10/29〜11/4のサンフレッチェ日記



<00.11.4> 一昨日の中国新聞によると、広島県サッカー協会とサンフレッチェが共同で広域公園第一球技場をサッカー専用スタジアムに改修する運動に取り組むことになったそうです。後援会や財界などに協力を働きかけ、署名活動なども展開。年内に広島市に要望書を提出し、2003年の完成を目指すとのことです。
現在、第一球技場の収容人数は公称1万人。メインスタンドに椅子席はありますが、バックスタンドやゴール裏は幅の狭い芝生席があるだけです。ここに座席を増設して収容人数をJリーグ公式戦開催規定に合うように1万5千〜2万人に拡張し、屋根も取りつけるという計画です。県協会の野村尊敬会長は、「2002年日韓ワールドカップで各地に専用球技場が新設され、広島は取り残されてしまう。広島ビッグアーチや財政的な問題はあるが、行政支援をお願いしたい」と語っています。また、以前から専用球技場の建設を語っていた久保社長も、「県サッカー協会と協力し、活動を積極的に進めていきたい」と話していたそうです。
Jリーグ開幕から8年。その間にスタジアムを巡る状況も大きく変わりました。最初は「1万5千人以上椅子席で収容可能。芝生のピッチ。ナイター設備あり」のJリーグ規格の競技場自体が全国的にも多くなく、市内に広島スタジアムとビッグアーチを持つ広島は非常に恵まれた土地の一つでした。本来東京(稲城市)にあったヴェルディは、スタジアムを用意するために川崎に移らざるを得ず、また鹿島はサッカー専用競技場を新築することでようやくJリーグに加盟できました。しかしその後の「サッカーブーム」、あるいはW杯招致に成功した結果、日本全国にどんどんスタジアムが建設されて来ています。それと比べると広島の状況は、やや立ち遅れが目立つようになって来たように思います。
これら新設の競技場は、仙台スタジアムや鳥栖スタジアムのようなサッカー専用競技場だけでなく、長居スタジアムや横浜国際、東京スタジアムなどの総合型の競技場も含めていずれも屋根付きで、少々の雨なら全く何の心配もなく観戦できる環境となっています。ビッグアーチにもスタジアムにもメインスタンドに一応屋根はありますが、いずれも一部しか覆っておらずまた風雨が強ければ何の役にも立たないもの。従って雨の降る日の観戦は、雨合羽を着てなるべく動かないようにじっとしながらピッチを見守るというものになりがちで、レジャーに来ている、と言うよりもまるで修行のために座っているような気さえすることがあります。日本の雨は、強い雨足で一定時間降り続くことが多く傘無しではとても耐え難いもの。そのへん、降っても小雨程度の事が多い欧州とは大きく違います。日本がW杯招致に乗り出した時には各スタジアムの観客席を屋根で覆うことを義務づけましたが、これはそう言う他国との気候の違いを意識してのものでした。(その時点で「FIFAの規格上は屋根無しでも良いはずだ」と言ってビッグアーチに屋根を付けるのを拒否した広島県には、観戦客の事を考えると言う見地が全く欠落していた、と言える。)
その上、観客席の屋根には「声を反響させる」と言う効用もあります。同じ人数の観客が入って同じ声を出したとして、屋根のないビッグアーチと屋根つきの同規模のスタジアム(例えば長居スタジアム)とでは、雰囲気が全く違うと言って良いはずです。声援は屋根に反響し、2倍になってスタジアムに広がり観客の気持ちを動かします。更にこれが選手の気持ちも掻き立てます。広島サポーターは他のクラブに比べておとなしい、と良く言われますが、その理由の半分以上は声の響かないスタジアムにあるのではないでしょうか。
そしてもちろん、「専用競技場」のメリットを忘れるわけには行きません。例えば益田市の島根県立サッカー場。あるいは鳥取バードスタジアム。これら専用競技場でサンフレッチェのゲームを見た人には、ビッグアーチで見る時との大きな違いに感動したのではないでしょうか?選手や監督が指示を出す声、ボールを蹴る音、身体と身体とのぶつかり合い、更には相手との罵り合いまでが聞こえて迫力満点なだけでなく、観客の声もまた選手に直接聞こえます。その相互作用が選手をヒートアップさせ、観客の応援にも熱がこもります。現在J1のクラブで専用競技場をホームとするチームは鹿島、柏、清水、磐田、福岡(横浜も三ツ沢を使うことがある)で、いずれのクラブも熱狂的なサポーターに支えられていることと無関係では有り得ないでしょう。