10/3〜10/9のサンフレッチェ日記



<99.10.9> 10/20の上海とのプレシーズンマッチのチケットについて書くのを忘れていました。
券種    前売券  当日券
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指定席   2,500円  3,500円
自由席   2,000円  2,500円
高校自由席 1,000円  1,500円
小中自由席   500円  1,000円
チケットの予約・販売はローソンチケット(Lコード62560)の他、デオデオ本店、天満屋、アルパーク天満屋、広島そごう、ジャパの広島市内各プレイガイドとVポイントで。問い合わせ先は主催の一つである広島県サッカー協会(082-212-3851)までとなっていますが、そう考えるとこのゲームの儲けも損失もサンフレッチェのものではないので、先日書いたような「営業サイドのテスト」と言う意味合いは無さそう。むしろ上海側が折角日本に遠征するのだから数試合してから帰りたい、と話を持ってきたか、あるいはJFA側が今後の中国との関係強化を狙ったか、なのかも知れません。

<99.10.9> 3日に行われたJユースカップ予選リーグF組でサンフレッチェユースはガンバユースと対戦し、0-0で引き分けました。ガンバは勝ち点13の首位を守り、サンフがこれを勝ち点7で追う展開となっています。ただし消化試合数が違うので、実質的には両チームとも無敗をキープして激しく首位を争っている、と言うところ。サンフとしては下位チームに取りこぼしをしないように気をつけて、11/7のガンバとのホームゲームに臨みたいところです。なお、今後のサンフ関係の日程は次の通り。
10/10(祝) 大分(A)
10/31(日) 鳥栖(H)
11/3 (祝) 大分(H)
11/7 (日) G大阪(H)
11/14(日) 福岡(A)


<99.10.4> トップチームは今週一杯はオフとなることと、私自身も出張に出ますのでこの「Diary」も明日から金曜日までの4日間、お休みさせていただきます。(その分今日はこれまでたまっている情報をまとめてお伝えします。)
まずは国際親善試合のお知らせから。リーグ再開を10日後に控える10月20日、中国プロリーグの上海申花との親善試合が行われます。(広島スタジアムで19時キックオフ。)上海申花は中国プロリーグ1部にあたる甲級で95年に優勝し、その後3年連続2位となっている強豪チーム。昨年は日本のナビスコ杯にあたるフィリップスカップに優勝し、アジアカップウィナーズカップに進出しています。一昨日1回戦のホームゲームで清水と対戦して引き分け、そのリターンマッチを16日に戦うために来日するのでその帰路に広島に立ち寄るわけです。上海は中国代表や中国U-22代表を数人抱えており、レベル的にはJリーグチームとそう違わない相手。サンフとしては良いトレーニングになりますし、またおそらく何人か若手選手のテストもできるのではないでしょうか。サンフレッチェにとっての国際試合は、5年前ぐらいまで毎年、韓国Kリーグの油公(現在の富川)とプレシーズンマッチを行っていた、それ以来だと思います。これまでは一般に、Jリーグチームがアジアのチームと試合をしても客の入りが余り良くないのが通例。それゆえ、チームの実力アップのためにはなるべく力の接近したクラブと対戦したい、と思ってもなかなかマッチメイクできませんでした。おそらく今回の上海とのゲームは、現場サイドからの要望を受け入れたのと同時に今後のこのようなアジアのクラブ同士の国際試合の可能性を探る、と言う営業サイドのテスト的な面もあるのかも。日程的には元々観客が入りにくい水曜日の夕方と言うのが苦しいところですが、満員、とは行かないまでもできるだけ沢山の観客でスタンドが埋まってほしい。そうすれば、今後も機会を見つけてこのようなゲームを組むことができるでしょうから。

<99.10.4> ファンクラブ事務所の移転のお知らせがプレスリリースで出ています。これまで事務所がどこにあったのか実は私も知らなかった(郵便の宛先は安芸府中郵便局内の私書箱になっていました)のですが、新しい住所は広島西飛行場ターミナルビル内のサンフレッチェ広島の事務所の中。後援会の連絡先も既にここになっていますので、この「移転」はファンクラブと後援会の統合を見据えての事なのでしょう。新しい住所は「〒733-0036 広島県広島市西区観音新町4-10-2 広島西飛行場ターミナルビル1階(株)サンフレッチェ広島 内 サンフレッチェ広島ファンクラブ事務局」電話は082-297-5353、ファックスは082-233-3251となっています。

