5/28〜6/3のサンフレッチェ日記



<00.6.3> 今日のテレビ新広島18:45からの「スポーツデート」に、森保選手が出演するそうです。私は今まで見たことが無いのですが、どんな番組なんでしょう?
<00.6.3> 7/5(水)に広島スタジアムで行われるナビスコ杯2回戦のホームゲーム、横浜F・マリノス戦のチケットが、明日より発売されます。席種は指定席SA(4,500円)SB(2,700円)、自由席一般(2,000円)小中学生(700円)、ゴール裏自由席一般(1,000円)小中学生(300円)の6種類。お問い合わせはサンフレッチェ広島事業部(TEL(082)233-3233,FAX(082)233-3251)までどうぞ。
<00.6.2> これも遅くなってしまったのですが、先週発売された「紫熊倶楽部」Vol.9を紹介します。今号から装丁、内容ともに一新されて、表紙は久保の写真とともに「サンフレッチェサポートマガジン」の大きな字が掲げられています。特集は「『日本代表』というプライド。」という記事で、まずはオフト時代の日本代表の中心選手だった森保選手の、初めて代表入りしてからドーハへ、そして現在に繋がる姿を描いています。続いて現役の代表(候補)の久保と下田、上村、U-23代表の資格を持つ藤本、高橋、川島、更にはU-19代表の森崎和、駒野、八田の記事へと続きます。今岡祐子さんの「二葉寮生応援団」は、怪我で出遅れている中山。河野さんの「サッカーで幸せに。」はトップス広島について。投稿欄などを含む「AUPPORTER'S AREA」の後には登録各選手の現状を短くまとめた「紫熊短信」と、サテライトの選手達の現状を紹介する「Satelite Now!」という新コーナーができています。後ろのカラーページは、ヴェルディ戦、ジュビロ戦、アントラーズ戦の今季初の3連勝を果たしたゲームのマッチレポート。最終ページでは「2000年の挑戦者」として八田選手を取り上げています。「紫熊倶楽部」は定価280円。Vポイント、広島県内の大手書店の他、東京にある広島県のアンテナショップ「ゆめてらす」で販売されています。また通信販売に関しては、広島フットボールホームページでご覧になるか、紫熊倶楽部購読係までメールでお問い合わせください。
<00.6.1> 遅くなりましたが、セカンドステージの日程です。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
1
6/24(土)
16:00
ヴィッセル神戸
広島ビッグアーチ
BS
2
7/1(土)
19:00
ジェフユナイテッド市原
市原臨海競技場
千葉テレビ
3
7/8(土)
19:00
セレッソ大阪
広島スタジアム

4
7/15(土)
19:00
横浜F・マリノス
三ツ沢公園球技場

5
7/22(土)
19:00
アビスパ福岡
広島ビッグアーチ
BS(録)
6
7/26(水)
19:00
FC東京
国立霞ヶ丘競技場
MXテレビ、Jスカイスポーツ
7
7/29(土)
19:00
清水エスパルス
広島ビッグアーチ

8
8/5(土)
19:00
京都パープルサンガ
西京極陸上競技場
KBS京都
9
8/12(土)
19:00
川崎フロンターレ
広島ビッグアーチ

10
8/19(土)
19:00
ガンバ大阪
広島ビッグアーチ

11
11/8(水)
19:00
柏レイソル
日立柏サッカー場
テレビ朝日(録)
12
11/11(土)
14:00
名古屋グランパスエイト
広島ビッグアーチ
広島ホームテレビ
13
11/18(土)
19:00
鹿島アントラーズ
鳥取バードスタジアム
フジテレビ
14
11/23(水)
15:00
ジュビロ磐田
広島ビッグアーチ
15
11/26(日)
15:00
ヴェルディ川崎
等々力陸上競技場


