11/21〜11/27のサンフレッチェ日記



<99.11.27> 今朝の中国新聞と広島フットボールの報道によると、藤本は練習中に転倒して左手甲を骨折し、今日のゲームは欠場することになりました。代役は山口、そして大久保がサブとして控えることになりますが、どちらが出るにしろ「絶好のチャンス」と燃えるはずですので戦力的には問題ないでしょう。一方、ポポヴィッチはサブには入りそうですがさすがに先発はムリ、と言うことで代役はフォックスになりそう。これまでリベロで良い働きをしていた桑原は中盤に戻る事になります。これで中盤から後は磐田戦と同じ布陣になりますが、残留に向けて必死の浦和の攻撃を落ち着いてはねかえすことができるかどうか、フォックスの真価が問われることになるでしょう。更に前川が腰痛で遠征に参加できず、植田がプロ入り後初のベンチ入りとなります。前節で優勝も決まって最終節は降格争いが焦点となり、この浦和×広島が一番の注目カード。BSでも生中継がありますし、駒場まで行けない方、チケットが取れなかった方はテレビで応援を。

<99.11.27> 昨日、12/1から行われる日本代表候補合宿のメンバーが発表され、サンフレッチェからは下田選手が選ばれました。選出された37人にはチャンピオンシップを控える清水、磐田の選手は選ばれておらず、また名波、中田英もいない「代表候補」と言うには疑問符が付くメンバー。三浦知良選手や路木龍次選手の復帰など注目点はありますが、しかしこの二人が本当に日本を代表するほどの活躍をしていたのかというとどうなんだろう、と個人的には思います。またU-22代表のメンバーもたくさん選出されていますが、Jリーグでレギュラーを取っていない選手も複数いて、そのへんも疑問が残ります。ただ、これまでのU-22等のチーム作りを見ていると、こうやって候補選手をたくさん呼び、どんどん入れ替えながらチーム作りをして行くのがトルシエ監督のやり方。今回はたまたま目に付いた選手を片っ端から集めた、と言う感じですが、おそらく今後複数回にわたるはずのトレーニングを通して誰が自分のサッカーを実現できるかを確認し、メンバーを絞り込んで行くつもりなのでしょう。おそらく今回のメンバーから最終的には1/3も残らないはず。今後に注目したいと思います。

<99.11.26> 山あり、谷ありだった今年のJリーグも明日が最終節。サンフレッチェは駒場で残留か降格かを賭けた浦和と対戦します。ポポヴィッチ、久保の2本柱を欠いてから1分2敗と元気のないサンフですが、ここでずるずる負けを重ねるか、それとも勝利で終えるかでは天皇杯に向けての意気込みも違って来るでしょう。全国的に注目必至のこのカードを今季の集大成とするよう、良いサッカーで締めくくってほしいものです。
私のメンバー予想はこんな感じです。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田    森保  吉田康   服部

        藤本

      高橋  森山

 SUB:前川、フォックス、桑原、大久保、山口
ポポヴィッチ、吉田康が復帰できるかどうかは不明なのですが、出れるようであれば当然使ってくるだろうと思います。森崎和などの若手を使ってくる可能性もありますが、名古屋戦で崩れかけたサンフのサッカーをもう一度構築するためにも、現状でのベストメンバーで戦うだろうと思います。対する浦和は守備の要のピクンが肉離れで今季絶望だそうで、岡野も怪我でリタイアとかなり苦しい状況です。しかし中盤ではペトロビッチ、ベギリスタインの両外国人が持ち味を発揮しており、また小野もフィットしてきていてかつての「弱いレッズ」をイメージすると痛い目に遭いそう。その上真っ赤に染まるスタンドも敵になります。サンフとしてはまずは平常心を保つこと、攻め込まれてもうろたえないこと。強い気持ちを持って戦って、感動を残すようなゲームにして欲しいものです。

