川
       
    伊藤 桑原 小島

  笛  森保 クルーク 服部
        
     吉田  山根
    
       高木

SUB:下田、金本、アーノルド、大木、盧
吉田のところが、大木になるかもしれないし、あるいは最初からアーノルド、盧が行けるところまで、と言う感じで使ってくるかも知れません。相手は代表で3人抜けていますので、落とすわけにはいかないゲームですね。


<97.9.3> 先日の市原戦、私はBSでの観戦だったのですが、2点を取った後、特に山根とクルークが下がってからのサンフはかなりそのサッカーの質が落ちていた感じがしていましたから、トムソン監督の「今季ベストゲームの一つになる」と言うコメントにはいささか違和感を感じていました。しかし、もしかすると後半ペースを落としたのはトムソン監督の指示通りだったのかもしれない、とも思うのです。以下はトムソン監督を全面的に信頼した上での、私の全くの想像です。

良く言われる日本サッカーの弱点は、試合を通して一本調子なこと。「マリーシアが足りない」とも言われます。市原戦を見る限り、2点を取った時点でほとんど「勝負あり」でした。市原ファンの方には申し訳ないですが、マスロバルも松原以外のFWもいない先日の市原には、全然点を取られる気がしなかった。そんな中でサンフは、最初からエンジン全開で攻撃に出て予定通り2点を取ったわけです。BSの解説(山野さんでしたっけ?)は「2点差は危険な点差。次の1点をどちらが取るかでゲームの流れが決まるから、広島は攻撃に出るべき」と言っていましたが、30日のゲームに関する限り、後はテキトーに流す(言葉は悪いですが)だけでも十分だった。特に山根の途中リタイアで、試運転だけで済ますはずだった盧が半分以上出なければならなくなり、無理をしたくない、と言う気持ちもあったはずです。ですから、ハーフタイムにトムソン監督は「後半は市原に攻めさせ、DFは引いて守れ。チャンスがあったら手数をかけずにカウンターで攻めろ」とでも指示したのではないでしょうか?だとすると、あのゲームは完全にゲームプラン通り。監督が有頂天になったとしても無理ありません。「サッカーアナリスト」の田村修一さんは、フリエ×ベルマの後のオタシリオ監督の言葉を引いて、「日本の選手には...ペースダウンなんて不可能だ、と彼は言っているように私には思えました」ととあるところに書いていましたが、もし市原戦のサンフが私の想像通りだったとすれば、実はあのゲームはトムソン監督が日本人には不可能だと思えた「ゲームのメリハリのついたコントロール」ができた稀有な事例だった、と言うことになると思うのですが。


<97.9.2> 今日は、通常なら平塚戦のメンバー予想をするところなのですが、現在出張中につき怪我人情報などが入ってきませんので、ちょっと予想ができません。しかしそれよりも、いよいよ最終決戦、W杯2次予選の第一戦が5日後に迫ってきてしまいました。それを考えるとなんだかサンフレッチェどころではない、と言うのが実を言うと正直なところです。昨日のスポーツ新聞を見ると、カズがリタイヤして出場が危なかったり、カザフスタンのスタッフが「日本とウズベキスタンには全部勝つ。要注意は韓国とUAE」と語っていたり、と悲観的な材料が並んでいました。しかし一方では、NHKに出演していた金田喜稔さんが「日本が出場できる可能性は51%。これまでの五輪出場などの経験値がものを言う」と言ってくれたのを聞いてなんとなく安心したり。まるで子供の受験の合格発表を聞く親のような気分、でしょうか?また、ホームの韓国戦のチケットが発売されましたが、なんと数分で売りきれたそうで。一部では「前回の予選のときほど盛り上がっていない」と言われてもいましたが、そんなことは無い、少なくとも自分のテンションは前回よりも高いな〜、と思っています。一部ではジーコが「日本人選手には気迫が無い!」と怒っていた、と報道されていたそうですが、部外者がこれだけ「W杯に行きたい(行って欲しい)!」と思っているのに当事者が思っていないはずはありません。私は残念ながら応援に行けそうにもありませんし、予選の試合日の当日はサポーターの番号の12番を付けたTシャツを着て、テレビに向かって「念力」を送り続けたいと思います!


