7/11〜7/17のサンフレッチェ日記



<99.7.17> 7/31開幕の「日本クラブユースサッカー選手権大会」の組み合わせが発表されていますが、それによるとサンフレッチェ広島ユースはC組で平塚、仙台、福岡の各ユースと同組となりました。昨年と比較して参加チームが増えた(昨年は20チーム)関係で今年は6組の構成となり、各グループ1位と2位のうち成績上位の2チームが決勝トーナメントに進出することになります。昨年の同選手権での広島は清水、柏、福岡と強豪ばかりのグループで2勝1敗だったものの、得失点差で2位。その上2位グループの中でも得失点差で惜しくも決勝トーナメント進出を逃しただけに、今年はすっきりと勝って上位進出を果たしたいところ。因みにすべてのグループを並べてみると、
【A組】市原、横浜、札幌、新潟
【B組】G大阪、読売、東京、鳥栖
【C組】広島、平塚、福岡、仙台
【D組】清水、神戸、ブレイズ熊本、フットワーク
【E組】磐田、浦和、愛媛FC、水沢FC
【F組】名古屋、京都、塩釜FC、ヴィヴァイオ船橋
となっており、C組が唯一J1チームのユースを3チーム含み(昨年より若干マシだとは言え)またもや厳しいグループに入ってしまった感じです。(因みに、昨年見た限りではやはりトップが強いチームはユースも強いと思って間違いないようです。)特に平塚は、高田保則、小松原学など着々とユース出身者がトップで活躍しており、手強いことは間違いなさそう。広島ユースは8/1の14:45に仙台戦、8/2の13:00に福岡戦、8/4の16:30に平塚戦を戦い、決勝トーナメントに進出すれば8/5に準々決勝、8/7に準決勝と5位決定トーナメント1回戦、そして8/8に決勝と5位決定戦を行います。今年こそぜひ5位以内に入って、高校のトップチームとの真剣勝負ができる「高円宮杯全日本ユース選手権」への進出を勝ち取ってほしいものです。

<99.7.16> W杯アジア枠問題の「落しどころ」については、どうやらAFCも私と同じような事を考えているようです。今朝の新聞報道によると昨日東京都内で鄭夢準FIFA副会長が記者会見し、アジアからのプレーオフへの進出国の枠を2に拡大することで妥協を図る考えを示したとのこと。現在2002年W杯の予選方式として提案されているのは、南米5位とオセアニア1位、アジア3位と欧州14位がプレーオフを行うというものですが、これにアジアの4位国も参加できるようにするということです。鄭副会長の記者会見の場ではどこに参加することにするのか、についての言及は無かったようですが、アジア×欧州のプレーオフに更に1チームを加えても意味のないことを考えると、南米×オセアニアに絡もうと考えているのは明かです。しかし、南米がプレーオフの出場権を譲るつもりがないのも明白。となると、この提案を実現しようとすれば南米、オセアニア、アジア4位の3カ国でのプレーオフを行う以外には可能性は無いのですが、しかしそうすると今度はオセアニアの出場枠が数字の上では「0.5」から「0.33」に減ってしまいます。そう考えると、やはりセントラル方式の「世界予選」で最後の2枠を争う、と言うのがベストの選択のように思います。オセアニアの数字上の枠を減らさないためにはプレーオフに2チームが進出できるようにすれば良い。そして例えばA組を南米5位、オセアニア2位、アジア3位、B組を欧州14位、オセアニア1位、アジア4位の組み合わせとして、それぞれの組の1位、2位をたすき掛けで対戦させて勝った方に出場権を与えるようにすれば、順当に行けばこの「決定戦」は、南米5位×オセアニア1位、欧州14位×アジア3位と当初の予定通りになるわけです。オセアニアにしても、何が起きるか分からない一発勝負のプレーオフよりも、対戦数を多くして(と言っても1試合増えるだけですが)もらった方が実力を発揮しやすいでしょう。私はあらためてここで、この「世界予選」をW杯のシュミレーションを兼ねて日韓で開催する、と言う方向で検討してほしいと思います。

