8/12〜8/29のサンフレッチェ日記



<98.8.29> 今朝の中国新聞によりますと、怪我が心配されていた柳本、山口敏の2人は強行出場する、とのこと。堅い、とは言えない札幌の守備陣(12試合連続失点中らしい)ですので、早い時点で2、3点取って楽な展開に持ち込みたいところです。その札幌は、マラドーナ、バルデスの2人が怪我で出場微妙。前回はこの2人にやられていただけに、ちょっとは気が楽か。とは言え前節も吉原などの活躍でセレッソにアウェイで3-1で勝っています。今季時々見られるセットプレーなどでの集中力の欠如に気をつけて、とにかく先に失点をしないことが大切です。なお、昨日も書きましたが川崎からレンタルで来ていた大石尚哉選手にとってはこのゲームが最後です。「サンフレ 今節の顔」には大石選手が登場していますが、「グラウンドへの距離やトレーニング機器など練習環境は川崎と比べれば天と地」といいながらも、「一つ一つ説明してくれるGK練習は参考になった。」と手ごたえを得たような様子です。前川、河野、下田といいGKを続けて育ててきたサンフのスタッフの質の高さを表していますね。ただ、やはりサンフの選手については「とにかく、みんなおとなしい」「納得できないことがあるなら、コーチや監督に申し出ればいい。それができない選手が多い」と、語っており、このへんは誰が見ても同じらしい。実績のたくさんある川崎の選手達と、若手ばかりの広島の選手をそのまま比べるわけには行かないでしょうが、しかしここはやはり気になるところ。疑問があっても質問せず、分かったような顔をして実は分かっていない、と言うのはどういう社会でだって通用しません。サンフレッチェがもう一つレベルアップするためには、だれか(例えば前川とか山口敏とか)が率先してそう言う雰囲気を払拭していく必要があるのかも知れません。


<98.8.29> 9月19日3時より万博記念競技場で行われるガンバ大阪戦を応援するツアーが企画されています。午前8時40分に西飛行場ターミナルビル1Fの事務所前に集合し、午後2時に会場に到着して試合を観戦し、10時過ぎに広島に帰る、と言うもの。料金は入場券、往復のバス代、弁当2食分で大人5000円、小中学生4000円、幼児3500円とかなりお得なツアーだと思います。(確か、東広島からビッグアーチまでの観戦ツアーが4000円だったはず。)お問い合わせは、サンフレッチェ広島(tel:082-233-3233)まで。


<98.8.28> 明日はサンフレッチェにとって初の札幌遠征、かと思ったら95年の7月15日にマリノスのホームゲームで札幌に行ってますから3年ぶり、ということになります。前回の広島での対戦はノーガードの打ちあい、と言ったゲームになってしまいましたが、今度は札幌のたくさんの相手サポーターの前でのゲームということもあり、守備的な布陣で行くものと思われます。ケガをした柳本、山口敏の状態が気になるところですが、これからのシーズンを考えてあまり無理させない、と考えてメンバーを予想してみます。
         下田
        
  フォックス ポポビッチ  上村
    
 伊藤   桑原   吉田康   服部

        大久保

      久保  ビドマー

SUB:大石、宮澤、古賀、皆本、松永
攻撃陣がやや不安ですが、前回の対戦で大活躍の久保選手には厳しいマークが付くものと思われますので、ビドマー、大久保や吉田康の攻め上がり、また服部のクロスやFKでチャンスを確実にものにしたいものです。なお、先日ビッグアーチでお別れの挨拶をした大石選手は、8月一杯のレンタルなので札幌が最後のゲームになると思われます。


