5/3〜5/9のサンフレッチェ日記



<98.5.9> 今朝の中国新聞によると、伊藤選手だけでなくクルークが左ひざ痛、宮澤が腹痛で出れないようです。桑原をリベロ、小島と池端か川島をストッパーに使ってくるようですがこれは不安な守備陣になりそうですね。ボランチには一人は吉田康を使うとして、もう一人は皆本か?せっかくですから、大久保を攻撃的MFとして先発させて欲しいところです。全国放送はありませんが、広島ホームテレビで生中継があるようです。


<98.5.9> 昨日、いわゆる「サッカーくじ法案」が衆議院の委員会で可決され、後は本会議での成立を待つだけになりました。私はずっと前からトップページに掲げていたように、この法案には反対でした。これは、別に青少年がギャンブルに染まって非行に走るから、とか言うからではありません。サッカーくじが無くても、競馬、競輪やパチンコや麻雀、更に言えば株などのいわゆる「財テク」に至るまで世の中にはギャンブルの機会は山ほどあるわけですから、身を持ち崩す人はサッカーくじかどうか、なんて関係ないでしょう。私が気になるのは、このくじが文部省関係の巨大な「利権」になることです。私も「文部教官助手」と言う文部省の末端に連なる職をやってるわけですが、下から見ていると予算配分をする文部省本省(要するに、いわゆる「エリート官僚」です)の権限は思っている以上に強い。例えば、大学などでは本来人事などは教授会で自由に決めれる建て前になっていますが、何か新規の予算措置が必要なことをしようとすると文部省にお伺いをたてないといけないわけです。そこで、その予算と引き換えに何の研究、教育実績も無い役人崩れが、「大学教授」として天下りさせるから受け入れろ、と暗にほのめかしたりしてくるわけです。(これは実際に広大であったことです。数年前に新聞でも報道されていました。)この「サッカーくじ」によって、体協などスポーツ界は文部省からお金をもらうシステムができた、と喜んでいるようですが、「お上」がなんの引き換えも無しにくれるわけがない。各団体のコントロールにそのお金を使おうとするのは間違いないでしょう。そして、更に悲惨なのがサッカー界、と言うことになりそう。だって、この「サッカーくじ」のお金はサッカーそのものにはほとんど使われないにも関わらず、「くじの公正の確保」の名目で文部省はJリーグの運営に口出しできるわけですから。今、厚生省や建設省などのいわゆる「利権官庁」の役人の天下りや接待に関する腐敗ぶりが次々と明らかになって来ていますが、そんなのは氷山の一角でしょうし、根本的に改める方策も取られていない中、サッカー界も否応なしに「サッカーくじ利権」の中に組み込まれてしまうでしょう。いずれサッカー協会の役員に、文部省の役人が天下りして来て、協会やJリーグをめちゃめちゃにしてしまう、なんてことにならなければいいのですが。


<98.5.8> 明日のセレッソ戦はJリーグ中断前の最後のゲーム。セレッソは前節で久々に勝利を上げたものの開幕ダッシュした頃のような勢いはありません。今後「1部残留争い」の相手となってくる可能性もあるだけに、負けたくないところだと思います。サンフレッチェは、出場停止のポポビッチの代役に誰を立てるか、また伊藤選手が出れるかどうかがポイントになりそうです。
        下田

     宮澤 柳本 小島

  吉田康 クルーク 桑原 服部
       
        皆本
   
     アーノルド 久保

 SUB:大石、池端、山根、大木、大久保
伊藤選手が出れないと考えてみました。リベロはクルーク、桑原と言う手もありますが、やはり守備のスペシャリストである柳本のリベロが一番安心して見ていられます。代表では右サイドを担当する関係でここ2年程はそちら優先でしたが、柳本自身はどちらも同じぐらい好き、と言っていますのでいいのではないでしょうか?伊藤が出れる場合は小島に代わってストッパーに入り、小島がボランチ、クルークか桑原が前目に入ると思われます。


