7/19〜7/25のサンフレッチェ日記



<98.7.25> 昨日行われたクラブユース選手権の第三戦、サンフレッチェユースは福岡ユースに2-1で勝ち、勝ち点を6に伸ばしました。しかしもう一試合の柏×清水の方は柏が2-0で勝ち。これで広島と柏は勝ち点、得失点で並びました。しかし柏の総得点が5だったのに対し広島は3。わずかの差でグループ2位に終わってしまいました。更に他グループの2位との争いでも勝ち点で並びながら得失点差で及ばず、決勝トーナメント進出はなりませんでした。一番厳しいグループに入ったのが最後に祟った形で残念でしたが、しかし選手達は同年代との厳しい3試合を戦って手ごたえがあったのでは?これはきっと、冬のJユース選手権に繋がるだろう、と思います。


<98.7.24> W杯を挟んだ2カ月半のお休みも終了し、明日からJリーグ1st stageが開幕します。サンフレッチェはここまで2部落ち圏内の14位。しかし上村、前川ら怪我人が復帰し、グッドマン、ビドマー、フォックス、山口敏を加えて逆襲の態勢はなんとかできた、と言えるでしょう。再開以降は京都、福岡、札幌と同じぐらいの順位を争う相手が続きます。ここで弾みを付けて1部残留を確保し、2nd stageで優勝争いができるところまで持っていって欲しいものです。さて、それでは明日のメンバーを予想します。
       下田

   小島 ポポビッチ 宮澤

 柳本    桑原     服部

   山口敏    ビドマー

    グッドマン 久保

SUB:大石、上村、吉田康、皆本、大木
ここで気になるのが久保。14日のガンバとの練習試合で右ふくらはぎを痛め、19日の神戸とのゲームを欠場。その後練習中に右ひざの痛みを訴えペドロさんから「休息が必要。京都戦出場は60%」と言われています。サンフレッチェにとっては大事な選手ですし、大木が好調であることを考えると休ませるかも知れません。明日のキックオフは午後7時。森保選手との対決も興味津々です。


<98.7.23> 今朝の新聞報道によると、クラブユース選手権の第2戦が昨日行われ、サンフレッチェユースは強豪のエスパルスユースに1対0で勝ったそうです。また同じ組のもう一試合は、アビスパユースがレイソルユースに4対2で勝ちました。これでD組は4チーム全てが1勝1敗勝ち点3で並びました。得失点差では1位清水(+3)、2位広島(0)、3位柏(-1)、4位福岡(-2)となっており、サンフは今のところ2位に付けています。最終戦で福岡に勝ったとしても、清水が勝った場合に得失点差で上回るのは苦しい状況です。この大会は1位チームと2位5チームのうち内容の良い3チームが決勝トーナメントに進出できます。他のグループは「2強2弱」あるいは「3強1弱」と言う展開になっているところが多く、2位に入っても内容的に及ばない可能性が高そう。第3戦は今日の休みを置いて明日行われますが、このゲームにサンフが勝ち、清水と柏が引き分けてくれる、というのがベストなのですが。


<98.7.22> 今私は仕事で茨城県に来ているのですが、昨日たまたま暇ができたのでクラブユース選手権をJヴィレッジまで見に行ってきました。サンフレッチェユースの初戦は柏レイソルユースとの対戦。サンフのメンバーは次のような感じでした。
       島谷3
       
