1/16〜2/2のサンフレッチェ日記



<00.2.5> 昨日日本サッカー協会は、4/22〜26の日程でスイスで開かれる国際ユース大会に出場する高校選抜メンバーを発表しました。選ばれたのは以下の18人。
【GK】☆上野秀章(室蘭大谷→京都)
     岩丸史也(前橋育英→神戸)
【DF】 小渕良幸(前橋育英)
     那須大亮(鹿児島実)
     上村秀一(鹿児島実)
     駒形嘉則(市船橋)
     中澤総太(市船橋)
【MF】☆松下裕樹(前橋育英→広島)
     藤沼清登(市船橋)
     本橋卓己(市船橋)
    ☆永井俊太(市船橋)
     山形恭平(東福岡→広島)
     北本久仁衛(奈良育英→神戸)
     山崎雅人(久御山)
【FW】☆田原豊(鹿児島実)
     石黒智久(富山一)
     西野泰正(富山一)
     松井大輔(鹿児島実→京都)
この遠征は例年高校選手権の優秀選手への「ご褒美」として行われるもので、昨年は高橋泰が選ばれて遠征しています。しかし問題があるとすればその位置づけ。この年代はワールドユースを目指すU-19代表と完全に重なるにも関わらずそちらとの関係は全く考慮されておらず、どちらにも選ばれているのは☆印を付けた4人だけ。U-19が先日のジャパンユースカップで未完成なところを見せたのにも関わらず、その強化にほとんど役に立たないチーム作りをする(それも2度も合宿をする)と言うのは何ともムダな気がして仕方がありません。また選手、特にプロクラブに入る選手にとって、プロ生活に慣れていく大事な時期にチームを離れなければならないわけで、特に昨年の高橋のようにそこまでに出場機会が得られた場合には本人の将来にとってマイナスにもなりかねません。天皇杯同様に高校選手権も歴史のある大会ですし、Jリーグ以前は日本サッカーのある部分を背負ってきたと言う意味があるわけで、その一環であるこの遠征も意味のあったことだとは思います。しかしどんなことでも時代とともに変化して行くのもまた必然。今年は仕方がないとしても、今後はもう少しやり方を考えていくべきではないか、と思います。
<00.2.4> 今朝の中国新聞によると「スコットランドでプレーする26歳の選手」が現在のところの新外国人の本命だそうで、トムソン監督はビデオでチェック済み。近日中にフロントが渡欧して直接交渉に当たるそうです。またポポヴィッチ、フォックスの2人ですが、フォックスは1月中旬に行われた五輪代表の4カ国親善試合に出場し、エジプト戦では決勝ゴールを決めるなどして活躍したそうです。(なおこの大会は韓国が失点0の三戦全勝で優勝、オーストラリアはナイジェリア、エジプトに勝って2位になっています。)更にオーストラリアは2月にチリで開催される国際大会(チリ、豪州、スロバキア、ブルガリアが参加)に向けてのフル代表を発表しましたが、ポポヴィッチ、フォックスは2人ともこの中に選ばれています。ポパは怪我の状態がどうなのか心配されますが、代表に選ばれるぐらいなので大丈夫なんでしょう。ただ、この大会のために2人のチームへの合流が遅れることは間違いなさそう。吉田でのキャンプは日本人選手だけでスタートすることになりそうです。

<00.2.3> 長い間お休みしてどうも申し訳ありませんでした。今日から再開しますので、またよろしくお願いします。今朝の中国新聞によると、サンフレッチェはヴェルディ川崎からFWの栗原圭介選手のレンタルでの獲得を発表しました。栗原は1973年5月20日生まれの26歳。96年に駒沢大からヴェルディ入りし、これまでのリーグ戦での成績は54試合で13得点。この栗原で思い出すのは97年の元日の天皇杯決勝。2年連続で決勝進出したサンフレッチェは0-3で完敗したわけですが、ここでだめ押しとなる3点目を決めたのがこの栗原でした。大学時代と1年目の活躍で大きな飛躍が期待されましたが、しかしその後は怪我もあって伸び悩み昨年11月には右足甲の手術も経験しています。タイプ的には高橋とのポジション争いということになりそうですが、もうそんなに若くはないわけでもありますし「ここで結果を出さなければ終わり」と言うつもりで頑張ってほしいものです。
ところで中国新聞の記事によると織田強化部次長は「日本人の補強はこれで完成した」との事。移籍での獲得は加藤、上野、栗原の3人で、昨年沢田、藤本などを獲得したのに比べるとやや地味な補強に終わった、と言う印象ですが、昨年に比べて若手が伸びてきているだけにそのへんに期待しての事なのでしょう。また気になる新外国人選手についてですが、今朝の「広島フットボール」によると目当ての豪州代表FW(1860ミュンヘンのアゴスティーノらしい)の獲得は厳しい状況となっているとのこと。これに代わって、ブラジル人アタッカーやスコットランドで活躍中のポルトガル人を検討中だそうで、いずれにしろ開幕に間に合わせるのは難しそう。開幕ダッシュのためには久保の復活と高橋、上野、栗原のハイレベルのポジション争いが必須、と言う感じになってきました。

