7/4〜7/10のサンフレッチェ日記



<99.7.10> 昨日行われたシドニー五輪の最終予選の組み合わせ抽選の結果に、なんとなくほっとした人が多いのではないかと思います。事前の報道では特にシードは設けない、と言うことだったので、最悪の場合韓国やサウジアラビアと同組になる可能性もある、と覚悟していたわけで、その他警戒すべき中国や中東勢とは一緒にならないタイ、カザフスタンとの組み合わせは、ある意味最高、と言うべきものとの捉え方が多いようです。しかし私はこれを聞いて、フランスW杯最終予選の組み合わせが決まった時の事を思い出してしまいました。当時も警戒すべきライバルはサウジアラビアやイランなどで、シード2カ国のうち韓国相手なら与し易いし、また中東勢もUAEしか居ないのは最高の組み合わせ、と言われていたように思います。そして開幕初戦のウズベキスタン戦に6-3と快勝し、日本国内のムードはすっかりフランスに飛んでいました。ところが、その後どうなったか。酷暑のUAEではやっとのことで引き分け、消耗し切った体力で臨んだ韓国戦で悲劇的な逆転負けを喫し、そしてアルマトイでは終了間際に同点に追いつかれてついに加茂監督解任、岡田コーチの監督昇格、と言う事態となったのでした。あのW杯予選は、まさにホーム&アウェイの恐ろしさと面白さとを日本国民が初めて学んだと言って良いものだったと思います。今回の相手のタイ(カタールに変更の可能性もありますが)、カザフスタンともに、ホームでは圧倒的な強さを発揮するチームです。またタイは高温多湿、カザフスタンは低温で乾燥した気候と正反対。更にタイの選手は小柄でスピードが合って小技に優れているのに対し、カザフスタンは高さと強さがあって組織だったサッカーをする、とこれまた正反対です。これらのチームとの対戦、そして彼らのホームへの遠征のそれぞれが、選手達にとっては新しい体験となることでしょう。従って、サッカーの実力だけでなく、違った環境、違った相手に対してどのように対応するか、その総合力が問われる予選となるでしょう。最終予選は3チームの総当たりということで、わずか4試合、全戦必勝のつもりで戦わなければならない、と言われていますが、決してそんなことは無いと思います。ホームではいかに確実に勝ちを収めるか、アウェイではいかに勝ち点を取るかの戦いになるだろうと思います。選手達をサッカーの場だけでなくいろいろな場に連れ出してアフリカに慣れさせ、ユースでの準優勝を勝ち取ったトルシエ監督がどのような心理的マネージメントの腕を見せるのか、そのへんにも注目したいものです。
ところで、このシドニーの予選の他にもこのところいろいろな大会の話がありました。一つはコパ・アメリカで、南米連盟の会長が次回の大会(2001年・コロンビア)にも日本を招待するという意向を表明した、と言うもの。また来年2月のCONCACAF(北中米カリブ海連盟)主催のゴールドカップに、韓国とともに招待されることが決まった、と言うものもありました。最近まで、予選無しに出場する2002年のW杯までにどのように代表を強化していくのか、もう一つ見えにくいものがありました。予定されている真剣勝負は来年のシドニー五輪とアジアカップぐらいで、その他には親善試合で強化するしかないとすれば、なかなか厳しいものがあると思っていました。しかしこの2つの大会が入って、噂されるように2001年にW杯のプレ大会としてインターコンチネンタルカップが入れば、次のように「真剣勝負」が目白押し、と言うスケジュールになります。(これは、フランス大会前の日程よりも多い!)
1999/10/1〜11/14 シドニー五輪最終予選[ホーム&アウェイ](カザフスタン、タイまたはカタール)

2000/2/12〜    CONCACAFゴールドカップ
     2/13〜2/20  アジアカップ予選[マカオ(だったはず)](シンガポール、マカオ、ブルネイ)

2000夏      シドニー五輪[シドニー]

2000秋      アジアカップ[レバノン]

