2/13〜2/19のサンフレッチェ日記



<00.2.19> 昨日、豪州キャンプに帯同するメンバーが発表されました。メンバーは予定されていた人数より2人多い次の25人。
【GK】下田、加藤、佐藤
【DF】宮沢、伊藤、フォックス、川島、ポポヴィッチ、上村
【MF】沢田、桑原、森保、大久保、山口、藤本、古賀、服部、森崎和、森崎浩、駒野
【FW】久保、高橋、上野、ミゲル、栗原 
ミゲルは27日に現地で合流の予定。またフォックスも現地合流の予定で、心配した豪州代表のハンガリー遠征(欧州在籍の選手だけでメンバーを組むのかも知れません)への帯同は無い模様です。ひょっとすると、元々の23人というのは日本から飛行機に乗る人数で決まっていたかも知れません。このメンバーの中で注目されるのは新人の中から選ばれた「ユース3人組」でしょう。「広島フットボール」にもありましたが、高校出身のルーキー(松下、山形、中山、八田)が選ばれずユース組が選ばれたのは、実力、と言う訳ではなくチームにどれだけ馴染んでいるかが重視されたということ。彼らは昨年からトップの練習に参加していますから、サンフのサッカーを良く知っているのは当然、と言えば当然で、むしろ彼らを差し置いて他の選手が選ばれるとすればそちらの方が驚くべきことだと言えるでしょう。松下ら4人や、今回選に漏れた石川、吉田、宮崎と言ったところは吉田町でもう一度じっくりと鍛え直して、昨年「国内組」ながら後にブレイクした高橋や川島のように出てきてほしいものです。
その他、まだリハビリ中でボールも蹴れない栗原がメンバー入りしているのも予想外のことでした。これは、もうそろそろリハビリが終了する目途が立っているという事とともに、栗原に対する期待の現れ、と言って良さそう。2年越しで獲得を狙っていた「恋人」がどれだけの力を発揮するのか、ユース組とともに注目したいと思います。
ところで豪州キャンプは、2/20出発で3/1帰国の予定。現地では2/23にヴェルディ、2/25にコンサドーレ、そして2/28に南オーストラリア州選抜とトレーニングマッチを行い3/1に帰国の予定です。そして昨年同様3/4に吉田サッカー公園でアビスパとトレーニングマッチを行い、開幕に備えることになります。
<00.2.19> ユースチームは2/11〜13にかけて国見高(長崎)、国府高(確か熊本)と練習試合を行い、2分1敗の成績に終わりました。
2/11 広島ユース 1-1 国見 得点:寺内
2/12 広島ユース 2-3 国見 得点:寺内、守生
2/13 広島ユース 1-1 国府 得点:寺内

<00.2.18> 広大総合情報処理センターのサーバのダウンにより、昨日からMessage Boardを使用することができません。(広大全体がクラッキングのターゲットにされたそうです。)使えるようになるまで、今しばらくお待ちください。
<00.2.18> 昨日行われた今年2回目の「紫白戦」は、高橋がハットトリックを決めるなど主力組が貫禄を見せました。「広島フットボール」によるとメンバー、及びゲーム展開は次の通り。
【白組】(レギュラー組)           【紫組】(サブ組)

         下田                     加藤

    川島   宮澤   上村            吉田  石川  八田
                            (→松下)
沢田   森崎和    森保    服部    駒野   大久保  森崎浩   古賀
                                  (→宮崎)
         藤本(→山口)                山口(→森崎浩)

