4/11〜4/17のサンフレッチェ日記



<99.4.17> 先日の仙台戦で内転筋を痛めて途中退場したフォックスは、今日のジェフ戦の出場が危ぶまれていましたが、「予想以上に早い回復」で金曜日の練習も通常通りこなしていたそうです。と言うことで、今日はベストメンバーが組めそうです。

<99.4.17> U-18日本代表候補に、ユースの駒野友一、森崎浩司の両選手が選出されたそうです。またU-15代表候補には、ジュニアユースの沖本尚之、川本隼也の両選手が、選出されました。

<99.4.16> 明日の対戦相手、ジェフ市原とのこれまでの対戦成績は、10勝8敗と2つ勝ち越しています。
93年1st (H)○2-1 (A)●0-1
93年2nd (A)○3-1 (H)○2-0
94年1st (A)○3-1 (H)○4-2
94年2nd (A)□1-0 (H)□1-0
95年1st (H)●1-2 (A)●0-3
95年2nd (H)●0-2 (A)●2-4
96年     (A)○1-0  (H)●3-4
97年     (A)■2-3  (H)○3-0
98年     (H)○3-1  (A)▲0-0

(○●は90分の勝敗、□■はVゴール、△▲はPK戦)
アウェイの戦績は4勝5敗。ホームの6勝3敗に比べるとやや分が悪い、と言うところでしょうか。両チームとも下位に低迷したここ3年は五分の星となっていますが、今や優勝争いに絡みそうな勢いの広島に対し、市原は2部落ちが気になる状態。前節も神戸相手に3回リードしながらそのたびに追いつかれ、最後にVゴールで負けるという何とも締まらないゲーム展開をしています。仙台戦に引き続いて、「負けてはいけない相手」との対戦であると言えるでしょう。
次にメンバーの予想です。前節1人も警告を受けなかったおかげで、今のところ出場停止はありません。
        下田

 フォックス ポポヴィッチ 上村

沢田      森保      服部

     山口    藤本

      高橋  久保

 SUB:佐藤、伊藤、桑原、吉田康、ヴィドマー
水曜日の動きと起用の仕方を見ると、高橋の2週連続先発は動かないところでしょう。仙台戦ではむしろ久保の動きが悪かったので、久々にヒーローインタビューを受けたヴィドマーの調子次第では久保のポジションの方が危ないかも!?山口から後ろはまずは盤石。怪我人などが出ない限り、この布陣で間違いないところでしょう。市原には、高橋が「ライバル」と公言する林丈統がいます。どちらが先にJリーグ初ゴールを決めるか、注目です。

<99.4.16> 昨日書きたかったのは、前川選手の事です。この日のサンフの守備は完璧で、「そのシーン」までの前川の出番といえばバックパスを蹴り返したのが2、3回、それとバーの上を越していくミドルシュートに合わせてジャンプしただけで、GKらしいことは何もしていませんでした。コーチングはしていたのでしょうが、それもDFラインが非常に高いため前川の声がどれだけ届いていたか。それが初めてDFラインを破られた事で飛び出したら引っ掛けてしまった。点差もあったし無理をする場面では無かったと思うのですが、それでも手が出てしまったのはGKの性、と言うところなのでしょう。しかし、一応ボールに行ってたんだしペナルティエリア内だし、普通はイエローが妥当なプレーだと思うのですが。土曜日にBSで放送されたV川崎×名古屋で、楢崎が一発退場になったことが物議をかもしましたけど、あれはあくまで「異議」が原因でプレーそのもので退場になったわけではなかったはず。それに比べれば前川への判定は非常に厳しいもので、前半に仙台の選手を退場させていたのでそのバランスを取った、としか思えません。前川選手には、本当に気の毒なことでした。昨年以来、どうもつきに見放されているとしか思えませんが、しかし彼の努力が報われるときは来ると思います。めげずに頑張って欲しいものです。

<99.4.15> 昨日のナビスコ杯1回戦第2試合、広島スタジアムでのゲームは4-1と圧勝し、J2仙台に格の違いを見せつけたゲームでした。しかし、ゲームとしての面白み、と言う点ではこれまで見たことが無いようなものだった、と言うことは間違いないと思います。
主力を休ませ「半分控え」で臨んだサンフの最初のメンバーは次のような感じでした。
        前川

