6/11〜6/17のサンフレッチェ日記



<00.6.17> 「サポティスタ」の情報によると、8/16(水)に行われる五輪代表の壮行試合が、ビッグアーチで行われることになるようです。これが実現すれば、代表関係のゲームが広島で行われるのは1995年5月21日のキリン杯スコットランド戦以来のこととなります。オフト監督の就任以降「世界」と対等に戦えるようになった日本代表でしたが、その流れを決定的なものにしたのが92年秋に広島で行われたアジアカップでの優勝でした。このアジアカップの5試合、続いて94年のキリン杯のオーストラリア戦とアジア大会の4試合と、日本代表は頻繁に広島でゲームを行いましたが、しかし95年以来全く来なくなってしまいます。これは、スコットランド戦の時にビッグアーチが満員にならなかったこと、それにその頃からサンフレッチェの試合に観客が集まらなくなったことと無関係ではないだろう、と思います。その後サンフレッチェはどん底を抜け出し、ようやく観客増への歩みを進めて来ています。そしてちょうどその時期に、5年ぶりに「代表」(それが五輪代表だとは言え)が広島にやってくるということは、ある意味象徴的なことだと言えるのではないでしょうか。8/16は平日とは言えお盆休みの最終盤です。広島に帰省される方は日程を伸ばして、広島からどこかに行く人は早めに帰って来て、ビッグアーチを満員の観客で埋められたら、と思います。
ところでその「サポティスタ」を見ると、W杯チケットについて「サッカーファンを優遇しろ」と言う主張と行動提起がなされています。簡単に言えば、「プラチナチケット」となることが必至の2002年W杯のチケットの販売が完全に「平等」な抽選になるのはおかしいのではないか、普段スタジアムに行ってサッカーを支えているファンを優遇してしかるべきではないか、と言う主張です。これについては私も賛成の意見を持っているのですが、また後日、詳しく書きたいと思います。
<00.6.17> 明日は吉田サッカー公園で「ファン感謝デー」が予定されていますが、今日、明日の広島地方の天気予報はあいにくの雨。特に今日遅くから明日の前半に向けて、大雨となる恐れがあるそうです。久々のファン感謝デー、それも「スーパーサッカー」の収録があるということで楽しみにしていた方も多かったと思いますが、あいにくの天気で雨天中止となる可能性が高いかもしれません。
<00.6.16> 遅くなりましたが、先週発売の「紫熊倶楽部」Vol.10を紹介します。表紙とトップ記事は森崎和幸選手。今季完全にレギュラーに定着し、新人王へまっしぐらの彼について5ページにわたって特集しています。続いてトムソン監督による1st stageの総括。期待されながらなぜ10位に終わったのか、いろいろな角度から語っています。藤本について、高橋について、そして「スーパーセブン」の面々について。「私は、ここまでチームの基礎を作ることはできた」と語り、そして「チームは確実に良くなって来ています。そのままの流れを続けていくしか無い」と今後への展望を示しています。
早川文司氏のコラムは、バクスター監督について。河野高峰氏のコラムは、鹿島戦の勝利について。巻末のカラーページのマッチレポート(清水戦と名古屋戦)、そして最終ページで上野選手を取り上げた「2000年の挑戦者」へと続きます。
なお、この号から「SUPPORTER'S AREA」に「応援広告」が登場しました。営利目的の場合は8,000円、非営利の場合は4,000円で掲載できます。サポーターグループの仲間などで出してみてはいかがでしょうか?(因みに私も「アウトオブスタンダーズ」の一員として協力しています。^_^;)
<00.6.15> 先週行われた「Jリーグネクスト10プロジェクト」の会議で2002年以降の日程が議論され、試合数を増やすことで合意に達した、とのことです。そこで、現行の試合数(リーグ30試合+ナビスコ杯が最大9試合)ではJ1クラブの経営が成り立たない、と言うことで、チーム数も含めて検討することになり、次の3つの案が提出されました。
A:18チーム2回戦制(全34試合)
B:16チーム3回戦制(全45試合)
C:12チーム4回戦制(全44試合)
来週22日の会議で方向性を出し、7月に正式決定するそうです。これまで今年も含めて8年間行ってきたJリーグは、ほぼ毎年のようにチーム数と対戦方式が変遷してここまで来ました。これにより総試合数は95年の52試合から現在の30試合まで変動しており、これによってクラブ経営に大きな影響を与えていることは間違いないところです。試合の増加は選手にとっては負担が増えることにつながりますが、しかしそれによってこれまで出場機会に恵まれなかった選手へのチャンスが増える事にもなるでしょう。更にファンにとっても、年間のゲーム数が増えればそれだけ楽しみが増えます。デメリットがあるとすれば代表との関係ですが、少なくとも五輪(予選)の為にリーグ戦を中断するのは今年までの事だそうですし、またFIFAの統一カレンダーの採用がなされればそれに合わせることによって代表のゲームも組みやすくなると思われます。
