8/9〜8/22のサンフレッチェ日記



<98.8.22> 今朝の中国新聞の社会面の記事によると、広島市安佐南区の広島経済大は9月から各界の著名人を特別客員教授として招いての講義を始めるそうですが、その講師に元サンフレッチェ主将の風間八宏氏ら15人が内定している、とのことです。1回90分で受講料無料で一般にも開放する、とのこと。お問い合わせは大学法人部(082-871-1050)まで。


<98.8.21> 明日の福岡戦、このところ好調の大木はやはり痛みが引かず欠場する模様。と言うことで、メンバーを予想しますと次のようになるものと思われます。
        下田
        
    伊藤 ポポビッチ 上村
    
 柳本     桑原      服部

    山口敏    吉田康

      久保 ビドマー

SUB:大石、宮澤、フォックス、皆本、大久保
ポイントは、ツートップの一角に入ることが予想されるビドマーでしょう。攻撃陣に怪我人が多いだけに、彼が機能しないようでは攻めに出ることが難しく、ホームゲームながら守備的に戦わざるを得ない、と言うことにもなりかねません。テネリフェでは半年以上実戦から遠ざかっていたわけですが、それでも来日してゲームに出だしてから1カ月が経とうとしています。レアル・マドリーで控えに甘んじながらもW杯で得点王になったクロアチアのスーケルを見習って(?)、そろそろ本領発揮して欲しいものです。


<98.8.21> 昨日サテライトが吉備国際大と練習試合を行い、6対0(前半4-0)で勝ちました。ゴールをあげたのは松永2、秋元、大畑、久保田2でした。


<98.8.21> チャレンジャーズリーグの記録が入ってきましたので、やや詳しくお知らせします。サンフのメンバーは、GK:植田、DF:川島、行友、山下、MF:安武、石川、古賀、金本、松岡(→松永62分)、FW:岩村、秋元、(SUB:駒野、森崎浩、山口哲)とトップに怪我人が多いからか「サテライトらしい」メンバー。対する神戸は、GK:兼本(→中村59分)、DF:幸田(→中西45分)、朴、内藤直、和田、MF:佐藤、要田(→石川62分)、岡本、岩下、FW:立花、矢野と、トップ経験のある選手が多い面々が並んでいます。前半は神戸のシュート7に対しサンフのシュート4。一方的、とは言えないまでもある程度攻め込まれることが多かったのでしょう。開始早々1分に失点し、更に35分、43分にも点を取られて前半で3点のリードを奪われました。しかし後半になると攻勢に出て、神戸のシュート2に対しサンフは11、CKも神戸の0に対してサンフは5と圧倒的に攻めます。そして1点目を奪ったのは69分。中央の松永から右サイドの岩村へ。岩村が上げたハイクロスを、秋元がヘッドで決めました。2点目は78分、古賀の左サイドからのセンタリングに松永が右足で合わせてシュート。そして同点弾は89分。(たぶん、後半のロスタイム中だったと思われます。)金本が中央から左サイドの古賀、中央へ折り返して川島がヘッドで決めました。敗色濃厚だったところから攻撃的に出て同点まで追いつく、と言うなかなか「燃える」ゲームだったのではないでしょうか?若手選手には自信になったのではないか、と思います。


<98.8.20> 昨日郷原グラウンドで行われたサテライトのチャレンジャーズリーグの神戸との対戦は、3-3(前半0-3)の引き分けでした。サンフの得点者は秋元、松永、川島。


<98.8.20> 昨日の中国新聞に怪我人の状況が出ていました。まずU-19代表としてSBS杯に出場していた池端選手は静岡ユース戦で右膝外側を打撲し、31日からの対遠征に帯同できるかどうかは微妙とのこと。復帰に向けて着々と来ていた前川選手も17日の練習中に右太ももを痛めました。このほか怪我人は、小島、山根、グッドマン、笛、大木と全部で7人も居ますが全て症状が軽く、大木選手は今日の練習から、また池端以外の選手は24日には練習に合流できる、とのこと。やはりこのへんはペドロ理学療法士の力によるところが大きいように思います。