<98.5.8> 昨日発表されたフランスに向けての代表メンバーには、結局久保も柳本も選ばれませんでした。また、新聞辞令では高木、路木の再選出も、と言う噂もありましたがそれも無し。岡田監督が言っていた「驚くような選手」と言うのは清水の伊東輝悦選手だったようです。押し込まれる展開が予想される本選では、DFラインとともにボランチの働きが大切になります。ダイナスティの中国戦で試したようにラインに入ってリベロとして働く必要もありますし、中盤でのパスカットや素早い前線へのフィード、そしていざという時の前線への詰めなど重要になると思われます。伊東選手はアトランタでブラジルを破ったゴールをゲットした選手。ほとんどの時間帯を守備に専念しながらも、あのチャンスのときに雷に打たれたように攻め上がったと言う「勘の鋭さ」を持ち合わせた選手だと思います。韓日戦などでの選手選考を見るとボランチらしいボランチは山口素弘だけだっただけに、納得できる選考だった、と言えるような気がします。


<98.5.7> 先日「アスリート」でサポーターからの投稿を募集している、と書きましたが、私は次のような文章を送りました。600字、と言う目安をかなり大幅に越えてしまったので、果たして掲載されるかどうか心配ですが...(^^;)

サンフレッチェとヴェルディ。JSL初期に無敵を誇った東洋工業がベースの広島と、JSL後期に黄金時代を築いた川崎。ほんの4年前にチャンピオンシップを争ったチーム同士です。そしてその後両チームは、監督の交代をきっかけにして低迷し、専門誌に「2部落ちの『ダークホース』」と呼ばれるようになってしまいました。なぜこれらの「名門」が下位に沈んでしまったか。これはひとえに、Jリーグが理想とする「地域に密着したクラブ」を作り得たかどうか、この5年間の戦略の失敗が響いているのだと思います。ここまでの失敗を取り返すには、もしかするとこれまでの倍ぐらいの時間がかかるかも知れません。
残念なことに、「アクションプラン」はそこまで待ってはくれません。まずは来年1部に残れるかどうか。これに失敗すればチーム再建どころか存続さえ危うくなる。ここで両チームが取ったアプローチは全く逆のものでした。望んで広島から川崎に移籍した高木選手に象徴されるように、サンフレッチェは代表クラスを放出して若手にチームの未来を託し、逆にヴェルディはオフト時代の代表選手中心のチーム作りをしたのでした。
この賭けがどちらに正解をもたらすか、と言うと、今のところヴェルディに利があるように見えます。高木選手は昨年以上にゴールを量産し、チームは首位を争っています。一方のサンフレッチェは、上位のチームには全く歯が立たず、勝ったゲームも少ないチャンスを生かして取った点をやっとの思いで守り切ったものばかり。おそらくこの傾向は、今年いっぱいは続くでしょう。ヴェルディは余裕で残留を決め、サンフレッチェは入れ替え戦にまわるかどうか、ぎりぎりのところでの戦いが続きそうです。
しかし。Jリーグは今年1年だけの勝負ではありません。来年1部に残留できても2年後、3年後に落ちては意味がない。20歳の選手の実力が30歳の選手より下だったとしても、数年後には逆転しているかも知れません。4/25の広島スタジアムでのサンフレッチェとヴェルディとのゲームは、そう言う意味では非常に象徴的なものだったと思います。首位を走るヴェルディと6連敗中のサンフレッチェの対戦は、サンフレッチェが先制したものの後半は完全にゲームを支配され、同点に追いつかれ逆転されるのは時間の問題のように思えました。そして実際、終了間際にカズに同点ゴールを決められ、広島サポーターのほとんどは敗戦を覚悟したと思います。しかし、最後に笑ったのはサンフレッチェの選手達でした。それも、途中出場の川島、山根という20歳前後の選手達のコンビによるVゴール勝ちでした。予定したとおりにやり遂げるのがベテランの「技」だとすれば、考えもしなかったことをやってのけることが、若い選手の「力」です。今はまだ、チームとしても選手個々でも実力はヴェルディの方が上でしょうが、来年、いや今年後半には逆転している可能性だってあるのです。
昨年日本代表がW杯予選を戦ったときに空前の国民的な盛り上がりを見せたのはなぜか。それは、国立競技場を埋め、UAEや中央アジアまで大挙して行ったサポーターの熱狂的な応援を受けて、代表チームと選手達が予選の中で成長して行ったからだと言っていいでしょう。それと同じプロセスを、サンフレッチェのファンはこれから体験することができるのです。高木、路木、森保らを放出してしまったチームに文句を言いたい気持ちは山々ですが、まずは我々広島に住むファンがこれまで以上にスタジアムに行き、チームをサポートしていくこと。そして、若い選手達を勇気づけること。何年か後に、「1998年のシーズンがサンフレッチェ黄金時代の基礎になった」と振返ることができることを願っています。


