4/2〜4/8のサンフレッチェ日記



<00.4.8> ここまでのガンバ大阪との対戦成績は、
1993年06月09日 GAM. ● 1 ( 1 - 1 ) 1 ○ san. PK戦
1993年07月07日 gam. ● 3 ( 2 - 1 ) 4 ○ SAN. V-Goal
1993年08月07日 gam. ○ 2 ( 0 - 0 ) 0 ● SAN. 
1993年11月13日 GAM. ● 3 ( 2 - 2 ) 6 ○ san.
1994年03月16日 GAM. ● 1 ( 1 - 0 ) 2 ○ san. V-Goal
1994年04月27日 gam. ● 3 ( 0 - 3 ) 3 ○ SAN. PK戦
1994年08月13日 GAM. ● 1 ( 1 - 1 ) 1 ○ san. PK戦
1994年09月21日 gam. ● 1 ( 1 - 1 ) 1 ○ SAN. PK戦
1995年04月05日 GAM. ● 0 ( 0 - 2 ) 3 ○ san.
1995年06月21日 gam. ● 0 ( 0 - 1 ) 1 ○ SAN. 
1995年08月22日 GAM. ○ 5 ( 3 - 2 ) 2 ● san.
1995年10月14日 gam. ● 0 ( 0 - 2 ) 5 ○ SAN. 
1996年04月06日 GAM. ○ 2 ( 0 - 0 ) 1 ● san. V-Goal
1996年10月19日 gam. ● 0 ( 0 - 0 ) 2 ○ SAN. 
1997年04月23日 gam. ● 0 ( 0 - 2 ) 2 ○ SAN. 
1997年08月16日 GAM. ○ 3 ( 2 - 0 ) 0 ● san.
1998年03月25日 gam. ○ 1 ( 0 - 0 ) 0 ● SAN. V-Goal
1998年09月19日 GAM. ● 0 ( 0 - 0 ) 2 ○ san.
1999年04月10日 gam. ● 0 ( 0 - 0 ) 2 ○ SAN. 
1999年11月20日 GAM. -- 1 ( 0 - 1 ) 1 -- san. DRAW
14勝5敗1分の戦績は、非常に相性が良いと言えるでしょう。昨年の1st stageは高橋が初先発でフル出場し、上村と沢田のゴールで快勝。2nd stageは久保、ポポヴィッチの欠場で苦しいメンバーながら途中までリードし、審判の不可解な判定で追いつかれたものの引き分けに持ち込んでいます。今日のゲームは結局久保の復帰は無いようですが、出る選手には「絶対勝つ」と言う意気込みを見せてほしいものです。
<00.4.7> 今シーズンのガンバは5試合連続で勝ち星無しと、まさにどん底。開幕戦こそ良い動きを見せていたもののリーグが進むに連れて混迷の度を深め、前節は八分通り勝っていたゲームを追いつかれて引き分けに終わっています。ここまでの成績をまとめると、
G大阪 ●1-2○ V川崎 【G】大黒【V】金、山田
G大阪 △1-1△ 神戸  【G】吉原【神】薮田
G大阪 ●0-1○ 京都  【京】熱田
G大阪 ●0-1○ 清水  【清】アレックス
G大阪 △2-2△ 川崎F 【G】松波2【F】伊藤2
と、いずれも競ったゲームをものにできていない、と言う結果です。攻めと守りのバランスが悪く、個々の選手の能力の高さがあまり生きていないように見えます。新聞報道などを見る限りでは選手と首脳陣の溝も深まってきていて、まさにチーム崩壊の一歩手前、と言う感じ。こちらもチーム状態はそう良くはないものの勝ち点は取ってきている訳ですし、悪いけどガンバを踏み台にさせてもらって、上昇のきっかけにしたいものです。
サンフのメンバーですが、はっきり言って全く予想が立ちません。柏戦で川島のFWが通用しなかったこと、コリカやポポヴィッチ、藤本に疲れが溜まっているだろう事を考えると、思い切って次のような布陣でも良いかも知れません。
        下田

