3/22〜3/28のサンフレッチェ日記



<98.3.28> 今朝の中国新聞によると、今季の新人選手の中ではトップを切って、池端選手が横浜遠征メンバーに選ばれたそうです。彼は清水商のセンターバックとしてインターハイ優勝、全日本ユース選手権準優勝などに貢献、浦和の小野選手や磐田の高原選手とも一緒にプレーしていました。「まだプロのスピード、技術に付いて行くのに精一杯」と語っていますが、トムソン監督は「すごい選手になる可能性を秘めている」と期待。豪州キャンプメンバーに選出されなかったときは、出てくるのに時間がかかるか、と思いましたがポポビッチ欠場で巡ってきたチャンスをものにできるかどうか。マリノス戦にはこの点でも注目したいと思います。


<98.3.28> 昨日発表されたシドニー五輪を目指すU-21代表候補に、サンフレッチェからは服部公太選手が選ばれました。服部選手は「選ばれるとは思っていなかったので非常に嬉しい。広島の練習同様、積極的に取り組み、今度はシドニーまで行けるように頑張りたい」と語っています。ワールドユースでは、直前まで候補に残っていながら本番には連れて行ってもらえなかっただけに、強力なライバルに競り勝ってポジションを獲得して欲しいものです。


<98.3.28> 昨日から千代田スポーツパークで、少年サッカーのリベリーノカップが開幕しました。32チームが8組に分かれて予選一次リーグを戦い、サンフレッチェ府中(広島)、須磨ナイスSC(兵庫)、タイナショナルチーム、松山SS(愛媛)、アルデール熊本(熊本)、チョーハ小(韓国)、徳山FC(山口)、広島市中区トレセン(広島)の8チームが1位で通過しました。今日は予選2次リーグが行われます。


<98.3.28> 先日発売された「1998 PLAYERS ANNUAL」サンフレッチェ広島FC 1998選手名鑑の通信販売が開始されました。販売価格は870円(内訳:600円(本体571円+消費税)+送料270円)で、上記金額を現金書留にてお申し込み下さい(送料については切手可)。送付先のお名前,住所,電話番号を必ず同封して下さい、とのこと。申込先は「〒730-0037 広島市中区中町8−18 広島クリスタルプラザ4F サンフレッチェ広島事業部」まで。


<98.3.28> 明日夕方、メルパルク広島で行われるシティリーグサッカー総会・懇親会に、上村選手とアーノルド選手が参加します。「シティリーグ」とは広島県内のサッカーチームを対象に1987年に創設されたもので、毎月1、2回日曜日などにリーグ戦、トーナメントを行っています。確かDavid English Houseの経営者の方が提唱した、と言う話が「アスリート」か何かに掲載されていたような記憶があります。アーノルド選手がゲームの翌日にも関わらず参加する、と言うのには、何かそのへんの関係があるのでしょうか?


<98.3.27> 明日はマリノス戦。サンフはポポビッチがガンバ戦で左足の付け根を痛め欠場の予定です。サンフの布陣は太ももに分厚くサポーターを巻いていた伊藤がフル出場できるかどうか、でかなり様子が変わりそう。希望も込めて、出れるものとして予想します。
        下田

    宮澤 クルーク 小島
       
 伊藤   吉田  皆本   服部

     山根  アーノルド

        久保

 SUB:山口、笛、古賀、金本、松永
前節終盤の布陣になる可能性もありますが、クルークがリベロに入るパターンはキャンプでも練習していましたのでこちらを使ってくると思います。対するマリノスは開幕2連敗。しかしいずれも接戦でどちらに転んでもおかしくないゲームでした。サンフは、選手個々の力ではかなわないかも知れませんが、代表が抜けてチーム作りが難しかったマリノスよりはまとまりの点で勝っているでしょう。サンフの右サイドと路木とのマッチアップも楽しみです。第1節、第2節の横浜勢は「横浜国際」で5万人、2万4千人を集めており、三ツ沢でのこのゲームは結構一杯になるかも。自由席は既に完売、と言う情報もありますし、応援に行かれる方はお早めに。


<98.3.26> 昨日のホーム開幕戦、ガンバ大阪とのゲームは広島スタジアムに10457人を集めて行われ、0対0のまま延長までもつれ込みましたが、最後は稲本にミドルシュートを決められ敗れました。
サンフレッチェのフォーメーションは次のような感じでした。
     【前半】           【後半の終り頃】
    