<98.5.6> 昨日横浜国際で行われたフリューゲルス戦は、一時は同点に追いついたものの突き放され、最終的には1-5と完敗し順位を13位まで落としました。サンフのメンバーは、GK:下田、DF:ポポビッチ、宮澤、小島、MF:柳本(→大久保66分)、服部、クルーク(→山根56分)、桑原、吉田康、FW:アーノルド(→大木56分)、久保。このゲームも、開始早々こそ攻め込みますがその後フリエのペース。まるでゲーム前に良くやっている「追回し」の練習のように、フリエの選手が速いパス交換を自在に行い、サンフの選手は必死で追うもののボールに触ることもままなりません。そうこうするうちにぽっかり空いたDFの穴を、佐藤一やフットレ、レディアコフ、永井に突かれてしばしばピンチを招きます。1失点目こそ、意識的にかけたオフサイドトラップを審判に取ってもらえなかったところからのものでしたが、その後もフリエの選手に翻弄されます。失点後すぐ、FKからのチャンスをポポビッチが決めましたが良い勝負になりそうだったのはそこまで。その数分後にJリーグ初出場のフットレに勝ち越しゴールを決められると、後は点を奪うために攻撃的にせざるを得ず(なんかポポビッチがしばしば上がっていたようです)、その隙を突かれてまた失点、と言うパターンで、下田の好セーブがなければ何点とられたか分からない、と言うサンドバッグ状態でした。前半はマークのずれがなかなか修正できず、気がついたらいつのまにか左サイドで佐藤一がフリーでボールを持っている、と言う感じでした。トムソン監督は盛んにポジション修正の指示を送りますが、クルークは両手を開いて「分からない」のポーズを取るばかり。後半になって修正を施しては来たものの、激しくポジションチェンジをするフリエの選手に振り回されて結局機能しませんでした。攻撃面では、個々の選手の闘志は見られたもののつまらないパスミスが多くなかなか決定的なチャンスをつかめません。CKのチャンスだけは沢山あって、ポポビッチや宮澤の頭に合わせて行きますがこれはなかなか枠を捉えることができずに終ります。トムソン監督も途中で諦めたのか、早々にアーノルド、クルーク、柳本と体調に不安のある選手を若手に交代させ、最後は緊張感の無いゲームになってしまいました。
以上のようにゲーム内容の点ではフリエに力の差を見せつけられてしまいましたが、収穫と言えば柳本と大久保でしょうか。ちょうど1年前の怪我によるリタイアからなかなかトップフォームでの出場ができなかった柳本選手の先発出場は、昨年9/27のセレッソ戦以来220日ぶり。今朝の中国新聞によると「最初は雰囲気に溶け込めなかった」そうですが「疲れはないし、ひざも大丈夫」で、「楽しくプレーができました」と笑顔で語っていたそうです。実際ゲームでは何度か切れ味の鋭いサイドの突破を見せ、クロスも上げて全盛期を彷彿とさせるような動きを見せていましたし、守備面では「いつもなら消せるパスコースを消せていない」とは言いながらもサンパイオのシュートにただ1人反応するなど柳本らしさを見せていたと思います。またJリーグ初出場となった大久保は、出場して早々からトップ下で良い動きを見せ、シュートも2本放つなどなかなかの存在感を示しました。大久保は、サントス退団後待望久しいドリブル、パスのできる選手。彼がトップに定着して久保、山根とのコンビが確立できた時に、新しいサンフレッチェの時代が来るのかも知れません。
ところで、ポポビッチがゴール前でGKと競り合った際に手を使おうとした、と言う廉でイエローカード。これで通算3枚目で、次節は出場できません。このところ守備だけでなく攻撃にも積極的に参加するなど、チームに対する貢献度がピカイチだっただけに痛い欠場です。今年のサンフレッチェは、先に点を取れればじっくり守って勝ちに結びつけることができますが、先制されて攻撃にかかると、裏を取られて簡単に失点するなど脆さを見せます。Jリーグ中断まで後は9日のホームのセレッソ戦を残すだけ。トムソン監督は2日間の練習でどのように守備の組織を再構築してくるでしょうか?


