3/26〜4/1のサンフレッチェ日記



<00.4.1> 京都とのこれまでの対戦成績は、
1996年04月13日 SAN. ○ 3 ( 0 - 0 ) 0 ● pur.
1996年10月26日 san. ● 1 ( 1 - 1 ) 2 ○ PUR. V-Goal
1997年05月03日 SAN. ○ 1 ( 0 - 0 ) 0 ● pur.
1997年08月23日 san. ○ 3 ( 1 - 0 ) 0 ● PUR.
1998年07月25日 san. ○ 2 ( 1 - 0 ) 1 ● PUR.
1998年11月14日 SAN. ● 1 ( 1 - 0 ) 2 ○ pur. V-Goal
1999年05月08日 san. ○ 4 ( 2 - 0 ) 0 ● PUR.
1999年09月04日 SAN. ○ 2 ( 0 - 0 ) 1 ● pur.
と6勝2敗。2度の敗戦も延長でのもので、これまで90分では負けておらず相性は最高なのですが、しかしメンバーが大幅に入れ替わった今年の京都は違うチームと考えた方が良さそう。右サイドでポジションを取った宮崎、FWの黒部やボランチに入る中村など新しい選手が戦力になっている上に、リベロにはエジーニョ・バイアーノが入りそうです。ここにベテランの三浦、松永、大嶽や若手の遠藤、手島などが絡んで、上位に進出する準備が着々と整いつつある、と言うところでしょう。
一方、サンフは川島がFWとしての練習をしていたそうです。これまで2試合でFWとして出ていますが、いずれも言わばスクランブル発進。練習からFWに入ったのは初めてだそうで、神戸戦、川崎F戦での活躍を買ってのものなのでしょう。昨日の中国新聞夕刊によると川島にとっては決して本意では無いそうですが、これも試合出場のチャンスの一つと割り切って頑張ってほしいものです。広島フットボールにもあったように、このゲームほど先発を読みにくいゲームもありません。これ以外にも、トムソン監督はこちらが予想もつかないような手を打ってくるかも?
今日の当日券発売は11時から、また開門は正午です。また午後1時からは久保選手のサイン会も予定されています。キックオフも2時といつもより1時間早いので、お出かけはお早めに。また、ホームテレビでは生中継が予定されています。民放には珍しく(?)延長に入った場合でも完全放送するようです。解説は今西総監督、実況は渡辺アナウンサーですが、熱狂的なサポーターとして知られる河野アナウンサーも今年からスポーツ担当になったそうで、ピッチサイドからの出演があるかも。更にBSでも深夜0時半より録画放送がありますので、ビッグアーチに行けない、と言う方もぜひテレビで応援を。
<00.3.31> 明日の相手の京都は、第1節に1-6で完敗、第2節では1-3での敗戦ながらやや持ち直し、前節で初勝利を収めるなど上り調子のチーム。特にバラバラで集中力のなかった守備がまとまってきており、得点力不足に悩む広島にとっては決してやりやすい相手、とは言えないような気がします。
こちらは栗原は調子が上がっているものの、久保は相変わらず自信がない様子らしい。コリカ、ポポヴィッチも長旅の疲れが予想され、メンバー的には前節から大きな上積みが期待できる、とは行かないかも知れません。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田      森保      古賀
     藤本    森崎和

      高橋  栗原

SUB:加藤、川島、桑原、服部、コリカ
前節で守備に不安定なところを見せた服部、存在感のなかった大久保、ミゲルは調整のやり直し。またFWには栗原を入れてツートップとし、藤本はMFに入れてより前を向いてボールを受けさせたい。とにかく前節は中盤でのキープ力がゼロに等しかったので、森保、藤本、森崎和にリズムを作ってもらいたい、と言う私の希望を入れた布陣です。ここに名前を挙げなかった選手の他にも山口や上野がいて攻撃陣の選択肢だけは多いのですが、これ、と言う決定的な切り札がいないのが辛いところ。トムソン監督の選択が注目されるところです。