さて、それではA〜C案のうちどれを採用するのが良いか。Aが一番簡単な変更ですが、しかしそれに伴って4チームが自動降格にでもしないと下位チームのモティベーションが下がりそうですし、またJ2のクラブ数が減ってしまうと言うデメリットもあります。逆にC案はJ1から落ちるクラブが増えてそれらの経営が非常に苦しくなる。JFLからのJ2入りを狙っているクラブは今のところ横浜FCだけですから、J1、J2を合わせて28チームの分け方としては14+14か16+12がバランスが良い感じがしますので、そう言う意味ではB案が最善のように思います。
ただ、そうなるとホーム&アウェイの原則が崩れてしまう「3回戦制」がネックになります。ホームでもアウェイでもない中立地でのゲームをすれば、普段Jリーグの見れない地方のファンのためになる、と言う考え方もありますが、しかしそれにしても全部で120試合も「中立地」でゲームが組めるだろうか、と言う問題がある上に、地域密着のJリーグの理念に合いません。ではどうすればよいか。私は欧州の一部の国で行われている1次リーグ+2次リーグの方式が良いのではないか、と思います。
確かスイスやクロアチアのリーグがそうだったと思うのですが、まず16チームでホーム&アウェイで1次リーグを行います。そしてその成績によって上下の2つの2次リーグに分け、それぞれ8チームで2次リーグを行う、と言う方式です。これならホーム&アウェイの原則を崩さずに1チームあたり44試合。スイスリーグでは1次リーグの勝ち点を半分にし、2次リーグの勝ち点と加えて優勝を争うことになっていますが、同様に「上位リーグ」では優勝を争い、「下位リーグ」では降格を争う、と言う形にすれば各チームのモティベーションも高まるし、更に上位入りを目指しての争いでリーグ中盤の中だるみも抑えることができるでしょう。更に現行のような変則的な方式の唯一の利点と言われるチャンピオンシップを、8クラブの争いという形にグレードアップして楽しむこともできるでしょう。この方式にも欠点がないとは言えませんし、こうした場合のナビスコ杯の扱いをどうするかという問題もあるでしょう。また上位と下位を8ずつに分けるのではなく、10+6にして下位リーグにJ2の上位を加えて「残留決定戦」を行っても面白いかも知れません。いろいろと技術的な問題はありそうですが、しかし考慮する価値は十分にあるのでは無いでしょうか。
<00.6.14> 昨日、県高校総体の決勝戦が広島スタジアムで行われ、沼田が3-1で広島工を下し、8年ぶり2度目の優勝を飾りました。今朝の中国新聞によると、前半は緊張からミスを連発。28分にDFのミスから先制点を与えましたが、しかしこれで緊張が解けたのか4分後にCKから同点に。その後は終始沼田ペースだったとのことです。ここまで広島県では常に上位に進出しながらなかなか「全国切符」を取ることができなかった沼田の野原主将は「まずは1回戦です」と神妙な面持ちで語っていたそうです。
<00.6.14> 昨日発表されたボリビア戦に向けての日本代表に、宮本恒晴(G大阪)、本山雅志(鹿島)、西紀寛、高原直泰(磐田)の五輪代表候補4人と、望月重良(名古屋)が追加されました。これでこの代表にはDFに宮本、松田、中沢、中田浩、MFに中村、西、本山、稲本、FWに柳沢と高原と各ポジションにU-23のメンバーが含まれることになり、ここにモロッコ遠征組の中田英、明神、曽ヶ端を加えた13人をシドニーに向けての中心メンバーと見ることができるでしょう。ボリビア戦では、ここにどのようにオーバーエイジの選手を組み合わせるか、をテストすることになるのではないかと思われます。
なお、昨日の五輪候補合宿に参加した藤本選手は選出されませんでしたが、しかしこれでシドニーに行けなくなったわけではありません。アトランタの時には一度メンバー落ちしながら直前に召集された上村選手の例もあるわけですし、諦めずにまずはJリーグで結果を出してほしい、と思います。
<00.6.13> 県高校総体の準決勝までが週末に行われ、昨年全国制覇した皆実が敗れる波乱がありました。
【準々決勝】
神辺旭 1-0 皆実
広島工 4-2 葦陽
山陽  2-1 安芸南
沼田  1-2 観音

