7/26〜8/1のサンフレッチェ日記



<98.8.1> 今朝の中国新聞によると、昨日は福岡戦で120分戦った疲れを取るためにスポーツジムでの水中トレーニングなどで練習を済ませたそうです。トムソン監督はグッドマンに代わって久保を先発させる、と明言したとのこと。「大木の調子も良く、両FWには得点チャンスを確実に決めて欲しい」と語り、また久保本人も「もう足は大丈夫。何が何でも得点に絡む」と言っていたそうです。今日は当日券の発売は16時から、また開門は17時から。南区と安芸区の小学生選抜の試合のほか、17時から「ふれあいサッカー教室」、17時半よりハイタッチの受付、また18時よりサイン会です。サイン会はこれまでのパターンからするとグッドマン選手が予想されます。先着1000名様にはザバスゼリーが、またゴール裏自由席の方100名には応援ビブスがプレゼントされます。無料駐車場は1000台分用意されますが、ギリギリになると遠くの駐車場、無料連絡バスはなかなか来ない、と言うことになるのがいつものパターンですので、お早めにどうぞ。


<98.7.31> 明日は、やはり入れ換え戦圏内を争う札幌との対戦です。前節はセレッソとの競り合いに敗れましたがバルデス-マラドーナのホットラインは相変わらず好調。ここをどう抑えるかがポイントになりそう。そこを考えるとそろそろ上村の起用があるのではないか、と思います。
       下田

   宮澤 ポポビッチ 上村

 柳本    小島     服部

   山口敏    ビドマー

     久保  大木

SUB:大石、桑原、皆本、吉田康、山根
せっかく新戦力として機能していたグッドマンが戦線離脱してしまったのは痛いのですが、そこは久保の先発復帰で充分埋めることができるでしょう。ビドマーのコンディションが上がって好調の大木がもっと勢いのあるプレーを見せれば、守備が比較的弱い札幌から大量点を奪うことも難しくないと思います。問題は競り合った展開になった時と山口敏など前線のキープレーヤーが傷んだりして途中退場になった時。現状ではこの先発メンバー以上の攻撃的布陣、と言うのは考えにくいのですが、敢えて入れるとすれば山根の突破に期待するか、あるいは松永の高さに期待するか、と言うところでしょうか。このゲームはこれまでホームとして使ってきた広島スタジアムでの最後のゲームとなります。(天皇杯は除く。)スタンドを一杯に埋めて、選手達を励ましたいものです。


<98.7.30> 昨日最下位の福岡と対戦したサンフレッチェは、後半4分に大木のゴールで先制したもののその4分後に同点に追いつかれ、最後はPK戦にもつれ込み敗れました。サンフレッチェの布陣は次のようだったそうです。
       下田

   宮澤 ポポビッチ 小島

 柳本    桑原     服部

   山口敏     皆本
   (→ビドマー72分)
    グッドマン 大木(→吉田康91分)
    (→久保70分)

SUB:大石、上村
サンフレッチェの調子は京都戦から引き続いて良かったのに対し、福岡も新外国人の補強がうまく行ったようで良い動きを見せなかなかの好ゲームだったらしい。サンフは山口敏と柳本のコンビネーションが相変わらず非常に良く、何度も突破して右サイドから好クロスを入れます。しかし中央で待つグッドマンや大木とのちょっとしたずれや福岡ボージョヴィッチのスーパークリアなどがあって前半はゴールを割れませんでした。しかし後半4分、右サイドからのパスを受けた大木が中央付近での切れ味鋭いドリブルで相手DF2人(3人だったかも)をかわして左足で蹴り込みました。「今は調子がいい。必ず得点に絡みますよ」と試合前に語っていた通りの、見事な動きだったと思います。しかしサンフの好調は長続きしません。同点にされた後もしばらく良いリズムが続きますが、しかし後半25分、まずグッドマンが右ひざを痛めて交代。更に27分、運動量が落ちた山口敏をビドマーに交代すると流れが悪くなってしまいます。そして中盤も福岡に支配され、DFラインがどんどん下がって守勢一方に。最後のところで下田が好セーブを連発してPK戦までもつれ込みましたが、しかしいつVゴール負をしても不思議ではない展開だったそうです。結局PK戦は吉田康、桑原、久保が決めたもののポポビッチが外し、対する福岡は5人全員が決めて敗れました。今西総監督は「流れを変えられる選手がいない」と嘆いていたそうですが、新戦力が入ってチーム力が上がった、と言っても確実に勝っていくためにはやはりチーム全体の底上げが必要だ、と言うことでしょうか。最下位のチーム、とは言え福岡もレベルアップしていたようで、この敗戦に悲観的になる必要はありませんが、しかしサンフレッチェもまだまだ課題を抱えている、と言うことは言えそうです。なお、ケガをしたグッドマンは練習再開まで1週間程度かかる、とのこと。1st stageの残り試合への出場は絶望的になりました。


