6/25〜7/1のサンフレッチェ日記



<00.7.1> 今朝の中国新聞によると、久保が発熱のため出場の可能性が五分五分だ、とのことです。神戸戦、横浜戦と決定的なチャンスにゴールを決められず調子が悪いのか、と思っていましたが、さすがにモロッコまで行って来たりした疲れが出ているのかも知れません。中国新聞の予想によると、久保欠場の場合は栗原のワントップ気味の布陣となりそうだ、との事ですが、横浜戦で良いパフォーマンスを見せたという上野を使ってみるのも良いかも知れません。
今日のテレビ中継は千葉テレビ。スカパーは7/3(月)の20時にch121で録画放送です。
<00.6.30> 明日は2nd stage第2節、市原との対戦です。水曜日に横浜で戦った後、選手達は関東に滞在して検見川などで練習をしていたそうで、言わば「合宿」のような状態だったことになります。やや疲れが溜まっているかも知れませんが、市原に勝ってすっきりして帰って来てほしい、と思います。
横浜戦では伊藤、沢田らに代わって若手が先発で、トムソン監督は「規格外の働きをすれば」リーグでも起用すると語っていましたが、報道を見る限りでは良かったとしてもそこそこの働きにとどまった模様。となると、神戸戦と同様の布陣となることはほぼ間違いないと思われます。
       下田

   伊藤  桑原  上村

沢田     森保     古賀

    藤本    服部

     久保  栗原

SUB:佐藤、川島、森崎和、山口、ミゲル
横浜戦の情報を総合すると、駒野のプレーの質の高さは間違いないものだったらしい。あとは相手選手との駆け引きなどで、今後経験を積めば十分に使えるところを示したとのことです。従って即先発、とは行かないでしょうが、サブぐらいには入ってくるかも知れません。逆に問題が大きかったのがミゲル。前半から良く動いてボールを奪ったりしていたもののゴール前でのプレーの精度、判断などで問題が多く、決定的チャンスを何度も外したのが敗戦につながったとの事。また後半はほとんどの時間消えていたそうです。久々に訪れたチャンスに気負いがあったのかも知れませんが、久保に代わって出場した上野が良かったという話もあるのでサブに入るのはそちらの方かも知れません。
相手の市原は、好調なスタートを切った1st stageは既に遠い昔の事となり「元に戻ってしまった」と言うもっぱらの噂です。実際、前節も京都と淡白な戦いをして勝利を献上する状態で、広島にとってはアウェイとは言え負けてはいけない相手、と言えるのではないでしょうか?1st stageではロスタイムに追いつかれて引き分けに終わっただけに、その「お返し」と行きたいところです。
<00.6.29> 昨日のナビスコ杯2回戦、横浜Fマリノスとの対戦は1-4で敗れました。
怪我の川口以外は土曜日の先発と全く同じのレギュラーメンバーを揃えた横浜に対し、広島はU-19代表の3人を先発に揃え、更に大久保、ミゲルを久々に起用して次のような布陣だったものと思われます。
       下田

   川島  桑原  上村

駒野    森崎和     服部

   大久保    森崎浩(→藤本61分)
   (→森保65分)
     久保  ミゲル
     (→上野63分)