<99.7.15> アジアサッカー連盟(AFC)のFIFA総会ボイコットと、これを受けてのブラジルサッカー協会のティシエラ会長の「日韓のW杯開催権剥奪」発言で雲行きが怪しくなってきた2002年のW杯ですが、FIFA前会長のアベランジェ氏は昨日「日韓共催は決まったことであり、アジア勢が諦めると思えない」と否定したそうです。アベランジェ氏は現在はFIFAの役員ではありませんが、ブラッター現会長はアベランジェ氏の「懐刀」として密接な関係を持っていたことは周知の事実であり、この発言はFIFAの意向を非公式に代弁したもの、と考えて良さそうです。いろいろと新聞報道などを見ると、この問題はブラッター氏がFIFA会長に選ばれるにあたってアジア連盟のアルダバル(サウジアラビア)、ハマム(カタール)両理事の協力を得るため「次回W杯でのアジア枠増」の口約束をしたのが発端らしく、これを守らなかったのを根に持っての事らしい。フランス大会のアジア枠はオセアニアとのプレーオフを含めて3.5。これに対して2002年大会は、当初日韓を含めて4の枠だったのが、欧州が譲歩して4.5となったのもまだ不満で、南米がオセアニアとプレーオフを行う権利の0.5もアジアに回せ、と主張しているとのことです。もともとW杯の出場枠は各連盟に均等ではなく実力に応じて傾斜配分されており、南米は加盟国が10カ国しか無いにも関わらず出場枠4.5が与えられています。AFCの主張は、この不公平を是正して加盟国が45カ国のアジアにもっと出場枠を、と言うことですが、しかしフランス大会で1勝しかできなかった地域だと言うことを考えるととても他の地域の賛同を得らるはずがありません。今回、南米連盟が「日韓の開催権剥奪」をぶち上げたのは「売り言葉に買い言葉」に近いものだろうと思いますし、FIFAの利害を考えるとその意見があっさり通るとはとても思えませんが、しかしこのままAFCが強硬姿勢を続ければその意見が大勢を占める可能性もあります。AFCとしても振り上げた拳を簡単に下ろすわけにも行かないでしょうが、しかしどこかで妥協点を探るしか無いのも事実。日本協会も渦中に巻き込まれて翻弄されているだけでなく、今後はリーダーシップを取るんだ、と言う強い気持ちで政治力を発揮してほしいと思います。
それではどこらへんに「落しどころ」を見つけるか。他の連盟がこれ以上妥協してくるとは思えないこと、AFCとしても「日韓を含め4.5」より半歩でも前進が無ければ引っ込みがつかないこと、これらを考えると一つの案として最後の出場権を巡ってのプレーオフのやり方を変える、と言うのではどうでしょうか?現状のFIFAの案によると、南米予選の5位とオセアニアの1位、アジアの3位と欧州の14位がそれぞれホーム&アウェイでプレーオフを行うことになっていますが、いっそのことここを根本的に変えてしまい、南米、オセアニア、欧州の3チームにアジアから2チームを加えて最終の出場権を賭けて「世界予選」を行う、と言うことにするのです。バレーボールの五輪予選が取っている方式に倣ったやり方で、これなら他の連盟の出場枠をいじる必要がないだけでなく、アジアからももう1チーム出れる可能性が残ります。そしてこの最終予選を、日本と韓国で開催してはどうでしょう。そうすれば日韓共催に伴うさまざまな問題点に対するシュミレーションになりますし、また共催により1会場あたりの開催試合数が減った分の穴埋めにもなるでしょう。北中米かアフリカからもう1チーム加えて6チームでの最終予選とし、2グループに分けてそれぞれを日韓でリーグ戦を行い、各グループの1位、2位をたすき掛けで対戦して最後の出場権を争う、と言う形式でもいい。そうすれば、本大会同様に日韓の間でのチームやサポーターの移動などが生じて絶好のシュミレーションにもなり得ます。
さて、日韓としては代案でまずAFCを納得させないといけない訳ですが、もし中東勢が頑なな態度を崩さなかったらどうするか。その場合には、最悪日韓揃ってAFCを脱退する、と言う脅しをかけてもいいかも知れません。「連盟脱退」と言うとオオゴトのように聞こえますが、過去にもそのような例はあります。一番身近(?)なのはイスラエル。元来アジア連盟に加盟していて1970年のW杯メキシコ大会にはアジアの代表として出場していましたが、アラブとの政治的な対立はいかんともしがたく、1991年に欧州連盟に「移籍」しています。日本も韓国も地理的にもアジアの外れにありますし、中東よりはオーストラリアの方が距離的には近いので、オセアニア連盟に移籍したってそう不自然ではないでしょう。オセアニアにしても、有力な国がオーストラリアとニュージーランドしか無くFIFA内での力が無いに等しい現状を考えると、日韓が加盟すれば相対的に力も上がってW杯の自前の出場権も確保できる可能性が高まりますし、むしろ喜んで受け入れてくれるはず。更に中国や東南アジアも引き込んで「太平洋連盟」とでもすれば、完全に「西アジア連盟」を凌駕することだってできます。まるで伏魔殿のようなFIFAにあっても、更に不透明で融通が利かないAFC。これをなんとかすることが、日本のサッカー界にとっても重要です。日本の協会はFIFAでもAFCでも影が薄い存在ですが、逆にこう言う時にこそ主導権を握るチャンスがあるというもの。これをピンチと考えるのではなくむしろチャンスと考えて、名も実も取る、と言う解決に導いてほしいと思います。