特に福岡は、昨年までは常に降格の危機に瀕しているチームで、観客数も平均1万人前後と特に目立つクラブではありませんでした。しかし今年になって、観客の動員数が大幅にアップ。これは初めは福岡市などが資金を出して無料券を配っての集客がメインだった、と聞いています。しかし、一度来た観客がサッカー観戦の楽しさを知って、二度、三度と訪れなければ昨年比で1.5倍(これは昨年の平均観客動員数11,467人と2nd stage平均の17,211人を比べたもの)と言う数字は出てこないでしょう。そしてこの観客数の増加がチーム力のアップももたらして、2nd stageで優勝可能な圏内に食らいついている、と言っても間違いではないでしょう。様々なイベントを企画して集客努力をしても、リピーターとしてなかなか定着しない広島と、タダ券を配って観客が定着する福岡。(いや、もちろん福岡は他にもいろいろと努力はしているのでしょうが。)いずれも中国地方と九州地方の拠点都市で、プロ野球チームのフランチャイズになっている点でも同じ。チーム力もさほど違うわけでもない。そう言う同じような立場でこれだけの違いが出るのは、ビッグアーチと博多の森球技場との違いである、と言っても良いのではないでしょうか。以上の事を考えると、久保社長がサッカー専用競技場の実現に情熱を燃やすのは当然ですし、また我々ファン・サポーターとしても是非欲しいものです。広島市にはぜひ前向きに検討して欲しいと思います。
ただ、問題なのはその広島市の財政状態が良くないことでしょう。ただでさえアジア大会に向けての借金で苦しんでいる上に、広島駅東側の広大な空き地にドーム球場を建てるかどうか、と言う問題をも抱えています。その上、スポーツ施設に対する投資はなかなかできない、と言う状況には間違いないところでしょう。ここで市民の理解が得られなければ、「ビッグアーチがあるからいいじゃないか」と却下されるのは目に見えている、と言えるでしょう。(特に、ビッグアーチへの屋根架設に反対の人も多かっただけに。)広島市が財政支出するかどうかは、納税者である市民の意向次第。そして我々サッカーファンが、どれだけ強く競技場を願っているか、ではないかと思います。「広島フットボール」にもあったように、我々一人一人が署名で、ネット上で、あるいは新聞などへの投書で意見表明していくこと。そして「どうしてもサッカー専用競技場を」と言う声を盛り上げていくことが、是非必要なのではないかと思います。
<00.11.3> 日本サッカー協会は昨日、アジアユースに向けてのU-19日本代表21人(GKの一人は予備登録)を発表し、広島からは森崎兄弟と駒野が選出されました。選ばれたメンバーは、【GK】藤ヶ谷陽介(札幌)、黒河貴矢(清水)、岩丸史也(神戸)、【DF】池田昇平(清水)、根本裕一、羽田憲司(鹿島)、那須大亮(駒澤大)、中澤聡太(市船橋)、【MF】森崎和幸、森崎浩司、駒野友一(広島)、石川直宏(横浜)、山瀬功治(札幌)、大久保嘉人(国見)、永井俊太(市船橋)、田中隼麿(横浜ユース)、青木剛(前橋育英)、【FW】前田遼一(磐田)、飯尾一慶(V川崎)、佐藤寿人(市原)、田原豊(鹿児島実)。合宿に向けて最初に選抜された中からは阿部勇樹(市原)、茂庭照幸(湘南)の2人が怪我で辞退し、小原章吾(横浜ユース)、野沢拓也(鹿島)、茂原岳人(神戸)、清野智秋(磐田)が落選。代わって永井、田中、田原が追加選出されています。その他これまでMF登録だった根本がDFに入ったり、最初に召集された時にはDFだった田中がMF登録だったりしています。広島フットボールによると森崎和自身も「どういうメンバーになるのかわからない」と言っているそうで、なんだか混乱しているような感じ。主力として期待していた阿部、茂庭の離脱で、チーム作りの根本的な方針、特に守備陣の構築が揺らいでしまったような印象を受けます。アジア各国に対して日本が技術の面で優位にあることは間違いないとは思いますが、組織面、精神面で崩れると中一日の日程ではなかなか立て直しが難しいだけに、初戦の出来が重要となりそうな気がします。チームの立ち上げ時からレギュラーを張っている駒野、Jリーグの実績では他の選手を圧する森崎和には、チームを引っ張る活躍を期待したいものです。