<99.10.4> 練習日程、試合日程などの音声情報サービスを行う「サンフレッチェボイス」の電話番号が変更になり、あわせてFAX情報サービスが始まりました。新しい電話番号は082-235-3812で、FAXで情報を取り出せるのは試合情報、練習日程、ファンクラブ入会案内、サッカースクール情報となっています。

<99.10.4> 先日広島の優勝で終了したサテライトリーグに続いて、西日本の4クラブ(京都、C大阪、神戸、広島)によりチャレンジャーズリーグが開催されます。開催は10/9〜11/14で、ホーム&アウェイの2回戦総当たりによるリーグ戦。出場資格はJクラブの1種〜3種チームに所属する選手、JFA強化指定選手、及び2名までの練習生と言うことになっており、中学生も出場できるそうです。入場料は全試合無料で、サンフレッチェ関係の日程は次のようになっています。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
1
10/23(土)
14:30
ヴィッセル神戸
いぶきの森球技場
2
10/31(日)
14:00
セレッソ大阪
セレッソ大阪舞洲グラウンド
3
11/3(水)
14:00
京都パープルサンガ
京都パープルサンガ東城陽グラウンド
4
11/10(水)
14:00
京都パープルサンガ
吉田サッカー公園
5
11/14(日)
14:00
セレッソ大阪
吉田サッカー公園
6
未定
未定
ヴィッセル神戸
未定



<99.10.4> 昨日から高校選手権広島県大会の2次リーグが始まり、インターハイ優勝の皆実などが順当に勝ちました。
【A組】
皆実   9-0 広島工
如水館  1-1 神辺旭

【B組】
山陽   4-1 井口
広島朝鮮 1-0 松永

【C組】
尾道北  1-0 観音
工大高  4-1 廿日市

【D組】
賀茂   3-2 大門
国泰寺  6-0 修道


<99.10.3> 昨日行われた、雨で途中中止になった第3節の福岡との再戦は、2-0のスコア以上の内容で完勝し、2nd stageの順位を5位までアップさせました。サンフレッチェのメンバーは
        下田

 フォックス ポポヴィッチ 伊藤

沢田       森保      服部
     桑原
            藤本
        
      久保  高橋(→森山52分)

