7/2〜7/8のサンフレッチェ日記



<00.7.8> 広島フットボールと今朝の中国新聞によると、藤本選手は足首の捻挫で今日は欠場するようです。ただ症状はそれほど重くはなく、ペドロ理学療法士によると「次節には大丈夫」だとのこと。そのぶん、今日はサイン会を行うそうです。今日は「ゆかたまつり」としてゆかた姿で訪れた人は当日券が半額になります。今日の天気予報は晴れ時々曇で、(台風が来襲する関東地方の方には申し訳ないのですが)絶好のサッカー日和となりそう。テレビ中継はスカパーが明日21:30からch121であるだけですので、お近くの方は是非スタジアムへ。
<00.7.7> 明日はセレッソ大阪を広島スタジアムに迎えます。1st stageを連勝でスタートするなど好調を維持しているように見えるセレッソですが、しかしナビスコ杯のヴェルディ戦ではミスの連発で久々の零封負け。さすがにこの暑い時期での週2試合の日程に、疲れが出ているということなのかも知れません。
それに対してサンフレッチェは、ベテラン勢は十分に休ませ体調はまずまず、ではないでしょうか?ただ、心配なのが一昨日のゲームで足首をひねった藤本。せっかく調子が上がって来たところなので、本人は出たくて出たくてしょうがないところでしょうが...
         下田

    伊藤 ポポヴィッチ 上村

沢田     森保  桑原     服部

         コリカ
     
      栗原    久保

SUB:佐藤、川島、森崎和、森崎浩、高橋
本来はホームですから、前を厚くして攻撃的に行きたいところ。しかし、セレッソの左サイドの西谷、右サイドの久藤はどちらもスピード、テクニックともに優れており、ここに盧、尹、田坂が絡んで構築する中盤はなかなか厄介な相手です。ここと西澤、森島のツートップとのホットラインを寸断するためには、最終ラインの前に分厚い壁を築いてペナルティエリアの中で勝負させないようにすることが必要でしょう。中盤で奪ったボールをトップの2人にどれだけ良い形で供給できるか、チャンスに両サイドがどれだけ絡んで行けるか、が得点を取るカギになりそうな気がします。
思い返してみると、1st stageのセレッソ戦も横浜戦の勝利の3日後のゲームでした。ここで勝って上位進出を、と意気込んで長居に乗り込みながら、シュート5本の無得点に抑え込まれ、逆にセットプレーから失った1点で逃げ切られました。副島監督をして「1-0で勝つことがテーマだった」「大差で勝つより嬉しい。監督冥利に尽きる」と言わしめた悔しい敗戦は、その後上位に進出していくセレッソと、中位以下から浮上できなかったサンフレッチェを暗示していた、と言えるかも知れません。サンフはここまで2nd stageは1勝1分の勝ち点4ながら、5位に付けています。ここで勝ち点3を得ることができれば、目標とするトップ4も見えてくると言うもの。(と言うか、第3節終了時点では確実に4位以上にはなるのですが。)ぜひとも良いゲームで、そして必ず勝つ、と言うつもりで戦って欲しいものです。
<00.7.6> 昨日のナビスコ杯2回戦は、入場者が全試合中2番目に多い4,479人。人気の横浜相手であるということ、そして若手選手を見たいと言うことでスタジアムに足を運んだ人も多かったのでは?ゲームはコリカのゴールで1-0で勝ちましたが、トータル2-4で準々決勝進出を逃し、どちらかと言うと不満の残る結果だったように思います。
川口、松田、柳を入れて、先週以上にベストメンバーだった横浜に対し、若手と外国人の試運転が目的の広島は次のような布陣。
         下田