<98.5.5> 今朝の中国新聞によると、市原戦で左足甲を痛めた伊藤選手が出場できず、その代わり小島選手がストッパーに入る模様。また、怪我から復帰した柳本選手がいよいよ出場しそうで、それも先発もありえそうです。となるとメンバーは、
        下田

    宮澤 ポポビッチ 小島

  柳本 クルーク  桑原  服部
       
        吉田康
   
     アーノルド 久保

と言う感じになりそうです。柳本選手はいよいよ代表復帰に向けてアピールできるわけですが、スポーツ紙によると岡田監督は駒場に浦和×横浜Mを視察に行くらしいのが残念?まあBSでも中継はあるわけですし、悔いの残らないようなプレーを見せて欲しいと思います。なお、新人の大久保選手が今季2度目のメンバー入りを果たしたそうです。


<98.5.5> Jヴィレッジで行われたジュニアユースの全国大会「ナイキ杯」に出場したサンフレッチェは、Aグループで北海道のSSSジュニアに5-1で快勝したもののレッズの下部組織(のはず)の三菱養和SCに0-2で敗れ、準決勝進出を逃しました。なお、準決勝に進んだのは三菱養和の他、ガンバ、エスパルス、マリノスのジュニアユースでした。


<98.5.5> 中国地域リーグはこの5月3日から始まり、3連覇を目指すマツダSCが国体準優勝の鳥取に快勝し、順調なスタートを切りました。
【第一日】
マツダSC   7|3-0|0 SC鳥取
(1勝  )    |4-0|  (  1敗)

NKK福山   1|1-0|0 三菱石油
(1勝  )    |0-0|  (  1敗)

【第二日】
三菱自工    2|1-0|1 ヤマコーFC 
(1勝  )    |1-1|  (  1敗)

広島フジタSC 2|1-1|1 広島教員
(1勝  )    |1-0|  (  1敗)
なお、NKK福山には昨年サンフレッチェを退団した若井選手が所属している、と言う噂があります。(未確認です。)


<98.5.4> 明日はサンフレッチェとしては初の横浜国際でのフリューゲルスとのゲーム。こちらは3連勝していますが、相手も開幕直後の低迷から立ち直って4連勝中。もともと力のあるチームだけに、厳しい戦いになりそうです。
        下田

    宮澤 ポポビッチ 伊藤

  吉田康 桑原  小島  服部
       
       クルーク
   
     アーノルド 久保

 SUB:大石、柳本、山根、大木、松永
これまでのメンバーのうち、皆本が警告の累積で出場停止です。柳本が出れるかどうかは、本人の意向よりはペドロ氏の許可が出るかどうか、で決まりそう。なんとか、キリン杯に向けてのメンバー発表の前にゲームに出してもらいたい、と思いますが。


<98.5.3> 強風注意報と雷注意報が出る中行われたサンフレッチェとジェフとのゲームは、終始押されながらも少ないチャンスを確実に生かしたサンフが勝ち、3連勝で11位まで浮上しました。サンフレッチェの布陣は、3-5-2の登録ながら4-5-1の様な次のような感じでした。