<00.3.31> チェコのテプリツェで行われた豪州代表とチェコ代表との親善試合に、コリカ、ポポヴィッチの2人が先発出場しました。ポポヴィッチはフル出場、コリカは57分間の出場。オーストラリアは終了間際に1点を返すのがやっとの1-3での敗戦だった模様です。
<00.3.31> 水曜日のニュージーランド戦の「前座」として行われたU-19代表とFC東京(サブ組)との練習試合は、2-0でU-19代表が勝ちました。このゲームの詳細は不明なのですが、U-19の2点はいずれも左SBに入った駒野のアシストだったとのこと。1点目はCKが、2点目は左サイド深く入った位置からの鋭いクロスがいずれもドンピシャで佐藤に合ったと言う素晴らしいものでした。
<00.3.30> 昨日のU-23代表のニュージーランド代表との対戦は日本が攻守にニュージーランドを圧倒し、4-0で勝ちました。日本は中田英、小野、柳沢を欠くメンバーでしたが、それでもニュージーランドとの実力差は歴然。中村、稲本を中心にした中盤が完全にゲームを支配して何度もNZゴールを脅かしました。逆にNZは基本的な技術が低くゴール前まで持って行ってもシュートも打てず、後半疲れから日本の足が止まってからやや押し込む時間帯があっただけ。あちらの監督にしてみれば、よく4-0で収まった、と胸をなで下ろすような内容だったのではないでしょうか。
ところで期待の藤本ですが、後半10分すぎからの出場でした。もうゲームの大勢が決まってからの出場ではありましたが、しかし元気一杯のプレーぶりは非常に良かったと言えるのでは。左サイドの本山と交代での出場でしたが、中村とポジションチェンジをしてトップ下から時には右サイドにまで顔を出して奮闘。とりわけその柔らかなドリブルは、攻撃のリズムに変化を付けるのにおおいに役立ちました。だからと言っていつも無理に突っ込むと言う訳ではなく、前が詰まったら戻したり、またチャンスと見ればワンタッチでさばいたりとセンスの良さも見せ、得点にも絡みました。広島ファンの贔屓目かも知れませんが、同じポジションだった本山よりもよほどいい働きをした、と言えるのでは?これまで五輪予選や横浜との練習試合も含めて出場したすべてのゲームで結果を出しているわけですから、今度はぜひ先発から使ってほしいし、またパッサーばかりのフル代表でも使ってみてほしい、と思います。
<00.3.29> プレスリリースによると、今週末の京都戦の前に「ふれあいサッカー教室」が行われます。場所はビッグアーチとなりの補助競技場で、小学生のミニサッカー大会、女性によるPK大会、小1〜小3までの子供とその保護者による親子ふれあいサッカーがそれぞれ先着100名、30名、50組を対象に行われます。受付は11時半からで12時開始です。
ところですっかり定着した感のあるこの「ふれあいサッカー」ですが、いつも子供と女性しか参加できない、と言うのが私にとってはちょっと残念なのです。サッカーを見に来るだけでなくて体験もしてもらおう、と言う意図は良いのですが、体験したいと思っているのは大人の男性でも同じであるはず。むしろ、普段のつきあいの中でゴルフや野球をする機会はあってもサッカーをする機会は少ないのが普通ですから、サッカーを見に来たついでに自分も蹴ってみたい、と思っている人は意外に多いのではないか、と思います。これまでもサンフレッチェは1年に1回、一般向けにフットサル大会を開催していますが、これはいつも募集するとあっと言う間に定員になってしまう大人気。その上大会のレベルが結構高く、「ちょっとやってみたい」と言う人にとっては非常にハードルの高いものになっています。未来のサポーターを育てる、と言う意味で子供を重視していろいろと企画をしているのは理解できますが、親の世代、特にJリーグが始まってからサッカーに興味を持った世代の人に対しても、ボールを蹴る歓びを与えてくれても良いのではないでしょうか。それによって、ただ見るだけよりも確実にサッカーに対する興味や関心、理解も高まるはずですから。
