10/1〜10/7のサンフレッチェ日記



<00.10.7> 今朝の中国新聞によると、来季に向けての獲得選手の候補として6人がリストアップされたそうです。ユースからの昇格が内定している寺内良太の他に大学生1人に高校生4人。ポジション別に見ると、GKは金光大阪の林卓人、DFは渋谷幕張のマルクス・トゥーリオ・ムルザニ・タナカ。MFは奈良育英の西島弘之と広島朝鮮の李漢宰、そしてFWとして寺内と皆実高出身で明大の梅田直哉となっています。どの選手も既に練習に参加していますが、梅田と林は名古屋と、タナカ、李、西島は東京、市原、京都等と競合しており、いずれも返答待ちとなっていて今月下旬には獲得の成否が決まる模様です。例年はこのように候補の段階で名前が漏れてくることはほとんどなく、また決定ももう少し遅い時期だったと思いますが、今年は各チームとも早めに動いているのかも知れません。
ところでこの候補者を見た感想ですが、人数が少なくてサテライトのメンバーのやりくりにも苦労していたDFが一人だけ、と言うのがちょっと気になるところ。個人的には、元U-15日本代表でユースのキャプテンでもある流田の昇格や阪南大の影山の復帰があるのではないか、と思っていたのですが。ヴェルディにレンタル中の池端など、移籍で何人か獲得する予定があるのかも知れません。またDF以外では、そろそろ「中堅」となってきた下田の後継者となり得るGKの補強も重要。在籍しているGKの中では一番若い植田も22歳(だったはず)ですから、林にはぜひ入団してほしいところでしょう。今年は昨年のようにU-18代表がずらり、と言う事は無く地味な印象がありますが、もともとサンフはあまり有名でない選手を獲得して育てるのを得意としています。施設や若手育成法もJリーグではトップクラスにありますし、昨年に引き続いて候補者全員獲得、と行って欲しいものです。
ところで、獲得する選手がいれば契約を解除される選手も出てくるのが世の習い。昨年は8月末頃からその名前が明らかになり、他チームのテストの受験に行っていましたが、今年は今のところその情報はありません。入団2年以内の若手選手はほぼ全員が残留すると言う噂もありますので、今季はベテラン選手の「リストラ」が中心になるのかも。今年出場機会に恵まれなかった加藤、山口、宮澤と言ったあたりがどうなるのか、あるいは3年目の石川はどうなのか、などちょっと心配です。
<00.10.7> ポポヴィッチですが、「広島フットボール」によると昨日の練習には元気な姿を見せていたらしい。ただコンディションは悪そうで、体調不良による出場辞退、と言うものだったようです。
<00.10.6> 先日「怪我のためJOMO杯を辞退」とお伝えしたポポヴィッチですが、もしかしたら怪我じゃないのかも、と言う気がしてきました。チームは今週から練習を再開しましたが、監督をはじめオーストラリア組は誰も帰って来ていない様子。その一方で、オーストラリア代表はUAEで行われている4カ国トーナメント(UAE、韓国、クウェート、オーストラリアで行われ、オーストラリアは初戦のクウェートに1-0で勝っています)に参加しています。そもそもポパが怪我、と言う情報が流れたのは「清水MFアレックス、福岡MFビスコンティ、広島DFポポヴィッチが怪我のためJOMOカップを辞退」とJリーグが発表したからですが、チームからも広島フットボールからも怪我の情報は入っていません。ですから、もしかするとポポビッチは代表の遠征に参加のためにJOMO杯を辞退しているだけで、アレックスかビスコンティが怪我をしたのとひとくくりにされて発表されただけなのかも知れません。
<00.10.5> 昨日行われたJOMO杯は、日本代表が松田のゴールと高原のPKで2-0で勝ちました。
私はテレビ観戦、それも事情があって前半途中からだったのですが、R・バッジオがいる相手に日本代表がゲームを支配し、完勝だったにも関わらず今一つ面白くありませんでした。これは途中から見たからかとも思ったのですが、いろいろ調べてみると同様の感想を持った人が多かったようです。特にトルシエ監督自身が試合後のインタビューでは不機嫌で、そしてロッカールームでは激怒して松田や三浦を怒鳴り散らしたらしい。相手の選手のレベルはそれなりに高かったとは言え急造チーム。もともとJリーグ在籍の外国人選手の質が下がっている上に、ストイコビッチやニーノ・ブーレや洪明甫などの各国代表クラスが軒並み辞退。その上ポポヴィッチやアレックスなど残ったメンバーからも辞退者が出て、小粒の印象は否めないチームでした。更に選手達のゲーム勘も今一つ。97年の日本代表と「外国人選抜」の対戦では、エジウソンやジルマールの活躍で日本代表はかなり苦しめられてなかなか面白かったのですが、今回は「ミスマッチ」とも言える対戦で、まるで気の抜けた練習試合を見せられた、と言う感じがしました。
しかし相手の出来が悪かったからと言って、つまらないゲームをして許されるかと言うと、そんなことは無いと思います。他の国でもこのようなゲーム、例えばフランス代表×世界選抜、と言うようなゲームが良く行われますが、そうした場合大抵は代表が完勝するものです。選手のレベルにさほど大きな違いがなければ、コンビネーションが良い方が勝つのはサッカーなら当たり前の事なのですから。だから、このJOMO杯で日本が勝ったと言うことにはさほど大きな意味はない。問題は内容です。激しく当たりに来るわけでもなく、またコンビネーションも悪い外国人選抜に対してボールを支配しながら得点を重ねることができなかったこと。そして、そう言う状態で「なんとかしなくちゃならない」と言う強く熱い気持ちが全く伝わってこなかった事、だと思います。選手のインタビューを見ても、「五輪で疲れていたから」「久々だったのでゲーム勘が」等と言い訳ばかり。そこには、ポジションを奪ってやるという激しい気持ちも見られないし、また良いサッカーを期待して集まった4万人の観衆に対する感謝の気持ちもありません。練習試合なら練習試合でいい。五輪で疲れているのも、久々のゲームで勘が戻っていないのも分かる。アジアカップに向けてつまらない怪我はしたくない、と言う気持ちもあるでしょう。しかし、彼らはプロです。そして代表です。シドニー五輪とアジアカップとの間に組まれた唯一の国内でのゲームに集まった観客が、いったい何を求めて行ったのか、それを感じて「気持ち」を見せてほしかった。中村が一度だけドリブルで持ち込んで決定的な場面を作って観客を湧かせていましたが、こう言う時だからこそできるチャレンジをもっと見せて欲しかった、と思います。
そして、更に歯がゆいのがこう言う時に出してもらえない久保です。昨日出場したFWは、5人のメンバーのうち西澤、高原、柳沢の3人でした。と言うことは、久保は現時点でFWとしては4番目か5番目、と言う評価だというわけです。もちろん、靴擦れ(^_^;)のための別メニューであまり練習できなかったと言う事はあるでしょうし、また五輪組よりもチームに馴染んでいない問題もあったでしょう。しかし、「五輪が終わって完全休養した。何もやってなくて疲れてはいないけど、身体ができていない。アジアカップ初戦の14日までには戦える身体にすればいい。徐々にコンディションを上げたい」と語る高原よりも下だと評価されていることに、全身で悔しさを表して欲しい、と思います。FWは今選ばれているメンバーの他に城も平瀬もいるわけですし、久保にとっては今回の代表が最後のチャンスかも知れないのです。まずは練習からアピールすること。ゲームに出るチャンスをつかむこと。そしてゲームではアグレッシブにプレーして持ち味を発揮すること。それができなければ、その巨大な才能は結局のところは持ち腐れ、になってしまうような気がします。