   伊藤  フォックス 上村

沢田      桑原      古賀

    吉田康    藤本

      高橋 ヴィドマー

 SUB:佐藤、川島、服部、山口、久保
ポポヴィッチと森保は完全休養で、久保も控えからのスタート。前川が久々のゲームで、また高橋、ヴィドマーのツートップを組んできました。更に攻撃的MFの組み合わせは吉田康と藤本。本来の得意のポジションから行くと右に藤本、左に吉田康でも良いところですが、今後のことを考えて敢えて藤本が左、それもやや下がり目のポジションを務めます。
ゲームは序盤から完全にサンフのペース。仙台がボールを前に運ぼうとしても中盤、あるいはDFラインの守備が完璧で、つけ入る隙を与えません。特に藤本、古賀のコンビが好調で、何度も左サイドを破って仙台ゴールに迫ります。また高橋は相変わらず鋭い動きを見せ、これはもしかするとJリーグ初ゴールが見れるかも、と言う雰囲気を感じさせます。しばらくは仙台も頑張って0-0で推移しましたが、その均衡は長くは続きませんでした。サンフのCKのチャンスの時、何があったのかいきなり仙台のDF渡辺にレッドカード。サンフの選手と絡んだようには見えなかったので、おそらく暴言か何かだったのでしょう。これで完全に広島ペース、仙台はノーチャンスとなってしまいました。先制したのは前半25分。ペナルティエリアの外、25m付近から藤本がFKを蹴ります。鋭く曲がってゴールを襲ったゴールは、しかしGKがパンチングしたと見えました。しかしそのパンチングは明らかなミス。そのまますんなりとゴールに吸い込まれて行きました。このゴールにはサンフの選手も狐につままれたような格好で、「え?誰のゴール?オウンゴール?」と言う感じ。記録は藤本のゴールだったにも関わらず、残念ながら「女阿波踊り」を見ることはできませんでした。2点目はその3分後。ゴール前で高橋が絶妙のヒールパス。そこに走り込んでいたのは、ガンバ戦に引き続いての沢田でした。前半はそのままサンフレッチェの攻撃練習のような感じで、なんとも締まらない展開。FW争いも高橋の完勝、と言う感じで、後は高橋のプロ初ゴールが見れるかどうかが興味の対象かな?と言う雰囲気でした。
ところがこの期待は後半開始とともに裏切られます。高橋から久保への交代が告げられると、観客席からは歓声とともに溜息が。「どうせ代えるならヴィドマーを代えればいいのに」なんて声も観客席からは聞こえましたが、しかしこれは後の劇的な展開への「布石」になっていたのでした。
追加点は、後半わずか1分。左サイドからのCKを、一度は跳ね返されましたが藤本が粘ってファーにクロスを入れます。ここに詰めていたのは上村。ダイレクトボレーはGKの逆を突いて、ネットに吸い込まれていきました。その後も攻めるサンフ、守る仙台。サンフはフォックスに代えて山口を入れ、桑原をリベロに下げてすっかり「練習モード」。そんな中、山口からのパスを藤本とのワンツーからヴィドマーが抜け出し、最後はGKもかわして決定的とも言える4点目をゲットしました。サンフの3人目の交代は藤本から服部。吉田康をボランチに下げ、前に山口と服部を並べる布陣です。後は調子が悪そうな久保がきっちり仕事をしてくれれば、なんて気楽な雰囲気が急展開したのは後半の20分頃でした。この日初めて、サンフのDFラインが乱れて突破を許してしまいます。抜け出してペナルティエリアに侵入する高田。果敢に身体を投げ出した前川の手は、しかしこの高田の足をすくってしまいました。既に仙台にレッドカードを出していた審判は、バランスを取ろうと思ったのか迷わず前川にレッドカード。既に交代枠を使い切っていたサンフは、突然予想もしなかったピンチに見舞われてしまったのです。
「え?誰がGKやる?」と言う会話がなされていたのか、しばらく選手達の間でGKユニの押し付けあい(?)があった後、身に付けたのは責任感の強い上村。急造GKにいきなりPKの場面というのはあまりにも荷が重く、あっさり高田に広島スタジアムでの初ゴールを許してしまいます。この時、トムソン監督はピッチに入らんばかりの勢いで叫んでいたので「判定に抗議していたのだろうか」と思えばさにあらずで、どうやら「ヴィドマーがGKをやれ」と指示していたらしい。キックオフの前にGKユニが上村からヴィドマーに渡されました。考えてみればこれは当然の指示で、大きくリードしていたのでしっかり守りきることが必要でしたのでDFラインから1人が抜けるのは危険ですから。最終的にサンフは次のような布陣になりました。
       ヴィドマー