<98.8.20> これも昨日載っていた記事なのですが、Jリーグは来季からPK戦を廃止し、引き分けを導入することになったそうです。1部リーグ(ディビジョン1:フランスリーグと同じ呼び方ですね)は今年と同様ホーム&アウェイ方式の総当たりリーグ2ステージ制で、各ステージチャンピオンが違う場合チャンピオンシップを争うのも今年と同じ。1部の試合は90分で決まらない場合Vゴール方式で延長戦を戦うのは今までと同じですが、延長でも決着がつかなかった場合引き分けとなります。勝ち点は90分勝ちが3点、延長勝ちが2点、引き分け1点。私は以前から「引き分け導入」を主張してきましたが、一応その願いはかなえられたことになりますね。ただ、やはり90分を越えて延長を戦わないといけない、と言うのは肉体的にも精神的にもハードです。選手達にしてみれば、「引き分けが導入された」と言うよりも「PKまではやらなくていい」と言う感じ方かも。


<98.8.19> 昨日、広島FMの「ゴール!」にサンフレッチェの久保社長がゲストとして出演していましたが、ウワサ通りのエネルギッシュな人で非常に驚くとともに好感を持ちました。「さすがにかつて優勝したチーム。チーム強化の部分はしっかりしている」として営業面での頑張りが必要だとの認識を持っておられるようで、次々と具体策を打ち出して来ているようです。あまりに沢山あったのでメモ無しで聞いていた私はとても覚えきれなかったのですが、覚えていることを列挙しますと
他にも情報があったような気がするので思い出したら書きます。(なお、これらの詳しいことは今月発売の「アスリート」のインタビュー記事に全部載っているそうですので、是非ご覧下さい。)とにかく、我々ファン、サポーターが「こうして欲しい」と思っていたこと(私も上記のいくつかについてこのホームページで書いたことがありました)を、次々と具体化してくれている、と言う印象です。就任して1カ月、本職でも非常に忙しい方であるにも関わらず、ホームゲームや先日のシンポジウムなどにも足を運んでエネルギッシュに活動しているようで、「電気店の創業者の2世」と言う立場からはとても想像できないような「すごい人」ですね。ここまでやってもらったら、選手もサポーターも燃えるしかない!と言う感じです。


<98.8.19> 今年のサンフレッチェと言えば、成績だけでなく観客動員がどうなるか、も心配されました。序盤は「動員」の効果や中田や小野の人気にあやかってか久々に1万人を越える観客が来ましたが、それらの効果が薄れたか、あるいは成績の低迷と歩調を合わせてか徐々に減少し、5千人前後しか入らないゲームもちらほら。しかし1st stage最終戦ではなんと17000人を越える観客が詰めかけ、選手達の発奮を促したのは記憶に新しいところです。結局観客は増えたのか?増えたのならどのくらいなのか?他チームと比較してどうなのか、を資料を元に考えてみました。まずはその資料です。
順位 チーム  総計/Home Game数=平均     昨年比(昨年平均)
1  浦和    214,222/9         23,802    +16.1%(20,504)
2   横浜M  185,275/9         20,586   +123.5%( 9,211)
3   鹿島    136,896/9         15,211    -10.5%(16,985)
4   横浜F  118,734/8         14,842    +47.2%(10,084)
5   名古屋  133,162/9         14,796     +0.3%(14,750)
6   川崎    117,493/8         14,687    +34.3%(10,933)
7   磐田    120,441/9         13,382    +28.1%(10,448)
8   清水     96,368/8         12,046    +21.8%( 9,888)
9   平塚    101,694/9         11,299    +44.1%( 7,841)
10   札幌     86,529/8         10,816    ------------- 
11   福岡     81,429/8         10,179    +17.6%( 8,653)
12   C大阪   80,048/8         10,006     +9.3%( 9,153)
13   柏       87,981/9          9,776    +12.8%( 8,664)
14   G大阪   85,125/9          9,458    +12.0%( 8,443)
15   広島     74,197/8          9,275    +42.0%( 6,533)
16   神戸     70,596/8          8,825    +34.4%( 6,567)
17   京都     65,226/9          7,247     -8.0%( 7,881)
18   市原     44,660/8          5,583     -1.9%( 5,693)