SUB:佐藤、伊藤
ゲーム内容は良く分からないのですが、前半はほぼイーブンの出来だったようです。33分に右サイドからのクロスが流れたところを拾われ、小村に押し込まれて先制を許しましたが、これは大久保がサイドに蹴り出すのを躊躇したかららしい。逆に広島も、ミゲルが左サイドでボールをさらって中央の久保がシュート、とか、久保が柔らかいタッチで出したボールを受けたミゲルがGKと1対1とか、更には川島がドリブルで突進するなど何度か良いチャンスを作ったそうです。しかし、肝心なところでシュートを決められず、逆に後半になって疲れが出てきたところを突かれた格好となりました。2点目、3点目を失ったのが62分と65分。ちょうど立て続けに選手交代をした時間帯で、そのへんの混乱が祟ったのかも知れません。結局、点を奪うことができたのは76分の藤本のミドルシュートだけ。サンフの若手選手にとっては苦い結果だった、と言えるのではないでしょうか。この日のサンフの先発の平均年齢は22.6歳。(日本人選手に限る。)横浜の平均が25.2歳だったことを考えれば、この結果が3年後には逆転していても全く不思議ではない、と思います。1-4と言うスコアでの敗戦は今季最悪のものではありますが、しかし今後のことを考えると大きな収穫があった、と言えるのではないでしょうか。
そして、おそらくこの結果はトムソン監督も予想の範囲内だったのではないか、と思います。最初、若手を起用するかどうかについて「テストをするなら第2戦」と言ったのにも関わらずここで思い切って使ってきたのは、「ホームで無様なゲームは見せられない」と言う気持ちがあったのかも。これまでめったに「捨てゲーム」を作ることはしなかったトムソン監督ですが、この時期でのこの決断は、きっと明日を見据えてのものだったに違いありません。今朝の中国新聞によるとJ初出場の森崎浩は「いいパスも出せず、自分らしいプレーはできなかった」と反省を口にしながらも「楽しかった」と明るい表情だったとのこと。その高いキープ力にはトムソン監督も合格点を与えていたそうで、駒野の精度の高いクロスボールとともにその力がトップでも通用することを示せたのではないでしょうか?昨年、与えられたチャンスをモノにして飛躍的に成長した森崎和と同じように、この経験を糧にして欲しい、と思います。
むしろ、この日の誤算は決定機に決められなかった久保やミゲル、交代で引き締めることのできなかったベテラン陣の方にあるのかも。いくらルーキーが良い働きをしたとは言え、周りをサポートする選手が今まで以上に頑張らなければ良い結果には結びつかないことでしょう。土曜日の市原戦、そして来週のホームでの横浜戦で、この鬱憤を晴らしてほしいと思います。
<00.6.28> 広島フットボールと中国新聞によると、今日の横浜戦では森崎兄弟と駒野の「U-19代表組」がいよいよ先発で揃い踏み、と言うことになりそうです。トムソン監督は「良い結果を出せばリーグ戦での起用もありうる」と語っていたそうで、1st stageのチャンピオン相手にどれだけのプレーを見せることができるのか、本当に楽しみです。今日の会場は三ツ沢。キックオフは19時です。
<00.6.27> 明日は横浜でナビスコ杯2回戦が行われます。サンフレッチェのメンバーは試合後そのまま関東に滞在し、土曜日の市原戦に備えるそうです。従ってそんなに沢山の選手を連れて行くわけには行かないでしょうが、しかしリーグが序盤戦で大事な時期であることを考えると、なるべくベテランは休ませるような布陣にするのではないでしょうか?と言うことで、私のメンバー予想は
       下田

   川島  桑原  上村

駒野    森崎和     服部

    藤本    山口

     久保  栗原

SUB:佐藤、伊藤、沢田、森崎浩、ミゲル
というところ。相手の横浜は、確か松田がこの試合まで出場停止のはず。また、川口も東京戦の脳震盪の影響で欠場するそうです。1st stageの優勝でモティベーションも落ちている感じですし、ここでふたたび叩いて波に乗りたいところです。
<00.6.27> 今朝の中国新聞によると、欧州移籍を狙って動いていたポポヴィッチでしたが、このたび次の契約をかわした、とのことです。リベロの代役として桑原がいるものの、守備の安定感や攻撃参加したときの迫力では明らかにポパの方が上ですからまずは一安心というところでしょう。ただし、「広島フットボール」によると契約期間は半年間だとのこと。その間に欧州移籍をまとめよう、と言う心積もりだろうと思われます。
<00.6.26> 先週発売の「紫熊倶楽部」Vol.11は、久保のどアップ(それも半分だけ)の迫力ある写真が表紙で、トップ記事は今西総監督の1st stageを総括するインタビュー。続いて1st stageのデータを大々的に特集しています。今岡さんのコラム「二葉寮生応援団」は、松下選手。更に沢田選手のコラムが掲載されています。後ろのカラーページは「ファーストステージサンフレッチェベスト10」として、1st stageで印象に残った場面や話題を順位を付けて10取り上げています。最終ページのコラムは山形戦手について。購入したい方は広島フットボールホームページよりお申し込み下さい。
<00.6.26> 中国地域リーグ第6節の結果です。
SC鳥取    2|1-0|0 広島フジタSC
(5勝1敗)    |1-0|  (5勝1敗)

山口教員    2|1-1|1 広島教員
(4勝2敗)    |1-0|  (2勝4敗)

三菱自動車水島 11|5-1|2 マツダSC
(4勝2敗)    |6-1|  (2勝4敗)

日新製鋼呉   4|1-0|0 日石三菱
(1勝5敗)    |3-0|  (1勝5敗)