<99.11.25> 先日届いたファンクラブ会報の「アシスト」によりますと、2000年を記念して(^_^;)ファンクラブが大幅にリニューアルされることになったそうです。これまで「一般」と「小中学生」と言う分け方だったのが一新され「個人会員」「ファミリー会員」「グループ会員」の3カテゴリーに変更。「個人会員」は入会金2,000円、年会費4,000円。新しく設定される「ファミリー会員」は同一住所4名までで、入会金2,000円、年会費6,000円。「グループ会員」は3名以上のグループで一人当たり入会費1,000円、年会費3,000円で、「ファミリー」と「グループ」には応援用オリジナル大型フラッグ1本がプレゼントされます。このへんは浦和レッズの「オフィシャルサポーター」を意識しているのはありあり。12月末までに入会している会員は2000年版選手名鑑に名前を掲載するそうで、そのへんもレッズのやり方を取り入れていますね。以前は他チームで良いやり方をしていても「敢えて真似をしない」と言う雰囲気があったそうですが、久保社長に代わって「良いことはどんどん取り入れよう」と言う事になったのではないでしょうか?
因みに会員の特典は次の通り。
(1)会員証&入会・継続記念品プレゼント
(2)選手名鑑プレゼント 
(3)会報「アシスト」年3回の3点がプレゼント
(4)チケット先行予約
(5)グッズ・チケット2割引き
(6)ホームゲーム年1回ご招待
更に「2000年特別追加特典」として、次のものが用意されます。
(1)年間パス通常13,000円のところ10,000円
(2)「紫熊倶楽部」割引き
  1冊280円→230円(ただし試合会場とV-POINTのみ)
  年間7,000円→5,600円
(3)2000年度版の選手名鑑への掲載
ところでこのリニューアルは「後援会」「5万人の会」「ファンクラブ」と3つに分かれていて複雑だったサポート組織の整理の一環、と言う事だろうと思います。後援会と5万人の会は昨年統合され、会費10,000円でチケット3枚が付いてくる(その上「アシスト」とカレンダーがもらえる)「賛助会員」と、会費5,000円で4回観戦できる「5万人の会会員」の2カテゴリーに分かれました。私のイメージとしては、「サンフレッチェにお金を払ってサポートしよう」と言う立場の人が「賛助会員」になり、「5万人の会会員」はこれとは逆に「4回観戦回数券」を買う、と言う感じ。言わばどちらもサンフレッチェとはドライな「お金のつき合い」と言う扱いだったように思います。それに対してファンクラブがどういうものか、と言うのはこれまで今一つ不明確でしたが、今度のリニューアルでファンクラブ会員はサンフレッチェを応援する「仲間」、と言う位置づけがはっきりしたと言えるのではないでしょうか。「整理された」とは言え、紫熊倶楽部や広島フットボールの購読を含めるとファン一人一人とサンフレッチェとの関係には幾通りものパターンがあって「どれを選ぶか」がなかなか大変な選択になってしまったような気はしますし、また継続の人(特に入会月が年度途中の人)がどうなるのか、などいくつか難しい点があるようには思いますが、少なくとも現状を改革してより良いものにしようとしている、と言う点は評価して良いのではないでしょうか。

<99.11.24> 雨の中10,172人が詰めかけたビッグアーチに好調グランパスを迎えたサンフレッチェは、スコアこそ0-1ながら内容的には完敗を喫し、2nd stageの勝ち越しを最終戦に賭けることになりました。
沢田を出場停止で、また久保など主力数人を怪我で欠くサンフは、前節に引き続いて川島、大久保を先発で使って次のようなメンバー。
        下田

    川島  桑原  上村

伊藤    森保        服部
           大久保(→森崎和46分)
     藤本

      高橋  森山
      (→フォックス66分)