<98.7.29> 今朝の中国新聞や昨日の「ゴール」などによりますと、福岡戦を控えたサンフレッチェは特に怪我などの選手もおらず順調で、ベストメンバーが組めそう。前節遠征に参加しながらメンバー入りしていなかった上村選手も、別に状態が悪い訳ではなく試合勘なども戻っていないため無理をしなかった、と言うことだそうです。「監督の評価も非常に高いので、いずれ出てくるだろう」と広報の佐伯さんも言っていました。中国新聞の小笠記者は、監督の「アウェイでは守備的に行くのが本来の戦術」と言う談話からビドマーを先発から外して桑原と皆本のドイスボランチで行くのではないか、と予想しています。またFWも坊主頭にした(らしい)久保選手で行くか、あるいは「今は入団して一番調子がいいんですよ」と語る大木選手で行くか。いろいろと起用のオプションが増えて、トムソン監督の采配が注目されます。


<98.7.28> 明日は福岡とのアウェイゲーム。調子の上がらないアビスパを叩いて京都戦でできた流れを確実にしたいところです。サンフレッチェのメンバーは、おそらく前節とほぼ同じの次のようなものとなると思います。
       下田

   小島 ポポビッチ 宮澤

 柳本    皆本     服部

   山口敏    ビドマー

    グッドマン 久保

SUB:大石、伊藤、桑原、吉田康、大木
広島での地上波、衛星のテレビ放送はありませんが、福岡放送とPerfecTV!のJ-SPORTS(ただしこちらは7/31と8/1)で放送があるようです。


<98.7.28> 先日クラブユース選手権に敗退したサンフレッチェユースですが、この9月から「Jユースカップ」が開かれ参加します。この大会はJリーグ加盟、準加盟20チームのユースがリーグ戦を行い、その後ブロック勝ち抜きの6つのクラブチームとともにトーナメントでユースクラブ日本一を決めると言うもの。サンフレッチェユースは昨年は準優勝、また一昨年は優勝しています。今年は予選リーグはE組でセレッソ大阪、ヴィッセル神戸、アビスパ福岡と同じ組となっており、ここで上位2チームに入るとトーナメント進出となります。サンフレッチェ関係の日程は次の通り。
9月20日13時 福岡  雁ノ巣レクリエーションセンター
10月4日12時 福岡  みよし運動公園陸上競技場
10月11日16時 C大阪 広島スタジアム
11月1日14時 神戸  びんご運動公園陸上競技場
11月8日15時 神戸  いぶきの森球技場
11月15日15時 C大阪 ヤンマー瀬田グラウンド


<98.7.27> 昨日サテライトが桐蔭学園高と35分ハーフで練習試合を行い、後半終了間際に岩村、松岡がゴールを決めて2-0で勝ちました。この試合、前川選手が昨年9/27以来の実戦へのフル出場を果たし、「相手は高校生で、守備の機会は少なかったがセーブ、キックとも問題はなかった」と語っていたそうです。


<98.7.27> 中国社会人リーグは昨日より後期が開幕し、三菱自工が大勝して首位を守りました。これを勝ち点1の差でマツダSCと広島フジタSCが追っています。
三菱自工    5|3-0|1 ヤマコーFC
(7勝1敗)    |2-1|  (1勝7敗)

マツダSC   3|1-0|2 SC鳥取
(7勝1敗)    |2-2|  (  8敗)

広島フジタSC 3|2-0|1 広島教員
(6勝2敗)    |1-1|  (3勝5敗)

三菱石油    3|1-1|1 NKK福山
(4勝4敗)    |2-0|  (4勝4敗)