    川島  桑原  上村

沢田      森保      服部

    大久保    森崎和

      栗原  高橋

SUB:加藤、ポポヴィッチ、コリカ、藤本、久保
広島フットボールによると、柏戦では試合前から気の抜けたような雰囲気があったとのこと。選手全体に疲れが出てきたからなのかも知れませんが、しかし本当にそうだったとしたらそう言う状況を放置してはならない、と思います。チームの雰囲気を変える、と言う意味でレギュラーとサブの入れ換えをすると言う布陣を考えてみましたが、しかしむしろ思い切って若い選手を抜擢してみる、と言う選択も有り得るでしょう。昨日も書いたように、9位に落ちたとはいえ東京との勝ち点差はわずかに4。首位は十分射程距離内だということを考えて、ここは一つ必勝体制でガンバ戦に臨んで欲しいと思います。
<00.4.7> 今年のサンフは布陣をやや変えてより高い位置からプレスをかけ、より攻撃的なサッカーをするというウワサでした。これが果たして機能するのか、非常に楽しみに思いながら開幕を迎えたわけですけど、しかしこれまで結果が出ているかと言えば「全然」と答えるしか無いでしょう。神戸戦ではちょっと片鱗を覗かせたように見えましたが、その後は良かったり悪かったり。「久保がいないから」と言うのは簡単ですが、しかし久保不在でも結果を出した天皇杯を見ているだけに、いったい何が悪いんだろう、と疑問がつのります。私はサッカーについてはどっちかと言えばシロートですし、今年もゴール裏からの観戦が多かったので思い付きなのですが、「2000年型サンフ」が何を狙ったか、そして何がうまく行っていないのかを考えてみました。
まずは昨年の典型的な布陣です。ボランチ2枚、攻撃的MF1枚の布陣ですが、ボランチの1人は上がり目の「リンクマン」の役割を果たします。
        下田
  
   伊藤 ポポヴィッチ 上村

      森保
沢田              服部
         吉田康
        
      藤本

    久保      高橋
攻撃の最大のパターンはサイドからの崩し。沢田、服部の両WBが藤本や高橋とのコンビネーションを使って敵陣深く入り込み、鋭いクロスでチャンスを作りだしていました。また敢えてDFラインを深く引くことにより相手を誘い込んでDFの裏を大きく空けさせての、高橋、藤本らのスピードを生かした攻撃も大きな武器でした。
これに対して今年の典型的な布陣は、
        下田
  
   伊藤 ポポヴィッチ 上村

        桑原
沢田              服部(古賀)