    広松3 内田3 松本3
 
 駒野2          杉山3
    吉田幸3  森崎和2
     
      森崎浩2
    
     池田3  久保田2

(後ろの数字は学年です。)
ゲームは前半は、両チームともラインを高く引いて前線から積極的な守備をして中盤での潰しあい。全体としては、風上(と言っても、ほとんど強い横風だったのですが)を取ったサンフのキープ率が高かったのですが、しかし最終ラインからのパスの出しどころが無くDFの裏を狙ったロングパスが多く、これが風に流されてもう一つ決定的な場面を作れません。そんな中前半15分、柏が右からのCKを得ます。ファーサイドの遠目の位置への高いボールは、上がっていた長身のDFの選手の頭にどんぴしゃ。柏はワンチャンスをものにして先制しました。これで更に攻めるサンフ。逆に前線からの守備でなかなか決定的なパスを出させない柏。前半はお互いに決定的チャンスが1、2回ずつ、と言う感じでほぼ互角で折り返します。後半になると、風下に立つサンフはペースが落ちるか、と思えばさにあらずで、むしろ疲れからか出足の遅くなった柏の中盤を翻弄してサンフが完全にゲームを支配します。中央からのドリブル突破や素早いパス交換、また左右のWBのオーバーラップ、ニアポストへのライナー性の低いCKを吉田幸生がヘッドで後ろにそらせてゴールを狙う、なんて技も見せて波状攻撃を仕掛けますが、シュートがGKの正面を突いたりふかしたり、とどうしてもゴールを割ることができません。最後にはストッパーの広松まで上がってツーバックにして攻めましたが、ついに無得点に終わりました。対する柏は後半は防戦一方。シュートらしいシュートは1本か2本しか打っていないように記憶しています。が、守備の集中力が素晴らしく、最終ラインでサンフの攻撃を食い止めていました。結局ゲームはそのまま終わり、サンフユースは残念ながら0対1で初戦を落としてしまいました。
印象に残った選手というとまず吉田幸生。ここぞ、と言うところでの決定的な仕事のできる選手という感じでしたが、ポジションが低めだったのは指示があったからでしょうか?とにかくゲームがすすむにつれてポジションがずるずると下がっていき、下がるにつれて消えている時間も長くなったような気がします。一瞬のひらめきを見せてシュートまで持ち込むところなどは見せてくれたのですが、1対1でボールをキープできないことが多く、前を向けないのでいいパスも出せない、と言う感じ。体調が悪かったのか、それとも監督の指示でそうしていたのか、どっちなんでしょう?それから森崎兄弟は、時々光るプレーは見せるものの決定的な仕事ができた、と言う記憶はありません。とにかくこの3人は、期待が大きかっただけにやや不満の残る出来でした。
FWでは久保田。数少ない2年生だからか、みんなから「クボ!」とかわいがられていて、なんだかクボタツがいるような気になりましたが、確かに身体能力はありそうです。粗削りなのは技術だけかと思ったらさにあらずで、相手にファールされるシーンがあるとすかさず周りから「クボ!落ち着け」と声が出るところを見ると、性格も粗削りなんでしょうか?
WBは両サイドともがんがん上がって景気が良かったのですが、特に右サイドの駒野が小気味よかった。スピードがあり突破力もあるので、攻撃にかかったときは良いですね。ただ、守備はもう少し勉強の余地あり。柏の左サイドの選手(三浦佑介だったか?)に何度か、付いていながらぶち抜かれるシーンがあり、流れからピンチを招いていたのは大抵このサイドからでした。
守備は、まずスイーパーの内田の安定感はなかなかのものですね。強い風が吹いて判断が難しかったであろうにも関わらず、ほとんど最終ラインの突破を許しませんでした。それからストッパーの広松。ヘディングの競り合いはほとんど全勝。CKのチャンスなどには積極的に上がり、惜しいシュートもありました。
と言うことで、圧倒的に押しながらも残念ながら黒星スタート。柏は関東3位なのですが、予選でマリノス、ベルマーレ、ヴェルディのユースを破って来ているだけのことはありますね。守備の集中力が最後まで切れませんでした。サンフは一方的に攻めたとはいえ一本調子だったのが良くなかったか?この敗戦は、良い勉強になったのでは無いでしょうか。とは言え予選リーグ突破のためにはもう1つも負けられない、と言う状況になってしまったのには違いない。次の相手の清水は、東海・北信越予選を1位で突破してきている間違いなく強いチームで、実際、初戦では福岡を4対0で下しています。まあ、伸び盛りの高校生のことではありますし、一戦一戦を戦う中で成長してくることでしょう。サンフユースの今日以降に期待しましょう。


<98.7.21> 中国新聞によると、8/2(日)14時から広島県情報プラザ(広島市中区千田町、千田公園の隣に建っているビルだと思います)で、今西総監督の講演会が開かれるそうです。タイトルは「98W杯・今明かされる選手のトップシークレット」。「日本チームや選手が世界に通用するには何が必要か」という話をされるとのことで、サッカー協会強化副委員長としてW杯に臨んで得た経験から話をされるのではないかと思います。入場料は無料。申込・問い合わせは、広島市健康づくりセンター健康科学館(082-246-9100)までです。


<98.7.20> 昨日、いぶきの森でヴィッセル神戸と練習試合を行い、1対0で勝ちを収め仕上がりの順調さを示しました。サンフレッチェは久保が左足の状態が悪かったのか大事を取って欠場、またポポビッチの代わりに柳本がリベロに入った(たぶん)次のような布陣でした。
       下田

    宮澤 柳本 小島

 吉田康   桑原    服部
       (→皆本39分)
    山口敏 ビドマー(→山根82分)
    (→上村77分)
    グッドマン 大木(→大久保62分)

SUB:伊藤、池端、大石
対する神戸は、GK:前田、DF:三上、吉田恵、トーマス、MF:海本、吉村光(→布部60分)、安部(→松尾86分)、窪田、神野、FW:金(→江口60分)、和多田。得点は、後半4分、山口敏からのパスを受けたグッドマンが右サイドに切れ込みクロス、これを詰めていた皆本が右足のシュートで決めたと言うものだったそうです。1週間前には大分相手に無様な試合で敗れたサンフでしたが、ようやくいろいろなところがフィットしてきた、と言うところでしょうか。山口敏、ビドマー、グッドマンという新戦力3人組の攻撃陣も徐々に良さを見せてきているようですし、Jリーグ再開が楽しみになってきました。


<98.7.19> プレスリリースによると、8/30にユースのセレクションが行われます。対象は現中学3年生で、4対4,7対7の実技テストと運動能力テスト、面接などが行われます。場所は広島広域公園の第一球技場と補助競技場。申し込みは、参加料の4000円と返信用葉書1枚(表面に応募者の住所、氏名を記入)、申込書(A4サイズの紙に自由書式で、氏名、住所、電話番号、生年月日(西暦)、学校名、身長、体重、利き足、ポジション、在籍チーム、サッカー歴(代表、選抜経験の有無)、保護者名、捺印)を現金書留に同封して「〒733-0036 広島市西区観音新町4-10-2 広島西飛行場ターミナルビル1階 サンフレッチェ広島 ユースセレクション係」までお送り下さい。〆切は8/13必着。お問い合わせは、082-233-3233のユースセレクション係(山西、澤山)までどうぞ。


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