日程を見ると、1st stageほどではないにしろやはり後半に強敵相手が続く日程。特に中断からの再開以降の11月ラウンドはなかなか骨のある相手ばかりとなっています。従って8月までに負けが込んでいるようだと、残留に向けての厳しい戦いを強いられる、と言う事になりそうです。逆に上位進出と言う事を考えると、神戸から清水へと続く前半戦が重要です。これら7チームに対する1st stageの成績は1勝1分5敗。この対戦成績を逆にできれば、十分優勝争いにも絡むことができるでしょう。特に神戸やC大阪など、序盤にこのところ苦手としている相手が続くだけに、立ち上がりにどれだけの成績を挙げることができるか、が2nd stageのポイントとなりそうです。
なお、テレビ中継が少ないような感じがしますが、今のところBSの予定は10節までの22試合しか決まっていません(それでも、1チーム当たりの平均中継回数2.75よりは少なめですが)ので、全国で見れるためにはやはり優勝争いに絡むことが重要、と言えるでしょう。11月は対戦相手が優勝を争っている、と言うだけでなく、サンフレッチェにも可能性があるという状態で応援したいものです。
<00.5.31> 昨日ファンクラブから来たはがきによると、サンフレッチェは6/18(日)にファン感謝デーを行います。場所は吉田町の吉田サッカー公園。開場は11時、イベントは13時〜15時半で、吉田町ふるさとうまいもの市、選手サイン会&記念撮影会、ふれあいサッカー広場(各種参加型ゲーム&自由に遊ぶサッカー広場)、オフィシャルグッズ販売コーナー、大抽選会などが行われます。また、TBSのスーパーサッカーの公開収録も行われる予定です。なお、現地への公共交通機関の便が悪いということで広島市内からはツアーバスが出ます。広島駅北口を10時に出発して吉田サッカー公園を16時に出るスケジュールで、費用は大人2,000円、小学生1,800円。募集は6/9までで、定員(120名)に達し次第締め切られます。お問い合わせはJTBマツダトラベルセンター(082-890-5391)までどうぞ。なお、当日雨天の場合は中止となりますので、サンフレッチェボイス(082-235-3812)かオフィシャルホームページでご確認下さい。
<00.5.31> 昨日清水エスパルスは、元サンフレッチェの吉田康弘選手と契約したことを発表しました。吉田選手は欧州移籍を目指して昨年末に広島を離れ、時期が悪かったということでブラジルでプレーしていたらしい。今回は清水側からオファーがあって帰国し、テストを経て契約に至ったと言うものです。清水はここまでリーグで最も少ない選手数(確か26人)でやっていましたが、層の薄さは如何ともしがたく怪我人が出ると経験の無い若手を起用せざるを得なくなる、と言う感じで1st stage終盤の失速にも繋がっていました。ここでGK以外ならどこでもできる吉田康弘選手を獲得するということは、選手一人を取った以上の意味があるのではないでしょうか。盧選手に続いて吉田選手と、サンフレッチェは海外経由で他のJリーグクラブに選手を取られた、と言う感じがするのがやや「?」ですが、しかし吉田選手の「いぶし銀」のプレーがまた見れる、と言うのは他チームであっても楽しみだ、と言えるでしょう。
<00.5.30> 広島フットボールのホームページの掲示板の書き込みによると、6月末に契約が切れるポポヴィッチはドイツ・ブンデスリーガのベルダー・ブレーメンのテストを受けるために渡欧するそうです。ポポヴィッチはトムソン監督と一緒にサンフ入りしてから丸3年。この7月には27歳ですから、キャリアアップのためにヨーロッパに移籍するとすればそろそろラストチャンスかな、と言う気もします。昨年までは久保と並んで欠かすことのできない絶対的な存在でしたが、今年は桑原がリベロできっちり仕事をしていることもあって今一つ存在感が薄いような気がします。(PK失敗もあったし。^_^;)そしてその裏には、「そろそろ移籍も」と考えてる本人の気持ちもあるのかも知れません。(これはあくまで想像ですが。)フォックスに続いてポパも移籍、となるとDFの層の厚みという意味ではいささか不安になりますが、桑原がポジションを移すことによって守備的なポジション全体にチャンスが拡がります。特に、サテライトでリベロを務めている松下や石川にとっては絶好のチャンス、と言えるかも知れません。 なお、ブレーメンにはこれと言った有名なDFの選手はいませんし失点も多いチームなので、そのへんのてこ入れを狙ってあちらからから声がかかった、と言う可能性もありますね。ブンデスリーガ、と言うと組織的な動きとフィジカルの強さ、そしてチャンスと見ればどんどんシュートを打ってくる積極性が売り物のリーグです。スリーバックシステムが基本でDFの攻め上がりを許す戦術など、ポポヴィッチが活躍できる可能性が高いリーグ、と言えるかも知れません。
<00.5.30> 中国地域リーグの第2節、第3節は5/21と28に行われ、久々の優勝を狙うフジタSCが3連勝の一方で、昨年優勝の三菱自動車水島、一昨年優勝のマツダSCが下位に低迷するという波乱の幕開けとなっています。
【第2節】
広島フジタSC 4|3-0|0 山口教員
(2勝  )    |1-0|  (1勝1敗)