   大久保(コリカ) 森崎和(服部)        
        藤本

        川島(高橋、ミゲル)
と言う感じで、ツートップというよりは変形ワントップだと思います。ラインをやや高くすることによってワンボランチになったスペースを埋め、トップ下の人数を増やしてゴール前での支配率を高めよう、と言う意図なのだろうと思います。これまでのようなサイド攻撃だけでなく、中央に技術の高い選手を並べて攻撃をビルドアップし、それによって攻撃のバリエーションを増やそう、と言う考えなのではないでしょうか。
しかし、実際にはそううまくは行っていないのは、流れの中から全く点を取れていないことから分かります。まず今年目立つのは、サイドからの攻撃が影を潜めてしまったこと。これは、攻撃的MFが増えた結果上がるスペースが無くなった、と言う事もあるかも知れませんが、むしろ私はワンボランチの副作用じゃないか、と思います。御存知のように桑原は「動くボランチ」です。ボールカットのためなら、時にはFWの選手を追い抜いて出て行くこともあります。しかしそうするとそのスペースを誰かが埋めないといけないわけで、その役割は沢田や服部が果たさねばなりません。その結果、この2人はどうしても上がりにくくなってしまうのでは無いでしょうか。またトップ下ですが、昨年は藤本、高橋が良く動き回ってスペースを作り、ボールを呼び込んでいたのですが、大久保、森崎和はちょっとタイプが違います。これは川島もミゲルも同様。うしろの選手がボールを持った時にパスを受けるために顔を出してくれる選手が藤本しかいないので、出すところが無くて仕方なく川島目がけてボールを蹴ってしまう。そのボールが正確に川島に合えば、こぼれをトップ下の選手が拾ってチャンスになるのですが、不正確なものだからほとんどの場合相手選手にボールを渡してしまうわけです。京都戦の後半にはコリカが良くボールを呼んでリズムを作り、それに引かれるように森崎和も服部も良い働きをしていましたが、柏戦はどうだったのでしょう?おそらくコリカの疲れが溜まっていて動きが悪く、結局それまでの悪いパターンにはまっていたのでは無いかと思いますが。
では、どうすればよいか。FWだけの問題では無いと思いますので、このままで久保が帰って来たとしてもおそらく機能しないでしょう。もちろん栗原でも高橋でも望みは薄いと思います。ラインを上げて高い位置から攻撃を開始する、と言う意図はいいと思うのですが、しかし中央を無理やりこじ開けるのは至難の技です。やはりサイド攻撃を昨年並に機能させる方法を考えないといけないのでは無いか、と思います。そのためには森崎和のポジションを下げてドイスボランチにするとか、森保のシングルボランチにするとか、あるいは思い切って松下を起用してみるとか。とにかく中盤の構成に、もう少し工夫が必要だと思います。ガンバ戦を終えれば次は山形戦で、その後の山形戦まで1週間空きますから、もう1試合我慢して今の選手に頑張ってもらおうか、とも思います。だけど今の疲れが溜まって戦術的にも行き詰っている状態で、もしガンバ戦でもうまく行かなかったらそのダメージの方が大きいような予感がします。柏戦はやや緊張感に欠ける面もあったそうですし、次節は思い切ってポパ、コリカを休ませ、昨年の天皇杯の布陣でスタートさせてみる、と言うような思い切った采配が必要かも知れません。
<00.4.6> 相手は優勝候補の一角の柏、勝てば首位に立つ可能性もあるということで燃える要素の揃った昨日のJリーグ第5節ではありましたが、しかし内容的には寂しいゲームで1-2で敗れました。
先発メンバーは前節と同じように川島をFWに使って次のような感じだったようです。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田      桑原      服部

    コリカ    森崎和(→栗原46分)
    (→ミゲル70分)
      藤本
         川島(→大久保64分)