    川島 ポポヴィッチ 伊藤
駒野                古賀
         森崎和
     コリカ    森崎浩
     
     
      久保    上野
前半は3-5-2と言うよりは5-3-0-2。さほどやる気があるとも思えない横浜にボールを支配されて右往左往。ツートップと中盤の間が空きすぎて、とてもチャンスを作れる雰囲気がしません。古賀が一人で頑張っている感じで、左サイドから何度かチャンスを作ったもののほとんど得点の予感のしないままに前半を推移しました。
しかし、後半になると俄然白熱します。アルディレスにカツを入れられたのか横浜が前半よりも前懸かりになって攻めてきたのですが、その隙を突いたのが後半の4分でした。きっかけはDFラインから左サイドに出たロングボールだったと思うのですが、これを久保がためて横を走り抜けた森崎浩へ。森崎浩はゴールライン際まで侵入してDFとGKを十分引きつけると、中央に詰めたコリカに左足で優しいループパス。コリカはこれを難なく押し込んで、待望の先制点をゲットしました。
しかし、これで勢いづいたのは逆に横浜でした。それまでにも増してエンジン全開で広島ゴールに攻め込みますが、しかしそこは下田のスーパーセーブ連発とポパの素晴らしいディフェンスで防ぎます。サンフも上野のポストプレーや森崎兄弟のコンビネーションなどで打開を図るのですが、しかし徐々に足が止まってきてしまいます。そこで63分、最初にコリカに代えて藤本を、次いで古賀に代えて服部を投入します。(時間は同じでしたが、実は藤本がずっと前から準備していてなかなかプレーが止まらず、待っているうちに服部にも交代の指令が下った、と言う次第。)前半からピッチサイドでやる気満々の様子を見せていた藤本は、ようやくチャンスをもらってモノの違うところを見せます。さあ、あと2点取って追いつこう!とボルテージが上がる中、しかしトムソン監督の3分後の次の選択は、久保に代えて桑原の投入でした。久保は確かにキレが悪かったので、ここで元気な選手に代えるのは理解できるのですが、そこで何で高橋ではなくて桑原なのか。まるで点を取りに行くのを止めたかのような采配は、スタジアムの熱気をすっかり冷ましてしまいました。因みにこの時の布陣は、
         下田