【順位表】
順位 チーム      勝点 勝 PK勝 PK負 負 得点 失点 得失点差
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------
1↑ SC鳥取      15   5   0    0   1   11    2      +9
2↓ 広島フジタSC   14   4  1    0   1  16   10   +6
3→ 山口教員      12   4   0    0   2    9    9       0
4↑ 三菱自動車水島   10   2  2    0   2   22   12     +10
5↓ 広島教員       8   2   0    2   1   13    9      +4
6→ マツダSC      5   1   1    0   4   9   20     -11
7↑ 日新製鋼呉      4   1  0    1   4   11   19      -8
8↓ 日石三菱       4   1  0    1   4    7   17     -10
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------

<00.6.25> 昨日からの2nd stage、開幕戦をホームで神戸と戦ったサンフレッチェは堅実な戦いぶりを見せ、1-0で幸先の良いスタートを切りました。
ポポヴィッチ、コリカを豪州代表のゲームで欠いて、日本人選手だけで次のような先発メンバーでした。
       下田

   伊藤  桑原  上村
   (→川島82分)
沢田     森保     古賀

    藤本    服部

     久保  栗原(→森崎和74分)

SUB:佐藤、山口、ミゲル
立ち上がりはパスがつながらず、こぼれ球をことごとく拾われ神戸のペース。前半4分、クリアミスから決定的なピンチを迎えますが、下田の好セーブで凌ぐと、藤本にボールが渡るようになって攻撃のリズムが出ます。10分ごろには藤本から久保に繋いでシュートとか、藤本のドリブルからのシュートなど決定的な場面を作ります。この日のサンフレッチェはコリカ、森崎和がいないためか、華麗なパス交換で組み立てる、と言う場面は少なかったのですが、しかしその分前への積極性があり、藤本、沢田、古賀、服部、栗原など攻撃に絡む選手はボールを持ったらまず勝負、と言う姿勢が途切れません。逆に河錫舟を中心とした神戸の鋭いカウンターも、森保を中心とした中盤での速い潰しと最終ラインの粘り強い守備、そして下田の好セーブで抑えます。そんな中、先制点が生まれたのは前半42分でした。神戸が放り込んできたロングボールを、古賀が胸でトラップして服部にスルーパスを送ります。服部が前に空いたスペースに向けてドリブルで進み始めると、藤本、栗原、久保が揃って神戸ゴールの方向にフリーランニングを開始します。慌てて陣形を整える神戸守備陣の配置を確認すると、服部は藤本へ。ボールを持った藤本は鋭いフェイントでDFをかわすと強烈なシュート!神戸GKの武田がいったん弾きますが、ここに詰めていたのが栗原でした。この日の栗原は試合前、チームメイトから一人離れてボールを壁に向かって蹴りながら集中力を高めていたそうで、その成果が出たような、ある意味最もFWらしいゴールだったと思います。
1点リードで後半を迎えて、全体としては広島ペース。時間が進むに連れて神戸がラインを上げ、前懸かりになって攻め込みますが、サンフは下がりすぎずにこれをしっかりと受け止めると、素早い攻撃で何度も決定的チャンスを作ります。伊藤のカウンターからのシュート、久保の2度、3度と切り返してのシュートはGKにセーブされ、藤本のオーバーヘッドシュートと栗原がクリアミスを拾って打ったシュートは枠を外れるなどなかなか追加点を奪えませんでしたが、しかしスタジアムを湧かせることはできたのではないでしょうか?逆に神戸は後半のチャンスらしいチャンスと言えば、河がペナルティエリアに侵入したのを伊藤が倒して「危うくPK?」と言うような場面のみ。日本人選手だけのDFラインは最後まで崩れることなく神戸の攻撃を完封し、点差以上の内容差で完勝しました。
全体的に、パスで崩すよりもゴールに直線的に向かった攻撃を繰り返したという感じで、今年目標とした「中盤を支配するサッカー」にはなっていなかったかも知れません。しかし、こう言う攻めも守りも全員で行い、90分通してハードワークする、と言うサッカーはサンフレッチェの原点とも言えるべきものではないでしょうか。2nd stageで上位に進出するためには、この攻めの姿勢を忘れないこと、そしてその上で相手の戦術に柔軟に対応して行くことだと思います。2nd stage開幕戦も横浜、磐田、清水、名古屋が敗れるなど、またもや混戦となりそうな気配です。一戦一戦を大事に戦って、一つでも上の順位でフィニッシュして欲しい、と思います。
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