2001夏?     コパ・アメリカ[コロンビア]
         インターコンチネンタルカップ[日本・韓国]
この中で、ゴールドカップとアジアカップ予選の日程が完全に重なりますが、アジアカップ予選ははっきり言って負けるはずのない国が相手。懸案だった「B代表」を作って、代表の層を厚くすることを目的として戦えばいいでしょう。また、シドニー、レバノンを経てチーム作りを重ねた上でコパ・アメリカに臨めば、今度は決勝トーナメント進出どころかベスト4あたりを目標にして戦えるはずです。パラグアイでは経験不足と自信のなさを露呈した日本代表ですが、これから2002年までの3年のうちにその弱点を克服して「強豪」と呼ばれる国に成長してほしいものです。

<99.7.9> 今朝の中国新聞によると、吉田康弘選手はポルトガルのクラブのテストを受けるため11日に広島を発つことが決まったそうです。当初、名門ブラガのテストを受ける予定でしたが、シーズン後にスタッフが交代したため宙に浮いていたらしい。その後代理人を通して移籍先を探した結果、今季から1部リーグに昇格するサンタクララからオファーがあった、とのことです。サンタクララの本拠地は、リスボン沖約1,200kmの大西洋上に浮かぶアゾレス諸島内のサンミゲル島。1931年の創部以来、初の1部昇格なのだそうです。吉田選手は「とりあえずは単身で行き、合格すればそのままリーグ戦を迎えたい。今は特に気負いもない。自分のプレーをしたらいいと思う。ようやく始まるという気持ちです。」と語っています。スペインと国境を接した国ながら、国民性は正反対で穏やかな人が多いと言われるポルトガル。吉田選手の人柄やプレースタイルは、きっと受け入れられるだろうと思います。ぜひテストに合格して、そして長く活躍してほしいものです。

<99.7.9> ヤマダ電機の「広島本店」が今日開店する、と言うことで広島の「家電戦争」は熾烈化の一途をたどっていますが、デオデオもこれに対抗してか昨日から全店(ただし、広島・呉・岩国地区に限る)で「現品処分セール」を展開しています。この中の「目玉商品」をよーく見ると、サンワサプライの「サンフレッチェマウスパッド」280円也と言うのがありました。これは元々の値段が1,800円のものなので、約84%引き。デオデオでの普段の売値は1,680円ですから、それと比較しても1/6の値段です。チラシには「展示品特価」とありますが、私が東広島店に見に行ったところちゃんと新品のマウスパッドが数枚売られていました。この商品はJリーグブームの時に作られたもののはずですが、その後新商品が出ている気配もありませんし、手に入れるのはたぶん最後のチャンス。この際「予備用」とか「ギフト用」として買いだめしておくのもいいかも?

<99.7.8> 今西総監督が最近、マツダ労組の行事で講演したそうです。内容としては、1963年にマツダ(当時東洋工業)に入社して以来、引退、オフトの招聘などマツダサッカー部の再建、そしてサンフレッチェに至るまでチーム作りに取り組んできた歴史について語り、特に技術的に高い相手と対するために「組織だったスピーディーなプレー、そしてとにかく決して退かない、点を取りに行くサッカー」を目指す広島のサッカーのコンセプトとして、選手を育てるところからやってきた、と言う趣旨の講演だったそうです。サンフレッチェでは、とりわけ選手とスタッフ全員を含めた60人ほどのメンバーとの対話を重視し、選手には何が自分に足りないのか、何を期待されているのかを明確にすることで選手達がやりやすい環境を作っているそうで、今では他クラブにも広島への移籍を希望する選手がいるほどだとか。更に補足として、高木選手が川崎に移籍した理由(川崎にはチームドクターがいてケアの体制が充実している。故障を抱え選手生命を伸ばしたい彼にとっては移籍が最良の選択肢だった)や、新外国人の交渉の状況(ブラジルでは不調で、現在はペルーで交渉中とのこと)等についても触れたそうです。
最後の「ペルーで交渉中」の部分ですが、もしかしたら今コパ・アメリカに出場している代表選手をターゲットにして、その所属クラブと交渉しているのかも知れませんね。ペルー代表ではMFのソラーノがイングランドのニューキャッスル、またFWのマエストリがチリ、MFのパラシオスがメキシコのクラブに所属していますが、日本戦でゴールを決めたホルヘ・ソトやロベルト・オルセン等22人中15人が国内リーグの所属です。ペルーは南米でも特に個人技を重視した国だそうですし、そう言う選手が広島に来てくれたらリズムを変えることのできる貴重な戦力になりそう。また観客動員の面でも効果が出るかも知れませんし、交渉がうまく行くといいのですが。