        下田

    宮澤 ポポビッチ 伊藤
 吉田康         (→皆本49分)
         小島
    クルーク      服部
          桑原
   アーノルド(→松永85分)
         久保
         (→大木79分)
ただし、皆本への交代後は小島がストッパー、桑原がボランチ、皆本が攻撃的MFに入っています。この布陣で開始早々こそ攻め込みましたが、後はだいたい押されっぱなし。特に前半は風下で、下田が蹴ったボールはセンターライン付近から戻ってくるわ、一度など下川が蹴ったGKがサンフゴールまで来て危ういところでクリアするわで大変でした。しかし先制点を奪ったのはサンフ。前半8分、カウンターからゴール前に走り込む久保とアーノルドを良く見て出したクルークのスルーパスがきっちりと久保の足元に通り、これを久保が落ち着いてゴール!「逆風を計算してパスを出した」と言うクルークと、「風下だったから低いパスが来ると思った」と言う久保(いずれも中国新聞の記事より)の気持ちがぴたりと合ったファインゴールでした。これで精神的に優位に立ったサンフは、風上の市原の波状攻撃を落ち着いて跳ね返します。特に前半中頃に金大儀と武田と立て続けに決定機を与えますが、これは下田が素晴らしい反応で弾きます。また、ゴール前での危ない距離からのFKも2度、3度とありましたが、これは風に乗ったマスロバルのボールがことごとくゴールを越えて行き事なきを得ます。ポポビッチの読みと宮澤、伊藤のマンマークはこの日も安定感抜群で、風と雨のコンディションを良く読んで「攻められる」と言うよりは「攻めさせる」と言う雰囲気で、全体としては引き気味で守備に専念しながら「ここぞ」と言うところでポポビッチが上がり、伊藤が上がるなど全体に押し上げてジェフゴールを脅かします。これは、案外最初のゲームプラン通りの戦い方だったのかも知れません。36分には久保がゴール前で倒されて得たPKをポポビッチが決め、非常に良い時間帯に勝ち越します。来日初ゴールを決めたポポビッチは「前日の練習の時から決める自信はあったよ」と大喜びしていた(これも中国新聞の記事)そうで、ゴールを決めた後はバックスタンドに向かって水浸しのピッチにヘッドスライディングのパフォーマンスまで見せていました。
後半は、キックオフからのクルークのスーパーロングシュートで幕を開けます。後半も全体的には前半同様、攻めるジェフに守るサンフ、と言う構図でしたが、ジェフの拙攻にも助けられて余裕のゲーム展開。ジェフのDFラインの後ろが空くとすかさず風を生かしたロングボールを入れ、またGKが上がるとその頭越えのシュートを狙うなど天候を良く考えたサッカーで対抗します。決定的な3点目はクルークのFK。左サイドゴールライン際からの低いボールに久保が飛び込みましたがしかし久保は触らず(触れず?)、これが結果的に下川の判断を狂わせてそのままゴールイン!この日のクルークは、相手の動きを良く見たシュートや久保へのスルーパスなど状況判断の良い多彩なキックを見せ、マスロバルよりも遥かに存在感が高かったように思います。一方のジェフは、終了間際の武田の技ありのゴール(小島がPK覚悟で足を払いに行ったのにものともしなかった)こそありましたが、後半27分のPKは完璧に読まれて止められ、更に江尻が暴言(?)で一発退場(これでサンフの相手チームは4試合連続で退場者を出す、と言う珍記録)になるなどさんざんな出来。市原サポーターはほとんどがゴール裏フェンスに立ち上がっての応援で、数の多いサンフ側よりも声が大きかったぐらい(まあ、風上だったからかも知れませんが)でしたが、さぞがっくりしたのではなかったでしょうか?
対するサンフのファンは、と言うと親子200組を招待したにも関わらず(更に時間が重なっていたカープの試合が中止になったにも関わらず)わずか4,132人の入りと、これまでのホーム平均入場者数の半分にも満たない数で、この日の全9試合の中でも最低の数でした。しかし、前日から天気予報は最悪で現実にひどい雨と風(もっとも、ゲーム中はそれほどひどくはなかった)だったことを考えると仕方がないかも。BSでも中継があったので、私も「親子招待券」を貰わなかったら行かなかったかも知れません。ほとんどの客席が雨晒しで、VIP席付近に申し訳程度の屋根しか無い広島スタジアムが恨めしい、とも思いました。ただそんな中でさえ見に来たファンは、本当にサッカーが好きな「コアなファン」と言えるでしょう。その前で落ち着いたゲーム運びで快勝できたのは、きっと今後につながります。昨日見に行った人一人一人が、「サンフレッチェのゲームは面白いから、一緒に見に行こうよ!」と誘って行けば、2倍、3倍の観客が入るのでは?(なお、昨日のサイン会は上村、池端の両選手でした。)


<98.5.3> 先日紹介した「アスリート」の原稿募集ですが、中野さんによると600字程度を目安にしてもらえると良いそうですが、ほんの一言でもいいし少々長くても対応する、と言うことです。〆切は明後日5日です。お早めにtakuroh@air.linkclub.or.jpにメールをお送りください。


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