このように考えている人は、実は私だけではありません。国立競技場のゲームなどでビラを配っているサポティスタは以前から「伸びしろのない大人にもサッカーの指導を」として、大人のためのサッカー教室に取り組んでいるそうです。私自身もそうなのですが、今の「大人」の世代が子供の頃はサッカーをやっているのはほんの一部の人達でしたから、ボールの蹴り方などサッカーの基本を学んだことの無い人がほとんどです。Jリーグが始まってサッカーに関心を持つようになって、ある人は子供のつきあいで、またある人はサポーター仲間で自然にボールを蹴るようになったものの、一度ちゃんとしたコーチに教わってみたい、と思っている人は多いはずです。ところが、ちまたにあるサッカースクールはほとんどが子供のためのものばかり。そう言う事で始まったサポティスタのサッカー教室は、毎回たくさんの参加者がある盛況で、最近はFC東京の協力も得ているそうです。今の大人の世代は、日本のサッカーがふるわなかったことを反映してかファンの側もいわば「真空地帯」。サンフレッチェにはそのへんも考えて、この大人の世代にも「球蹴り」の機会を与えてほしい、と思います。
<00.3.28> 日曜日に行われたサテライトの福岡とのゲームは、6-0でサンフが勝ちました。メンバーは、GK:加藤、DF:宮澤、石川、松下、MF:宮崎、森崎浩、古賀、山口、上野、FW:栗原、久保。コリカは豪州代表のチェコとの親善試合に出場のため、また森崎和、駒野、八田はU-19代表の合宿のため不在でした。得点経過を「広島フットボール」より拾いますと、まず3分、古賀のCKから石川がヘディングシュート。次いで22分、GKに倒されて得たPKを栗原が自分で決めました。3点目は後半19分、久保が左サイドの角度のないところからGKとニアポストの間の隙間に蹴り込み、更に33分には宮崎のクロスを受けて中央からシュートを決めたそうです。5点目は山口のCKから上野が頭で、6点目は加藤のロングフィードに抜け出した栗原がダイレクトでループシュートを決めて総仕上げ。若手選手ばかりだった福岡に格の違いを見せつけた模様です。ただ、だからと言って久保、栗原が土曜日の京都戦に出れると考えるのは早計で、トムソン監督も「起用は今週の練習を見て決める」と慎重な姿勢を崩さなかったとのこと。特に久保は相変わらず「痛みが残っている以上、無理はしたくない。土曜日?しんどいですね……。痛みが消えるまで待ちたい」と弱気を見せていたそうで、京都戦どころか下手すると「ファーストステージ、彼はいないものと思ったほうがいい」(広島フットボール)と言うことです。トムソン監督だけでなくファン・サポーターにとっても頭を抱えたくなるような事態ですが、しかし逆に言えば栗原や上野、あるいはこの日出番のなかった中山、山形、吉田にとっては絶好のチャンスです。昨年の高橋のような「孝行息子」の出現こそが、今のサンフにとって最も必要なことではないでしょうか。
<00.3.27> 一昨日のゲームについては広島フットボールにも「サッカーの神様が最後にご褒美をくださった」と書いていたように、かなり幸運に助けられたゲームでした。PKをもらったシーンは、蹴られた藤本自身が「間接FKかなと思った」と語っているようにどちらともとれるプレー。蹴った大塚にしてみれば、とても納得できるものではなかったのではないでしょうか。しかし、そう言う意味で言えば市原戦の古賀の退場も微妙な判定(特に1枚目のイエローカード)だったわけですし、また大久保がペナルティエリアで倒されたプレーもPKでもおかしくなかったわけで、結局審判の判定の運不運は最終的にはバランスが取れている、と言う事なのでしょう。人間はえてして自分が不利益だった事だけを覚えていて、得をしたことは忘れがちなものですが、昇格してきたばかりのチームにゲームを支配されたこと、それをちょっとした運に助けられて勝ち点3を得たことは忘れてはならない、と思います。