<99.7.7> 昨日の「ゴ〜ル!」及び今朝の中国新聞によると、トムソン監督が昨日の練習から合流したそうです。やはり里帰りしたスコットランドで新外国人選手を探していたそうで、「候補を挙げている段階。今後、スタッフと相談の上、詰めていく」と述べていたそうです。またチームの練習を見た感想として「今日見た感じでは、イメージよりフィットしている。予想以上に早く、来週初めにでも戦術的な練習に入れそうだ」と語りました。また目標については「第一ステージの6位」と言ったとのことですが、これはこの順位以上を目指す、と言う事でしょうか。ともあれ、今後1ヶ月にわたって調整することになります。なお、招待されていた豪州首相歓迎晩餐会は風邪のため欠席したそうです。

<99.7.7> 昨日のコパ・アメリカのボリビアとの一戦は、相手に退場者が出るという有利な状況だったにも関わらず1点を先制され、後半PKで追いつくという戦いでやっとのことで勝ち点1を取りました。最終順位は4チーム中4位。南米の高い壁に挑んであっさり跳ね返されてしまった、初のコパ・アメリカへの挑戦でした。私は以前から書いているように、2002年に向けての一里塚として臨んだ日本にとっては「勝たなくても良い」大会だったので、3連敗してもおかしくないと思っていました。ですから、他の2チームよりは明らかに力が落ちるボリビアと引き分けが精いっぱいだった、と言うよりも、よくぞ勝ち点1をゲットした、と言う感慨の方を強く感じます。
以前から日本代表の課題は「経験不足」である、といろいろな人(特に海外の識者)から言われていましたが、その貴重な機会の一つがこの大会だったわけです。相手はW杯クラスの強豪揃い。アジアやヨーロッパでは経験できないような環境、そしてスタジアムを埋める相手国の熱狂的なファン。あのアルゼンチンですら0-3で敗れる事もある大会に、チーム作りの初期段階の日本代表が出たわけですからもともと勝つことが獲得目標ではなかったはず。では何を目標とし、なにを得たのか。これについては協会やトルシエ監督から明確な説明は今のところ無かったはずなので想像するしか無いのですが、私は「心理的マネージメント」に重点を置いたのではないかと思っています。
マスコミはしばしば「監督と選手が対立」と言う書き方をするのですべてを鵜呑みにするわけには行かないのですが、しかし少なくともトルシエ監督は「選手個々についてはコメントしない」と言う方針を貫いていた加茂、岡田の両前任者とは明らかに違って選手批判を繰り返しています。U-20やU-22を率いる時も同じなのですが、このA代表については特にその「選手批判」めいた発言を良く聞きます。時にはユースやU-22の年代と比較して劣る、と言う言い方をもするのですが、しかしこの言葉を額面通り捉えることができるか、と言うとそんなことは無いでしょう。もちろん個人的な技術やトルシエ戦術の習熟度では若い選手の方が優れている点も多いかもしれませんが、選手としての総合力ではフル代表の選手の方が明らかに上です。にも関わらずトルシエがどうしてあのような発言を連発するか、と言うとやはり評論家の湯浅健二氏も指摘するように「人間のダークサイドを刺激する」事によって、選手のメンタルパワーを発揮させようとするトルシエ流の戦術だとしか考えられません。
今回の代表の戦いぶりを見ると、全体として腰の引けた対応が目に付きました。最初のペルー戦は、トルシエ監督自身が「ナイーブになっていた」と指摘するように、勝てるチャンスがあったにも関わらず一瞬の隙を3回も突かれてしまいました。パラグアイ戦も序盤はそれほどの力の差があったようにも思えなかったのに、1点奪われ、2点奪われするうちに相手と観衆に飲み込まれるように崩れていきました。そして昨日のボリビア戦。ドリブル突破に怖さはあるものの中盤でのプレスが弱く、またゲーム展開的には日本のペースだったにも関わらず、先制され、一時は敗色濃厚となりました。まさに「経験不足」としか言いようのない、ある意味無様な戦い方だったと思います。これは、良くも悪くも昨年やっとの思いでW杯に初出場した「新興国」日本の姿には違いがなく、その「弱小」ぶり、経験不足ぶりを露呈したとしか言いようがありません。
しかし、その中にも希望の灯はありました。トルシエ監督が「今後は楢崎、森岡、伊東を中心にチームを作って行く」と語ったように、この3人(他にも城や三浦淳、奥などを評価していたようですが)はそう言う後ろ向きになりがちな精神状態を振り切ることができた選手だったと思います。とりわけ伊東の、ボリビア戦終盤のドリブル突破。あれこそが、沈滞していた日本代表に必要とされていたものだったと思います。ああいうふうに、厳しい心理状態に打ち勝ち、トルシエの言葉に反発し、自分から打開していく力を発揮してくれること。そう言う選手が1人でも2人でも出てくることが、この大会に向けての獲得目標だったのでは無いか。これから2002年までは3年ありますが、しかし3年しか無い、と言う言い方もできます。来年のシドニー五輪に出場を目指すU-22がいずれ育ってくることは期待できますが、しかしそれだけでは間に合わないし、またA代表としても不十分でしょう。やはり代表の中心には、精神的にタフで、どんな状況でもそのプレーで周囲を鼓舞することのできる経験豊富な選手が必要です。ラモスやカズ、柱谷を中心とする「ドーハの世代」から、井原や山口素の「ジョホール・バルの世代」へとバトンタッチされてきた日本代表は、今確かに次の世代に受け渡されようとしています。楢崎、森岡、伊東らの骨格にU-22等今回出場していなかったメンバー(もちろん、久保も候補の1人でしょう)が肉付けされ、これに中田英寿や名波など海外で揉まれた選手がスパイスとして加えられた時、2002年に列強と対等に戦える代表ができるのだろう、と私は思いますし、そうでなければならない、と思います。