<98.8.27> 今朝の中国新聞に、「『J』17番目 サンフレHP」と言う記事が出ていました。先日久保社長のインタビューで明らかになったオフィシャルホームページが予定通り開設されるとのことで、URLはhttp://www.sanfrecce.co.jpと分かりやすいものになっています。記事では「公式サイトが無かったのは広島と京都だけ」となっていましたが、サンガには京都新聞が作成した「準オフィシャルサイト」がありましたので、実質的にはJリーグで最後の開設になりました。準備期間が短かったからか、最初はチームや選手紹介、入場券案内からスタートして徐々に整備するとのことですが、10月からはサポーターが自分のホームページを持てるようになるなど、最後発らしく特色のあるものを目指すとのこと。専従職員を置いて情報の更新をできるだけ早くやる、と久保社長もコメントしているので、私のサイト「SANFRECCE Diary」や、その他三矢Webの各ホームページなどが果たしてきた(と、自負しているだけなんですが^_^;)役割の一部(プレスリリースを流す、など)は、これでお役ごめんになりますね。ちょっと寂しい気がしないでもないのですが、しかし公式情報は公式サイトから、が本来の姿。チームがネットワークの時代に乗り遅れていたのを、サポーターが勝手に肩代わりしてきただけです。ホームページは作るよりも更新していくのにエネルギーが要りますし、特に会社の業務としてやる場合はその効果が見えにくいのが弱点だとは思います。しかし、客商売をする会社にとってはホームページは「看板」みたいなもの。これでようやくサンフレッチェも、「普通のクラブ」になった、と言えるのではないでしょうか。


<98.8.26> 昨夜のFM、及び今朝の中国新聞によると、柳本、山口敏両選手は24日の練習中に右足首を痛めて早退し、昨日広島市内の病院で治療を受けたそうです。ペドロ氏は「山口敏は右足首捻挫、柳本は右足甲の打撲と右足首捻挫。いずれも軽症で札幌戦には間に合う」と言っていたそうですが、柳本は「とにかく痛みが激しい」とのこと。この2人は最近のサンフの生命線である右サイドの攻撃を作っていただけに、欠場ということになると非常に痛いところです。また大木、グッドマンの2人の復帰も31日以降になり、札幌戦は難しいとのことです。


<98.8.26> 昨日サテライトが福岡大と30分3本の練習試合を行い、0-1、0-0、0-2で敗れました。


<98.8.26> 昨年まで在籍したサントス選手(Antonio Carlos Santos)は、広島を離れた後メキシコリーグのサントス・ラグーナに移籍していましたが、8/15に行われたメキシコ1部リーグ冬季第3節のモレリアとの対戦で先制点となるPKを決めている記録を見つけました。それ以外にどんな活躍をしているか、は不明ですが、一応元気にやっているようです。


<98.8.25> アジアユース決勝大会に備えてタイに遠征するU-19代表候補が昨日発表されましたが、先日のSBS杯で右ひざを痛めた池端選手は残念ながら選出されませんでした。


<98.8.25> 昨日まで行われた国体の中国ブロック予選で、広島は成年男子が3勝1分けの1位、少年男子は1勝2分けの3位でそれぞれ本大会の出場権を得ましたが、成年女子は決勝で岡山に敗れ出場権を得ることができませんでした。


<98.8.25> 今朝の中国新聞にも書いてありましたが、昨日「アクション広島-英国はベストパートナー」と言う英国と中国地方のビジネスと文化交流促進を目的としたイベント(?)で来広したサー・デビッド・ライト駐日英国大使が、グッドマン選手、トムソン監督と交流しました。ライト氏は英国中部のウルバーハンプトン出身で、その地元チーム、ウルバーハンプトン・ワンダラーズの大ファンだったそうで、「サッカーを愛する人なら誰でも、ウルブス・チームのユニフォームを身につけ、レベルの高い、魅力的なサッカーを誇るクラブの伝統を維持してきたプレーヤーと握手できることに、私がどんなに興奮しているか理解してくれるだろう。日本の主要チームの英国人監督の前で私がそれを成し得るということは、サッカー愛好国である日英両国の盛んな交流の証拠である。私は、このことを大変誇らしく思い、ドン・グッドマンとエディー・トムソンが、今シーズン、栄光に向け努力を重ね、サンフレッチェに大きく貢献すると確信している。私は、もちろん、彼らを応援する。」と語っていたそうで、今回の来広のなかではメインイベントになるものだったそうです。グッドマンはこれに対して「広島で私は素晴らしい歓迎を受け、サンフレッチェでの初めてのシーズンを楽しみにしている。大使にお目にかかり、楽しい思い出の多いウルブズについて話し合うことを光栄に思っている。私は常に、大使はハイレベルでの外交で多忙でサッカーに関心を持つ時間などないと考えていたが、ライト大使が人生の重要な事項のためにも時間をなんとか都合しておられるのを知って嬉しく思っている!」と大喜びで、昨日は広島城の前で記念撮影し、10分ほど3人でサッカーを楽しんだ、とのこと。ライト氏はちゃんとソックスまでウルブスのユニを用意して来られたようです。さすがサッカーの母国、イングランドの大使です。サッカーが世界の人々をつなぐ架け橋になりうる、と言うことを示したエピソード、と言えるかも。