 SUB:前川、古賀、山口
まだ優勝の可能性を残す名古屋のパワーが序盤から爆発し、広島はたじたじとなる展開。3分には平野のクロスに呂比須がドンピシャで合わせ、ヘディングシュートがネットを揺らしますがこれはオフサイドの判定に救われます。しかしその後も完全な名古屋ペース。クリアボールは全て拾われ、中盤で全くボールを取れずに波状攻撃を受けます。そしてついに16分、バックパスをカットされたボールをストイコビッチが呂比須に回します。ゴール前深くに侵入した呂比須はDFを引きつけてGKの前を横切るようなグラウンダーのクロス。飛び込んだ平野が右のファーサイドで合わせて先制しました。これで落ち着いた名古屋に対して広島も反撃を試みますが、しかし名古屋のゴールを脅かすには至らず見せ場を作れないままに前半を終了しました。
後半になるとサンフは大久保を森崎和に代え、また伊藤を下げて川島を右サイドに送って打開を図ります。川島は何度か攻め上がってシュートまで持ち込み、また森崎和も時折良いところを見せますが、しかし二人とも大半の時間は消えていたらしい。その後も高橋をフォックスに代えるなど攻めの再構築を図りますが、名古屋の鋭い出足にパスミスを連発してなかなかシュートにも持ち込めず、結局そのままタイムアップ。エース久保のいない苦しさがいかほどのものか、再び味わうことになってしまいました。
試合後の選手のコメント(広島フットボールによる)も概して疲れがにじみ出るようなもので、藤本は「実力の差を感じました。戦術じゃない、個人の能力の差です」森山は「僕自身、シュートゼロじゃ、何も言えない」そして上村は「技術的な細かい部分をもっとつめていけば」と語っていたそうです。特に上村は雨の中1万人もの観客が来てくれたことに感激した、と語りながら、レッズ戦には「相手のことはどうでもいいんです。陥落とかどうとかは、関係ない。とにかく勝ちにいきます。向こうが気持ちでくるのなら、こっちも強い気持ちで向かいたい。絶対に負けたくないし、プライドもあります」と決意を語りました。最終戦に勝てば2nd stageと年間順位が5位になる可能性がある一方で、敗れれば2nd stage、年間順位がともに8位に終わる可能性があります。優勝にも陥落にも関係ない順位ではありますが、しかしここまで今年のサンフがやってきたことが結果として残るかどうか、は非常に重要です。残留のために勝利が欲しい浦和は、沢山のサポーターと高いモティベーションで向かって来るはずですが、しかしそこで精神的にひるむことなく、これまで積み上げたものを全て見せる、と言うつもりで強い気持ちで頑張ってほしいものです。

<99.11.23> 昨日配信の「広島フットボール」に掲載されていました(そして今日の名古屋戦ではビラが配布されるらしい)が、その「広島フットボール」の中野和也さんが編集長となって「サンフレッチェ・サポート・マガジン 紫熊倶楽部 SIGUMA CLUB」この(名称は、「三矢Web」の一つだったなかじゅんさんのホームページから取ったそうです)が創刊されます。サンフレッチェから全面的なサポートを受けての発刊で、これまで試合会場で配付されていた「観戦ガイド」に代わるものとして、ホームゲーム開催日を基本に隔週で発行されるというもの。更にファンクラブ会報の「アシスト」も中野さんが編集を行うこととなり、この紫熊倶楽部の別冊と言う位置づけになります。紫熊倶楽部はA4版24ページ中とじ、隔週金曜日発売で、1冊280円。ファンクラブ、後援会員、年間シート会員は230円で購入できます。増刊号はA4版48ページで、ファンクラブ、後援会員には無料で配付され、また書店でも480円で販売されるそうです。これに伴いメールマガジン「広島フットボール」の位置づけもやや変わり、週5回発行の速報性メディアとして「紫熊倶楽部」と相補的な関係になります。料金体系はやや複雑になりまして、まとめると次の通りになるはずです。(少し自信なし ^_^;)