<99.7.6> 今朝の中国新聞によると、サンフレッチェは昨日から2週間ぶりに練習を再開しました。トムソン監督は新外国人獲得のため来日が遅れているそうで(これはヨーロッパかオーストラリアで探している、と言うこと?)、代わってヒックマンヘッドコーチが「クリスマスを上位で迎えよう」と語って練習を開始しました。開幕まで1ヶ月あるということで「75%の力」で取り組んだらしい。代表に取られて不在なのは幸い(?)下田だけですし、怪我人も復帰して充実したメンバーで戦術を熟成させてほしいものです。

<99.7.6> プレスリリースによると、今日19時から首相官邸で行われるハワード豪州首相夫妻歓迎晩餐会に、在日オーストラリア関係者としてトムソン監督とフォックス選手が招待されるそうです。ここにあってもおかしくないポポヴィッチの名前が無い、と言うことは、怪我が完治せず来日していない、と言うことなのでしょうか?いささか心配です。

<99.7.5> 仕事のためコパ・アメリカは断片的にしか見れていないのですが、それでも今さらのように南米の選手の技術の高さに驚かされます。それぞれ国によって多少のスタイルの違いや戦術的な完成度の違いはありますが、個々の選手で見ると「最弱」と見られる(日本と並んで?)ベネズエラの選手でさえも、それなりに足元でボールキープをして味方にきっちりボールを渡す技術があります。彼ら南米の選手が日本のクラブでプレーすると、持ちすぎが原因でチームがリズムを崩してしまうことがままあって、なんとなく球離れの悪いのが南米のスタイル、と言う錯覚をしがちです。しかしこの大会を見る限り、どの国の代表のどの選手にもそう言う傾向は見られない。ほとんどの選手が、局面局面でキープすべき所はキープし、味方選手がスペースに走っていればそこに簡単にはたく、と言うことがきっちりできています。と言うことは逆に日本で南米の選手が「持ちすぎ」に陥るのは、周りの日本人選手の「感じ方」が悪く、パスがもらえるコースにすぐに顔を出さないからだ、と言えるかも。サンフレッチェは新しい外国人選手をブラジルなどで探しているそうですが、そう聞くとなんとなく「南米の選手はサンフのスタイルに合わないのでは?」と思っていまいますが、それは別に南米の選手が悪いと言うわけでは無くてそれをチームの他の選手と監督が戦術的にフィットさせることができるかどうか、なのではないかと思います。南米の選手、と言うとついついヨーロッパのクラブに所属している選手ばかりに目が行きがちですが、このコパ・アメリカは南米の大会ということもあってか地元選手が多く出ています。(ブラジルとアルゼンチンは22人中12人。ペルーやエクアドルは一人を除く21人が南米のクラブ所属です。)この中にはアモローゾやカビエデスのようなダイヤの原石がまだまだいるはず。その中から、こんな選手がサンフレッチェに来てくれたら、なんて思いながら見るのも、また楽しいかも知れません。