        全体  1,900,076         12,323    +21.6%(10,131)
大雑把に言って、Jリーグ全体から見ると「客の入らないチーム」のままではあるが、昨年に比べるとかなり頑張っている、と言うところですね。昨年比の伸び率の42.0%と言うのは全体で4位。器が大きくなった横浜の2チームと、「中田効果」の平塚に次ぐもので、Jリーグ全体の伸びよりも20ポイントも高くなっています。主力選手がごっそり抜けたこと、成績も昨年より奮わないことを考えても、少なくとも観客動員の面ではかなり頑張っている、と評価して良いように思います。今年は営業努力の面で良く頑張っているから、と言うのは当然あるのですが、もう一つ昨年と違うのはホームでの戦い方。勝つにしても負けるにしても、割とドラマチックなゲームが多く見に行った人のほとんどが満足して帰っているように思います。(もっとも、その分アウェイでは情けないゲームが多いのですが....昨年と逆ですね。)これからのホームゲームは全試合ビッグアーチ。ピッチの改修で良いゲームになるだろうことが十分期待できます。2nd stageは開幕から飛ばして優勝に絡み、観客数も飛躍的にアップ!と行きたいところです。


<98.8.18> 16日に行われたJFL第16節大分トリニティ×ブランメル仙台のゲームで、サンフレッチェからブランメルにレンタル移籍している高田純選手がJFL初ゴールを決めました。高田選手は昨年より仙台に在籍し、今年からは主力FWとして開幕よりずっとスタメンで出場していました。ところがチームの低迷もあってゴールに恵まれず、やや自信喪失気味の状態だったらしいく、打つべきところでパスを選んだりしてこのところサブに回されることが多くなっていました。先週は地元放送局で「後半戦 FW高田に期待」と言う放送があって、「センスがあり、プレーもきれいだけどFWとしてのアクの強さがもっと欲しい」との監督の談話や、「気持ちが乗っているときは、前へ前へという気持ちがあるんです。ずっと試合やってて点が入っていないんでそこでパスしてしまう。ホームゲームで点を取って勢いをつけて点を取っていきたいんで、これからも応援して下さい。」と言う本人のインタビューも流れていたそうです。その放送では、一度点を取れば吹っ切れるだろう、と言う調子だったそうですがその矢先の今回の得点。同点で途中交代で入った後に立て続けに3点取られ、敗色濃厚な局面でのゴール、と言うことで今ひとつ価値が高くない(?)得点かも知れませんが、彼にとっては何より嬉しいものだったのでは?もともと得点感覚が優れている、と言う評価の高かった彼のこと、これで自信をつけてブレークしてくれるかも知れません。


<98.8.18> 書くのを忘れているうちに資料がどっかに行ってしまったので記憶に頼って書きます。先々週発売の「サッカーマガジン」だったか「サッカーダイジェスト」に、5月限りでサンフレッチェを退団して引退することを表明していたクルークが、アーノルドが監督に就任したオーストラリアのチーム(何て名前だっけ?)に行くことになった、と言う記事が載っていました。たぶん、アーノルドはこの1年間クルークと付き合って、彼のようなプロフェッショナルプレーヤーが新しいチームに必要、と考えて、現場復帰を要請したのでしょうね。サンフレッチェが結んだ縁が、今度はオーストラリアのサッカーの為になるのだとしたら、こんなに素晴らしいことはないですね。


<98.8.17> 先週Jヴィレッジで行われた「第13回日本クラブユースサッカー選手権大会(U-15)」に参加したサンフレッチェのジュニアユースと、やはり広島から出場した大河FCは、次のような戦績でした。
【グループB】
サンフレッチェ広島 0-1 FC渋谷
サンフレッチェ広島 6-0 松本ヴェガ
サンフレッチェ広島 2-0 フレスカ神戸
【グループC】
大河FC      0-2 ヴィッセル神戸
大河FC      1-1 わかばFC
大河FC      0-1 浦和レッズ
以上の結果、サンフレッチェ広島はグループ2位となり予選突破しました。この後決勝トーナメント1回戦をG組1位の横浜マリノスと戦いましたが、0-2で敗れました。
サンフレッチェ広島 0|0-2|2 横浜マリノス
           |0-0|


