1/6〜1/9のサンフレッチェ日記



<99.1.9> 今朝の中国新聞によると、今年もトムソン監督が指揮を執ることが昨日正式に発表されました。契約は2月1日から来年の1月2日までで、昨年の実績を評価された、とのこと。Jリーグ各チームの監督が次々と代わる中で、トムソン監督が「最古参」となりました。今西総監督は、1人の監督に長く任せるとマンネリになる、とこれまで3年程度で交代させていく方針をとってきていますので、その流れからすれば今年限りとなることを前提とした契約かも知れません。しかしもともとトムソン監督を招聘したのは、豪州五輪代表を率いるなど若手育成の手腕を見込んでのこと。それが昨年は、主力の大量離脱と「2部落ちの恐怖」から若手の起用が十分にできなかっただけに、もう少し長いスパンで任せてみてもいいのではないか、と言う気もします。昨日の高校選手権の決勝を日本代表のトルシエ監督が観戦して「潜在能力と技術の高さに驚かされた。彼らが18歳なら、日本の将来が暗いはずが無い」と語ったそうですが、その優勝した東福岡を(練習試合とは言え)サンフのユースは破っているのです。磨けば輝く「原石」の量と質では、サンフレッチェも彼らに負けるものではないはずです。ユース出身の秋元、行友、吉田幸などの選手達や、今年ユースの主力になる森崎兄弟、駒野、久保田など優秀な素材が沢山いるわけですし、今年は単に「上位を狙う」と言うだけでなく、これらの中から1人でも2人でもトップで通用するように育て、ゆくゆくは代表にも送り込むような、そう言う指導を期待したいと思います。


<99.1.9> 昨日から始まった社会人の「地域リーグ決勝大会」に出場しているマツダSCは予選リーグの第一戦をNTT九州と戦いました。試合は全体としてマツダのペースで、元サンフの牧野、須股を軸に攻め続けましたが相手GKの好セーブやポストに嫌われるなどで攻めきれず、逆にラインDFの裏を突かれて前半に2点を失いました。後半、牧野のゴールで1点差に迫りましたが、その後突き放され1-3で敗れました。


<99.1.8> 柳本選手のガンバへの移籍が、昨日サンフレッチェより正式に発表されました。移籍金は当初報じられていた額より多く5000万円、と言うことらしいのですが、「トレード」とされた相手の松波の獲得についてはアナウンスが無かったところを見ると、もしかすると単独での移籍、と言うことになったのかな?柳本は日本を代表する右SBとして期待されながらも、怪我が尾を引いてW杯1次予選後半から出場できずフランスにも行けなかっただけに、ここは一つ怪我を完全に直し、心機一転して頑張って欲しいと思います。昨年も書きましたが、代表の右サイドはエスパルスの市川やセレッソの加治など若くてスピードのある選手が育って来ている一方で、リベロの井原の後を次ぐ人材には決定的な選手がいないだけに、新しい日本を代表するリベロとして代表争いに食い込んで欲しいもの。もちろんガンバのリベロにはU-21代表キャプテンの宮本がいるため、まず彼との争いに勝たなくてはなりませんが、柳本ならやれるはずです。なお、この柳本の移籍を報じた中国新聞の朝刊によると、右サイドの選手として元日本代表の選手の獲得が確実になった、とのこと。これはほぼ間違いなく、レイソルの沢田謙太郎選手のことでしょう。ここ数年はシステムの問題もあってか精彩を欠いた面もあったようですが、もともと能力の高い選手であることは間違いないでしょうし、またトムソン監督はそう言う選手の能力を引きだす事に優れています。同様に、広島に来て秘めた力を発揮した伊藤、山口敏、宮澤と同じ年代でもありますし、きっともう一花、咲かせてくれるのではないでしょうか。