購読期間
一般
後援会員、ファンクラブ会員、年間シート購入者

紫熊倶楽部

1冊

280

230

紫熊倶楽部増刊

1冊

480

無料配布

広島フットボール

1カ月

1000

1000

紫熊倶楽部

1年

7000

紫熊倶楽部+増刊

1年

8300

5600

紫熊倶楽部+広島フットボール

1年

11600

紫熊倶楽部+増刊+広島フットボール

1年

13040

11000


なお、年内に紫熊倶楽部を契約しますと全て10%割引になります。創刊は1月下旬です。

<99.11.23> 今朝の中国新聞によりますと、高校選手権に出場する多々良高(山口)の主将にしてエースFWの中山元気選手の獲得が内定しました。中山は身長185cmと長身で、高い打点からのヘディングが持ち味。もともとサンフレッチェの強化指定選手でしたがインターハイでの活躍で数チームでの獲得競争となっていました。4月にはU-18代表候補にも選ばれており、サンフレッチェの織田強化部次長は「プレーだけでなく、ハートの強さやリーダ ーシップも魅力」と語っていたそうです。これで来季の新戦力6人の獲得が決まったサンフレッチェですが、広島フットボールによるともう一人U-18代表クラスの中盤の選手の獲得にも動いているとのこと。来季の若手選手同士の争いは、本当にレベルの高いものになりそうです。

<99.11.23> 今日の名古屋戦ですが、ユースの駒野はU-18代表候補の合宿に参加していて出場できないとのこと。右サイドは伊藤か川島の起用となりそうです。名古屋はこのサイドには平野がいますので、ここでの守備をしっかりできるかどうか、が今日の勝敗のポイントになりそうです。

<99.11.22> 明日はホーム最終戦のグランパス戦。名古屋はジョアン・カルロス監督に代わってから8連勝中で、優勝争いにも絡んでいるチームです。1st stageに見せたような不安定さ、コンビネーションの悪さはすっかり影を潜め、もともと質の高いメンバーが揃うチームらしい「実力相応」の結果を残してきています。対するサンフは、若手中心で臨んだガンバ戦は不可解な判定で引き分けに終ったものの、ゲーム内容では圧倒してチームとしての完成度の高さ、選手層の充実ぶりを見せました。ここは下位チーム相手で通用したサッカーが強豪相手でも機能するか、天皇杯に向けての試金石になるゲーム、と言えそうです。
メンバーですが、森保、伊藤は戻ってきますが今度は沢田が出場停止。もともと右サイドには沢田に次ぐ人材がいなかったことを考えると、ユースから今度は駒野の起用があるかも知れません。
        下田

    伊藤  桑原  上村

駒野   森崎和  森保    服部

        藤本

      高橋  森山

 SUB:前川、川島、古賀、大久保、山口
ユースの2人を同時に使う、とすればトムソン監督らしからぬ?大きな賭けとなりますので、森崎和ではなく大久保を起用する可能性もあるでしょう。ただ、京都との練習試合ではユース組が揃ったことで彼らのコンビネーションの良さが発揮されたそうですので、どうせなら最初からこの2人を同時に使ってみたいものです。前節、随所できらめきを見せながらもやや不満足な出来だった(本人談)森崎和も、右に駒野、左に森保がいればもっと伸び伸びとプレーできるのではないでしょうか?
なお、明日のゲームはホーム最終戦ということで「小中学生100円入場」ほか盛りだくさんのイベントが予定されています。もし通算150万人動員が達成できれば(あと14,495人)来春の豪州旅行のプレゼントもあります。天気も良さそうですし、行ける方はぜひビッグアーチで応援を。

<99.11.22> 今朝の中国新聞によると、サンフレッチェは松永、松岡、池田、秋元、大畑、行友、山下の7選手に来季の戦力外通告を行った、との事です。松永は中津工から広島入りして4年目(だったはず)。今季はレギュラー獲りが期待されていましたが、キャンプ中の骨折が尾を引いた格好になってしまいました。秋元はユースから入団して3年目(これもたぶん)。昨年は「ボール2個事件」の清水戦に初出場し、PK戦ではきっちり決めて勝利に貢献しましたがそれが最後の出場になってしまいました。この2人は、他チームでのプレーを希望していて移籍先を探しているそうです。松岡はサンフ入団と同時に大学へも進学し、2年間「2足の草鞋」で頑張ったものの果たせず、今年は大学も退学してサッカーに賭けましたがそれも力及ばず、と言う形になってしまいました。また池田はユースからトップ入りしてわずか半年での「戦力外」で、いささか早すぎるようなかんじ。いずれも来季山形や森崎浩らの(もしかすると多々良高の中山も)有望な攻撃的な選手の入団ではみ出してしまった、と言うところなのでしょう。この2人はそれぞれ海外留学と大学進学を目指すそうです。

