1/26〜1/30のサンフレッチェ日記


<98.1.30> 今季1st stageの日程が発表されていますのでお知らせします。
日時曜日kick off対戦相手場所
3/2115:00柏レイソル
3/2519:00ガンバ大阪広島スタジアム
3/2815:00横浜マリノス三ツ沢球技場
4/415:00浦和レッドダイヤモンズ広島スタジアム
4/1116:00名古屋グランパスエイト瑞穂陸上競技場
4/1519:00ベルマーレ平塚広島スタジアム
4/1816:00ジュビロ磐田磐田スタジアム
4/2513:00ヴェルディ川崎広島スタジアム
4/2914:00ヴィッセル神戸神戸ユニバ記念陸上競技場
5/219:00ジェフユナイテッド市原広島スタジアム
5/519:00横浜フリューゲルス横浜国際総合スタジアム
5/915:00セレッソ大阪広島スタジアム
7/2519:00京都パープルサンガ西京極陸上競技場
7/2919:00アビスパ福岡博多球技場
8/119:00コンサドーレ札幌広島スタジアム
8/519:00清水エスパルス日本平
8/819:00鹿島アントラーズ広島スタジアム


<98.1.30> 残留しているかどうか怪しい、と書いた練習生の内、上田、荒木、秋満の3人がチームを離れた模様です。上田選手は、フロンターレのテストは受けたものの採用されるには至らなかった、とのことです。


<98.1.29> 昨日の中国新聞ホームページに柳本残留正式決定の記事が載っていましたが、写真を見ると明るい表情だったのには救われました。これまで、左サイドや守備的MFの補強はあったのに右サイドには行友ぐらいしか補強が無かったので、これで大丈夫だろうか、と心配していたのですが、一番いい選手が残った形になりました。走っている限りではスポーツヘルニアの痛みは無い、と言うことですが、こんどはプロの理学療法士がいるわけですから、言うことを良く聞いて(^^;)体を完ぺきに直して、また右サイドを駆け上がる姿を見せて欲しいものです。ただ、気になるのはこの記事の最後の部分の「全部で34選手」と言うところ。これまでのプレスリリースなどで出入りが確実な選手を数えると、37人になってしまいます。となると、咋シーズン練習生だった安武、秋満、荒木、上田、岩村の内、3人が練習生契約を解除された、と言うことでしょうか?因みに上田選手に関しては、昨年今西総監督の勧めでフロンターレのテストを受けていた、と言う噂もあったようですが... また、今日の中国新聞ホームページには新外国人選手を獲得する予定でリストアップは済んでいる、と言う記事が載っています。ポポビッチの怪我の様子がはっきりしてから対処する、と言うことですが、果たしてそれが分かるのはいつか。ペドロ・ラッツさんが来日するのは2月1日、またポポビッチが来日するのもそのへんになると思われますので、普通はそこで詳細なチェックをすることになるのでしょうが、2人ともオーストラリア人ですから向こうで既にコンタクトしているはず。となると、2月早々には結論が出て、2月中にはリストの中の選手と交渉を持って契約する、と言う手はずになるのでは?そうであれば、「開幕前にも来日できる」と言う話の根拠も分かります。


<98.1.27> 柳本残留決定、の記事がスポニチに出ていたようですね。鯛尾グラウンドに自主トレで来た際に明言したそうで、近日中に契約交渉に臨むそうです。「先行きが見えないところではプレーができない」と言うことで移籍先を探していたが、交渉が不調に終ったため、とのことですが、もしかするとこの間のフィジオセラピストの決定やオーストラリアキャンプが組まれたことなど、チームの投資が目に見える形になってきたことも関係があるのかも知れません。柳本は広島だけでなく日本代表にとっても貴重な選手。まず身体の状態を完ぺきにして、心機一転で頑張って欲しいものです。


<98.1.27> サンフレッチェからレンタル移籍している玉田選手の在籍するアルビレックス新潟が、先週末に行われた「地域リーグ決勝大会」で2位となり、JFL昇格を決めました。新潟は初戦の横河電機に勝利したものの正GKの浜野選手が横河の森崎(元市原)と激突して負傷。そのあとを受けて次のゲームで先発したのが玉田選手だったのですが、DFとの連係が悪く5失点を喫し、最後のゲームではまたサブに回った、とのことです。


<98.1.26> この週末にネットワークにアクセスしない間に色々と動きがあったようですね。まずは高木選手の移籍のニュース。移籍金5000万円、年俸6200万円とのこと。給料のことよりも球団への不信感が何と言っても問題だった、とのことですね。一方、去就が注目される柳本選手は、24日に行われた笛選手の結婚披露宴の席上で「一からやり直す」と残留の意思を語った、とのことです。噂のあったレッズの他、アビスパとも交渉していたそうですが、やはり怪我持ちと高年俸がネックになった模様。更に欧州で移籍先を探していた盧選手は、オランダ一部リーグのNACブレダに決まったそうです。このチームはアーノルドの前在籍チーム。決して強豪ではありませんが、ここでまた大きく実力をアピールして欲しいものです。