 SUB:前川、川島、古賀、山口
ゲーム開始直後に降り出した雨はすぐに止みましたが、しかしその陰うつな気分を引きずるかのように序盤はパッとしない展開。パスが全く繋がらずルーズボールもことごとく福岡に拾われ、何度かピンチを迎えます。しかし、これはポポヴィッチ、伊藤の冷静なカバーリングで逃れ、その後徐々にペースをつかみます。10分すぎからはボールも落ち着き、小気味よいパス回しと藤本、服部らのドリブルでチャンスを作ります。そして得点は意外に早く取ることができました。前半16分、左サイドから藤本が蹴ったCKは絶妙なカーブを描いてバーに当たってゴールライン際に落ちます。これは小島光が後ろ向きにクリアしようとしますが、しかしそのミスを逃さず飛び込んだのは伊藤。胸(腹?)で身体ごとゴールになだれ込むような形で押し込み、こちらに来ていた流れを確実にものにする先制点をゲットしました。2点目はカウンターから。自陣コーナーフラッグ付近からのロングボールを競り合って受けた高橋が左サイドから中に切れ込むような形でドリブルで中央に切れ込みます。そして相手DFが詰め寄って来て潰されそうになる寸前、高橋は逆サイドでフリーになっていた久保にパスを送ります。久保はこのボールを落ち着いてキープして慌ててカバーに入る相手選手をかわすと利き足の左側にボールを流し、左足を思い切り振り抜きます。するとこのボールは「ズドーン」と言う衝撃波を伴って相手DFの股の間を抜け、更に反応していたGK小島伸の手の先も抜けてゴールに突き刺さりました。これはまさに、久保のワールドレベルのシュート力を示したような一発。それまでもう一つ身体のキレが無いように思いましたが、そんな素人考えを吹き飛ばすような素晴らしいゴールでした。福岡はこれで毒気を抜かれたのか、山下の突破とマスロバルのFKでややヒヤッとさせただけで、前半は広島ペースのまま終わりました。
後半になると、福岡はFKの場面以外では消えていたマスロバルと、藤本のマークに追われてそれ以外の仕事ができなかった篠田に代えて上野、中払を投入して攻めの再構築を図ります。しかし、それが効果を現しかけただけの後半3分、ゲームは大きな転機を迎えました。下田のロングキックに反応した藤本がオフサイドぎりぎりから左サイドを飛び出してフリーで抜け出します。これに対応した小島伸は、ペナルティエリアの外であったにも関わらず頭の上を抜こうとした藤本のボールに本能的に手を出してしまいます。これは明かに意図的なハンド、と言う事でモットラムさんは一発退場を命じました。これで福岡は、唯一危険な香りを漂わせていた山下に代えて高卒ルーキーのGK田草川を今季初めてピッチに送り出します。前線の薄くなった福岡は、リスクを冒して攻めてくることもせずサンフの前線の選手をべったりとマークして専守防衛の雰囲気。こうなってはサンフもなかなか攻めのきっかけが無く、主に最終ラインでボールを回して様子をうかがう、と言う場面が延々と続きます。それでも何度か、主に左サイドの藤本、服部の突破から、あるいはフォックス、沢田とボールを回してチャンスメーク。左サイドからの藤本(?)のクロスからの久保のヘディングシュートでネットを揺らし(これは惜しくも中央にいた森山がオフサイドでノーゴール)、その他、久保の中央に固まるDFを強引に抜いてのシュート、服部の鋭い突破からの久保のシュート、更にフォックスも鋭いロングシュートを放つなど何度か決定的な場面を作りますが、いずれも田草川の好守に阻まれ追加点はなりません。福岡は時折思い出したように攻めますが、しかし全く人数をかけて来ないため決定的なチャンスは作れずそのままタイムアップ。全体的には、勝つ気のない相手に無難に勝利を収めた、と言うゲームだったと言えるのではないでしょうか。
これでサンフの順位は「暫定」の文字が取れて堂々の5位。5試合を残して首位の清水との勝ち点差は6と、優勝争いからなんとか脱落せずにいる、と言う順位まで盛り返しました。更に賞金の出る3位との勝ち点差はわずかに2で、2位とも1勝差。残り5試合は復調してきた鹿島、名古屋、崖っぷちからの生還を賭ける浦和など気を抜けない相手ばかりで、いかにこちらのモティベーションを高く保って戦うかがカギとなりそう。これから1週間(10日間だったかも?)、トップチームは休養を取ることになりますが、そこで十分リフレッシュして、勝負の10〜11月ラウンドに臨んでほしいと思います。

<99.10.3> 今朝の中国新聞によると、今年3年目の契約が切れるトムソン監督に来季も指揮を任せることが決まったそうです。トムソン監督も受諾の意向で、来年1月以降に条件面などの本格的な交渉に入るそうです。トムソン監督はこの3年間に年間順位12位、10位、そして今季1st stageの6位と着実にチーム力をアップさせ、今季も年間順位では4位と目標の「トップ4」に手の掛かるところまで来ています。サンフレッチェはこれまで「監督は3年間」を基本方針としてきましたが、今西総監督は「トムソン体制発足後は経営事情から補強ができなかった。基盤作りに時間がかかるなど状況も違う。チームは完成に近づいており来季が勝負」と語り、トムソン監督も「チームは成長を続けている。私がチームを去るのはトップ4の基礎を築いたときだ。もう一年いれば良いチームになる。」と語っています。高木、柳本など元代表が中心だったチームから久保など新しい力で支えるチームに完全にモデルチェンジさせたトムソン監督と、少なくとも一度は優勝の歓喜に浸ってみたい、そしてぜひそれまで指揮を執って欲しいと思います。

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