<00.10.5> 昨日行われたU-19代表のUAEとのゲームは、3-2で勝ちました。得点者は飯尾と佐藤2。サンフレッチェの選手が出場したかどうかは不明です。
<00.10.4> 西日本のJクラブのサテライトが切磋琢磨する「チャレンジャーズリーグ」の日程が発表されています。これが全試合なのか、あるいは一部なのか分かりませんが、今のところ予定されているのは次の4試合。
10/11(水)14:00 セレッソ大阪(舞洲グラウンド)
10/15(日)14:00 アビスパ福岡(吉田サッカー公園)
10/28(土)14:00 ヴィッセル神戸(いぶきの森球技場)
11/15(水)14:00 京都サンガ(吉田サッカー公園)
このうち、10/28の神戸戦がトップ同士のトレーニングマッチとなることが決まっています。チームとしてはもう1試合ぐらい練習試合を行いたい、と言うことですが、このチャレンジャーズリーグを充てるのは福岡戦では早すぎ、京都戦では遅すぎると言う事でしょう。個人的には、韓国への遠征はできないのだろうか、と思うのですが...(それも相手の都合が合わないのかな?)
<00.10.3> 昨日、JリーグはJOMOカップのメンバー変更について発表し、アレックス(清水)、ビスコンティ(福岡)とともにポポヴィッチも怪我のため出場を辞退し、ウリダ(名古屋)、ビタウ(G大阪)、ペリクレス(C大阪)が出場することになりました。ポパが怪我をした、と言うのはここで初めて知ったのですが、一体どういう状態なのか。ちょっと心配です。
<00.10.3> オフィシャルホームページの情報によると、11/18に鳥取で行われる鹿島戦に向けて応援バスツアーが行われるそうです。料金は、自由席入場券と往復のバス代、それに弁当2食付きで7,500円(小中学生6,000円)。7:30に広島西飛行場のサンフレッチェ事務所前を、7:50に広島駅新幹線口を出発し、12:30に鳥取市営サッカー場に到着します。そして14:00からのゲームを応援して20:20に広島駅、21:00にサンフレッチェ事務所に到着すると言うスケジュールになっています。申し込みはデオデオ旅行社(082-247-5111)まで電話でどうぞ。後日、日程表と振込用紙が送られてくるそうです。募集受付は10/4から10/20で、定員は80人(最小催行人数40人)となっています。
<00.10.2> 中田英がアジア杯候補を正式に辞退したのを受けて、FWの北島(柏)が追加されることが昨日発表されました。予想されていたことではありますが、中心選手の離脱ということでトルシエ監督としては戦術をやや修正しなければならないところでしょう。特に、五輪で切り札として用いられた中田英を1.5列目に上げたワントップ気味の布陣が使えないのは痛いところ。追加された北島を含めた5人のFWで、守備を固めてくるであろう相手をどのように打ち破るかがポイントとなりそうです。
<00.10.2> 五輪の「最終結果」を見たのですが、日本のサッカーの成績は6位ということになるそうです。これは、予選リーグから通算した2勝1分1敗の勝ち点7、得失点差+1の成績が、準々決勝で敗れた4チームの中で2番目だった事によるもの。因みに5位はイタリアで勝ち点は日本と同じく7(得失点差+2)、以下7位ブラジル(勝ち点6)、8位ナイジェリア(勝ち点5)と続いています。通常FIFA主催の国際大会では5位以下に順位を付けることはありませんから、このへんも五輪らしいところ、と言えるかも。目標としたメダル獲得はならなかったものの、6位という成績は言ってみれば「入賞」。前々回の五輪までは出場権を得ることすら叶わなかったことを考えると、この成績には胸を張って良いのでは無いでしょうか。
<00.10.2> 中国地域リーグは先週、今週にかけて第10節、第11節を行い、三菱自動車水島が6連勝で首位に立っています。これを、勝ち点差で並ぶSC鳥取が連敗を2で止めて追走しています。
【第10節】
広島フジタSC 2|0-0|0 SC鳥取
(6勝4敗)    |2-0|  (7勝3敗)