【準決勝】
広島工 1-0 神辺旭
沼田  1-1 山陽(PK3-2)
また女子は皆実が決勝で山陽女を3-1で下し、2年連続2度目の優勝を飾りました。
<00.6.13> 中国地域リーグ第5節の結果です。
広島フジタSC 3|2-1|2 日石三菱
(5勝  )    |1-1|  (1勝4敗)

SC鳥取    3|1-0|0 三菱自動車水島
(4勝1敗)    |2-0|  (3勝2敗)

山口教員    2|1-1|1 マツダSC
(3勝2敗)    |1-0|  (2勝3敗)

広島教員    6|0-0|0 日新製鋼呉
(2勝3敗)    |6-0|  (  5敗)


【順位表】
順位 チーム      勝点 勝 PK勝 PK負 負 得点 失点 得失点差
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------
1→ 広島フジタSC   14   4  1    0   0  16    8   +9
2→ SC鳥取      12   4   0    0   1    9    2      +7
3↑ 山口教員       9   3   0    0   2    7    8      -1
4↑ 広島教員       8   2   0    2   1   12    7      +5
5↓ 三菱自動車水島   7   1  2    0   2   11   10      +1
6↓ マツダSC      5   1   1    0   3   7    9      -2
7→ 日石三菱       4   1  0    1   3    7   13      -5
8→ 日新製鋼呉      1   0  0    1   4    7   19     -12
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------

<00.6.12> 昨日のキリン杯第1戦のスロバキア戦は、開始早々にCKからのこぼれ球を押し込まれて先制されたものの直後に中村のFKで追いつき、そのまま引き分けました。
ゲーム全体を通しての印象ですが、スロバキアが「フランス戦のビデオを見て日本を恐れた」と監督が言うようにワントップを残して全員が引いて守る堅い守備を、なかなか突き崩せなかったと言うゲームでした。特に前半はボールを支配しながらも足元へのパスが多く攻めのアイディアに乏しく、やや退屈な展開でした。しかし後半はスロバキアが勝ち越しを狙って攻め上がって来たこともあって、何度か決定的なチャンスも作りました。特に「司令塔」に入った中村、両サイドに入った奥と三浦淳が常にチャレンジする姿勢を見せ、また高さのあるスロバキアの攻撃もDFラインが落ち着いて処理して内容的にはスロバキアを圧倒していた、と言っても良いでしょう。トルシエ監督は後半、中村を下げて中西をFWの位置に入れる等テスト的な起用をしてきたため勝ちきることはできませんでしたが、中田英、名波を欠いていたこと、この1週間に3試合目(それも長距離の移動を含む)と言う強行日程だったことを考えるとまずまずの結果だった、と言っていいのではないでしょうか。
ところで久保ですが、後半40分からの投入でロスタイムを入れても8分ほどの出場にとどまりました。これはトルシエ監督が「勝つための交代」ではなく「テスト的な交代」に終始したことと関係があって、おそらくこのゲームも久保にとっては「慣らし運転」だという位置づけだったのでしょう。そう言う意味では、シュートを打つことができなかったことは特にがっかりすることは無いように思います。そしてその短い時間の中でもポストプレーやロングパスでのDFラインの裏への抜け出し、そしてゴール前に入り込んでのヘディングと積極性を見せ、長くプレーすれば何かやってくれそうだ、と言う期待を持たせる事はできたました。特に、西澤、森島のC大阪コンビが不発だったのに比べると、久保+柳沢の方が可能性を感じさせるプレーが多かったことは収穫だったと言えるのでは無いでしょうか。次のボリビア戦がこの6月シリーズの最終戦となりますが、ここではぜひもう少し長い時間プレーして、そして「アウト・オブ・スタンダード」なプレーを見せて欲しい、と思います。
<00.6.11> あと11ゴールでJリーグ通算400ゴール達成(これは初年度からJ1にいる8クラブ中最も遅いらしい)、と言うことで、サンフレッチェは記念の企画を行います。「400ゴール目をゲットするのはいつ?だれ?」と言うタイトルで、400ゴール目がどの試合でどの選手が得点するかを予想する、と言うもの。全て正解された方から抽選で、400ゴールをゲットした選手のサイン入りレプリカユニホーム(背番号付き)が1名様に、またその選手のサインボールが3名様にプレゼントされます。募集は6/18〜6/24(必着)。ファン感謝デー会場、ホームゲーム会場、V-POINT、オフィシャルホームページ、及びはがき(宛先:〒733-0036 広島市西区観音新町4丁目10-2 広島西飛行場ターミナルビル1F」でご応募下さい。
<00.6.11> 久々に「元サンフレッチェ」情報。土曜日に行われたJ2の札幌と大分の対戦には、札幌のDF森、FW高木、大分のGK前川、MF山根、FW大木と5人の元広島在籍の選手が出場しました。プレーの詳細は良く分からないのですが、大木は前半26分に怪我のため交代。高木は1点リードの終了間際に時間稼ぎ用?として投入されたものの同点に追いつかれて延長に入ったそうです。しかしその延長前半の9分。高木がロングボールに反応してゴール前へ突進したものの、セーブに入った前川と激突。転々としたボールを播戸が押し込んで、札幌がVゴール勝ちしました。高木のファールとも、前川のファンブルとも言えるようなシーンだったそうで、あまり後味の良くない終わり方だったようです。
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