1/12〜1/23のサンフレッチェ日記


<98.1.23> 懸案だった「フィジオセラピスト」の入団が、昨日発表されました。チリ出身で豪州代表のスタッフを務めたペドロ・ラッツ氏です。チリ大学で物理療法を学び、コロコロやチリ代表のスタッフなどを務め、その後豪州に渡って豪州チーム、豪州代表や五輪代表のフィジオセラピストを務め、更に豪州協会の医療委員でもあった、と言うスペシャリスト。トムソン監督の希望が全面的に入れられた、と言う形ではないでしょうか?この採用がせめてあと半年早ければ、もっとたくさんの選手の怪我を予防し、今回の主力大量流出劇も無かったかも、と言う気もするのですが... とは言え、これもまた明るいニュースですね。


<98.1.22> サンフレッチェからのプレスリリース(NiftyServe FSJL-14のあくあさんの書き込みから)によりますと、3/1〜11にかけて、オーストラリアのアデレードでキャンプを行うそうです。開幕前に実戦的な練習を、と言うことで、地元チームなど(3/4 対アデレード・シャークス、3/8 南オーストラリア州代表、3/10 アデレード・シティ)と3試合行う、とのこと。アデレードの2チームはいずれもエリクソン・カップ-Aリーグ(豪州のトップリーグのこと?)に属し、それぞれリーグ優勝も飾ったことのある強豪。これらのレベルの高いチームとのトレーニングマッチにより、戦術確認などを行うのが目的です。サンフレッチェの海外キャンプは優勝した翌年のシドニー近郊でのキャンプ以来3年ぶり。経費は「最小限に絞る」と言うことですが、トムソン監督の意向が通ったのでしょうか?久しぶりに明るいニュースだと言えそうです。しかしその一方で、中国新聞ホームページには「サンフレ増資に消極姿勢」と言う記事も掲載されています。昨日開かれたマツダ社長のジェームズ・ミラー氏との年頭会見後の懇談会で「サンフレッチェへの増資は考えていない」と語った、と言うもの。そしてその中で「観客動員という形で地域の支援が無ければ、チームの将来は無い」と背筋に冷水を浴びせるようなことを言ったそうです。これまでの広島のサッカーの歴史などは知らない人でしょうから、単に経営の論理を語っただけだとは思いますが、それにしても一番の金主から「観客が入らなければつぶす」と言われたも同然。なんともやりきれない思いです。


<98.1.21> 以前お知らせした今西総監督と森保選手のインタビューの載った「アスリート・マガジン」2月号が発売されたそうです。私はまだ見ていないのですが、読んだ人によると2人とも極めて率直に経営陣との溝の深さについて語っているそうです。そして総監督と選手達は、我々ファン、サポーターが運動を繰り広げたように、あるいはそれ以上に経営陣と戦っていたそうです。特に森保選手は、何度も社長との面会を求めながら拒絶され、とうとう京都の仮契約を結ぶに至ってしまった、とのこと。このところ私は、「とにかくチームが生き残ることが大事。つぶれてしまっては何もならない。だから選手を放出するのもやむを得ないかも」と言う気になってきていたのですが、しかしだからと言ってこのような、不誠実きわまりない態度が、社会人として許されるのか。我々は、チームと選手達をサポートしますが、しかしこう言う事態を招いた現経営陣への責任追求は続ける必要があるように思います。


<98.1.20> 以前お知らせしたユースから昇格の4選手のうち、守備的MFの石川裕司選手は正式契約となったことが、昨日チームから発表されました。身長180cm、71kgの大型選手で、益田中出身。97ニューイヤーサッカーではU-17選抜に選ばれています。広い視野を持つ選手で、正確な長短のパスを供給できるのが持ち味、と言うことで、クルーク選手をお手本に大きく成長して欲しいところです。また練習生契約を結ぶのは4選手。FWの秋元雅博選手は東陽中からサンフユースで、石川同様昨年のニューイヤーユースのU-17選抜の他、茨城国際ユース大会でのU-18代表にも選ばれています。183cmと長身で、突破力のあるスピードとパワーを兼ね備えたストライカーです。MFの行友亮二選手は広島県の安芸津中出身。U-18にも何度か選ばれ、左右どちらのサイドもこなす選手。ロングシュートも得意としています。大畑隼哉選手は千葉県のカンガルーFCから広島ユース入りした選手で、1対1の守備に強い堅実なプレーヤーです。更に、マリノスユースのGK、植田元輝選手とも練習生契約を結びました。


<98.1.19> もう、とっくに覚悟していたことなので感慨は少ないのですが、ついに高木選手の移籍が決まったそうですね。中国新聞のホームページに出ていました。昨日諌早での「長崎ドリームマッチ」の試合後に同選手が明らかにした、とのこと。これで広島から離れた選手は7人目で、契約を更改していない選手は柳本だけになったそうです。


<98.1.18> ブランメル仙台にレンタル中で、年末には広島のテスト(?)を受けていた、と言う噂だった高田純選手ですが、仙台の98年チームの結団式に出席していた、とのことで、少なくとも今年も仙台でプレーをすることは間違いないようです。ただし、レンタルのままか正式移籍か、はまだ不明です。また、高木選手の移籍については移籍金の額で折り合いが付いていない、と言う噂です。(30歳の選手の移籍係数ってそんなに高くないはずですが...)更に柳本選手については、怪我の状態が不明なため、取る方も取りにくい、と言う状況があるようです。本人は、もう広島でやる気はなくなっている、と言うことなので、本人のためにもいいところに出してやりたいところですが。いっそのこと、どこか国外のチームにレンタルしてやる、なんて方法はないものでしょうか?