<97.9.1> 怪我からの復帰が待たれている柳本選手ですが、26日の練習からチームに合流し、28日からはゲームに参加した、とのことです。


<97.8.31> 昨日ビッグアーチで行われた市原との対戦は、終始ゲームをコントロールして3対0で快勝し、3試合連続の3得点の3連勝と「3」づくしとなりました。
サンフレッチェのメンバーは、登録は
       前川
       
    伊藤 桑原 小島

  笛  吉田 クルーク 服部
        (→金本)
     山根  路木
     (→盧)
       高木(→アーノルド)

SUB:下田、金本、アーノルド、大木、盧
でしたが、実際は相変わらず笛が下がりっぱなしでSBの役割を果たし、小島が上がり気味のトリプルボランチ、と言う感じでした。試合は開始早々山根の右サイドの突破に路木が飛び込むシーンが見られるなど、最初からサンフレッチェのペース。守備陣の押し上げも早く中盤を完全に支配します。特に山根、路木が好調。高木のフォロー、スルーパスへの抜け出し、サイドでの粘りからのクロス、と縦横に走り回って市原守備陣を混乱に陥れます。そして前半16分、クルークの左サイドからの低いCKがGKに向かって飛びます。「これはGKがキャッチした?」と思った瞬間、後ろから頭で飛び込んだのは高木!腰の高さぐらいのボールにダイビングして先制しました。更にその3分後、中盤でボールを奪っての速攻からクルークが中央の高木にパス、高木はタックルをかける相手DFをかわしながらスルー、そしてそこに左からトップスピードで走ってきた路木がノートラップでシュート!ボールはGKの左脇を抜けてゴール右隅に突き刺さりました。主力メンバーのいない市原はスコルテン1人が頑張るだけでルーズボールはほとんど全てサンフが奪い、たまに市原FWの松原にボールが行ってもオフサイド!と言うパターンで攻撃の形を作らせません。結局前半は、終了間際にシュートを1本打たれたのみで、市原の決定的場面は全くありませんでした。
しかし、前半早々に2点リードしたのに安心したか、その後市原に合わせたようにペースが落ちます。特に、前半40分に山根(ねんざをしたらしい)に代わって盧、後半5分にクルーク(ふくらはぎに痛みを感じた、とのこと)に代わって金本が入ると、パスミスなども目立つようになり、中盤でのつぶしあい(つぶれあい?)の展開に陥ってしまいました。特に盧は絶好調には程遠く、得意のスピードに乗ったドリブル突破が見られません。また何度か蹴ったFKもゴールを感じさせるようなものは無く、最後は横に流して桑原に蹴らせていました。試合勘が戻っていない、と言うことでしたが、まだ腰をかばっているのか全力プレーができない様子。少なくとも現時点では山根の方が上かもしれない、そんな印象を受けました。また後半31分にはアーノルドも登場し、路木へのスルーパス、これをフォローに上がってゴールを決める、と一つ大きな仕事をしました。が、こちらもそれ以外の時間帯はほとんど消えていましたので、完調にはもう少しかかるかもしれません。この最後のアーノルドのゴールで、観戦していたサポーターも消化不良から逃れることができた、と言うことのようですが、どうもサンフレッチェは良いサッカーをする相手には良いサッカーで対抗し、調子の良くない相手には合わせて質が落ちる、と言う癖があるようです。次の相手の平塚は、代表に中田、洪を取られて調子が下降気味ながら、清水との試合は良いゲームだった様子。山根、クルークが復帰できるかどうかが問題ですが、きっちりしたサッカーを見せて欲しいものです。


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