      下田               下田
     
  宮澤 ポポビッチ 小島      伊藤  小島  宮澤

吉田   クルーク             クルーク
            服部    金本        服部
  山根    皆本           山根 吉田
    アーノルド                久保
    
      久保              アーノルドY
選手交代は66分に皆本から伊藤に交代して右WBに入り、78分にポポビッチが怪我で金本に交代して今度は伊藤がDFに入りました。前半の前半は全体に非常に良い動きで、中盤でのパスカットの出足も良くガンバ陣内に押し込みました。特に神出鬼没の皆本、トップに張ってチャンスに絡んだ久保(超ロングシュートがあったりして楽しめました)、何度かドリブル突破を見せた山根、そしてエムボマにぴったり付いて自由にプレーさせなかった宮澤、ポポビッチ、小島のDF陣。カウンターから裏を取られたり、と危ない場面もありましたが、吉田がゴールマウスに入ってクリアしたり下田がエムボマとの1対1をファインセーブしたり、と良く守りました。攻撃面でも、久保のダイレクトボレー、山根の地を這うようなミドルシュートなど何度か決定的チャンスがあったのですが、たまたまそこにいたDFに当たって外れる、など運も無かった。しかし少なくとも、ガンバのシュートがことごとく枠を外していたのに比べると質の高いシュートが多かったと思います。しかしだんだん疲れが出てきたのか終盤に行くに従って動きが鈍くなってしまったようです。せっかく、昨年は1回しかなかった1万人を越える入場者が入ったのですから是非勝ちを収めたいところでしたが、若手選手は着実に成長しているようでしたしチーム全体の戦術理解も進んでいるように見えました。攻めのパターンが少なく、またせっかく相手側にボールを持ち込んでもフォローが遅くてチャンスを逃すことも多かった、など課題もありますが、今年は苦しみながらもなんとかやってくれるだろう、とそんな感想を持ちました。


<98.3.25> 今日の地元開幕戦は、いろいろなイベントが行われます。まずサテライト・ユース合同チーム対県高校選抜の前座試合は3時45分から。(プレスリリースでは4時からになっていましたが。)また、怪我で欠場中の柳本、上村、桑原3選手のサイン会が行われます。(柳本はメインスタンド裏の売店、上村、桑原は...どこだったかな?確か正面の券売所のあたりだったと思います。)更に練習のためにピッチに出る直前の「ハイタッチ」をする小学生50人を募集します。今朝の中国新聞によれば、マツダ300人、広島銀行800人、中電工700人、中電、広総、広島ガスなどが100人、県と市が200人、吉田町が100人など動員をかけるとのこと。また広銀本店前や広島そごう前、広島駅前、天満屋緑井店前などで街頭キャンペーンも行います。「地元開幕戦を満員にしようキャンペーン」は昨年も行われたものの空振りに終りましたが、今年はそれをかなり上回る感じです。マスコミも、RCC(1350kHz)がラジオで生中継する他、24:50からRCCテレビで録画放送があります。天気は午前中は曇り時々雨とすっきりしませんが昼から晴れる、とのこと。私も今日は仕事を早く終えて出撃します!


<98.3.25> 昨日の「ゴ〜ル」のゲスト、中国新聞の小笠記者が語ったところによると、サテライトの京都戦は選手が揃わなかったのが問題だった、とのこと。本来攻撃的MFの大久保がボランチ、DFの池端がWB(右サイド?)をやっていたそうです。でも、本来WBの行友がDFをやっていたのは何故でしょう?池端と逆だと思うのですが... なお、相手の京都はエジミウソンや光岡などレギュラークラスが出場しており、負けたのはしょうがない、かも?