<98.8.16> 5日間にわたってホームページの更新ができず失礼しました。ようやくnetwork reachableの環境に戻ってきましたので今日から再開します。
一昨日、ビッグアーチで紅白戦が行われました。中国新聞などによると、主力組のメンバーは前半はGK:下田、DF:伊藤、ポポビッチ、上村、MF:柳本、桑原、服部、吉田康、山口敏、FW:久保、ビドマー。対する控え組は、前川、山下、フォックス、川島、金本、山根、皆本、古賀、大久保、松岡などが出場していたそうです。グッドマン、宮澤、大木の姿はなかったそうですが、怪我の影響かどうか、は不明。ゲームは前半は控え組のペースで、ボランチに入った山根が良いリズムを作りだしていて、29分にはゴール前のルーズボールに松岡が反応して先制しました。後半に入ると主力組のメンバーは、GK:前川、DF:フォックス、ポポビッチ、上村、MF:伊藤、桑原、服部、吉田康、山口敏、FW:久保、ビドマー、に交代します。対する控え組は大石、山下、行友、川島、金本、山根、皆本、古賀、大久保など。この後半は主力組のペース。特に久保がハットトリックの大活躍を見せました。1点目は後半12分。行友にビドマーがアタック、このこぼれ球を久保がさっと奪って1対1となり、冷静にゲットします。続いて23分、上村のロングボールを受けた久保が相手ストッパーの頭上をぽん、と浮かして抜き去り、大石をかわしてシュート。更にその2分後、服部が蹴ったFKがゴール前に上がってこれを頭で叩き込みました。久保は「もっと点を取れるチャンスはあった。ただ、今は調子がいい」と明るい表情だったそうです。昨日の「スーパーサッカー」の「ストイチコフが選ぶ1st stageのゴールベスト10」では神戸戦での難しい体勢から叩き込んだゴールが4位に評価されましたが、ここのところの数試合でもゴールに、アシストに素晴らしい動きを見せているところを見るとどうやら一皮むけたよう。ここは是非、代表などでもう一つ上のレベルでのサッカーを体験させてやりたいところですが。


<98.8.10> 昨日広島スタジアムで行われたサテライトのアビスパとの対戦は、シュート2本に抑えられ0対2で敗れました。サンフのメンバーはGK:前川、DF:川島、安武(→大畑59分)、山下(→金本45分)、MF:池端、フォックス、行友、大久保、ビドマー、FW:松岡、秋元(→松永64分)。試合の展開はどうなのか分かりませんが、メンバー的には前川も大久保もビドマーもいただけに、もう少し競ったゲームをして欲しかったところですが。
なお今週は、夏休みのため15日までホームページの更新ができませんのでご了承下さい。


<98.8.9> 今季、もちろん最高の17020人(ここ数年でも最高)の観衆が見守る中、我らがサンフレッチェは素晴らしいゲームを展開し、鹿島アントラーズに逆転で2年ぶりの勝利をあげました。サンフレッチェの先発はメンバー的には清水戦と同じ次のような感じ。
        下田
        
    伊藤 ポポビッチ 上村(→宮澤46分)
    
 柳本     桑原      服部

    山口敏    吉田康
    (→フォックス84分)
      久保  大木(→大久保60分)

得点経過は、まず前半14分、鹿島の増田に先制ゴールを決められた後の21分、左サイドからの上村のロングスローがゴール前に。これが混戦となりそこから大木が蹴り込んで同点に追いつきます。大木は「頭の上を越えた上村さんのボールが、振返ったら足元にあった。夢中で蹴っただけ」と苦笑しながら振返ったそうですが、大木がペナルティエリア内での勝負強さを発揮してくれたゴールで再開後4得点めとなりました。ところが32分、柳沢が後ろ向きにボールを受けると振り向きざまぽーんと浮かしたボールが下田の頭を越えてサイドネットへ。彼のゴールへの創造性と技術が光る素晴らしい得点で再びリードを許します。前半は全体として鹿島のペースで、今朝の中国新聞によるとハーフタイムのロッカールームではトムソン監督の大きな雷が落ちたそうです。(昨日の広島は、天候上も雷が鳴ったりしてましたが...^^;)これで目が覚めたか、ピッチに向かう選手達は一様に厳しい表情に。これがゲームにも反映してパスが良く繋がるようになりサンフがペースをつかみます。いつもはスイーパーとしてDFラインの真ん中か後ろに位置するポポビッチは、「エディの怒りようと言ったらそれはすごかったよ。何とかしたくて自然にポジションが変わったんだ」と振返るように、ビスマルクをマークするため中盤まで上がって守備していたそうでこれが同点ゴールに結びつきます。後半23分、このポポビッチのヒールでのパスに久保が反応してシュート!これがゴールに突き刺さり久保自身としては久々(5/2以来)のゴールになりました。更にその前に右足首をひねってピッチを去った大木に代わって出場した大久保が、勝ち越し点を演出します。後半38分、大久保がボールを取ると、吉田康が「スペースがあったし、絶対自分に来ると思った」感じて相手ゴールに走ります。ここに出た絶妙なスルーパスを、ワンタッチでゴールへ!吉田選手は「全然負ける気はしなかった。大勢の観客を見て燃えました」と語ったように、まさに17000人を越える観客が後押しをした素晴らしいゴールでした。
これでサンフレッチェは1st stageを終えて7勝10敗で13位。このまま推移すれば「1部参入決定戦」行きとなる微妙な順位ではありますが、9位までとは勝ち点4しか違わないところです。W杯前は選手が揃わずボロボロの状態でゲームを続けていてこの順位だったことを考えると、2nd stageはもっと上に行けるだろう、と言うことを期待させる状態となってきました。選手達には2nd stageまでの2週間、しっかり身体を整備してスタートダッシュをかけて欲しい、と思います。