    川島 ポポヴィッチ 伊藤
駒野                服部
         桑原
         
     森崎和    森崎浩     
     
       藤本
          上野
と言う感じ。まあ、実際のところ森崎兄弟は横浜の中盤に翻弄されて疲れが溜まっていたことは確かでしょうから、守備の負担を軽くしてそのセンスを攻撃に回してやろう、と言う意図だったのかも知れません。少なくとも普通のリーグ戦で、1点リードで終盤を迎えた、と言う場面ならこれは当然の策でしょう。しかし、このゲームはカップ戦の第2戦。実質的には2点リードを奪われていて、これを追いつけなければ負けなのです。実際こう言う布陣になってから、桑原のところでボールが停滞することが多くなり、結局1点も奪えずにそのまま終了。このゲームに限って言えば確かに勝ちですが、しかしどうも納得できない展開ではありました。
とは言え、最初に書いたように客観的にメンバーを見れば、誰もが横浜の圧勝を予想してもおかしくないもの。実際、ほとんど同じメンバーで1週間前に戦って1-4で敗れているにも関わらず、この日は曲がりなりにも相手よりたくさん点を取ることができました。従ってそう言う意味では、得るところは大きかった、と思いたいところです。
ところで、私が初めて見た選手の印象を。まずは森崎浩ですが、せっかく攻撃的MFを任されたのだからもっと自己主張して欲しい、と思いました。アシストを決めたシーンこそ素晴らしかったのですが、他の時間帯は所在なげに中盤に突っ立っていることが多かったような気がします。まあ、先週カズに「もっと守備を頑張れ」と言われたらしいので、そこらへんのバランスの取り方がまだ上手く行っていないのかも知れません。今後経験を積むことで解消していくでしょう。
次に駒野ですが、はっきり言って三浦淳にやられまくっていました。前半の途中からは、ボールを持ったときに多少はチャレンジする姿勢を見せていましたが、これもほとんど成功せず。期待の大きさの割にはイマイチだった、と言う感想の人も多かったのではないかと思います。でも、私はそれほど悲観はしていません。何と言っても三浦淳は日本代表の左サイドです。あのドリブルと切り返しには、テュラムでさえやられているわけです。駒野にとっては、これまでにない相手とのマッチアップ(練習では服部や古賀が相手ですから^_^;)で頭と身体が付いて行っていない、と言うのが実際のところでは?その一方で、トップスピードでボールを受けたときのボールコントロールの確かさとクロスの質の高さ(終盤にGKも味方も反応できないような、鋭いクロスを2度ほど入れてましたから)と言う実力の片鱗は見せました。三浦淳だって引いて守るからこそ自在に突進してくるわけで、こっちが押し込めば守備で消耗させることだってできるはずですから、そのへんの駆け引きを覚え、終盤にがっくりと落ちた体力を付け、もっと自分の良さをアピールできるようになれば十分戦力になるのではないでしょうか?
そして上野。私の印象は、「ポストプレーは久保より上手い」でした。(^_^;) さすがに長いことポストプレーヤーをやって来ただけのことはある、と感心(^_^;;;)しました。ただ、シュートに関する判断力、ペナルティエリアでフリーになる能力、と言う点ではいささか物足りないかも。後半に一度フリーで抜け出しかけたことがあったのですが、そこで相手のわずかな隙を突いてシュートを打つことができていれば、彼にもゴールのチャンスがあったのに、と思います。
ところで最後に、心配なことが一つ。藤本が終了間際の左からのクロスに飛び込んで痛んでしまい、交代要員がいないのにピッチから去ってしまいました。多少痛くても立ち上がるあの「突貫小僧」が下がってしまったのですからよっぽど痛かったのでは無いでしょうか。「広島フットボール」によれば、24時間経ってみないと分からないとのこと。セレッソ戦に出れるかどうか心配です。
<00.7.5> 今朝の中国新聞、及び広島フットボールの報道によると、豪州代表から戻ったコリカ、ポポヴィッチの二人が今日のゲームに出場する模様です。オセアニアネーションズカップのゲームに数試合ずつ出場しているため「ゲーム勘」と言う点では問題は無いものの、Jリーグとのスピードの違いに慣れる必要が有る(トムソン監督)と言う判断だそうです。また若手も森崎兄弟、駒野のU-19代表トリオが再び出場するようで、若い力と豪州代表のパワーで3点差をはねかえして欲しいものです。
今日の会場は広島スタジアムで、キックオフは午後7時。「納涼ビール祭り」と称して生ビール350mlを200円で提供するそうですので、暑気払いに行ってみてはいかがでしょう?
<00.7.5> 昨日の報道によりますと、名古屋は2nd stageの開幕連敗に責任を感じて辞意を表明したジョアン・カルロス監督を慰留するのと引き換えに、望月、平野、大岩の日本代表の3選手に戦力外通告を行った、とのことです。彼ら3選手は名古屋残留の意思は示しているものの監督側に使う意志はなく、今後他クラブのオファーを待って移籍となる模様です。
この3選手は名古屋の主力ではありますが、しかし昨年の田中元監督時代から悶着を起こしている、言わばトラブルメーカー的存在です。内情を知らないためその是非について私の立場からとやかくは言えないのですが、名古屋のフロントとしては一度彼らの意向を聞いて監督解任という挙に出ているだけに、さすがにここで再び引き下がるわけにはいかない、と言う事なのでしょう。思い返してみれば広島も、かつて「派閥」めいたものを作ってチームの和を乱したという事(あくまでウワサですが)で主力選手を放出したことがありました。その後、いろいろと辛酸を舐めながらも今の一致団結できる「チーム」を作り上げることができたことを考えると、この名古屋の選択は長い目で見れば正しい事なのかも知れません。少なくともこれまで「優勝」と言う旗印のために他チームからの移籍で戦力アップを図ってきたこと、その一方であまり若手選手が育ってきていなかったことを考えると、ここに来てようやく正しい道を歩み始めた、と言えるかも。今後の名古屋は、おそらく2部落ちと背中合わせの戦いを続けることになるでしょうし、もしかしたら本当に落ちてしまうかも知れません。しかし、これまでサテライトに前途有望な選手達が腐っていたことを考えれば、それもまた良い事と言える可能性もある。名古屋が強いチームとして生まれ変わるのは、案外そう遠くない将来のことかも?と言う気もします。
ところで、望月、平野、大岩の放出となると、当然予想されるのは激化するであろう獲得合戦です。なんせいずれも日本を代表する選手達。彼らが入ったらどうなるだろう、とソロバンを弾いているチーム関係者やサポーターも多いかも。実際、選手をかき集めることでは名古屋に負けない(?)京都が興味を示している、と言う情報も有ります。サンフにしても、例えば左サイドに平野が入ればそこからチャンスが作れる可能性は今以上に高くなるでしょうし、またボランチに望月が入れば中盤のキープ力が上がってより質の高いサッカーが作れるかも知れません。しかし、実際にサンフが獲得に動くかというと可能性は非常に低いように思います。
その一つは、経済的な理由です。先日行われたサンフレッチェの株主総会では単年度赤字が報告されたそうですが、しかしそれは外国人獲得に資金を使ったことが理由だとのこと。ミゲル、コリカにかなりの額をつぎ込んでのことで、逆に言うとそれで既にかなり無理をしていると言う見方もできます。実際、この6月のブレイク期間中の新しい選手の獲得は無し。トムソン監督がもう一人、外国人ストライカーを欲していると言う事情も考えると、ここで中盤より後の選手を取りに行くとは思えません。そしてもう一つはチームのバランス、と言う問題です。現在、サンフレッチェでフル代表に選ばれている選手は久保一人。これは、チーム全体が久保に頼っていると言う構図とも一致します。しかし、もしここに一人でもこの「名古屋組」が合流したら、当然久保と並んでもう一つの柱とならざるを得ないでしょう。これは、チームに久保以外の柱ができるという積極的な意味がある一方で、チームに分裂の火種を作ることにもなるのではないでしょうか?今、サンフが曲がりなりにも上手く行っているのは、久保がいて、下田がいて、藤本がいて、森保と上村が全体をまとめるというバランスが成り立っているからだと思います。ここに一人、強力な日本人選手が入ることが吉と出るか凶と出るか、はなかなか難しい問題で、私としてはかえってバランスを崩しそうな気がします。それでなくても、トラブルでチームを追い出された選手です。この強烈な個性がおとなしい広島の選手達の中に入ることは、良薬にもなり得るかわりに爆弾ともなるでしょう。そのへんを考えると、広島首脳陣としてはとてもリスクを犯すわけには行かないだろう、と思います。