      上野    高橋               中山    山形
伊藤、桑原は体調不良(たぶん風邪)、久保は打撲のためこの日はお休み。これにより紫組のDFラインは本職は八田のみの苦しい布陣でしたが、それにしても目立ったのは白組の藤本、高橋の働きぶりだったそうです。序盤より何度もラインの裏を突いて相手ゴールを脅かし、16分には沢田からのクロスに高橋が飛び込んで先制。次いで38分、藤本がループ気味のパスをDFラインの裏に出すと走り込んだのが沢田。GK加藤を引きつけておいて横パスを出し、これを高橋が冷静に押し込んだそうです。そして更にその3分後には藤本が豪快にミドルシュート。2人とも天皇杯での成長そのままに「格の違い」を見せるような大爆発ぶりだったとのことです。後半は藤本が大事を取って引っ込み、山口が白組に入るなどポジション変更して臨みますが、開始直後の後半5分、またまた高橋が沢田のクロスをファーサイドでヘッドで叩き込み、ハットトリックを達成しました。これに対して前回輝いたルーキーたちはこの日はプロの厳しさを知ったようで、特に後半は疲れからか動きも鈍くなり見せ場をほとんど作れずじまいだったそうです。ただそれでも、山形、中山のコンビネーションによるシュートや駒野の素晴らしいクロス、森崎浩のスルーパスなど何度か良いところを見せたそうで、今後の成長に期待というところでしょう。豪州キャンプのメンバーは今日発表されるとのことでユース昇格組以外は国内調整となりそうですが、ここでモティベーションを落とさずしっかりと鍛えて、昨年の高橋のような急成長を見せてほしいところです。(なお、メールマガジンの広島フットボールは週5日のペースで、上記のようなサンフレッチェの最新情報をどこよりも詳しく届けてくれます。御購読お申し込みは広島フットボールホームページまでどうぞ。)
<00.2.18> 同じく広島フットボールの記事、及び今朝の中国新聞によると、新外国人のミゲルについて今西総監督は「スピードもあり、技術もある。今のJリーグに来ている外国人アタッカーの中では、まぎれもなくトップクラス」と絶賛していたそうです。「これまでの外国人に例えていうと、柏レイソルにいたエジウソンのようなタイプ」だとの事。スコットランドでも評価は高かったのですが、しかしリーグの「ハイボールが飛び交う肉弾戦」と言う戦術にはもう一つマッチせず、チームとしても使いにくいし、本人も移籍を希望する、と言う状況だったそうです。従って別に性格に問題があって嫌われていた、と言う訳でもなくむしろ「彼は、本当に性格がいい。監督に言われたことに対しては、きっちりと従うタイプ」と今西総監督が太鼓判を押すほど。身長が173cmと、発表される度に縮んで行く(^_^;)のはちょっと気になりますが、しかしスピード、テクニックともに優れたこれまでのサンフの外国人としては異色のタイプで見る方としては非常に楽しみな存在となりそうです。ポジション、そしてキャラクター的には高橋、藤本、栗原らと重なりそうなので、トムソン監督がどう扱うかも楽しみです。チームに合流は豪州キャンプ中の27日、そして国内デビューは3/4の福岡との練習試合になるそうです。
<00.2.17> サンフのキャンプインは2/7で、Jクラブの中では一番遅いものとなっています。昨シーズンは天皇杯の決勝まで進出したため他のチームよりゆっくりしているのは分かりますが、それにしても遅すぎるのではないか、と思われる方も多かったのでは?この疑問に対して、一昨日の広島FMの「ゴ〜ル!」で宮澤選手は「それはトムソン監督が4年目であること、主力選手がほとんど変わっていないことがその理由だ」と答えてくれていました。監督が交代したチームは、監督自身がどう言う選手が居るのかを把握し、自分の戦術に当てはめ、選手をトレーニングしなければならないわけで、時間がかかるのは当然。