<99.7.4> 昨日のコパ・アメリカ第2戦、パラグアイ代表との対戦は、終始ゲームを支配された上に次々と得点を許し、0-4で完敗でした。私は仕事のためビデオに撮っただけで見ていないのですが、この大会に向けて調整してきて大サポーターの後押しのあるパラグアイと、元々強くない上にメンバー的にも戦術的にも準備不足の日本との対戦ですから当然予想された敗戦だったと思います。この大会は、何度も書いているように日本代表にとってはチーム作りの一里塚。絶対勝たなければならないゲームではなく、今の代表の力がどのへんにあるのかを見極めるためのものだったはずです。加茂監督の時にも、インターコンチネンタルカップに出場してアルゼンチン、ナイジェリアに大敗した所からチーム作りがスタートしたわけですから、それと比べて特にひどい、と言うことは無く、今後この経験をどう生かすか、の方が大切だと言えるでしょう。おそらくマスコミではまたもや「トルシエバッシング」の声が大きくなるでしょうが、もしここで監督を代えてしまったら、ユース、U-22、A代表と同じ戦術で積み上げてきたものをまた一から作り直さなければならなくなってしまいます。フラットな3バックがものになるのかどうか、私的にはいささか疑問点が無いわけでもないのですが、しかし世界の趨勢はそちらへ向かっていることは間違いないでしょうし、がちがちのマンマーキングで守備的なサッカーをしたって未来はない。高くジャンプするためにはそれだけ低くまで身体を沈まさなければならないわけで、この敗戦を前向きに捉えることによってのみ、この大会に参加した意義が出てくるというものです。我々日本代表を愛するものにとっては見るのも苦しいコパ・アメリカとなってしまいましたが、選手やスタッフにとってはもっともっと苦しいはず。まずはここで噴出した弱点をボリビア戦でどのくらい修正してくるか、に注目したいと思います。

<99.7.4> 昨日の日刊スポーツの記事によりますと、加茂新監督が就任した京都サンガは今後1ヶ月間に練習試合を5試合行うことになったそうで、「24日には練習試合では異例の遠征まで敢行して広島と対戦する」のだそうです。サンフにしても、実戦練習はしたいものの周囲に適当な練習相手がおらず、かと言ってプレシーズンマッチを行うと必ず赤字になるのでどうしようか、と悩んでいたらしい(「広島フットボール」の記事より)ので、願ったり叶ったり、と言うところでしょう。日程の詳細や会場等については、また分かり次第レポートします。
更に同じ日刊スポーツには、浦和レッズが解任した原監督の後任に元広島監督のスチュワート・バクスター氏を有力候補としている、との記事もありました。バクスター氏は神戸を退任した後スウェーデンのAIKを優勝に導いており、スコットランドのクラブからもオファーを受けていたもののJリーグ復帰を強く希望していたそうです。浦和側としては、まだ有力候補3人の中の一人、と言う位置づけだそうですが、条件面次第では近日中に決定、と言う事になりそう。そのフェアプレーを前面に押し出したバクスターサッカーがJリーグに戻ってくる、とすれば、楽しみな事です。

 SANFRECCE Diaryトップページに戻る