<99.7.15> 天皇杯への出場権を賭けた全広島サッカー選手権決勝大会の組み合わせです。サンフレッチェユースは先日練習試合で敗れた広島フジタSCが初戦の相手。これに勝てれば、すんなり決勝まで行けるのでは無いでしょうか。逆のブロックの注目は昨年の覇者福山大と中国リーグで優勝を争うマツダSCの1回戦での激突です。この対戦で勝ち上がった方が決勝まで進出しそうです。
         7/17  7/18  9/11  9/12
日新製鋼呉  ──┐
         ├──┐
皆実高    ──┘  │
            ├──┐
マツダSC  ──┐  │  │
         ├──┘  │
福山大    ──┘     │
               ├──┐
広島教員   ──┐     │  │
         ├──┐  │  │
広島経大   ──┘  │  │  │
            ├──┘  │
観音高    ──┐  │     │
         ├──┘     │
福山平成大  ──┘        │
                  ├
広島工大   ──┐        │
         ├──┐     │
山陽高    ──┘  │     │
            ├──┐  │
広島大    ──┐  │  │  │
         ├──┘  │  │
NKK福山  ──┘     │  │
               ├──┘
サンフレッチェ広島ユース──┐     │
         ├──┐  │
広島フジタSC──┘  │  │
            ├──┘
修道大    ──┐  │
         ├──┘
広島FC   ──┘


<99.7.14> サンフレッチェユースのセレクションの募集が始まりました。対象は現中学3年生で、原則として自宅より通える方。(ただ、吉田町にはユース生の寮があるので空きがあれば入れるのだろうと思います。)9月5日9時から16時の予定で、4対4、7対7の実技テスト、運動能力テスト、面接などを行います。応募される方は現金書留で、参加料4,000円、返信用葉書1枚(表には応募者住所、氏名を記入のこと)、申込書(A4縦長横書きで、氏名(フリガナ)、郵便番号、住所、電話番号、生年月日、学校名、身長、体重、利き足、ポジション、在籍チーム、保護者名・捺印、サッカー歴(代表、選抜経験の有無)を記入)を同封して「〒733-0036 広島市西区観音新町4丁目10−2 広島西飛行場ターミナルビル1F サンフレッチェ広島 ユースセレクション係」までお送りください。〆切は8月20日必着。お問い合わせは082-233-3233サンフレッチェ広島ユースセレクション係の山西さん、澤山さんまで。

<99.7.14> 7/25にV-POINTで上村選手の「一日店長」が予定されていましたが、諸事情により中止されることになりました。その代わりに、2nd stage開幕後に一日店長(どの選手になるかは未定)を行うよう準備中、とのことです。

<99.7.13> 昨日Jリーグオールスターの出場選手が発表されましたが、サンフレッチェからは久保選手が初めて選ばれました。久保はファン投票でFW部門の5位でしたが、中山選手らの辞退で繰り上げ当選となったそうです。オールスターは「テレビでも見たことない」と相変わらずの久保選手ですが、最近代表合宿への参加などで欠けていた「欲」が出てきた、と言われる彼にとっては、ストイコビッチや黄善洪などの国際的な一流どころと一緒にプレーできるのはまたとない機会。「出場したら1点を取る気持ちを前面に出したい」と語るように、彼の一番の持ち味である常にゴールに向かう姿勢、ゴールが見えたらとにかくシュートを打つ、と言う姿勢を見せてほしいと思います。なお、J−WESTのフォーメーションを予想すると、
        楢崎

   鈴木   宮本   実好

     稲本    奥
藤田              平野
      ストイコビッチ

    久保      黄
と言う感じかな?なお、J−EASTでは元広島の森山佳郎選手(平塚)が選出されています。

<99.7.13> 以前、広島が獲得に動いていたもののブラジルのクラブとの契約が成立したため断念した、と言われていた元名古屋の森山泰行選手ですが、就労ビザが下りなかった関係で契約が流れ、帰国することになったと言う報道を目にしました。(確か日刊スポーツだったと思います。)今後は日本国内のクラブに所属してプレーしつつ、移籍先を探す、とのこと。広島も彼のような点取り屋タイプのストライカーは是非とも欲しいだけに、再び獲得に動いているかも。ただ、「腰掛」的に所属されてすぐに居なくなるというのをどう評価するのか、が問題ですが。

<99.7.12> 昨日行われたサテライトの広島経済大との練習試合は、2-1(前半1-1)で勝ちました。メンバーは、GK:植田、DF:行友、池端、川島、MF:宮崎(→山下)、駒野、森崎和、吉田幸(→大畑)、森崎浩、FW:秋元(→池田)、松永(→松岡)。サンフレッチェの得点者は森崎浩と川島でした。

<99.7.12> 中国地域リーグにオープン参加しているユースは、7/4に広島教員と、7/11には広島フジタSCとトレーニングマッチを行いました。広島教員には3-0(前半2-0、得点者:森崎浩、三山、対馬)で勝ちましたが、フジタSCには0-1で敗れました。来週は天皇杯の広島県予選を兼ねる全広島サッカー選手権大会を戦います。7/17の1回戦は広島フジタSCが相手です。

<99.7.11> サテライトは今日、広島経大とトレーニングマッチを行います。11時から吉田サッカー公園が会場です。

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