<00.11.3> 昨日サンフレッチェは、明大の梅田直哉選手の入団内定を発表しました。梅田は皆実高出身のFWで、昨年のユニバーシアード代表。185cmの長身で、ポストプレーだけでなく足元の技術も高いそうです。久保に何かあったときの代役、あるいは「ツインタワー」として期待できるかも?また、今西総監督はラジオのインタビューで既に6人の入団が内定していると語ったそうで、ユースから昇格の寺内、既に報道されている広島朝鮮高の李漢宰の他にも着々と補強を進めているようです。なお、高校生に関してはアマチュア規定などにより高校選手権予選が終了しないと発表できない、と言う事情もあるそうですので、11月末に向けて徐々に明らかになっていくのではないでしょうか?
<00.11.2> 昨日行われた横浜とのトレーニングマッチは、1-3(前半0-2)で敗れました。メンバーは、GK:加藤、DF:桑原、伊藤(→川島67分)、上村、MF:沢田、森保(→松下74分)、古賀、藤本、服部(→山口74分)、FW:上野(→高橋65分→山形74分)、栗原、SUB:佐藤。サンフの得点は栗原で、PKによるものだったとのこと。また、各紙によると横浜は城が73分から出場し、87分にはだめ押しとなる得点をあげたそうです。トムソン監督によると「前半はFWとMFの連携が悪くそこを突かれた形で失点してしまった。しかし後半はよく戦ったと思う」「京都戦、神戸戦、横浜戦の3試合でセカンドステージ再開に向けての準備は整った。残り試合,全試合勝つこと目標に頑張りたい」とのことですが、再開まで残り1週間となって主力選手を軒並み欠いた状態でのチーム作りがどれだけ上手く行っているのか、いささか不安が残ります。この日2度目の「トップ出場」をした松下、また初めて出場の山形などには本番でも十分チャンスがあると思いますし、逆に彼らが昨日の出場選手を脅かすようでなければ苦しいところ。特に再開後は柏、名古屋、鹿島、磐田、そしてV川崎と強敵相手が続きますので、まずは戦う気持ちを強く持ってやってほしいと思います。
<00.11.1> 今日は14時から、横浜F・マリノストレーニングセンター戸塚グラウンドでトレーニングマッチを行います。久保、下田の代表組は帰国したばかり、U-19代表組は合宿中だということで、神戸戦と似たような布陣となりそう。先週の段階でポポヴィッチよりもコリカの怪我の具合が軽かった、と言うことを考えると、GK:加藤、DF:伊藤、桑原、上村、MF:沢田、森保、服部、藤本、コリカ、FW:高橋、上野、と言う感じのメンバーが予想されますが、もしかするとポポヴィッチの試運転や松下、宮崎、山形等の起用もあるかも知れません。相手の横浜も川口、中村、松田、三浦と言った主力どころを欠いたメンバーでもありますし、今度はFW陣に奮起して点を取ってほしい、と思います。
<00.11.1> だいぶ遅くなりましたが、紫熊倶楽部の最新号Vol.19(って、もうすぐ次の号が出てしまうけど ^_^;)を紹介します。今回のトップ記事は、手術からのリハビリ中の森保選手。今季の自分のことからチームのこと、監督のことから若手選手のことまで、幅広く語っています。続いてアジアユースが迫るU-19代表を、森崎兄弟、駒野、松下を中心にして取り上げています。「SUPPORTER'S AREA」を挟んで、早川文司氏の歴代監督物語はヤンセン編の第一回。後半のカラーページは、まずは二葉寮生の座禅修行の話題。ブレイク中の練習レポートを4ページにわたって特集し、最終ページでは大塚美紀さんがベルギーのレポートを書いています。
<00.10.31> 例えばフランスW杯のオランダ、EURO2000のポルトガル。あるいはジーコ、ファルカン、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾの「黄金の中盤」を擁したブラジル。内容的に質の高いチームが優勝するとは限らないのが、W杯を代表とするカップ戦です。ホーム&アウェイ方式の長期戦なら最後には強いチームが勝つと言われていますが、短期決戦のカップ戦では技術だけでなく体力、精神力、選手層の厚さ、監督の戦術、協会やファンのサポート、地元の利、更には気候や運までもが、優勝するための要素として効いて来ます。今回のアジアカップで、選手の技術や戦術面で最も良質のサッカーを見せたのは日本だったと思いますが、その上で優勝した(それも中東の地で!)と言うことは、「たかがアジア」にとどまらないほどの価値の高いものだった、と言って良いように思います。
