2/18〜2/24のサンフレッチェ日記



<01.2.24> 昨日香港で行われた国際トーナメントの1回戦でブラジルと対戦したU-20日本代表は、2点のリードに追いつく粘りを見せましたが突き放せず、PK戦の末惜敗しました。私は残念ながらまだ映像は見れていないのですが、南米王者のブラジルに比べ遜色の無い、素晴らしいサッカーをしていたそうです。前回の小野のような「スーパースター」がいないため何となく影が薄いような印象の今回のユース代表でしたが、後藤健生さんが言うように基本技術の高さは準優勝した「ナイジェリア世代」よりも上。実際にこのブラジル戦は、その前評判通りの出来だったそうです。この中で、広島から選出された森崎和、駒野の2人は先発フル出場。森崎和は中盤の真ん中に君臨してチームの心臓となって活躍し、日本の2点の起点となりました。また駒野も左サイドの守備、攻撃の両面で奮闘していた、とのことです。(詳しくは、KASAさんのテレビ観戦記がお勧めです。)U-20代表は3月23〜25日のジャパンユース杯や4月の南米遠征、そして6月の本大会が予定されており、森崎和や駒野、更に怪我から復帰すれば選ばれるであろう森崎浩は度々チームから抜けることになります。これはサンフレッチェのチーム作りの面からは非常に痛いところですが、しかし彼ら個人のレベルアップのための貴重な機会を生かして欲しいと思います。
<01.2.23> 昨日配信の広島フットボールやオフィシャルホームページの宮崎キャンプ情報によると、足首の捻挫で代表合宿をキャンセルした久保選手は順調に回復しているとの事。昨日もダッシュ系のメニューも含めたリハビリを行い、ペドロ理学療法士は「復帰は本人の気持ち次第」としながらも「来週には練習に戻れると思う」と語っていたそうです。一時は開幕は絶望かと思われていましたが、何とか間に合う可能性も出てきたようです。逆にポポヴィッチは意外に症状が重く開幕には間に合わない公算が高そう。しかし、その穴は評価急上昇中のトゥーリオで埋めることができそうです。今西総監督もトゥーリオについては「もう目処がつきましたね。メンタルも強いし、身体も出来ている。つなごうという意識と技術を持っているしね。1対1なんか、上村と同じくらい強いよ」と語っており、開幕スタメンもありそうです。更に疲労骨折からのリハビリ中の森崎浩もシュート練習を行うまでに回復しており、月曜日の練習から合流するとのこと。今一つ元気の無い2年目組にカツを入れてほしいところです。
<01.2.22> 先週発売の「紫熊倶楽部」のタイトルは、「もっと速いサッカーを!」と言うもの。吉備国際大学戦、広島大学戦の2つの練習試合をレポートして、ヴァレリー監督の目指すサッカーを解明しようとしています。続いてリニューアルした「紫熊短信」。見開き2ページ、各選手の写真入りで詳しくなりました。編集長のコラムは広島フットボールでも配信された「映画『メジャーリーグ』」について。もう一つのコラムは、広島ホームテレビの河野高峰さんの「サンフレッチェって、何だ?」です。後ろのカラーページは、連載「21世紀のルーキーたち」で寺内良太選手とトゥーリオ選手が取り上げられています。
ところで創刊して1周年となった紫熊倶楽部ですが、この次の次に出る3月16日号からリニューアルして、ページ数が24ページから40ページに1.5倍以上のボリュームアップするそうです。それに伴って価格も改訂されて1冊280円から350円と、こちらは1.25倍。コスト削減のためにカラーページが減るそうですが、その分読みごたえのある内容となりそうです。なお、3月までに定期購読を申し込んだ方には旧料金で1年間の購読が可能だとのこと。まだ定期購読していない方は、今が申し込みのチャンスです。お申し込みは広島フットボール・紫熊倶楽部ホームページから、あるいはメールでどうぞ。
<01.2.21> オフィシャルホームページなどの情報によると、昨日の宮崎キャンプでは阪南大、大分トリニータと練習試合のダブルヘッダーを行い、いずれも2-1と逆転で勝ちました。メンバーと得点経過は、
【阪南大戦(前半)】
GK:林、DF:西嶋、八田、奥野、宮崎、MF:松下、河野、山形、FW:李、中山、大木
【阪南大戦(後半)】
GK:林、DF:沢田、八田、河野、宮崎、MF:奥野、西嶋、松下、FW:寺内、大木、山形

前半29分に先制を許しましたが後半9分に宮崎のクロスを奥野が決め、また後半28分に松下がこぼれ球を押し込みました。広島フットボールによると、内容的には決して褒められたものではなかった模様。怪我で別メニューが続いていた沢田が復帰したのが収穫ではないでしょうか。