<98.7.26> 昨日のJリーグ再開第一戦、京都サンガとのアウェイゲームは2対1で勝利し、幸先のいいスタートとなりました。サンフレッチェのメンバーはこんな感じだったようです。
       下田

   小島 ポポビッチ 宮澤

 柳本    皆本     服部

   山口敏    ビドマー(→桑原45分)
   (→吉田康73分)
    グッドマン 大木(→久保78分)

SUB:大石、伊藤
前半は新戦力の3選手を前線に並べ、ボランチに桑原ではなく皆本を置いた攻撃的な布陣。これが前半から機能します。山口敏が開始直後に中央左から強烈なミドルシュートを放ってバーに当て、昨季末に解雇した京都への挨拶を済ませると、その後も中盤でのタメ、ドリブル突破、そしてパスと自在に動き、グッドマンと大木のツートップを機能させました。その上右WBの柳本との連係も上々で、再三のチャンスを演出。所属チームの無かった今季前半は社会人チームと一緒に練習をしていたそうで、「漠然と『俺はまだやれる』と思っていたが、この試合ではっきりとした自信になった」と語ったように、ここ数年の低迷から鮮やかな復活を遂げることができました。更にもう1人の新戦力のグッドマン。24分に下田のゴールキックを京都のジュニオールがヘッドでクリアしようとして後ろに逸らしたのを見逃さず、鋭くペナルティエリア内に侵入してあっという間の先制ゴールを決めました。これ以外にも豊富な運動量で何度もチャンスを作り、今西総監督をして「ここまで動けるとは。実戦向きの選手だな」と讚えさせるほど。本人は「得点は幸運だったがチャンスはもっとあった。あと1、2点は取っていなければ」「ラスト15分は運動量も落ちた。あと、2、3試合こなせば、もっといいプレーを見せられる」と振返り、今後の更なる爆発を予感させました。また、服部のCKをヘッドでゴールに流し込んでJ初得点をあげたのは宮澤。「単なる偶然。たまたまですよ」と照れていたそうですが、こういう得点が生まれるのも前の選手がマークを引きつけることができているからかも知れません。唯一ビドマーだけはまだコンディションが上がっていないようですが、昨年一年全くトップのゲームに出ていなかったことを考えるとまだまだこれからでしょう。今後調子を上げてくれば、更にチーム全体の攻撃力が上がってくることと思います。
トムソン監督は「私が就任して2年目だが、初めてベンチに100%の力を発揮できる選手がそろった」と語っていたそうですが、確かにこのゲームの控え選手は誰を出しても先発と遜色の無い力を持つ選手。この他にも、上村や山根などいつでも取って代われる選手がいます。監督としても、サブの選手の力が拮抗していてこそ戦術的交代など采配の振るいようがある、と言うものです。このチームが上位を狙えるチームかどうかを判断するのは、清水戦、鹿島戦を待たねばならないかも知れませんが、確かに前半に比べれば格段にチーム力が上がった、と言えそう。今後の展開が非常に楽しみになってきました。


<98.7.26> 8月9日の午後3時より、「『国際平和スポーツ文化都市』実現に向けて〜『世界共通語=サッカー』を通じたまちづくり」と言うタイトルでシンポジウムが開かれます。もともとは中国新聞の方の発案だそうですが、「広島文化デザイン会議」の一環として開かれます。第一部では広島出身で元日本代表の木村和司氏が「サッカー文化で触れた世界の文化」と題して講演し、第二部では「サンフレッチェ広島の発展が中四国を変える」と言うタイトルでパネルディスカッションが行われます。ここでは広島ホームテレビの河野高峰氏をコーディネーターに、木村和司氏、今西総監督のほかJFA専務理事の森健児氏、鹿島アントラーズ常務の海保宣生氏、広島県サッカー協会会長の野村尊敬氏、広島青年会議所理事長の吉田正裕氏がパネラーとして参加して、地域に根差したチーム作りに成功した鹿島とそれに対する広島の現状とを比較しながら、広島の街とサンフレッチェの進むべき道を考えるものになる、と言うことです。会場は広島市の平和公園内にある広島国際会議場。入場料は無料とのこと。興味のある方はぜひご参加下さい。(なお、木村和司さんは8/1,2の天気次第ではこの日にサッカー教室がずれ込んで出席できないこともあるそうで、その場合は今西氏が講演します。)


 SANFRECCE Diaryトップページに戻る