マツダSC   1|0-0|1 日石三菱
(1勝1敗)    |1-1|  (1勝1敗)
        PK|5-4|

広島教員    1|1-0|0 SC鳥取
(1勝1敗)    |0-0|  (1勝1敗)

三菱自動車水島 1|0-1|1 日新製鋼呉
(1勝1敗)    |1-0|  (  2敗)
        PK|4-2|

【第3節】
広島フジタSC 3|3-1|1 マツダSC
(3勝  )    |0-0|  (1勝2敗)

三菱自動車水島 2|1-1|2 広島教員
(2勝1敗)    |1-1|  (1勝2敗)
        PK|4-1|

山口教員    2|1-0|0 日石三菱
(2勝1敗)    |1-0|  (1勝2敗)

SC鳥取    4|1-1|1 日新製鋼呉
(2勝1敗)    |3-1|  (  3敗)


【順位表】
順位 チーム      勝点 勝 PK勝 PK負 負 得点 失点 得失点差
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------
1→ 広島フジタSC    9   3  0    0   0  11    4   +7
2↑ SC鳥取       6   2   0    0   1    5    2      +3
3↑ 山口教員       6   2   0    0   1    5    6      -1
4↓ 日石三菱       4   1  0    1   1    4    4       0
5↑ 三菱自動車水島   4   0  2    0   1    5    6      -1
6↓ 広島教員       4   1   0    1   1    4    5      -1
7→ マツダSC      2   0   1    0   2   2    5      -3
8→ 日新製鋼呉      1   0  0    1   2    5    9      -4
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------

<00.5.29> 疲れ切ったサンフの選手に「守り切る」と言うのは不可能なことなのか。清水戦から中2日で行われた名古屋との対戦は、まるで清水戦と同じように後半攻められ続け、そして最後に得点を許して敗れました。
肉離れのコリカを欠くサンフは、服部を攻撃的MFに入れて次のような布陣。
        下田

   伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田      桑原      古賀

    森崎和    服部
    (→森保64分)
      藤本(→川島71分)
          久保

SUB:佐藤、森崎浩、栗原
サンフは前半の前半ぐらいまでは良く動き、こぼれ球を拾い、またボールを繋いで攻めを組み立てます。服部が良く動いてチャンスメークし、15分にはこぼれ球を桑原が決定的なシュート。その直後には藤本がフリーで抜け出してシュートの手前まで行きます。しかしその後の両チームには、水曜日にゲームをしたか、しなかったかの差が徐々に出てきてしまいます。中盤にウリダ、山口が戻った名古屋は中盤からの強いプレッシャーでボールを奪い、ストイコビッチに代わって司令塔に入った平野を起点に攻めを組み立てます。サンフは両サイドの古賀、沢田が最終ラインに入り、更に桑原や服部までがペナルティエリアに下がって必死のディフェンス。20分前後の平野、呂比須の立て続けの決定的なシュートは下田のスーパーセーブで逃れ、前半の終わり頃のウリダのシュートがファールの判定でノーゴールになったのにも助けられて、前半を0-0で凌ぎました。
そして後半早々、サンフは貴重な先制点を得ます。セットプレーからのボールを粘り強く拾った上村が得たペナルティエリア近くのFKを、蹴るのは服部。鋭いボールは一度楢崎がパンチングでクリアしましたが、そのこぼれたところにいたのが「何故かどこにこぼれるかが分かる」森崎和でした。ノートラップで右足を振り抜くと、ボールは美しいアーチを描いて名古屋ゴールの右隅へ。必死で飛びつく楢崎の手の先をかすめるように、ネットに飛び込みました。森崎和としてはプロ入り以来2点目のゴールは、サンフイレブンに「守り切ろう」と言う気持ちを強く持たせることになります。同点、逆転を狙って攻勢を強める名古屋に対して、その後は必死で守ります。名古屋のセットプレー時には全選手がペナルティエリアに下がって守り、まるで亀の子が頭を引っ込めたように守りに守ります。後半途中で得たチャンスらしいチャンスと言えば、久保がフリーで抜け出しかけながら放ったロングシュートが1本だけ、と言う状態。トムソン監督は森崎和に代えて森保、そして藤本に代えて川島を投入し、後半の半ばから専守防衛体制に入ります。激しい雨の中、前懸かりになって攻め続ける名古屋。これに対して最終ラインを厚くしてクロスを跳ね返し続けるサンフ。ボールを奪ってもすぐに取られてしまうものの、しかし後半40分ごろには沢田のカットから久保に渡り、更にそのボールが鋭いクロスとなって名古屋ゴールを襲うという決定的なチャンス!しかしボールは無情にも沢田のやや後に入ってしまい、後半唯一とも言っていいチャンスは潰えてしまいました。そしてその直後、ついに広島の堅固な守りが破れるときが来てしまいました。ウリダが右サイドから入れたボールが、競り合いの中でDFラインの裏にこぼれます。ここに左から鋭く反応したのが呂比須。飛びつくように右足を合わせると、ボールはついに広島のゴールネットを揺らしてしまいました。
40分間守り切る、と言うゲームプランが崩れてしまったサンフは、こうなっては攻めに出るしかありません。久々に人数を掛けた攻めを見せ、左サイドの突破から右サイドにフリーだった沢田(?)にボールを回そうとしたとき、中央を上がっていた桑原(?)の後ろ脚にボールがかかってしまいます。すかさずこれを拾い、カウンターを仕掛ける名古屋。左サイドでボールを持った滝沢のクロスはポポヴィッチがいったんはクリアします。しかし、流れを失ったときはこう言う事になってしまうものなのか。そのボールはDFラインの前で一人待っていたウリダの前にこぼれます。先ほど森崎和が放ったのと同様の軌跡を描いたボールは、飛びつく下田をあざ笑うようにネットに突き刺さってしまいました。痛恨の失点、と言えばその通りですが、しかし「広島フットボール」にもあったように必然と言えば必然。あれだけ攻められ続けては、広島に付いていたであろう女神もついに幸運を使い果たしてしまった、と言うところではなかったでしょうか。まるで清水戦のリプレーを見ていたような終了直前の悲劇は、もしかすると磐田戦で幸運に恵まれたお返しをされた、と言う事なのかも知れません。
清水、名古屋と言う本来高い能力を持つ相手に対して、運動量で対抗するしか無い広島が最後に敗れてしまったのは、ここ2週間でV川崎、磐田、鹿島と強豪相手に連戦をこなしてきて、更にそのうち2試合で延長を戦っている、と言う事実と決して無縁では無いと思います。4月の流れからすれば「全敗もありうる」と考えていたこの5月下旬のシリーズだっただけに、ここを3勝2敗で乗り切った事自体は評価できるし、少なくとも選手を責めることはできないとは思います。しかし、逆に言えばこの5試合は、体力的に厳しいことになる事は十分に予想できたこと。にも関わらず出場停止の場合を除いてほとんど固定したメンバーで戦ったことが、結果的に最後の連敗に繋がった、と言えるのではないでしょうか。この点で責任を問われるべきなのはトムソン監督しかいないとは思いますが、ただ今シーズン、序盤のいろいろな誤算が結果的にチーム作りが遅れ、それをリカバーするためには選手を固定することが必要だった、と言われれば納得するしかないかも知れません。今年「4位以内」を目指して始まった戦いは、まずはその目標に遠く及ばない結果に終わりました。ここからどう立て直し、そして更に上の結果を出すのか。トムソン監督としては、次のステージが正念場である、と言えそうに思います。
<00.5.28> 昨日行われた1st stage最終節、名古屋グランパスエイトとのアウェイでのゲームは、雨の中の苦しいゲームとなり終盤に逆転を許し、1-2で敗れました。(今日は時間が無いので戦評は明日書きます。)これで1st stageは7勝1分7敗。この成績は昨年の2nd stageと同じですが、しかし延長が多かったのが祟って順位は2つ下がって10位に終わりました。失点はリーグ最小の15(昨年2ndは25)と守備力はかなりアップしたものの、得点17は昨年の2ndの24よりも7減でJ1全体で下から3番目。6試合で久保がいなかったとは言え昨年2ndも5試合不在だったわけですから、これはかなり寂しい数字だったと言わざるを得ないでしょう。この状況をどのように打開するのか。トムソン監督の解決策を見守りたいと思います。
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