三菱自動車水島 3|2-0|3 マツダSC
(8勝2敗)    |1-3|  (5勝5敗)
        PK|6-5|

山口教員    4|0-3|4 広島教員
(6勝4敗)    |4-1|  (3勝7敗)
        PK|5-3|

日新製鋼呉   0|0-0|0 日石三菱
(3勝7敗)    |0-0|  (2勝8敗)
        PK|4-3|

【第11節】
三菱自動車水島 3|2-0|0 日石三菱
(9勝2敗)    |1-0|  (2勝9敗)

日新製鋼呉   6|2-1|2 マツダSC
(4勝7敗)    |4-1|  (5勝6敗)

SC鳥取    4|2-0|0 山口教員
(8勝3敗)    |2-0|  (6勝5敗)

広島教員    1|0-0|1 広島フジタSC
(4勝7敗)    |1-1|  (6勝5敗)
        PK|5-4|


【順位表】
順位 チーム      勝点 勝 PK勝 PK負 負 得点 失点 得失点差
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1→ 三菱自動車水島   24   6  3    0   2   39   18     +21
2→ SC鳥取      24   8   0    0   3   21   10     +11
3→ 広島フジタSC   19   5  1    2   3  25   23   +2
4→ 山口教員      17   5   1    0   5   16   22      -6
5→ マツダSC     15   4   1    1   5  22   31      -9
6→ 広島教員      14   3   1    3   3   26   22      +4
7→ 日新製鋼呉     12   3  1    1   6   26   31      -5
8→ 日石三菱       7   1  1    2   7   13   28     -15
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<00.10.1> 広島フットボールによると、10月に予定していた中国遠征が中止されることになったそうです。これは、ゲームを行うはずのチーム(確か上海申花だったはず)が予定をキャンセルしてきたのが原因。急遽、スケジュール調整を行ったものの相手の予定がくるくると変わるため遠征自体を断念することになったとのことです。今回の遠征は、ゲームを2試合行うという以上の効果が期待されていただけに非常に残念な結果となってしまいました。
これで、シーズン再開前の実戦は10/22の京都とのPSMだけになってしまったため、10/28にいぶきの森で行われる予定の神戸とのチャレンジャーズリーグをトップ同士の試合として組むこととして、神戸側の内諾を得ているそうです。織田強化部長によるともう1試合ぐらい実戦を行いたいそうですが、他チームも予定が詰まっていてなかなか難しい様子です。
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