<98.3.24> 明日のガンバ戦の先発の予想です。伊藤選手は足の状態が悪く風邪を引いている(?)と言うことで先発できるかどうか分かりませんが、柏戦で途中出場した後の右サイドのコンビネーションが良くなったということですので、できれば出てきて欲しいものです。
        下田

    宮澤 ポポビッチ 小島
       
 伊藤    クルーク     皆本

  山根   アーノルド   服部

        久保

 SUB:山口、笛、吉田、金本、松永
対するガンバはクルプニが開幕戦のレッドカードで出場停止、またバブンスキーも骨折で出場できません。頼りのエムボマも前節では決定的チャンスを外すなど、あまり調子が良さそうではありません。乗せると怖いチームで守備も堅いので、まずは先制点を許さないことがカギでしょう。心配なのは広島スタジアムにどれだけ入るか、と言うこと。前節はほとんどのゲームで1万人以上入り、横浜ダービーでは5万人を越えました。これを見ると、W杯効果でJリーグに客が戻って来ている、と言えそうですが、柏だけが8千人台だったことからは「広島絡みは入らない」とも言えそう。「5万人の会」では昨年の会員にチケットを配布していますし、満員近く入って欲しいものですが。明日の広島スタジアムでは4時からサンフのサテライト・ユース合同チーム対広島県高校選抜のゲームが前座試合として行われます。当日券の販売開始は14:30、開門は15:30です。


<98.3.24> サテライトの京都戦のサンフレッチェのメンバーはGK:山口、DF:川島、安武、行友、MF:池端(松本64分)、大久保(大畑67分)、古賀(廣池64分)、岩村、石川、FW:松岡、秋元。シュート数で見るとサンフ8に対しサンガ15で、押され気味のゲームだったようです。サンフのゴールは1点リードされての59分、混戦から松岡がドリブルで突破しようとしたところをDFがクリア、それを拾った秋元が右足のシュートで決めた模様です。サンガに2点奪われたのは中盤の3人が交代した直後だったので、コンビが合わずバタバタしているところの隙を突かれたのかも知れません。


<98.3.23> 昨日のサテライトリーグ第1戦、京都サンガとの対戦は1-3(前半0-1)で敗れました。広島のゴールは秋元でした。


<98.3.22> 6年目のJリーグ開幕戦、柏レイソルとのアウェイ戦は前半戦の先制点を堅い守備で守り切り、1対0で勝ち好発進しました。
サンフレッチェの先発フォーメーションは次のような3-3-3-1。
        下田

    宮澤 ポポビッチ 小島
       
 吉田    クルークY    皆本Y

  山根   アーノルドY  服部
  (→伊藤74分)     (→金本77分)
        久保

 SUB:山口、笛、松永
前半はやや柏のペースでしたが、アーノルドのヘディングシュート(GKが好セーブ)や久保のシュート(オフサイドでノーゴール)などで対抗します。両チームとも攻めあぐみ膠着状態になりかけていたのを破ったのは38分でした。左サイドで久保が倒されながら出したパスを服部が拾い、左サイドを突破してゴールライン際から鋭いセンタリング、これをDFの間から飛び込んだアーノルドがヘッドでゴール右隅に突き刺しました。上げた方の服部は「(アーノルドは見えなかったが)いい感じで蹴れた」、アーノルドは「コウタなら必ずあそこに上げてくると思った」と2人の息がぴたりと合っての先制ゴールでした。前半の攻撃は主に左サイドの皆本、服部のコンビからで、右の吉田、山根は今一つだった、とのことです。後半になるとレイソルは必死の反撃で押し込みますが、これを落ち着いてはねかえしたのが久々にフル出場のポポビッチ、キャプテンマークを付けた小島、そして移籍組の一人の宮澤。特に小島は鋭い読みで完ぺきなカバーリングを見せ、また宮澤も相手ツートップの一角のシルバを厳しい守りで封じました。また久保の前線からのプレスも良く効いていて、「アスリート」の4月号のインタビューで「守備をしっかり覚えたい」と言っていた豪州キャンプの成果が出たようです。サンフレッチェは後半途中から伊藤、金本を投入して徹底的に守備を固めて逃げ切りをはかりましたがその作戦も成功し、まずは幸先の良い滑り出し。若手の多い今のチームは、まず勝利によって自信を付けることが大事です。このまま波に乗れれば、チーム全体が飛躍的に成長する、と期待できそうです。
なお、NHK-BSでは高木が移籍したヴェルディ、森保が移籍した京都のゲームを放送していました。2人とも持ち味を出し、特に高木はこれしか無い、と言うヘディングシュートを決めて健在ぶりをアピールしましたが、どちらもチームとしてのまとまりは今一つ。開幕前はこの両チームの補強が成功し、広島は失敗だったように言われていましたが、チームとしての完成度ではこちらが遥かに上では、と言う感じがします。


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