初優勝を遂げた8年前の広島大会では、日本代表はUAEに0-0、北朝鮮に1-1で引き分けたところからのスタートで、その後イランに1-0、中国に3-2、サウジに1-0で勝つという、苦しんだ末の優勝でした。日本が初めてアジアのタイトルを取ったということで、その後のJリーグ開幕やアメリカW杯予選に向けては非常に重要なものでしたが、しかし地元の利を生かしての勝利で決して内容的に他の国に勝っていたわけではありませんでした。4年前のアジアカップはシリアに2-1、ウズベキスタンに4-0、そして中国に1-0で勝つという好調な立ち上がり。しかし内容的にはむしろぎりぎりの勝利の積み重ねと言っても良いもので、その後クウェートに0-2で敗れたことと合わせてむしろ日本代表の弱点をさらけ出してしまった大会でした。しかし今回は内容的にも得点でも圧倒したゲームあり、控え中心で不利な状況から同点に持ち込んだゲームあり、更には逆転勝利に危うい逃げ切りと、いろいろなパターンで勝つ事ができた。その事実こそが、日本代表が強くなった、それも技術面だけではなく精神面も含めた総合的な力が上がったことの証明だ、と思います。特に決勝で、押し込まれて「悪魔のサイクル」((C)湯浅健二氏)に陥りながらもその状況を跳ね返して勝ったことは、他のゲームで圧倒的な勝利を収めた以上に価値があるように思います。
トルシエ監督は大会前に選手達に向かって「世界」と「アジア」の間にある境界を乗り越えるために今大会の優勝杯が必要なのだ、と語ったそうですが、事実この優勝によってアジアの枠を越えて世界に伍して行く資格ができた、と言えると思います。来年はカールスバーグカップ等のアジアの国際大会への招待やフランス代表、スペイン代表、イタリア代表などからの対戦のオファーが殺到して来ているそうで、Jリーグの合間に強行軍の遠征を組んで対戦を繰り返す予定だとか。W杯予選の「本気の勝負」がないのは残念ですが、しかしその分W杯開催国しかできない強化もあるわけですから、この機会を最大限に利用して欲しいもの。そして代表だけでなくJリーグやその他のカテゴリーのレベルもアップすることが、2002年だけでなくその後にまで続く道だと思います。
ところで今回のアジアカップに、サンフレッチェからは下田と久保の2人が代表に選出されました。しかし、残念ながら久保は45分間だけの出場で、下田は1度も機会のないままに終わりました。本人たちは非常に残念でしょうし、また我々ファン・サポーターとしても残念なのですが、しかし控えの立場とは言え優勝チームの一員だったということは何物にも代え難い経験だった、と言って良いのではないでしょうか?特に久保にとっては、これまでのサッカー経験を通しても初めての事だったかも。この「優勝の歓び」から何かを感じて、それがサンフレッチェでのプレーのモティベーションとなってくれたら、それが彼らにとっての一番の財産になるかも知れません。精神的な疲労もあるでしょうし、また時差ぼけもあるかも知れませんが、再開まで1週間しかないJリーグのためにも、出れなかった分をチームで頑張ってほしい、と思います。
<00.10.31> 昨日書いた「イラク代表選手に禁固刑」の話ですが、デマだという説もあるそうです。外信が伝える内容を、日本のマスコミが誤って訳した可能性もあるとのこと。イラクは湾岸戦争以後の一時期、鎖国に近い政策を取ってきたこともあり、その国の中で起きていることが良く分からない事から様々な憶測を生みがちです。しかし最近はKリーグなど外国でプレーする選手も増えてきており、かなり「開放度」は高くなってきているように思います。後藤健生さんも言うように、規律の中に自由な発想を発揮しなければならないサッカーにとって、国民に自由があるかどうかは非常に重要だと思います。イラクが本当にサッカーの復権を目指しているのなら、選手が負けたからと言って罰することはあってならないし、もしもそれが誤解ならば解いて欲しい。それは、イラクだけでなくアジアのサッカーのためでもある、と思います。
<00.10.30> テヘランで開催予定のアジアユース(U-19)選手権は既に組み合わせが決まっていましたが、クウェートがイラクとの対戦を拒否したためなんと開催直前になって再抽選が行われました。この結果日本はグループAに入ることになり、「最強」と噂される韓国と別の組となりました。
[Group A] タイ、オマーン、日本、イラン、クウェート
[Group B] UAE、パキスタン、中国、イラク、韓国