<99.11.21> 昨日行われた2nd stage第13節ガンバ戦は、先制して逃げ切ろうと言うところで審判の判定に泣かされ1-1で引き分けとなりました。サンフレッチェは怪我や出場停止で主力の半分を欠き、来季以降を見越して新戦力を入れた次のような布陣。
        下田

    川島  桑原  上村

沢田   森崎和(→フォックス73分)服部
          大久保(→古賀82分)
       藤本

      高橋  森山
      (→山口70分)

 SUB:前川、森崎浩
心配された若手中心のメンバーでしたが、しかしガンバのプレスが緩かったこともあってかなり機能していたらしい。また2度目の先発となる川島も声を掛け合って攻守にバランスを取り合い、前半は広島ペースで推移。そして先制点は24分。右サイドでロングパスを受けた藤本が相手選手に囲まれながらもボールをキープし、素早い反転から左足でクロスを送ります。これが中央に詰めていた沢田にどんぴしゃ。沢田が頭でこれに合わせると、ボールはファーサイドのネットに飛び込みました。「公称170cm」の小柄な沢田は、Jリーグとしては初めてなだけでなく大学時代からの11年間で「記憶にない」と言うヘディングシュート。本人は練習で繰り返したカウンターの「作戦通り動きをしなかったんだけど...」と苦笑していたそうですが、藤本のクロスと言い沢田のポジショニングと言い二人のセンスが光るゴールでした。この後一進一退ながらガンバのまずい攻めにも助けられ、後半には経験の豊富な選手を入れて逃げ切りを図るサンフレッチェ。そのまま行けるか、と思った後半41分に問題のプレーが起こります。ガンバの平岡がドリブルで川島をかわしてペナルティエリアに侵入しようとしますが、これに対応したのが桑原。身体を寄せるようにしてボールを奪いに行きますが、これでもつれるようにして平岡、桑原が倒れます。ビデオで見ると桑原は手も使っていなければ足も掛けていない、全く正当なチャージで平岡は単に足がもつれただけにしか見えないのですが、しかしこの日の主審の辺見氏にはそうは見えなかったようです。長い笛が吹かれ、無情にもPKの判定。一番間近で見ていた沢田、そしてトムソン監督が納得できるはずもなく、抗議する沢田にはイエローカード、そしてトムソン監督には退席処分が出されてしまいました。そして審判の判定には延長に入ってからも泣かされます。カウンターから沢田?が右から入れた鋭いクロスがGKとDFの間をファーサイドに抜けると、ここに飛び込んだのは「ゴールハンター」森山。右足を一杯に伸ばしてゴールにねじ込みましたが、しかし判定はオフサイド。ビデオで見ると沢田がパスを出した瞬間も、また中央で藤本?がスルーした瞬間も森山のポジションは明らかにDFの後で、どう見てもオフサイドでは無かったのですが... 結局このままドローで、サンフは審判に「勝ち点を強奪された」(広島フットボールによる)残念な引き分けとなってしまいました。
しかし、逆に私はそう言う状況だったにも関わらず、切れずにPK以外の失点をしなかった選手達を褒めたいと思います。気合いの入っていないガンバが相手、とは言えほぼフルメンバー相手に、若手中心の選手達は互角以上の戦いを展開したわけで、収穫は思った以上だったのでは無いでしょうか。特に広島初の高校生Jリーガーとなった森崎和は、開始早々のぎこちなさも徐々に消えていき、全体として全く物おじしないプレーぶりだったそうです。本人は「スピードがユースとは全然違う」と言いながらもキープ力やタイミングの良いパス出しに光るものを見せ、トムソン監督も「とても良かった。常に冷静で広い視野を持っている。本当に満足している」と語り、今週のU-18代表合宿へは参加せずチームに帯同するように、指示を下したそうです。次の名古屋戦は森保が帰ってきますが、今度はこの森保、大久保、そして森崎浩とポジションを争うことになるのではないでしょうか。中国新聞には「収穫の引き分け」と書かれていましたが、この時期の結果としてはある意味最高のものが得られた、と言えるかも知れません。

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