<98.8.9> 先週8/2今西総監督の講演会が行われましたが、これを聞きに行った私の友人ののんきちさんがNiftyServeのサンフレッチェ会議室に報告を寄せられています。この内容はなかなか面白いものだったようですので、ご本人の承諾を得て転載します。
■GK編
「川口はライバルがいなくなってしまった。」「また彼は、変にTVカメラを意識するようになった」
「日本のGKには力強さが無い。スーケルに決められたゴールも、触っているのだから弾き出さないと行けない。川口はアジア予選の時も触りながら決められたゴールが3本くらいあった。それと日本のGKはパンチングが弱い。いいGKはパンチングでハーフライン当りまで持って行く。ただ、川口の場合、フィードのキックは正確だ。」
「オランダのGK(ファンデルサール)は足技がいい。後で人に聞いたら、彼は、元々FWの選手だったのですね。」「前川の肩の故障さえなければ彼がW杯に行っていたのだが・・・」
■サイドバック編
「相馬のオーバーラップはいいんですが、彼はスピードが無いから、いいDFと当たると苦しい。サイドからのクロスは左なら左足、右なら右足で入れるのがいいんです。ボールがGKでなく、FWに向ってきますからね。合わせ易いんです。相馬の場合、相手を振り切れないと切り換えて右足で上げる。これではチャンスが減ってしまうんです。このポジションは、うちで言うと柳本がいるんですが、彼の場合、クロスの精度が悪すぎる。この間の福岡戦でもガーっと上がってクロスを入れるのはいい。でも、精度が悪いからボールを取られて逆に攻め込めれて、何度もピンチを招いていた。」
■2002年に向けて有望な選手
「FWでは、鹿島の柳沢、この前は外しまくっていましたが福岡の山下、フリエの吉田、磐田の高原がいい。あと、ここにどうしても入ってきてほしいのが、うちの久保。ただ、彼には欲が無い。子供が産まれましたから、なんとか欲を出してほしいのですが。何かいい知恵はありませんか?」
「MFは小野、中村といい選手がいる。あと鹿島に今年入った本山もいい選手だ。問題は後ろの選手がいないこと。」
■新外国人
「グッドマンは、はっきり言って下手糞だが、動きはいい。ビドマーは、コンディションが悪い。前のチームでは、監督との確執で試合に出ていなかったからもう少し時間がかかる。」
「今回は3人の外国人を2億2、3千万円で獲りましたが、普通ならこれは1人獲れるかどうかと言うところです。そうは言っても今はこの戦力でやらなくてはいけない。ただ、久保社長も3年くらいで優勝を、と言っているし、その為には協力するとも言ってくれている。営業屋さんだけあって、ここぞと言うツボはわかっていて、しっかり投資もしてくれるので、とにかく3年後を期待していて下さい。」
■札幌戦について
「大久保のゴールはファーストタッチのコントロールが良かったから。(日本人に足りないもの(トラップの技術の必要性)の話の中で取り上げられました)」「昨日(札幌戦)の失点は全てミステイクによるもの。修正の効くものだから心配はしていない。左から放り込まれてやられた2失点目については、うちはゾーンで守っているんだが、あそこは服部が守らなければいけないところ。」「小島が怪我をしてしまって、復帰までに3週間、4週間くらいかかりそうですが、上村がいるので心配していません。」
■代表監督
「日本人を理解していること、外国の経験があることなどを条件に、今、選んでいる段階。8月中には発表できると思います。これ以上はマル秘事項なので・・・」
■レポート
「今回のW杯のレポートをまとめたものが、この秋頃に出ます。読んでみたい方は、サンフレッチェまで問合わせてみて下さい」


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