【日程】
11/12 イラン×タイ    オマーン×クウェート
11/14 クウェート×イラン 日本×タイ
11/16 日本×オマーン   タイ×クウェート
11/18 クウェート×日本  オマーン×イラン
11/20 タイ×オマーン   イラン×日本
過去にも戦争に起因した「因縁の対決」と言うのは数々ありましたが(イラン×イラクとかイラン×アメリカとか。欧州にはもっとたくさんある)、それを理由に組み合わせ抽選をやり直したなんて例は初めて聞きました。(さすがいいかげんなAFC?)日本としては、UAE、イラク、韓国、クウェートと同組だった最初の組み合わせよりは楽になったような気がしますが、しかし事前のスカウティングのほとんどをやり直すことになりそうです。また、イラクはアジアカップ日本戦の惨敗で監督は母国に逃げ帰り選手は1週間の禁固刑、その上サッカー協会が解散してしまったと言う話ですが、それでもU-19選手権に出場するのでしょうか?
<00.10.30> 28日から高校選手権の広島県大会二次リーグが始まり、皆実、沼田、松永、山陽、観音、葦陽が2勝を挙げ準々決勝進出を決めました。
【A組】
沼田 4-1 安佐北   皆実 9-0 昭和
沼田 2-1 昭和    皆実 5-0 安佐北