SUB:加藤、森保
「奇策」が2度通じるほどJリーグは甘くはないとは思っていましたが、中国新聞によればやはりその通りだったようです。柏のチェックに攻撃の芽を早い段階から摘まれ、ミスの連発でほとんど決定機も作れなかったそうです。お互いの得点はいずれもミス絡み。柏の先制点は前半8分、ポポヴィッチのクリアミスをゴール前に通され、北島がポストプレー、戻したボールを完全にフリーだった大野にミドルシュートを叩き込まれました。状況は得点シーンをテレビで見ただけなのですが、フリーにしてはいけない選手をフリーにしてしまったというDFのミスのようです。2点目はもっとひどいミス。前半17分、FKからのボールがふわっとゴール前へ。この何でもないボールになぜか下田、上村の2人が重なり、上村の頭に当たったボールががら空きのゴール前へ。これをこの日初先発の砂川が難なく押し込みました。そして極めつけは終了間際のサンフの得点。ゴール前でボールをキャッチした柏のGK南がついたボールを上村がさらうと、すかさずゴールに流し込んだと言うもの。ある意味痛快な得点ではありますが、しかしサッカーの「質」の点では酷いもので、この日のゲームを象徴したものと言えるかも。結局サンフのシュートは10本ながら決定機はわずかに2、3回。柏も前半に3本のシュートを放っただけと見どころの少ない凡戦で、4,175人の観衆とあわせて花冷えの寒さが身に凍みるゲームだったものと思われます。
結局この敗戦で、横浜とC大阪に抜かれ9位へ後退しました。首位に立った東京との勝ち点差は4なので、まだまだ射程距離内ではあります。しかし磐田との競り合いを制した東京の強さ、FW2人を怪我で欠きながら監督の好采配で勝利を挙げた清水の手堅さを見ると、とてもこれらのチームと優勝争いできる状況であるとは思えません。この日45分間出場して明るい表情だったという栗原、サテライトでは結果を出しながらまたもやスタンドからの観戦だった高橋、そして土曜日からのベンチ入りの噂のある久保など、FW陣の奮起が無いと打開するのは非常に難しい、と言えるのでは。次節はここまで未勝利で泥沼にはまっているG大阪が相手です。ここをすっきり勝って、ナビスコ杯の2戦で調子を上げて22日の東京戦に必ず勝つと言うのが、唯一の「生き残り」の道ではないでしょうか。
<00.4.6> 今朝の日刊スポーツによると、ペルージャが藤本選手に接触を図っている、とのことです。来日中のペールジャ側の代理人が藤本の代理人に「会って話をしたい」と要請をしたとのことで、ガウチ社長もサンフのゲームの観戦を希望していたらしい。記事の内容を見る限りでは見出しの「ペルージャ 藤本にオファー」と言うのはややフライング気味のようですが、少なくとも関心を持っていることは間違いないようです。
環境を変えたときに力を伸ばすことのできる選手と委縮してしまう選手に分けるとすれば、藤本選手は間違いなく前者。昨年から今年にかけての急成長ぶりや、「いずれは海外へ」と考えて英会話の勉強も始めたと言う事を考えると、なかなか良いタイミングで出た話であると思います。こう言うチャンスは何度もあるわけではないでしょうから、ここでチャレンジしてみるというのも良いことでしょう。ただ、日刊スポーツにクラブ関係者の談話として「今の中途半端な状態で行ってもどうかと思う。五輪代表のレギュラーになって、シドニーで活躍することがまず第一なのでは」と言うコメントが載っていたように、いささか早すぎるような気がするのも事実。これまで欧州に移籍して活躍している中田、名波、城はいずれもA代表でも実績を残してからでしたし、噂が出ていた小野、中村、稲本なども、既にU-23だけでなくA代表でもレギュラー扱いです。それに対して藤本は、U-23ではまだ何人かのサブの中の一人でしかありませんしA代表には候補にも入っていないわけで、まだまだ日本でやるべきことは沢山あると思います。いずれにしろ行くか、行かぬかは本人次第。自分を本当に生かせる道を、選んでほしいと思います。

<00.4.5> 柏とのこれまでの対戦成績は
1995年05月03日 san. ○ 2 ( 0 - 1 ) 1 ● REY. 
1995年07月19日 SAN. ○ 1 ( 0 - 0 ) 0 ● rey. V-Goal
1995年08月19日 san. ● 0 ( 0 - 0 ) 1 ○ REY. V-Goal
1995年10月07日 SAN. ○ 2 ( 2 - 1 ) 1 ● rey.
1996年04月20日 SAN. ● 0 ( 0 - 1 ) 1 ○ rey.
1996年11月02日 san. ● 0 ( 0 - 1 ) 3 ○ REY. 
1997年04月16日 SAN. ● 2 ( 0 - 1 ) 3 ○ rey.
1997年08月06日 san. ● 1 ( 1 - 0 ) 2 ○ REY. 
1998年03月21日 san. ○ 1 ( 1 - 0 ) 0 ● REY. 
1998年09月15日 SAN. ● 0 ( 0 - 0 ) 0 ○ rey. PK戦
1999年05月15日 SAN. ○ 3 ( 2 - 0 ) 1 ● rey.
1999年09月11日 san. ○ 4 ( 1 - 0 ) 0 ● REY. 
で、チームが低迷していた96、97年に歯が立たなかったのを除けば相性は悪くない。特に昨年は好調だった柏をホーム、アウェイともに完璧に破っているため、あちらには(少なくともサポーターには)やや苦手意識がある様子です。しかし柏の持ち味は堅い守備、サイド攻撃、鋭いカウンター、そして終盤まで落ちない運動量。つまりサンフと良く似通ったスタイルですから、戦術的な噛み合わせや選手の調子次第では逆のパターンになることも十分に有り得ます。今朝の中国新聞によると先発は京都戦と同じになりそうだということですが、逆に広島フットボールによると川島は左足甲に包帯を巻いていて練習にも参加していなかった、とのこと。となると、FWに使われる選手(高橋か、栗原か、あるいは上野かミゲル?)がどう機能するかが一番のポイントとなりそうです。
今日の広島スタジアムの開門は5時で、キックオフは7時。先着プレゼントとしてシック・スリムツイン(ひげそり?)がもらえます。天気予報は雨ですが、夕方に向けて回復傾向にあります。今日の他会場の結果次第では首位に立つ可能性*もありますし、ぜひ沢山の声援で後押ししたいところです。