ところで、このゲームでは新外国人のミゲルがついに先発したわけですが、そのプレーは期待を大きく裏切るものだった、と言わざるを得ません。昨日も書きましたが、そもそもハイボールには全く競り勝てないのでボールに触る機会が少ない上に、足元に入ったボールをキープできるか、と言うとそれもない。DFを背負った状態でボールを持つとそのまま横にドリブルで流れるだけで、反転して抜け出すこともできなければスペースを作って味方にさばく、と言うプレーもできません。ウラに出たボールにヨーイドンでDFと競争して勝てることもなく、いったいどんなプレーが得意なんだろう?と観戦していた仲間内では頭をひねることしきり。むしろ交代で出て来た川島の方が、ハイボールにも競れるし懐が広くてキープ力もあるし、更に周りも良く見えていてボールもさばけるしで、よほどセンターフォワードらしいプレーぶりでした。また、直接のライバルの高橋と比べても同様。ヘディングのタイミングやポジショニングの良さ、DFを背負ったときの反転力など高橋の方が確実に上のように思えてなりません。まだチームに馴染んでいない、とか、移籍が決まった後怠けていた、とかまだ本調子ではないと考えられる理由はいくつかありますが、それにしても基本的な技術の面で日本人選手よりも突出したところを見せていないと言うのは困ったもの。サンフレッチェは外国人獲得で「外れ」を引くことが少ない、とは他チームのファンにも知られているところで、あまり活躍できなかったグッドマンでさえ出たゲームではゴールを決めていますし、鳴り物入りで加入したわりには期待外れだったヴィドマーも、局面、局面ではこれぞ一流のプレー、と言うものを見せてくれました。「エジウソン並」と言う噂だった実力をいつかは見せてくれるのか、あるいはもう姿を見るチャンスは失われてしまうのか。なんだか後者の可能性が高いような気がしてなりません。(そしてフォックスの移籍もまとまらずに2nd stageから復帰、なんてことになったりして?)
さて、こうなると期待はやはり久保です。聞くところによると久保は、プレーの様子は問題無さそうではあるものの、まだ骨折した部分に痛みがある模様。そしてその「痛み」だけでなく、精神的なものが影を落としているとの事です。昨年、同様にプレー中に怪我をした浦和の小野選手が未だに本領発揮できていないように、怪我からの復帰に時間がかかるのはある程度仕方がないこと。普通の人でも怪我や病気からのリハビリには身体的な回復よりも精神的な回復に時間がかかるそうですから、怪我をした箇所を酷使せざるを得ないプロスポーツ選手が強い不安を感じるのも仕方がない、と言えるでしょう。となると、久保の復活をいつまでもあてにしない方が良いのかも。幸い、ミゲルの他にも上野も栗原もいるし、またコリカや吉田や中山、山形もいます。いずれも久保の代役にはなり得ないかも知れませんが、もともとどんな選手にも「天才」の代役が勤まるわけがない、と考えるべきでしょう。既にサンフには、天皇杯で作り上げたワントップでのカウンター中心の攻撃、と言う武器があります。(これが今年も使えることは、市原戦の後半に証明済み。)今年トムソン監督が執拗にワンボランチに攻撃的MF2人にツートップと言う布陣にこだわるのは、ボールを支配する展開でも勝てるサッカーを久保抜きでやろう、と言うチーム戦略のためなのだろう、と思います。厳しい道のりではありますが、しかし「優勝」のためには通らなければならない道でもある、と思います。まずはコリカが入ってどのようにサッカーが変わるのか。京都戦に注目です。
<00.3.26> 冬型の気圧配置が強まり寒くなると言う予報で、日陰のサンフ側ゴール裏は確かにやや冷え込みました。しかし、太陽が照って風のないピッチ上は春のような雰囲気。威圧感があまりない川崎Fのサポーター、もともと威圧するつもりなんてない(^_^;)サンフサポ、と言う事で全体にうららかな春らしい(^_^;;;)ゲームでした。
サンフのメンバーは、中国新聞、広島フットボールの予想通りミゲルがトップに入って次のような感じ。古賀が出場停止、と言う事で駒野が(たぶん初めて)サブに入りました。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田      桑原      服部
    大久保    森崎和(→高橋71分)
    (→森保63分)
      藤本
          ミゲル(→川島59分)

SUB:加藤、駒野