また主力選手が大きく変わった場合も選手に合わせて戦術を変える必要も出てくるでしょうから、やはり時間がかかります。それに対して今のサンフレッチェは主力選手のほとんどがトムソン監督のいわば「手作り」。3年かけて手塩にかけて育てたチームは戦術も浸透していますし、また選手も監督が何を求めているかを良く理解しているはずです。だからこそ、キャンプ開始早々の「もろメチャきついです!」と言うフィジカルトレーニング(藤本選手のホームページによる)とわずか5日目という早い段階の紅白戦(加藤選手は「いきなりのゲーム形式でびっくりした」と語っていました)にも関わらず、脱落したのは高橋、石川の2人だけで、怪我上がりの久保、宮澤らを含め25人の選手がちゃんと練習に付いていけているのだろうと思います。そしてそれだけでなく、天皇杯での若手の活躍や有望な若手選手の加入で、どの選手にもレギュラーが保証されているわけではないと言う状況が、選手達に「ここで脱落するわけには行かない」と言う気持ちを持たせて居ると言う面もあるでしょう。嫌いだった筋トレをみっちりやったという久保を初めとして、オフにしっかりと身体作りをした選手達の準備は万端。豪州キャンプを通してコンビネーションを確立して、開幕までには一段とグレードアップした「2000年型サンフレッチェ」ができ上がるのではないでしょうか。
<00.2.16> 昨日の「広島フットボール」によると、別メニューだった高橋は肉離れではなかったようで昨日からチーム練習に復帰。「もう大丈夫。痛くありませんから」と明るく笑っていたそうです。またポポヴィッチも今季初めてボールを使った練習を開始し、豪州キャンプに向けての明るい兆しを見せているとのことです。更に紅白戦での怪我が心配された藤本、久保も別メニューながら怪我の程度は軽く、近いうちに合流できそう。結局主力クラスで豪州行きが難しいのは、昨年秋の手術からのリハビリ中の栗原だけとなりそうです。またその広島フットボールと今朝の日刊スポーツの瀬戸内版によると、ユース出身の3人組(森崎兄弟、駒野)の豪州行きが有力となっているとのことです。今日の紅白戦の結果次第、とは言え監督の心の内では既に参加メンバーはほぼ決まっているようで、後は怪我などのコンディション次第、と言う事なのでしょう。正式発表は明後日の予定ですが、例年GK3人とフィールドプレーヤー20人で、紅白戦ができるように各ポジションに2名ずつが選ばれることが多いことを考えて、私の予想は次の通り。
【GK】 下田、加藤、佐藤
【DF】 ポポヴィッチ、上村、伊藤、宮澤、フォックス、川島
【MF】 森保、桑原、藤本、山口、大久保、沢田、服部、古賀、森崎和、森崎浩、駒野
【FW】 久保、高橋、上野(、ミゲル)
この中で、新外国人のミゲルはいつ合流できるかが分からないので、一応「別枠」としておきました。その他フォックスがどうなるかも実は問題。豪州代表のチリ遠征は15日までですが、その後2/23にブタペストでハンガリー代表との親善試合が組まれています。もしここに帯同すると言う事になるとサンフの練習にはほとんど参加できないことになるわけで、もしかするとそのまま噂の欧州移籍、と言うことになってしまうかも?前述の日刊スポーツの記事によると、今度のキャンプのメンバーはこれまでのような経験優先ではなく実力本位で選ぶ、とのこと。もしかすると皆があっと驚くような選出があるかも知れません。
<00.2.15> 昨日広島スタジアムで行われた紅白戦は、「ヴェテランは調整途上。そして新人たちは、その能力の高さを見せつけた」(広島フットボールによる)ものだったそうです。メンバーは、怪我で別メニューのポポヴィッチ、高橋、栗原、石川、また体調不良の松下を除いて次のような感じ。
【紫組】(レギュラー組)           【白組】(サブ組)