<00.2.3> 今季の1st stageの日程が発表されています。サンフレッチェ関係をまとめると次のようになりますが、これで目立つのはほとんどがビッグアーチでの開催となること。平日夕方の開催の1試合を除いて土曜日は全てビッグアーチ。昨年は観客動員が多く見込まれるカードはビッグアーチ、少なそうなものはスタジアムと使い分けていましたが、スタジアムはピッチが近くて見やすい反面キャパシティが少なく自由席がすぐに満員になってしまうこと、また周辺のスペースが狭くイベントの開催ができないこと、等がデメリットとして目だっていました。おそらく今年ビッグアーチでの開催を増やしたのは、昨年のようなスタジアム周辺でのイベントを定常化する事でお客を定着させることを目的とし、更には遠隔地から高速道路を利用して来場する観客の利便性を考え、より多くの観客を動員しよう、と言う決意の表れだろうと思われます。
ところで対戦相手についてですが、全体的な傾向として前半に昨年の下位チームが、後半に上位チームが並ぶ対戦順となっています。この中ではまずは初戦の神戸が嫌な相手。神戸は昨年後半ぐらいからチーム力が安定してきた上に、広島にとっては98年の2nd stageから3連敗中と相性が悪いのが気になるところ。これを無事乗り越え、清水と当たる7節までに1敗程度で済ませることが、優勝戦線に絡んで行く条件になりそうです。最終の3節は、ディフェンディングチャンピオンの磐田、ベベットを入れて覇権奪回に燃える鹿島、そして天皇杯を制した名古屋と厳しい相手との3連戦になります。しかし逆に言えばこの中の数試合は優勝に関係するゲームとなる可能性も高く、選手達が緊張感を持って戦うには絶好の機会、と言えそう。できることなら単に相手の優勝に関係する、と言うだけでなく、こちらも優勝の可能性を残してここに臨んでほしいところです。
開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
1
3/11(土)
15:00
ヴィッセル神戸
神戸ユニバ記念競技場
サンテレビ(録)・J-SPORTS
2
3/18(土)
16:00
ジェフユナイテッド市原
広島ビッグアーチ
テレビ新広島
3
3/25(土)
14:00
川崎フロンターレ
等々力陸上競技場
ディレクTV(録)
4
4/1(土)
14:00
京都パープルサンガ
広島ビッグアーチ
広島ホームテレビ・BS1(録)・SKYPerfecTV!(録)
5
4/5(水)
19:00
柏レイソル
広島スタジアム
J-SPORTS
6
4/8(土)
15:00
ガンバ大阪
万博記念競技場
SKYPerfecTV!
7
4/15(土)
16:00
清水エスパルス
日本平スタジアム
テレビ静岡
8
4/22(土)
16:00
FC東京
広島ビッグアーチ
BS1
9
4/29(土)
15:00
アビスパ福岡
博多の森球技場
SKYPerfecTV!(録)
10
5/3(水)
16:00
横浜Fマリノス
広島ビッグアーチ
BS1
11
5/6(土)
15:00
セレッソ大阪
長居スタジアム
J-SPORTS
12
5/13(土)
15:00
ヴェルディ川崎
広島ビッグアーチ
中国放送
13
5/17(水)
19:00
ジュビロ磐田
磐田スタジアム

14
5/20(土)
14:00
鹿島アントラーズ
広島ビッグアーチ
広島テレビ
15
5/27(土)
15:00
名古屋グランパスエイト
瑞穂陸上競技場



<00.1.16> 瀬戸は明日から出張のためエジプトとイスラエルへ行きますので、2/2頃までホームページの更新を休ませていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

<00.1.16> アマチュア最高峰のJFLへの参入チームを決める「地域リーグ決勝大会」が開かれていますが、中国地域代表としてこの大会に参加した三菱自動車水島、及び四国地域代表の愛媛FCはいずれも予選リーグで敗退しました。結果をまとめると次の通り。

【A組】(4チームでのリーグ戦)
三菱自動車水島 3|1-1|1 トーキン(東北)
         |2-0|

三菱自動車水島 1|1-3|4 北海道電力(北海道)
         |0-1|

三菱自動車水島 0|0-2|4 アローズ北陸(北陸)
         |0-2|

【B組】(3チームでのリーグ戦)
愛媛FC    2|1-2|3 YKK(北陸)
         |1-1|

愛媛FC    6|3-0|0 TDK秋田(東北)
         |3-0|

今年は(今年から?)この大会の上位2チームがJFLに自動昇格、3位、4位は希望すれば正会員として昇格、更に5位以下でも準会員として昇格できるようになりましたが、三菱自動車水島、愛媛FCともに正会員になる権利を得ることはできませんでした。しかし先日の日刊スポーツによると愛媛FCは準会員としてのJFL参加を検討しているらしい。ただ、JFLは年会費1,000万円の他遠征費などの活動費が5〜6千万必要なため、スポンサーのサポートが得られるかどうか、が問題だそうです。愛媛FCは大西貴、牧野安正と言う2人の元広島の選手がプレーしていますし、何とかうまく行けばいいのですが。


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