「春らしい」と書きましたが、全体にどちらのチームも攻撃がぬるいなー、と言う印象。サンフは中盤でボールキープができず、またサイドの攻撃も封じられて攻め手なし。トップの藤本、ミゲル目がけてロングボールを放り込んでもこの2人がハイボールの競り合いに勝てるわけがありません。藤本は足元のボールには良く反応してボールを良く動かしますが、ミゲルはボールを持っても反転できないし、裏にボールが出てもDFを振り切れずなかなかチャンスを作れません。それでもミゲルは前半に1度左サイドを抜け出してゴールライン際まで行ったシーンがありましたが、クロスなのかシュートなのか分からないボールがバーの上遥かに越えて行ってしまいました。得点源のセットプレーも精度が低く、浦上に直接キャッチされる事が多くシュートにも至らず。前半のシュートは3本に終わり、相手を崩した、と言えるのは沢田が左足で放った1本だけと言うものでした。
対する川崎Fも司令塔のアルバレンガが期待外れ。マジーニョは中盤に下がってプレーすることが多く、あまり危険な香りを放ちません。DFラインのウラを狙ったボールはポポヴィッチがことごとくカットして、ピンチを未然に防ぎます。結局前半のピンチらしいピンチは右サイドを突破されて左からフリーでシュートを打たれたものぐらい。確かこの時だったと思うのですが、下田が神戸戦のように中途半端な飛び出しを自重してしっかり守り切ったシーンもあり、得点の予感もないが失点もしそうに無い、と言う前半でした。
後半になっても攻め手がないのは変わらず。藤本が前半よりも一段と厳しいマークを受けるようになりますますロングボールを放り込むことが多くなりシュートも打てない状態が続きます。こぼれ球はことごとく川崎Fに拾われて中盤を支配され、何度か危ないシュートを打たれますが、しかし運良く枠を外れて行ったり、あるいは下田が凌いだり。そこでトムソン監督が打ってきた手は、神戸戦に続いて川島の前線への投入でした。これで生き返ったサンフ。川島の存在感は抜群で、ハイボールに競り勝てるだけでなく突破力もなかなかのもの。一度などはDFラインのウラに抜け出してドリブルでペナルティエリアに侵入し、DFを2人(3人だったかも)引きつけておいてラストパス、なんて芸当も見せてくれました。
更にトムソン監督は、大久保に代えて森保、森崎和に代えて高橋を投入し、藤本のポジションを下げて中盤を引き締めます。これがようやく実を結んだのは後半43分ぐらいでした。左サイドからの上村のロングスローのこぼれ球をペナルティエリアの中でヘディングで繋ごうとした藤本の腹に大塚の足が入り、倒してしまいます。藤本本人も「間接FK?」と思ったと言うほどの微妙なプレーでしたが、しかし判定はPK。そして寝転がって時間をたっぷり使う藤本。ポポヴィッチは右に飛んだ浦上を嘲笑うかのように逆方向に蹴り込み、ようやく待望の先制点を奪いました。そしてロスタイムは2分。時間稼ぎの鉄則通り相手から見て左サイドのコーナーフラッグ付近でプレーします。コーナーキックをショートで蹴って藤本、服部の二人がかりでキープして、相手に当てて再びコーナー、と言う清水だったら絶対やらないような露骨な時間稼ぎを3、4回して、そのまま逃げ切りました。
と言う事で、時間稼ぎを含めて内容的には決して褒められたものではないゲーム。日刊スポーツによるとキープ率は48%、シュート数は相手の10に対して4で、DFが集中力を切らさなかったこと、下田のナイスセーブがあったこと、そして終了間際のPKと、運の助けも借りて勝ったようなゲームでした。「優勝」を口にするにはまだまだ、と言う感じでしたが、しかし攻撃のメンバーが揃っていないこと、そしてどうしても今季の初勝利がほしかったことを考えれば仕方がないところ、と言えるでしょう。今日のサテライトには再び久保、栗原が出るそうですし、またコリカも期待できます。天皇杯で準優勝した、とは言えまだまだ成長途中のチームですし、ここは長い目で見て行きたいと思います。
#因みに「古巣相手の完全復活を狙って」(昨日の日刊スポーツによる)いた森山は、例によって「スーパーサブ」として出てきましたが、あっちの方でプレーしていたこともあってどこにいたのか全然分かりませんでした。(^_^;)
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