【大分戦】
GK:加藤、DF:川島(→沢田60分)、上村、トゥーリオ、服部、MF:桑原、森保、コリカ、FW:高橋、梅田(→寺内63分)

こちらも前半27分に川崎のゴールで先制されましたが、37分に藤本のスルーパスで抜け出した梅田のクロスを高橋がボレーシュート。後半18分にはトゥーリオの攻撃参加で奪ったPKをコリカが決めました。因みに大分のメンバーは、前半は主力組でGK:小山、DF:加地、吉村、スターレンス、中田、MF:原田、川崎、竹村、吉田、崔、FW:クビツァ。後半は控え中心のメンバーで、GK:小山、DF:加地、池端、三木、山崎、MF:金本、川崎、佐藤、松橋、和田、FW:神野。大分は先週末の横浜FMとの練習試合に4-0で完勝して意気が上がっており、このゲームも鋭いカウンターで広島を苦しめたそうです。また広島側も練習でできることがまだ試合に出せないと言う状態だそうですが、ボールも選手も良く動いて「攻撃サッカー」を貫いたようです。昨年までは先制して逃げ切り、と言うパターンでないと勝てそうな気がしなかったのですが、今年はスリリングな逆転のゲームが増えそうです。
<01.2.20> 日本サッカー協会は昨日香港に遠征するU-20日本代表を発表し、広島からは森崎和、駒野の両選手が選出されました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】藤ヶ谷(札幌)、黒河(清水)、岩丸(神戸)
【DF】池田(清水)、那須(駒沢大)、羽田(鹿島)、中澤(市船橋→柏)
【MF】森崎和、駒野(広島)、石川、田中(横浜FM)、小森田(福岡)、山瀬(札幌)、茂原(神戸)、
    大久保(国見→C大阪)、永井(市船橋→柏)、青木(前橋育英→鹿島)、児玉(G大阪)、今野(東北→札幌)
【FW】前田(磐田)、飯尾(東京V)、佐藤寿(市原)、田原(鹿児島実→横浜FM)
アジアユースの代表に選ばれた中で今回漏れたのは根本(鹿島)と森崎浩(広島)。逆に新たに選ばれたのは小森田、茂原、児玉、今野となっています。初戦のブラジル戦は2月23日。スカパーではch122でノンスクランブルで生放送されるそうです。
<01.2.19> 広島県高校サッカー新人戦は週末に準決勝と決勝を行い、沼田が7年ぶりに優勝しました。
【準決勝】
皆実   2-0 葦陽
沼田   1-0 広島学院

【決勝】
沼田   1-0 皆実

【3位決定戦】
広島学院 1-1 葦陽(PK5-3)
上位3チームは5/12から鳥取バードスタジアムで開かれる中国高校選手権に出場します。
<01.2.18> 今季初のJリーグクラブとの対戦となった神戸とのプレシーズンマッチは、サンフレッチェが攻守に神戸を圧倒して2-0で勝ちました。久保、沢田を怪我で欠き、森崎和と駒野はU-20代表候補合宿のため不在のサンフレッチェは、新人梅田をスリートップの真ん中に起用して次のような布陣だったそうです。
       下田

川島   上村 ポポヴィッチ 服部
        (→トゥーリオ)
   森保      桑原
   (→奥野)
       コリカ
       (→松下)
  藤本   梅田   高橋
  (→山形)     (→大木)
4バックとは言え川島はかなり前に張り出した布陣だったそうで、3トップの布陣も機能してなかなか分厚い攻めを見せたそうです。ヴァレリー戦術の一つのキーワードであるサイドチェンジも、桑原が見事な一発を決めるなど練習の成果を発揮。更にトップ下に入ったコリカが大活躍。スペースが無いところでもキープ力の高さを発揮して、攻めのリズムを作ります。前半13分にポポヴィッチが肉離れを起こして退場すると言うアクシデントはありましたが、その穴はトゥーリオが完璧に埋めます。昨年までのように苦し紛れにボールを遠くに蹴り出したり、またロングボール頼りのセットプレーも無し。ボールを繋いで行こうと言う気持ちの見えるゲームだったとのことです。得点はまず後半12分、右サイドを上がった川島からののボールを中央で受けたコリカが、見事な反転からのシュートを決めました。2点目は大木の中央からのスルーパスに走り込んだ梅田がワンタッチで右足で叩き込みました。ヴァレリー監督は「守備から攻撃に移るのが遅い。ゴール前でのパス、シュートが完璧ではない」と次々と課題を挙げたそうですが、とにかく開幕までの途中経過としてはまずまずの出来だったと良いのではないでしょうか?
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