<98.1.16> 今日、豪州合宿に臨む日本代表候補メンバーが発表されました。それによると、GK:川口(横浜M)、楢崎(横浜F)、小島(平塚)、岡中(G大阪)、DF:井原、小村(横浜M)、秋田、名良橋、相馬(鹿島)、斎藤(清水)、中村忠(川崎)、中西(市原)、鈴木秀(磐田)、MF:中田(平塚)、名波、服部(磐田)、山口(横浜F)、平野(名古屋)、森島(C大阪)、本田、増田(鹿島)、北澤(川崎)、中村俊(横浜M)、FW:三浦(川崎)、城(横浜M)、呂比須(平塚)、中山(磐田)、岡野(浦和)、柳沢(鹿島)の総勢29人。岡中、増田、中村俊、柳沢が新たに選ばれ、鈴木秀、服部が再選出された一方で、柳本、路木、高木ら広島関係の選手は一人も無し。また、澤登(清水)、三浦淳(横浜F)、西澤(C大阪)、奥(磐田)、伊藤、下田(広島)ら、復帰や初選出が期待された選手も漏れました。


<98.1.15> 今日15日から行われる「ニューイヤーユースサッカー」に出場するナショナルトレセンU-17選抜に、サンフレッチェユースからDFの駒野友一選手とFWの吉田幸生選手が選ばれました。この大会では、15日に駒沢陸上競技場で1860ミュンヘンと、続いて17、18日に瑞穂球技場で日本高校選抜、U-19韓国代表と対戦します。いずれも年上の選手のチームが相手ですが、どれだけ通用するか楽しみですね。なお、この選抜チームにはサンフレッチェの高橋真一郎氏もコーチとして選ばれています。


<98.1.14> 一昨日獲得したらしい、と書いた大島選手ですが、一説によるとフリューゲルスに取られた、と言う話もあるようです。また昨日の日刊スポーツによると高木選手のヴェルディとの契約が13日中にも済む見込み、と言うことですが、これはどうなったのでしょうか?ヴェルディはサンフと同様に選手の給料を大幅カットし、また広長選手のガンバへのレンタル移籍など選手の放出を進める一方で、外国人FWの獲得など着々と補強を進めている様子。新しく選手を獲得することが必ずしも良い結果を生むとは限りませんが、かつてチャンピオンシップを争った同士で昨年下位に沈み、今年の1部残留を賭ける広島と川崎。果たして、女神はどちらに微笑むでしょう?


<98.1.13> サンフレッチェからのプレスリリースと、これを元にしたNiftyServeのあくあさんの書き込みから。サンフレッチェは、来年度より備後地区にジュニアユースを設立することになり、下記のようにセレクションを行うことになりました。経営苦の問題が取りざたされた昨年末のサンフレッチェでしたが、このような下からの積み重ねの場を広げていくことが、将来を見据えた上では重要なのだ、と思われます。
I .ジュニアユースチーム
 (1)チーム名 サンフレッチェびんごジュニアユース
 (2)練習日時 毎週 火・水・土曜日(週 3日) 19:00〜
 (3)練習会場 広島県立びんご運動公園陸上競技場・球技場
           尾道市栗原町997 Tel.(0848)48−5446

II.セレクション要領
 (1)日   時 1998年年2月11日(祝) 9:00〜16:00
 (2)対   象 現小学6年生(1985年4月2日〜1986年4月1日生まれ)
          現中学1年生(1984年4月2日〜1985年4月1日生まれ)
          現中学2年生(1983年4月2日〜1984年4月1日生まれ)
          自宅より練習会場(びんご運動公園)に通うことのできる方
 (3)場   所 広島県立びんご運動公園陸上競技場・球技場
           尾道市栗原町997 Tel.(0848)48−5446
 (4)テスト内容 (1)1次選考…実技テスト(4対4,7対7)
          (2)2次選考…運動能力テスト,実技テスト
 (5)応募方法  現金書留に下記のものを同封の上、下記宛に郵送して下さい
          郵送先
           郵便番号730-0037
             広島市中区中町8-18 広島クリスタルプラザ4F
               サンフレッチェ広島
                『サンフレッチェびんご ジュニアユース
                            セレクション係』
                    Tel.(082)247−3255

          (1)参加料(3,000円)
          (2)返信用はがき1枚
              (表には必ず応募者の住所,氏名をご記入下さい)
          (3)A4用紙(縦長,横書き)に下記事項をご記入下さい
              (1)氏名,(2)郵便番号・住所,(3)電話番号,
              (4)生年月日(西暦),(5)学校名,(6)身長,
              (7)体重,(8)きき足,(9)ポジション,
              (10)在籍チーム,
              (11)サッカー歴(代表、選抜経験の有無を記載),
              (12)保護者名/捺印
             ※応募された方には、返信用はがきにて詳しい要項を
              追ってご通知いたします。
 (6)締   切 1998年1月31日(土)
 (7)お問い合せ サンフレッチェ広島
          『サンフレッチェびんご ジュニアユースセレクション』係
             Tel.(082)247−3255


<98.1.12> 今日は話題が少ないので簡単に。前橋育英高校のMF、大島秀夫選手が(たぶん)練習生として加入するそうです。またアルビレックス新潟にレンタル中の玉田選手は、契約を1月末まで延長してJFL昇格を賭けた「地域リーグ決勝大会」に臨むことになる、と言うことです。


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