         下田                     加藤

    伊藤   桑原   上村            川島  宮澤  八田

沢田   森崎和    森保    服部    駒野   大久保  森崎浩   古賀

         藤本(→吉田30分)              山口

      上野    久保               中山    山形
ゲームは序盤は紫組のペース。しかし藤本が足に違和感を感じて(単なる筋肉の張りで、怪我ではないらしい)吉田に交代すると、一気に白組が攻勢をかけました。この中では特にルーキーの動きが目立ち、八田は身体を張った守りで久保を抑え、また中山は運動量で上村を戸惑わせたそうです。更に山形は「カミソリのようなドリブル」を披露し、先制点をゲットする活躍ぶりを見せました。しかし後半になってルーキーたちの運動量が落ちると紫組のペースになり、服部のCKからの上村の折り返しを伊藤が押し込む、と言う良くあるパターンで同点に追いつきました。その後は久保の独走からの強烈なシュート、と言う場面が合ったものの全体としては膠着していたそうですが、もともと戦術の確認のためのゲームではなく「ボールを使ったフィットネストレ」(トムソン監督)と言うことでそれも致し方ない、と言うところでしょうか。ユース出身の3選手もそれぞれ持ち味を発揮したそうで、今週中にも発表されるであろう豪州キャンプのメンバー入りを賭けた争いも、ますます激しいものとなりそうです。
<00.2.15> 昨日、サンフレッチェはミゲル・シモン(登録名は「ミゲル」になりそう)の獲得を発表しました。年俸は推定で2,800万円で、背番号は32。シーズン途中ながらレンタルではなく完全移籍で、ビザが取れ次第チームに合流するとのことで、お目見えは豪州キャンプからと言うことになりそうです。「広島フットボール」によると彼のプレーぶりは「ハイボールが行き交う肉弾戦の中、彼がボールを持つとリズムが変わった」(織田次長談)のだそうで、これまでのサンフには少なかったラテンの香り漂う選手のようです。織田次長の言によると「過去の外国人FWは期待外れ」(中国新聞)だったそうですが、確かにミゲルは「引退間際のベテラン」(アーノルド、グッドマン)や「長期間ゲームに出てなかった」(ヴィドマー)選手ではありませんし、また「所属クラブをクビになった」(徐東源)選手でもありません。まだそこそこ若く実績もあり、コンスタントにゲームにも出ていた選手です。心配があるとすればチームにフィットするか、性格的に問題が無いか、と言うところでしょうけど、織田次長、今西総監督の両者が直々に現地を訪れてチェックしていますので大丈夫でしょう。早く実際に見て見たいものです。
<00.2.14> 今朝の日刊スポーツによると、サンフレッチェの新外国人の獲得交渉が大詰めとなってきた模様です。その選手は、予想通り(^_^;)セント・ジョンストン(スコットランドプレミアリーグで昨年3位)のミゲル・シモン。かつてポルトガルU-21代表として活躍し、98年のW杯予選ではフル代表にも呼ばれた事があるそうです。先週お伝えしたようにシモンは今季前半はレギュラー選手としてUEFA Cupを含め5ゴールを決めていましたが、11月頃から出場機会が減少していました。実は私も昨年夏にセルティックのゲームで見ているはずなのですが、あいにくあのゲームはセルティックの一方的な試合で全く印象に残っていないのが残念なところ。身長180cmのレフティーで空中戦に強く、またラストパスも出せる選手のようです。サンフレッチェからの正式発表はまだありませんが、おそらく合流時期などで最終の詰めをしているのではないかと思われます。昨年は手薄さが目だった広島のFW陣ですが、今年は上野、栗原にシモンの加入で最も激戦のポジションになった感じがします。
<00.2.14> 昨日アジアカップの初戦を戦った日本代表は、3-0でシンガポール代表を破りました。シンガポールは、最新のFIFAランキングでは104位。昨年Jヴィレッジで強化合宿をした時には、JFLや地域リーグのクラブと練習試合をして勝ったり負けたりだったチームです。従って日本は明らかに「格上」なわけですから、当然のことながらゴール前に人数をかけて守りを固めます。対する日本は中山、高原のツートップの後に澤登、小野を、またサイドに中村、伊東を並べ、稲本の1ボランチの布陣。このメンバーでゲームをするのが初めてだからなのかも知れませんが、全体を通じて単調な攻撃に終始し、完全に相手の守備を崩すシーンは数えるほど。中村だけはその正確なパスと強烈なシュートで目立っていましたが、その他の選手はもう一つの出来で、トルシエ監督も後半になって平瀬(高原)、奥(小野)、明神(伊東)を投入して打開を図りますが沈滞するばかり。おそらく「相手の守備陣形が整わないうちにDFラインの裏にアーリークロスを入れろ」とか、「ハイボールはファーサイドで折り返して2列目から走り込め」と言う指示が出されていたものと思われ、実際その形から何度かはチャンスを作っていましたが、しかしここぞと言うところでパスが不正確だったりシュートを打ち損なったり、あるいは相手GKのナイスセーブがあったりでゴールを割ることができませんでした。予選で重要なのはあくまで「勝ち抜き」という結果ですので、セットプレーとPKで3点を取り、相手を0点に抑えての勝利、と言うのは一応シナリオ通りではあります。しかし、内容的には「トルシエサッカーの完成はまだまだ先だな」と感じさせるものだったように思います。別にこれで悲観する必要は無いとは思いますが、しかしこれから世界を相手にするからには、こう言うプレッシャーの少ないゲームでこそもう少しの工夫、もう少しのアイディアがあるべきだったのではないか、と思います。残り2戦はFIFAランキング176位のマカオ、185位のブルネイです。今度こそはぜひとも、「レベルの違い」を見せてほしいものです。
<00.2.13> 今季初の紅白戦が明日行われますが、これが無料で公開されるそうです。場所は広島スタジアムで、午前10時半からウォーミングアップを行い、その後試合となるとのことです。
<00.2.13> 県高校サッカー新人大会の準々決勝の結果、皆実などがベスト8に進出しました。
【準々決勝】
皆実   6-1 三原東
松永   3-0 工大高
沼田   1-0 高陽
広島工  2-0 安芸府中

 SANFRECCE Diaryトップページに戻る