   伊藤   桑原  上村

沢田     吉田康      古賀

    山口     服部

        久保
最初は相変わらずサンフのDFラインが非常に高く、後ろで所在なげに佇むヴィドマー、と言う状態。欲求不満だったのか、ペナルティエリア外でカットしたボールをそのままドリブルで攻め上がる、なんてシーンも見せて観客を沸かせます。ヴィドマーにとって最大のピンチは終了間際の時間帯。サンフの左サイドでボールをつながれ、フリーで強烈なシュートを浴びます。しかし、ヴィドマーはこれを横っ飛びでセーブ!本職のGKも顔負けのファインセーブを見せ、観客は大喜びでした。一方攻めではワントップに残った久保が不調。1、2度GKと1対1となりましたが、相手ゴールを脅かすことはできず。両チームともそのまま守りきり、サンフは4-1で勝ちを収めました。試合全体としては、実力差が素直に出ただけの当然の結果、と言うだけですが、後半半ばの前川の退場からわくわくする展開となって勝つことができた、と言うのはある意味皮肉な事だったと言えるかも。(もう少し書きたいことがあるのですが、今日は時間がないので明日にします。)

<99.4.14> 昨夜の「ゴ〜ル!」及び今朝の中国新聞によると、下田選手はお父さんを亡くした(なんと51歳の若さだったそうです...)ので今日のゲームには無理には出場せず、前川選手が出場することになったそうです。前川がトップのゲームに出場するのは、一昨年の9月27日の2nd stageセレッソ戦以来。実に1年7ヶ月ぶりの出場と言うことになります。痛めていた肩の手術で昨年一年をリハビリに費やし、再起を期した今年のキャンプではいきなり風邪でリタイヤ。開幕直前には肉離れを起こし、更にサテライトでの最初のゲームでは一発レッドで退場、とこのまま引退に追い込まれても仕方がない?と思わざるを得ないような、ご難続きでした。バクスター元監督から「生きている壁」と言われた前川。ハイボールへの対応や反応の速さではJリーグでも折り紙付きのGKです。かつては足技が苦手で、ラインを高く保ってGKがスイーパーを務める現代サッカーには合わないのでは、とも言われていましたが、肩のリハビリ中には重点的に下半身を鍛え、更にキックの練習も積んできているはずです。先日Jリーグでは初のGKのゴールを決めたかつてのライバル、京都の松永選手は36歳。更に世界には30台半ばでばりばりやっているGKがたくさんいます(ケプケとシュマイケルは35歳、ロッシ34歳など)し、31歳というのは老け込むには早すぎる年令です。サッカーでは「後ろの声は天の声」と言われますが、最後尾から叱咤激励する前川の大声がピッチに帰ってくると言うだけでも、今日の仙台戦を見る価値がある、と言えるのでは?

<99.4.13> 明日は広島スタジアムで、ナビスコ杯1回戦の第2戦をベガルタ仙台と戦います。アウェイでは2-1で先勝しているので、勝ちか引き分けなら2回戦進出ですが、逆に2点差以上で敗れれば敗退。ヨーロッパのカップ戦のように「アウェイゴール2倍ルール」はありませんので、スコアによらず1点差で敗れればVゴール方式の延長戦、そしてPK戦で決着を付けることになります。とは言え、ホームでもあるしこちらが格上ですから、すっきり勝って2回戦進出、と行きたいところです。サンフのメンバーですが、先週から週2試合のペースが続いていることを考えると、やはり主力数人は休ませる布陣になるでしょう。
        下田