* 今日首位に立つ条件は、広島が柏に90分で勝つ前提で、
(1) 東京×磐田が引き分けか東京のVゴール勝ち(ただし広島が2点差以上で勝っている必要がある。)
(2) 清水×鹿島が引き分けかどちらかのVゴール勝ち(Vゴールの場合は広島が2点差以上で勝つ必要あり。)
(3) 神戸が引き分け以下(神戸が勝っても、広島が大量得点すれば可。)
(4) 市原が勝っても得失点で広島を上回らない。
で、結構厳しい条件です。逆に敗れると11位まで落ちる可能性があります。

<00.4.4> 第5節の対戦相手である柏レイソルのここまでの成績は
柏 □1-0■ 磐田  【柏】北島
柏 ○1-0● V川崎 【柏】渡辺毅
柏 ■1-2□ 清水  【柏】北島 【清】久保山、谷川
柏 □3-2■ 東京  【柏】北島、OG、洪 【東】アマラオ、佐藤

(○●は90分での、□■は延長戦での勝敗。△は引き分け。)
と、4試合中3試合が延長戦。粘り強く戦っていると言うよりも、今一つ決定力が無く苦しんでいる、と言う印象です。この中ではやはり4試合で3ゴールを決めている北島が怖い選手ですが、逆に言えば前線で頑張っているのは北島だけ。攻撃力を補強するために呼んだサーシャは出番も無く移籍を希望しているそうですし、その代役として3ヶ月だけのレンタルの朴も結果を出していません。従って北島にいかに良い形でボールを渡させないか、が勝敗のポイントになりそうです。
対するサンフは、前節川島のFWでの起用、初登場のコリカの先発というギャンブルが当たっての勝利でした。「ウィニングチーム・ネバーチェンジ」の格言に従うならそのままの布陣で行くところですが、「奇策」が通用するのは普通は一度だけです。FW起用が続き疲れが溜まっているように見える藤本を楽にする意味でも、次のような布陣を予想(と言うか、希望)します。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田      桑原      服部

    藤本     コリカ

      高橋  栗原

SUB:加藤、川島、森保、森崎和、大久保
前節の栗原ですが、わずか10分ほどの登場ということでスタジアムで見た限りではほとんど活躍が目立ちませんでした。しかし後でテレビ中継を見直してみると、終了間際にゴール前の厳しいポジションでポストプレーを確実にこなし、沢田のシュートを引き出しています。薩川、渡辺毅、洪と並ぶ経験豊富な柏のDFに対しては、やはり本来のFWである栗原、高橋で対峙したいところ。これまでセットプレーからの守備的な選手のゴールしかゲットできていないだけに、そろそろFWのゴールが見たいものです。
<00.4.4> 昨日行われた西日本高校サッカーフェスティバル最終日、サンフレッチェユースは決勝トーナメントでも勝ち2年ぶり3度目の優勝を飾りました。結果は次の通り。
【1位グループ準決勝】
サンフレッチェ広島ユース 4-1 鹿児島城西
関大一          1-1 宮崎工(PK4-1)
【1位グループ3位決定戦】
鹿児島城西        1-0 宮崎工
【1位グループ決勝】
サンフレッチェ広島ユース 0-0 関大一(PK4-3)
中国新聞の記事によると、主力が広島県選抜の欧州遠征に参加して大会前日に帰国したばかりだったそうで、3日間で6試合の強行日程がかなり堪えた模様。決勝は関大一の堅い守備に苦しみ無得点に終わり、PK戦でGK古川の活躍で勝利を収めたとのことです。頼りになる先輩だった森崎兄弟や駒野が抜け、U-16代表だった流田を主将に据えて新しいチームとなったユースですが、この大会で20チームの頂点に立ったと言うことはかなり自信になったのでは?これから夏のクラブユース選手権に向けて、好スタートが切れそうです。
<00.4.3> 昨日行われたサテライトの神戸戦は、4-1でサンフが勝ちました。広島フットボールによるとサンフのメンバーは
        加藤(→植田45分)