<00.7.4> 明日は広島スタジアムで、ナビスコ杯2回戦の第2戦が行われます。今週はアウェイの連戦となる横浜が、疲れ対策のためメンバーを落としてくることが予想されますが、それでも90分で3点差以上付けないと勝ちが無い、と言うのは苦しいところ。こちらもリーグ戦のことを考えるとあまり無理はしたくないだけに、再び若手に経験を積ませる布陣を引いてくることが考えられます。メンバーを予想するのは非常に難しいのですが、例えばこんな感じでどうでしょう?
       下田

   川島  桑原  宮澤

駒野     松下    森崎浩

    藤本    大久保

     上野  ミゲル

SUB:佐藤、上村、森保、服部、久保
神戸戦からの3試合に連続して出場している上村、服部、久保はそろそろ休ませどころ。そう言う点では桑原も同様なのですが、代役がいないことと土曜日はポポヴィッチが復帰することもあってここは少々無理をしてもらいましょう。ボランチは森保、森崎和の可能性がありますが、どちらも体力的に不安があります。ここは思い切って、練習で素晴らしいプレーを連発しているという噂の松下の起用を期待します。また左サイドも、疲れが溜まっている服部とベテラン古賀を休ませて、U-19の予選で「左サイドから次々と繰り出される精密なクロス...がことごとくチャンスにつながる」(サッカーマガジンによる)活躍を見せた森崎浩を使ってみてほしい、と思います。駒野を含め、彼ら新人選手達に必要なのは、体力と経験だけだと思います。公式戦をテストに使うのはどうか、と言う意見もありますが、しかしチームのレベルアップのためにはどこかで思い切った起用をしてみる必要があるでしょう。そして若手選手達には、もしチャンスをもらえたら失敗を恐れずにチャレンジしてほしい、と思います。
<00.7.3> 昨日行われた、中国地域リーグ第7節の結果です。シーズンの半分を終えて、SC鳥取が首位で折り返しました。
SC鳥取    4|0-1|3 日石三菱
(6勝1敗)    |4-2|  (1勝6敗)