【B組】
広島工 4-4 海田   松永 5-0 高陽
松永 4-0 広島工   高陽 1-1 海田

【C組】
山陽 1-0 三原東   観音 2-0 賀茂
山陽 10-0 賀茂    観音 1-0 三原東

【D組】
神辺旭 1-0 美鈴が丘 葦陽 4-1 五日市
神辺旭 0-0 五日市  葦陽 1-0 美鈴が丘

<00.10.30> 中国地域リーグは10/22に第13節、昨日最終節を行い、SC鳥取が山陰勢としては初の優勝を飾りました。SC鳥取はJFL昇格を賭けて来年1/6から行われる地域リーグ決勝大会に出場します。
【第13節】
SC鳥取    5|4-0|1 日石三菱
(10勝3敗)    |1-1|  (2勝11敗)

三菱自動車水島 2|0-0|0 広島フジタSC
(11勝2敗)    |2-0|  (6勝7敗)

日新製鋼呉   4|0-1|1 山口教員
(6勝7敗)    |4-0|  (6勝7敗)

広島教員    3|1-0|1 マツダSC
(6勝7敗)    |2-1|  (5勝8敗)

【最終節】
SC鳥取    7|0-0|2 日新製鋼呉
(11勝3敗)    |7-2|  (6勝8敗)

広島教員    2|0-0|2 三菱自動車水島
(7勝7敗)    |2-2|  (11勝3敗)
        PK|4-3|

広島フジタSC 3|2-0|2 マツダSC
(7勝7敗)    |1-2|  (5勝9敗)

山口教員    1|1-0|0 日石三菱
(7勝7敗)    |0-0|  (2勝12敗)


【順位表】
順位 チーム      勝点 勝 PK勝 PK負 負 得点 失点 得失点差
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------
1↑ SC鳥取      33  11   0    0   3   40   14     +26
2↓ 三菱自動車水島   31   8  3    1   2   46   20     +26
3→ 広島教員      22   5   2    3   3   37   27     +10
4→ 広島フジタSC   22   6  1    2   4  28   27   +1
5↑ 山口教員      20   6   1    0   7   18   29     -11
6↓ 日新製鋼呉     18   5  1    1   7   36   40      -4
7→ マツダSC     15   4   1    1   8  26   43     -18
8→ 日石三菱       7   1  1    2  10   16   40     -24
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------

<00.10.29> 昨日サンフレッチェは、宮澤選手のオーストラリアリーグのキャンベラ・コスモスへの移籍が決まったことを発表しました。キャンベラ・コスモスは元サンフレッチェのコーチだったセルマーニ氏が監督を務めるチーム。宮澤はもともと海外指向を持っていて、英語も堪能で豪州キャンプでは選手達の先生役だったそうです。(英検準二級を持っている、と広島フットボールには書いてありましたが、英検に準二級ってあったっけ?準一級?)宮澤への最初のオファーは1月にあったそうですが、この時は「去年大怪我をしてチームに迷惑をかけていたから」と断念。しかし、今季出場機会に恵まれず来季の契約も微妙なことから、この度の決断となった模様です。豪州リーグはセミプロではありますが、プレミアリーグなどでプレーする優秀な選手が育って来ています。宮澤にはぜひ活躍してほしい、と思います。
<00.10.29> 昨日いぶきの森で行われたチャレンジャーズリーグ神戸戦は、0-0で引き分けに終わりました。サンフレッチェのメンバーは、GK:加藤、DF:伊藤、桑原(→川島)、上村、MF:沢田、森保(→松下)、古賀(→宮崎)、藤本、服部、FW:上野(→山口)、高橋(→栗原)、SUB:佐藤。対する神戸は、GK:武田、DF:谷地、小島、北本、松尾、MF:菅原、吉村、長田、布部、FW:ファビーニョ、和多田と、中盤より前はともかくDFは控えメンバーでした。広島フットボールによるとトムソン監督はこのゲームに関して「守備はベリーグッドだ。素晴らしい。しかし、攻撃はイマイチだね。もっと動いて、チャンスをつくらないといけない」と語っていたそうで、連係がスムーズでプレスも良く利き、相手のシュートを4本に抑えたそうです。しかし逆に出来が悪かったのは攻撃。疑問の残るオフサイドの判定が多かった、と言うこともあったそうですが、しかしそれにしてもトップがキープできず決定機がほとんど作れずに終わったとのこと。特に今季「2年目のジンクス」にどっぷりとはまっている高橋の動きが物足りなかったそうです。更にPSM京都戦で良い働きを見せた藤本もこの日は沈黙。今後久保、コリカが戻ってくる事を考えても、リーグ再開までの10日間でどれだけ攻撃陣を整備できるか、トムソン監督の悩みは続きそうです。
 SANFRECCE Diaryトップページに戻る