   八田   石川   宮澤

駒野      森保      古賀(→宮崎72分)
        (→松下61分)
    山口     森崎浩

     久保   ミゲル(→高橋45分)
     (→上野60分)
対する神戸は新人が中心で、メンバーから見て広島の圧勝だったか、と言うとそうでもなかったようです。12分にGKのミスを突いたミゲルが、24分にセットプレーから石川がゴールしてリードを奪ったものの、その後は苦戦。度々サイドからの突破を許し27分に1点を失いました。原因は前線で全く動かないミゲルにあったようで、自由にボールを持てるバックラインから次々といいボールが供給されてしまったことらしい。実際後半から高橋が入ると雰囲気が一変し、久保とのコンビネーションも良くなって何度も神戸のDFラインのウラを取ったそうです。最終的にはその高橋と上野のゴールで4-1での勝利。久々に本来のボランチで登場した松下も得意のロングパスを繰り出してのチャンスメイクなどまずまずの働きをしたとのことで、なかなか収穫の多いゲームだったと言えるのではないでしょうか?
<00.4.3> 一昨日から広島で行われている西日本高校サッカーフェスティバルに出場しているサンフレッチェユースはリーグ戦B組を1位で終え、決勝トーナメントに進出しました。
サンフレッチェ広島ユース 2-0 諌早商
サンフレッチェ広島ユース 2-0 香川西
サンフレッチェ広島ユース 2-0 大分上野丘
サンフレッチェ広島ユース 3-0 沼田
なお、他の組の広島勢はいずれも不調。A組は皆実が勝ち点3の4位、B組は沼田が勝ち点4の4位、C組は広島工が勝ち点2の5位、そしてD組は広工大高が勝ち点3の4位に終わりました。
<00.4.2> 汗ばむぐらいの好天に恵まれた昨日のビッグアーチでサンフレッチェは京都に完勝し、7,047人の観衆の声援にこたえました。
先発の布陣はコリカを初めて起用し、また川島をワントップ気味に配して次のような感じ。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村
   (→大久保73分)
沢田      桑原      服部