   伊藤  フォックス 上村

吉田康     桑原      古賀

    藤本      服部

      大木 ヴィドマー

 SUB:佐藤、ポポヴィッチ、森保、山口、久保
まず、足首(だったっけ?)を痛めてガンバ戦は少し無理をして出場したポポヴィッチは休ませるだろう、と思います。また、これまでフル出場で歯が痛い沢田もお休みしても良い頃。森保、山口の両ベテランも無理はさせないでしょう。個人的に注目しているのはFWに誰を起用するか。高橋の活躍で、他のFW陣は内心相当燃えているはずです。トムソン監督としても、いくら良い選手とは言え高卒ルーキーに頼らざるを得ないと言うのは困るので、ヴィドマーか大木が本来の力を発揮することを待ち望んでいるだろうと思います。そう言う意味では、このゲームはこの2人がどれだけ復調しているかを測るには絶好の機会。これまでフル出場で疲れも溜まっているはずの久保を休ませて、大木・ヴィドマーのツートップで行くだろう、と予想します。もしこの布陣で行くならば、土曜日の試合から半数以上の選手を替えてスタートすることになりますが、強いチーム、優勝に絡むチームというのはこれぐらいのことをしてもチーム力は落ちないもの。先週のアウェイのゲームでは、森保、山口を投入するまではチグハグな戦い方だったようですが、これらのメンバーだってついこの前まではレギュラーだった選手達です。これをアピールの大きなチャンス、と考えて頑張って欲しいものです。

<99.4.12> 昨日のサテライト、京都との対戦は広島が4-1(前半1-1)で勝ちました。得点者は秋元、大木2、松岡。ルーキー高橋が初先発でフル出場を果たしただけに、これらの若手FWには相当刺激になったのではないでしょうか?もともとトムソンは過去の実績にとらわれずその時の調子で選手起用をする監督(就任1年目に自分が連れてきたアーノルドを怪我でも無いのにメンバーから外してますから)ですし、この度の高橋の活躍はベテランや先輩選手には自分の位置が無くなる恐怖を、若手にはやればできる、やらねばならない、と言う意欲を湧き起こさせているのではないかと思います。「広島フットボール」にはヴィドマーが真剣なまなざしで練習をしていた、とも書いていましたし、いよいよ厳しい、そして将来が楽しみな「FW戦争」が勃発しそうです。

<99.4.12> 一昨日から行われていたジュニアユース世代の大会「ナイキ・インターナショナルプレミアカップ」の中国地域予選はサンフレッチェみろくの里が優勝しました。戦績は次の通り。
【予選B組】
サンフレッチェみろくの里 1-0 箕蚊屋中
サンフレッチェみろくの里 2-1 川上中
【決勝】
サンフレッチェみろくの里 3-2 津山中
サンフレッチェみろくの里は、5月にJヴィレッジで行われる全国大会に出場します。

<99.4.12> J2大分にレンタル中の山根、金本の二人は昨日の鳥栖戦でもドイスボランチとしてフル出場。出来はそれほど良くはなかったようですが、それでも中盤の守備に走り回って3-1での勝利に貢献した、とのことです。

<99.4.11> 1st stageも序盤を終えて中盤入りとなる昨日の第6節。低気圧の通過で試合開始時には大雨だったゲームを制したのはサンフレッチェでした。結果は2-0。水浸しのピッチ状態でパスをつなぐきれいなサッカー、と言うわけには行きませんでしたが、こう言う状態に合わせたセーフティファーストの堅実なプレーが功を奏して勝ちを収めることができたと言えるでしょう。
サンフのメンバーは、次のような感じだったようです。
        下田

 フォックス ポポヴィッチ 上村

沢田    森保(→伊藤88分)  服部
          藤本(→桑原80分)
    山口(→吉田康73分)