三菱自動車水島 6|2-0|1 広島フジタSC
(5勝2敗)    |4-1|  (5勝2敗)

マツダSC   4|0-1|2 広島教員
(3勝4敗)    |4-1|  (2勝5敗)

日新製鋼呉   5|3-1|2 山口教員
(2勝5敗)    |2-1|  (4勝3敗)


【順位表】
順位 チーム      勝点 勝 PK勝 PK負 負 得点 失点 得失点差
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------
1→ SC鳥取      18   6   0    0   1   15    5     +10
2→ 広島フジタSC   14   4  1    0   2  17   16   +1
3→ 山口教員      12   4   0    0   2    9    9       0
4→ 三菱自動車水島   13   3  2    0   2   28   13     +15
5→ 広島教員       8   2   0    2   2   15   13      +2
6→ マツダSC      8   2   1    0   4  13   22      -9
7→ 日新製鋼呉      7   2  0    1   4   16   21      -5
8→ 日石三菱       4   1  0    1   5   10   21     -11
-----+-----------------+----+--+----+----+--+----+----+--------

<00.7.2> 昨日行われた2nd stage第2節の市原との対戦は、2-2の引き分けに終わりました。
「広島フットボール」によると、サンフレッチェの布陣は次のような感じだったそうです。
       下田

   伊藤  桑原  上村
   (→川島82分)
沢田     森保     古賀(→上野102分)

    藤本    服部

     久保  栗原(→森崎和79分)

SUB:佐藤、森崎浩
立ち上がりこそサンフレッチェのペースだったそうですが、先制したのは市原。前半18分、オーバーラップしてきた茶野のアーリークロスを中央で受けたバロンが冷静に蹴り込みました。クリアに行った伊藤が目測を誤って競ることもできなかったと言うもので、相手の中で最も要注意の選手にPA内でフリーで持たせてしまえばこうなる、と言う結果でした。
しかし29分、サンフレッチェが追いつきます。中盤から栗原が出したスルーパスを久保がペナルティエリアに持ち込むと、大きく切り返して相手DFを倒すと左足でシュート。久保らしい、豪快な得点でした。更に前半40分、右から服部が蹴ったCKのボールを上村が滞空時間の長いヘッドでゴールネットに突き刺して勝ち越します。ボールを支配されながらカウンターとセットプレーで得点を奪うと言う予定通りの展開となったはずでした。
しかし、その後は市原が完全にペースを握り、後半9分には中央を中西に割られて同点に追いつかれ、その後は攻め込まれます。中盤のこぼれ球をほとんど拾われ、次々とゴールに迫るジェフ。これを相次ぐ下田のスーパーセーブと、DFの踏ん張りで持ちこたえます。逆に何度かカウンターからシュートにまで持ち込みますが、しかし勝ち越しゴールを奪うには至らず。全体としては「良く負けずに済んだ」と言う出来で、最後は引き分けに持ち込むのが精一杯の戦いだったそうです。
中国新聞は「危険性を回避した安全策の采配は、『勝つ気があるのか』と見識を疑う」、広島フットボールは「よくわからないゲームプランニングを見せつけられ」たと、いずれもトムソン采配に疑問符を投げかけています。水曜日にゲームを行っていること、火曜日から遠征だったことなど疲れがあったこと、コリカ、ポポヴィッチがいなかったことなど、十分に力を発揮できなかった理由はあるでしょう。しかし、いくらそう言う状態でも引き分け狙いを選択しなければならないほど、市原との力の差が大きいとは思えないわけで、そのへんがこれらの疑問につながっているのではないでしょうか?今週も水曜日、土曜日と、強豪相手のゲームが続きます。しかしホームでもありますし、両外国人も復帰します。まずは精神面の立て直しからして、良いサッカーを見せてほしいものです。
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