<98.8.25> チャレンジャーズリーグ福岡戦の記録が入ってきたのでやや詳しくお伝えします。サンフレッチェのメンバーは、GK:植田、DF:川島、行友、伊藤(→山下58分)、MF:安武、石川、古賀、皆本(→大畑61分)、金本、FW:松永(→岩村61分)、秋元(→久保田78分)。対する福岡は、GK:立石、DF:藤崎、西、佐藤(→今村82分)、MF:三好、篠田、横山、近藤、永井、FW:深川、山下。お互い伊藤や山下(福岡)等前日のトップのゲームに出場した選手も入れているのは調整のためでしょうか?シュート数は福岡の9に対して広島は5。ゴールキックは福岡の8に対して広島は4。コーナーキックは福岡2、広島1ですのでほぼ互角の展開だったものと思われます。得点はまず前半19分、福岡の深川のシュートを植田がこぼしたところを横山に押し込まれます。それに対して43分、広島が得たPKを金本がゲットして同点。そのまま後半が推移しますが、終了間際の88分、福岡は永井が上げたボールを横山がヘッドで得点しましたが、ロスタイムに再び広島がPKを得て金本が決め同点となりました。このときアビスパの三好が異議を唱えた、と言うことで2度目のイエローを貰って退場しています。


<98.8.24> 一昨日、「第1回サンフレッチェフットサル大会」が行われ、私も東京から遠征してきたサポーターの方々のチームに入れてもらって参加しました。集まったチームは、募集が始まって2日間に応募しただけあっていずれも揃いのユニフォームで大会に臨んでおり、我々のようなその場で初めて顔を合わせたような急造チームは他に無かったみたい。背番号と名前入りの日本代表レプリカあり、カズ在籍時代のジェノアのレプリカあり、1stにスペイン代表、2ndにイングランド代表を持っているチームありとそれぞれサッカーが好きでたまらない、と言う雰囲気がいっぱいのチームばかりでした。その一方で人工芝では許されていないポイント付きスパイクを持ってきている人や、レガースを付けていない人が多かったり(もっとも、そのへんのルールについては私も直前まで知らなかったのですが)して、「フットサル」と言う競技はまだあんまり普及していないと言う印象も受けました。試合はどれも熱戦の連続。特に準決勝の一つの試合は延長でも決着がつかず、PK戦もサドンデスまでもつれ込む、と言うものでした。全体としてはやはりしっかりチームで練習してきているところは強く、優勝は「ほとんど現役」の五日市高校サッカー部OBのチームで、私が入っていたチームは予選リーグ全敗に終わりましたが、しかし最低3試合はできてその後サンフレッチェの試合を観戦して、と言う一日は最高に楽しめました。閉会式には久保社長も現れて「この大会は今後も続けていきたい」と言っておられ、表彰式ではプレゼンターもつとめていました。私の友人の古くからのサポーターの方は「フットサル大会をやれ、と5年も前からチームには言っていた」そうで、「やるのが遅すぎる!」とやや憤慨している様子でしたが、しかし遅くてもやらないよりはやったほうが数倍もまし。これまでの運営が後手後手になってチームの存続も危うい、と言う感じになってしまったサンフレッチェがこの失敗を取り返すには、何倍かの時間がかかるかも知れませんが、しかしそのための近道、と言うのは無いと思います。この大会のような地道な活動を続けていくしかないのではないでしょうか。


<98.8.24> 昨日郷原で行われたサテライトのチャレンジャーズリーグ、福岡との対戦は2-2(前半1-1)の引き分けに終わりました。広島の得点は金本の2点。どちらもPKだった模様です。


<98.8.23> 昨日行われたJリーグ2nd stage第一節、ビッグアーチで行われたアビスパ福岡の試合は、サンフレッチェが終始優勢にゲームを進め4対0と完勝、1試合を終えだだけとは言え久々の「首位」に立ちました。サンフレッチェのメンバーは次の通り。
         下田
        
   フォックス ポポビッチ 上村
    
 柳本   桑原  吉田康    服部(→伊藤72分)

         山口敏(→皆本63分)

       久保 ビドマー
       (→大久保76分)