<99.1.7> 昨日、横浜フリューゲルスのGK佐藤浩選手の獲得が発表されました。(中国新聞朝刊から。)佐藤は神奈川県出身。寛政高から東京YMCA社会体育専門学校、日産ファームを経て横浜F入りしています。日本代表GK楢崎の控えとしてベンチから見守ることが多く、出場試合数は10試合と少ないのですが、97年にはナビスコ杯などで大活躍しており前川、下田の2人の「代表クラス」に次ぐ人材としてはうってつけ?かも。なお退団が決まっている山口哲は、J2チームへの移籍が決定的な状況だそうです。


<99.1.7> 昨日、日本代表の新しいユニフォームが発表されたと言うニュースをテレビで見ました。これまでのユニフォームが、他のどこにもないような珍しい炎の模様のデザインだった(コシノジュンコだっけ?誰か有名なデザイナーの作だったと聞いています)のに比べると、良く言えばすっきりした、悪く言えばどこにでもあるようなデザインとなりました。これまで日本代表のユニフォームはadidas、asics、PUMAの3社の1年ごとの持ち回りで、それもフル代表、オリンピック代表、ユース代表をローテーションしていたのでデザインにメーカーの個性を出せないシステムでしたが、今年からadidasの独占契約になったのが大きいのでしょうか?アディダスの特徴である3本線が腕にしっかりと入ったデザインとなっています。私は一般的には、アディダスのデザインは好きなのが多いので新しいユニは悪くないと思いましたが、しかしせっかく「炎」が定着していただけに、どこかに残しても良かったのではないか、と言う感想も持ちました。ところで、サンフレッチェのユニフォームも今のデザインになってから3年経ちました。そろそろモデルチェンジしてもいい頃じゃないか、と思うのですが、どうなんでしょう?個人的には、そろそろミズノじゃないメーカーのにして欲しいところなのですけど。


<99.1.7> JFLの下部リーグに当たる全国9地域リーグの優勝チームなどにより行われる「地域リーグ決勝大会」が、明日から大阪と宮崎を会場に開催されます。例年この大会は、優勝したチーム等にJFLへの参加の権利が与えられる重要な大会ですが、今年度からはJリーグの2部制の導入と新JFLの開始の機構改革がなされるため、単に地域リーグで活躍するアマチュアチームのチャンピオンを決める、と言うだけ(一応、優勝チームには中国への遠征という「ご褒美」が用意されてはいる)の大会になってしまいましたが、しかしそれぞれの参加チームにとっては1年の総決算となる大会。中国リーグからは優勝チームのマツダSCが出場し、予選Aグループで社会人選手権優勝のNTT九州と東北社会人リーグ2位の盛岡ゼブラと対戦します。昨年激戦だった中国リーグを制したマツダSCの目標は、アマチュア日本一。今年から始まるアマチュアのトップリーグである新JFLには参加しないだけに、是非とも上位進出したいところではないでしょうか。


<99.1.7> 日刊スポーツによりますと、オランダのNACブレダから日本への移籍の話が出ていた盧廷潤選手のセレッソ入りが確定した模様です。その一方で、セレッソの監督はバクスター氏ではなく、元Kリーグ監督のベルギー人、レネ・デザイェレ氏になるようです。


<99.1.6> 皆さま、明けましておめでとうございます。今年もこの「Diary」を頑張って続けていくつもりですので、よろしくお願いいたします。
さて、選手獲得に関するニュースを一つ。昨日のスポニチによると、柏レイソルを解雇された沢田謙太郎選手を獲得することが確実になった、とのことです。沢田選手は1970年5月15日生まれの28歳。日本代表でも4試合プレーした攻撃的な右SBで、ガンバに移籍する柳本の穴を埋めることになりそう。また同じスポニチには、松木安太郎氏を電撃的に「解雇」して監督不在のまま年を越したセレッソが、元広島、神戸監督のスチュアート・バクスター氏を最有力候補として交渉中である、との記事が載っていたとのことです。


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