<98.1.26> この週末はブンデスリーガの再開を待ちきれず、ちょっと足を伸ばしてベルギーまで行ってきました。ベルギー、と言えばリールスでプレーしているハウストラ。と言うことでリールスを見よう、と決めたわけですが、ドイツのチャンピオンズリーグ特集号のリールスのページの見出しが「リールスって、どこにあるの?」(他のチームの見出しはどれもかっこよくて、例えばASモナコは「世界クラスへの戦略」、レアル・マドリーは「彼が"ラウール・マドリー"だ」なんて具合です)ですから、まあ、ヨーロッパの一般の人にとってもこのチームは馴染みの無いチームなんでしょう。ホームタウンのLier(リール)はアントワープから電車で15分ぐらいの小さな町で、1時間も歩き回れば一周できそうな大きさ。私は1時間ぐらいホテルを探して歩き回ったんですが、それらしきものは全然無くて、結局アントワープまで戻ったぐらい。更にスタジアムは中心部から歩いて20分のところにあるんですが、えらく小さく古びていて、日本で言うと地方小都市の市営球場、という感じでした。(ちなみに敷地内にはテニスコートやパブが併設してあり、噂に聞くヨーロッパのスポーツクラブを地で行っている感じです。)う〜ん、本当にこんなところでトップリーグの試合をするのか?と疑問に思ったぐらいですが、しかし遅い試合時間にもかかわらずキックオフの8時になると続々と人が集まってくるのには驚きました。席の半分以上が立ち見席なので見かけの割に収容人数が大きい(14000人)のに、それがほとんど一杯になる。それも、来る人はといえば地元のおっさんが家族連れで来たり、あるいは若いカップルが手をつないできたりと、その町の人で埋め尽くされるのです。いわゆる「サポーター」の数はむしろアウェイチームのエケレンの方が多いぐらいだったのですが、その他大勢の一般観客のほとんどが、クラブカラーの黄色と黒のマフラーや帽子や、いろいろなグッズを身につけて応援に来ています。そして、別にのべつまくなしに応援しているわけではないのですが、悪いプレーがあればブーイングし、良いプレーには拍手で答える、と言う風に、本当に観客全員がサッカーを良く知っている、と言う雰囲気。さすが創設以来92年のクラブ、と言えるのかも知れません。ただ、こう言う田舎のクラブだからこそ逆によそ者は煙たがる、と言う所があるのかも。最初に話しかけてきたにーちゃんはまず「韓国人か?」と聞いてきたので「いや、日本人だ」と言ったらそれがたいそう珍しかったのか「それじゃフーリガンだな」と言うのですよ。これは誤解されてはいかん、と思ってサンフのマーク付きのデイパックを示して「広島から来て、ハウストラが云々」と説明したんだけど、なんか全然納得してくれず。これはやっぱリールスを応援することを形で示さなければ、と思ってチームのマフラーを買ってそれを巻く事にしたのですが、それでも話しかけて来た人はどうも「よそ者」としか思っていないような感じでした。もちろん、誰もサンフのことは知りませんでした。(^_^;;;)
てなわけで試合ですが、リールスは現在18チーム中8位。対するエケレンは3位とUEFA Cup出場圏内に付けています。一応上位チーム相手ですが、昨年のチャンピオンとしてはホームではぜひ勝ちたいところ。リールスのシステムは3-5-2で、ハウストラは左WBのポジションです。ボランチが2人いるのでWBはかなり攻撃的な位置取りで、時折3トップのような形にもなります。ハウストラは左足でしか蹴らないところなんて相変わらずなんですが、しかし日本に居た時と違うのはほとんどドリブルをしないこと。たいていツータッチ以内にボールを離します。しかしこれがいいのか悪いのか、あるいは調子自体が悪いのかパスの精度が悪い。横パスをカットされて逆襲されたり、DFラインの裏に出したパスがゴールラインを割ってしまったり、と本人も頭を振って納得が行かない様子。観客も彼のプレーが気に入らない様子がありありです。極めつけは前半40分ぐらいで、ゴール正面でDFの裏に抜け出して1:1になりかけたのに、シュートのタイミングがつかめずDFに身体を寄せられ打ったシュートはゴールの遥か上へ。観客全員が「あ〜あ」と溜息をつき、ハウストラも頭をかかえてしまいました。しかし、この夜はチーム全体の出来が悪かったんじゃないかなぁ。とにかく中盤でのパスがあまり繋がらないし、DFラインでボールを回してもプレッシャーを受けるとすぐにGKにバックパス。何度かGKが相手選手に詰められてドリブルでかわすシーンもあったりして、全体にストレスが溜まるゲームでした。
しかし、後半に入るとゲームがすぐに動きます。まずエケレンがシュートミスをうまく繋いで先制すると、その5分後、リールスの選手がスルーパスから右サイドを突破します。ドリブルでかわしながらゴールライン付近まで持ち込むと、DFとGKの間を縫って低いクロスボール。するとそこにきっちり詰めていたのは、我らがハウストラ!冷静にゴール真ん中に蹴り込んで、貴重な同点ゴールとなりました。前半はあまり前線にも出ずに左サイドに張り付いていたのにどうしてそのときそこにいるの?と思うぐらいの、すばらしいポジション取りだったと思います。しかしその後は一進一退の展開。パスミスは相変わらず多いし、決定的チャンスにはふかすしで、結局そのまま終了。ハウストラもあまりいい所は見せられず、後半35分ぐらいには交替してしまいました。まあたまたま両チームの状態が悪かったのかも知れませんが、Jリーグを見ているのとあまり変わらないようなレベルのゲームだったように思いました。少なくともこの前レバークーゼンを見た後では、チャンピオンズリーグで完敗したのも分かるような気がしました。しかし逆に言うと、こう言う小さなチームがリーグ優勝したこと、そしてチャンピオンズリーグに出てビッグクラブと対戦したと言う事は、町の人にとっては末代まで語り継がれるような出来事だったのではないでしょうか?なんだか、多分2度と行かないであろうこの街の人々がとてもうらやましいような気がしてきた、この「観戦ツアー」でした。


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