SUB:大石、松永
この日の広島は暑い日ではあったのですが、5時頃から雨雲が出て雷とともに夕立が降り、キックオフの頃は過ごしやすい気候。それもあってか、両チームは序盤から積極的に動きます。アビスパは中盤でのパス回しを速くし、トップのデュカノビッチに当ててそれを拾う作戦で最初こそ前に出てきますが、そこは高さと当たりで負けないサンフのDFラインがしっかりと受け止め、5分過ぎぐらいからは終始ペースを握ります。最初の得点は前半12分。ビドマーのパスカットを見るや久保が前線に走り込みながら左サイドのスペースを指さしてボールを出すように指示します。これにきっちりビドマーが答えるとあっさりと相手DFを振り切った久保が内側に切れ込みながらゴール右隅に決めて先制しました。久保はこの日は結局シュートはこれ一つだったのですが、動きは非常に素晴らしかった。後ろからのボールをDF2人に挟まれながらワンタッチで前を向いて抜き去る、なんて朝飯前で、アビスパはもうファールでしか止めれない、と言う状態。この日は主審の判定に「?」なことが多く十分に力が発揮できた、とは言えなかったかも知れませんが、トップに張っていた時の存在感と言う面ではかなり福岡守備陣に脅威を与えていたのではないか、と思います。2点目は、これまで不調をかこっていたビドマー。27分に柳本(?)のスルーパスから右サイドに抜けた山口敏が速いクロスを入れます。ここにビドマーが素早く体を入れて後頭部でコースを逸らせると、ボールはゴールネットに吸い込まれていきました。この日のビドマーはツートップと言うよりもやや下がり目でボールを追い掛け回す、と言う役柄で、目立った動きは少なかったものの山口敏とバランスをとりながら攻撃のリズムを作りだしていました。トムソン監督は記者会見で「ビドマーはまだ50%の出来だ」と語っていたそうですが、最悪のコンディションから階段を上るように確実に調子を上げてきている様子。サンフの2nd stageの「逆襲」には欠かせない選手となってきそうな気配です。前半は結局この2点だけでしたが、もう一点取ったらあっぷあっぷの福岡にとどめを刺せる、と言う雰囲気でスタンドは既に楽勝ムードでの観戦でした。
後半に入ってもサンフがどんどん攻め込みます。後半8分にはゴール前でのFKをポポビッチが蹴ると競り合った久保(?)の頭からDFを経由して(?)ラインの裏にボールがこぼれます。ここに右サイドから走り込んでいたのが山口敏!右足で蹴り込んで3点目をゲットしました。続いて17分、久保がゴール正面で突破しようとするところをペナルティエリアラインの上で倒されいい位置でのFKを得ます。ここで蹴るのはここのところキックの精度がかなり向上してきた服部。壁の左側を狙ったボールは外側を巻くようにしてゴール左に吸い込まれて行きました。服部自身、Jリーグでの初得点で、サンフレッチェにとってもFKを日本人が直接決めたのは?年前に風間選手が決めて以来、と言うメモリアルゴール。また1試合で4点の差を付けたのはいったいいつ以来だろう?と言うゴールでもありました。この後、疲れてきた山口敏を皆本に代えるとサンフレッチェは無理に攻めずにアビスパの攻撃を中盤以降で受け止めることに専念します。更にその後、服部、久保も休ませて守備に比重を置いた布陣に。何度か危ない場面もありましたが、福岡のフィニッシュの悪さや下田の好セーブもあって、結局4月29日の神戸戦以来の久々の無失点試合に終わらせることもできました。と言うことで、サンフレッチェは最下位だった福岡相手にまずは順調な勝ち点3をゲット。得失点差4は平塚にやはり4-0で勝った浦和と並んでこの日一番の成績で、「とりあえず」ではありますが優勝した年以来(?)の首位となりました。この日の勝利でJリーグ通算100勝目。天気のせいか観衆が6209人とやや寂しい入りではありましたが、2nd stageでの好成績を予感させる余裕のゲーム運びではなかったでしょうか?


<98.8.21> 今日の24時間テレビ『愛は地球を救う』広島メイン会場「西風新都ぬまたサマーフェスティバル」に、サンフレッチェから桑原、下田の両選手が出演します。日時と場所は8月23日の14:15より西風新都A.CITY テニスコート向かい側の特設会場にて。トークショーやサイン会が予定されています。


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