    コリカ    森崎和(→森保73分)
    (→栗原82分)
      藤本
         川島

SUB:加藤、ミゲル
たぶん練習でもこのメンバーでやったことは無いのではないか、と思われるような布陣は、最初はギクシャクした感じ。ボールを奪っても川島目がけて蹴り込むだけで、両チームともにミスの多いまるで川崎F戦の再現のような立ち上がりでした。しかし10分ぐらいになると落ち着いて来て京都ゴールに迫るシーンが増えて行きます。10分には森崎和のドリブルから川島のシュート、藤本の突破から森崎和のシュート、更に沢田の右サイドの突破から左右に揺さぶってチャンスメイクするなど波状攻撃。相変わらず放り込む場面は多いものの、キープ力のある森崎和、そしてコリカが中盤でのリズムを作ってゲームを支配します。前半23分には右サイドで得たFKを川島が頭で逸らしてコリカがヘディングシュート!ボールは見事にゴールネットに吸い込まれましたが、しかし残念ながら飛び込んだポポヴィッチがオフサイドと判定されてノーゴール。逆に京都は広島以上にコンビネーションが悪く、三浦がボールを持った時に唯一危険な香りがするだけ。40分すぎに攻勢に立った時間帯も、三浦のドリブル突破からのシュートがバーの上を越えるにとどまり、結局このワンシーンが最初で最後の京都の決定的なチャンスでした。
後半になると、サンフの選手の動きが格段に良くなります。コリカを起点にパスを良く繋いで京都ゴールに迫ります。1分のロングスローからの伊藤のボレーシュートはバーの上に外れますが、3分のほとんど同じようなシーンでは伊藤が相手DFに突き飛ばされながらも頭でボールを捉えてゴール!待望の先制点を奪いました。更に川島がペナルティエリアに侵入して戻したボールに走り込んだコリカがシュート、とか、服部のカットから藤本が抜け出して左足でシュート、など追加点を奪うのも時間の問題と思われた後半14分、その藤本のシュートで得た左からのCKを珍しく服部が蹴ります。ボールはいったんは相手DFにクリアされますが、そこに走り込んだのが「常にこぼれを狙っていた」と言う森崎和。相手選手に寄せられてトラップミスをしたように見えましたが、そこはさすがにセンスのかたまり。倒れ込みながら左足で、ここしかない、と言う左上隅目がけて蹴り込み、待望のJリーグ初ゴールを決めました。
その後も森崎和のスルーパスから藤本が抜け出してループシュートを放ったり、コリカがドリブル突破を図ったり、藤本、川島とつないでコリカがシュートしたりと自在に攻めます。後半21分、ここで京都はようやく選手を交代して立て直し。元気な松井、熱田が入って、攻め込むシーンが増えて行きます。逆に広島は欧州帰りのポポヴィッチ、コリカ、水曜日にもゲームに出た藤本、森崎和に疲れが出たのか、やや危うい時間帯に。トムソン監督はすかさず大久保、森保を用意して中盤の引き締めにかかりました。しかしこの時、交代で下がる選手として指定されたのは森崎和とコリカだったにも関わらず、伊藤が下がろうとして混乱。理由は結局良く分からなかったのですが、伊藤はどこかを痛めたのかも知れません。その間にも着々とゲームが進行し、DFラインも混乱して危うい時間帯でしたが、しかしそこは本来DFの川島が下がって対処。粘り強い守備で京都の攻勢を跳ね返すと、32分には大久保、服部とつないでコリカのシュート、更にここで得たCKに上村がどんぴしゃのヘディングシュート、と京都ゴールを脅かします。最後には栗原を投入して試運転をさせる余裕も見せ、そのまま逃げ切りました。
試合後の今西総監督のコメント(ホームテレビによる)は辛口でしたが、前節の出来の悪さやこのゲームのメンバーを考えると上々のゲームだったと言えるのではないかと思います。特に守備はほぼ完璧で、京都にほとんど決定的なチャンスを作らせずに終わりました。唯一元気だった三浦カズが何度か得意のドリブルから形を作りましたが、フォローが無く最後は潰されるシーンばかり。そのスピリットには拍手ものでしたが、しかし広島の守備陣の方が一枚上手でした。逆に攻撃面での収穫は川島とコリカ。初のFWとしての先発だった川島は、キープ力がありポストプレーもできて本職顔負けの活躍ぶり。終盤にはDFに戻って守備でも無難なところを見せ、その能力の高さを見せました。コリカはさすがにトムソン監督が信頼するだけのことがある選手です。身長は無いものの当たりに負けないがっちりした体つきで、素晴らしいキープ力と判断の速さを見せました。最初こそボールが集まらずに消えていましたが、その堅実なプレーぶりはすぐに味方選手の信頼を得たように見えました。今後体調が上がりチームにフィットしてくれば、サンフのサッカーを一段レベルアップしてくれる人材だ、と見ました。
これで4節を終わって勝ち点は7。順位こそ7位ですが首位との勝ち点差2まで迫り、上位争いに食い込んできました。今週はすぐに水曜日に強敵柏との対戦がありますが、調子が上がって来たときにはむしろ休まずゲームを続けた方が良いのかも。今西総監督によれば久保もそんなに時間はかからないだろう、と言う事ですし、いよいよサンフの本領発揮、と行けそうです。
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