      高橋  久保

 SUB:佐藤、大木
得点は、1点目は後半21分。右サイド40mぐらい?からの服部のFKがファーサイドへ。これを上村が相手選手と競り合いながら頭に擦るように当て、これが岡中の前でバウンドしてネットの上部に突き刺さりました。上村が叩きつけた、と言うよりも、服部の高い軌跡のボールの勢いを生かして軌道を変えたと言う感じのシュートでした。直前に逆サイドからのFKからのボールを、どフリーの久保が思いきり振り抜いてポストに当てた直後だっただけに、こちらに来ようとしていた流れを確実にモノにした貴重なゴールだったと思います。2点目は沢田。左サイドで藤本がボールキープしてからセンターに低いクロス。久保と岡中が競り合ってこぼれたボールに沢田が走り込んで強烈なシュートを決めました。両チームともGKが上出来でファインセーブの競演、と言う感じだっただけに、岡中にしてみれば悔しい失点だったのではないでしょうか。
注目の初先発だったルーキー高橋。後半途中から足を痛めていたこともあって大木への交代が準備されていたようですが、相手選手との競り合いで負傷した森保のアクシデントもあって初先発でフル出場。私はテレビ観戦だったのでボールの無いところでの動きなどはもう一つ良く分からなかったのですが、途中で代えられなかったのですから監督もまずまず満足していたのでしょう。中国新聞の記事でも「予想を上回るパフォーマンス」「技術論より、諦めない姿勢だけで百点満点である」「新パートナーのルーキーを一人前に扱った久保」「一年ぶりの3連勝とともに広島に新芽が芽吹いた」と絶賛しています。密着マークを受けた時などのフィジカルの弱さ等も見せましたが、ボールの浮け方など相変わらずのうまさも見せましたし、今後順調に育ってくれれば懸案のFWの問題も解決するでしょうね。更に注目していた服部、柳本の競り合いですが、服部が一度だけスライディングタックルをかわされてフリーで完ぺきなクロスを上げられたシーン(これはドロブニャクのシュートを下田がスーパーセーブ!)を除けば、だいたい服部の勝ちだったように思いました。
ヒーローインタビューで上村選手が、今日は良いサッカーだったとは言えないけど勝ってよかった、と言う事を言っていましたがまさにその通り。水の浮くピッチ。蹴ったボールはワンバウンド目は滑るように跳ねスリーバウンド目で止まってしまうような状況で、足元が滑るシーンも続出。そう言う中できっちりミス無く守りきったことをまずは評価したいと思います。特にこれまでセットプレーでの失点が多く「ここ」と言うところでの集中力の欠如が課題だっただけに、勝ったこと、2点を取ったこと以上に無失点だったことが良かったのではないでしょうか。それに、イエローを1枚ももらわなかったなのも収穫。私自身、実はこのゲームでDFの3人のうち1人ぐらいは次節出場停止になるのは覚悟してまして、どうせなら足を痛めているポパだったらましなのに、なんて思っていたぐらいですから。と言うことで、色々な意味で上昇中のサンフの今後に更に期待が持てる、この日のゲームでした。
ところで、ちょっと残念だったのはこの日の観客の入りです。入場者数3,812人で、全8試合の中で最低を記録してしまいました。天気予報は「雨。雷を伴う」と最悪で気温も上がらず肌寒く、雨を避けるところがメインスタンドの一部しか無い広島スタジアムでの観戦は、今日はちょっと遠慮しよう、と考えた人が多かったとしても無理はありません。降雨で中止になる野球とは違って、よほどの悪天候でないかぎりゲームのあるサッカーの場合、お客を濡らさないようにスタジアムに屋根をかけるのはある意味必須のものです。それに、屋根があると声援が反響して非常に良い雰囲気にもなりますし。「サッカーダイジェスト」に連載中の「短期集中連載 クラブ経営指針 サンフレッチェ広島の場合」の今週の号には、広域公園第一球技場の屋根付き専用スタジアム化の計画が述べられていますが、もし昨日そう言うスタジアムを使っていれば、おそらく3,812人の倍以上の観客が入ったはずです。広島県、広島市が財政的に余裕がないことは知っていますし、カープの本拠の市民球場が老朽化していてなんとかしないと行けないことも知っていますが、是非ここは将来への投資のつもりで、この「専用スタジアム計画」を実現して欲しいと思います。(そしてついでに(?)アストラムラインの己斐までの延伸計画の早期実現も。)

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