3/11〜3/17のSANFRECCE Diary



<01.3.17> 昨日配信の広島フットボール、及び今朝の中国新聞によると、トップ下にコリカ、右サイドに沢田が入り、森崎浩のベンチ入りは無さそう。ただしヴァレリー監督はまだ迷っているらしく、鹿島戦のように直前に変更になる可能性もありそうです。今日の広島地方は雨ですが、天気は徐々に回復するらしいのでキックオフの4時には上がって欲しいもの。totoの磐田支持率は90%以上に上っているそうですが、その予想を覆す結果を出して欲しい、と思います。なお、今日はBSで生放送があります。スタジアムに行けない人は、テレビの前で応援を。
<01.3.16> いよいよ明日はホーム広島ビッグアーチに、「アジア王者」ジュビロ磐田を迎えます。磐田相手のホームゲーム、と言えば記憶に新しいのは昨年セカンドステージ。久々に2万を越える大観衆だったにも関わらずいいところを全く見せる事ができずに完敗し、個人能力とチーム力の質の違いを露呈しました。しかし、あの時のサンフレッチェと今とでは、メンバーは同じでもサッカーは別。鹿島戦では完成度は低かったものの可能性は垣間見せてくれただけに、その流れをつなげていく機会にしたいものです。
メンバーですが、前節風邪のため欠場したコリカと怪我で出遅れていた森崎浩が復帰します。練習ではコリカをトップ下、森崎浩をボランチで起用していたそうで、森崎和はBチームでプレーしていたとのこと。また右サイドは沢田か川島か、DFはポポヴィッチかトゥーリオか。正直言って全く読めないのですが、前節「びっくりさせる」と予告しておきながら意外に慎重派なところを見せたヴァレリー監督の性格?を考えて、私は次のように予想します。
      下田

   上村  トゥーリオ
川島          服部
    森保  桑原

      森崎和

  藤本  久保  高橋

SUB:加藤、ポポヴィッチ、沢田、コリカ、森崎浩
トップ下は、能力の高さで言えばコリカ。しかし病み上がりで体調が万全ではなく、運動量の必要なヴァレリーサッカーを90分間続けるのは辛いでしょう。そう言う意味ではコージも同じ。とりあえずカズで行ってみて、状況に応じて交代を考える、と言うことにするのではないでしょうか。ボランチは森崎兄弟のどちらかが入る可能性もありますが、中盤の守備がポイントとなりそうな事を考えてベテランコンビで。更に鹿島戦で可能性を見せた川島とトゥーリオは今度は先発で使ってみたいところです。
なお明日は予告通り、先着1万名に背番号12入りの「応援ベスト」(昨年までの応援ビブスと同じ形らしい)がプレゼントされます。前売券を買えば必ずもらえるそうですので、どうしてもほしい方は今日中にチケットの御購入を。また小中学生は100円で入場でき、更にキックオフ2時間前からふれあいサッカー教室など様々なイベントが行われる予定になっています。
<01.3.15> Spikesの記事によると、昨年来イギリスの労働ビザが取れず浪人中の身だったフォックスは、この度EU市民権を持つフィアンセと結婚してめでたくビザを取得し、ウェストハム・ユナイテッド(愛称ハマーズ)との3年契約を結んだそうです。広島在籍中よりプレミアリーグ移籍を希望していたフォックスは、労働ビザ取得のために必要な要件(確か過去3年間のA代表のゲームの75%以上に出場、だったと思います)を満たすため、かなり無理をしてでも代表の招集に応じてきました。しかしその無理が祟って?疲労骨折。結局昨年の1st stageは全く出場機会のないままに退団となってしまいました。記事によると今回の結婚は別にビザ取得のためのものではなかったそうですが、そう言う可能性があるならあそこでそんなに無理をする必要は無かったのに、と言う気もします。ともあれ彼が才能のある選手であり、ウェストハムからはかなり期待されているのは事実でしょう。せっかく願いが叶ったのですから、プレミアリーグで活躍してほしい、と思います。
なお、同じSpikesの中にヴァレリー監督関連の記事もあります。中国よりも日本の方がレベルが高い、と言う内容で、鹿島のパフォーマンスに驚いた、とのこと。土曜日に更に驚くことにならなければ良いのですが。
<01.3.15> 広島フットボールと中国新聞によると、昨日の練習から新外国人候補二人がテスト参加しているそうです。一人はボスニア・ヘルツェゴビナの元代表(中国新聞によると元U-21代表)のシニシャ・ジューリッチ。もう一人は北朝鮮代表のキン・ジェドン(金載東)で、それぞれ25歳、22歳の若いFWの選手です。ジューリッチはユーゴリーグ1部のゼムン(中国新聞によるとベルギーのリエージュ)に所属し、がっちりした体格で空中戦に強いタイプのストライカーらしい。一方キンは今年のヨルダン遠征で代表デビューした若手で、東京朝鮮大学に所属する左利きの選手だそうです。二人とも昨日行われたサテライトとユースの練習試合に後半から出場しましたが、チームにフィットせず動きは今一つ。それぞれ1週間程度練習に参加させて、様子を見ることになるようです。なお、そのユースとの練習試合のメンバーはGK:林、DF:川島(→西嶋)、八田、ポポヴィッチ(→河野)、駒野、MF:松下、森崎浩(→李)、コリカ(→山形)、FW:宮崎(→寺内)、梅田(→ジューリッチ)、中山(→キン)と言う布陣で、コリカ、八田、寺内のゴールで3-1で勝っています。ただ、強力なメンバーの割には良い出来ではなかったとのこと。むしろユースの方に、今年のチームに向けての可能性が感じられたそうです。
<01.3.15> 日本サッカー協会は昨日フランス遠征に参加する日本代表22人を発表し、サンフレッチェからは下田選手が選ばれました。下田は今週行われたトレーニングキャンプへは招集されていませんでしたが、トルシエ監督の「御前試合」だった鹿島戦でのスーパーパフォーマンスが評価されたものと思われます。今回選出されたのは、
【GK】川口(横浜FM)、下田(広島)、楢崎(名古屋)
【DF】服部(磐田)、森岡(清水)、松田(横浜FM)、中澤(東京V)、中田浩(鹿島)
【MF】名波(磐田)、望月(神戸)、三浦(東京V)、伊東(清水)、中田英(ローマ)、明神(柏)、
    中村(横浜FM)、本山(鹿島)、稲本(G大阪)、小野(浦和)
【FW】城(横浜FM)、西澤(エスパニョール)、柳沢(鹿島)、高原(磐田)
代表は19日(月)に集合して翌日フランスに向けて出発し到着後現地でトレーニング、24日の20:45(現地時間)からフランス代表と対戦して26日に帰国します。フランス戦の放送は、スカパーのフジテレビ739で日曜早朝4:30から生中継(確かノンスクランブル)の予定です。
<01.3.14> 日本サッカー協会は昨日U-20代表候補を発表し、サンフレッチェからは森崎和、森崎浩、駒野の3人が選ばれました。今回選ばれたのは次の24人。
【GK】藤ヶ谷(札幌)、上野(京都)、岩丸(神戸)
【DF】池田(清水)、那須(駒大)、羽田(鹿島)、平島(福岡)、中沢(柏)、井川(G大阪)
【MF】森崎和、森崎浩、駒野(広島)、石川(横浜FM)、野沢、青木(鹿島)、茂原(神戸)、
    児玉(G大阪)、今野(札幌)
【FW】山瀬(札幌)、前田(磐田)、飯尾(東京V)、佐藤寿(市原)、田原(横浜FM)、大久保(C大阪)
香港遠征したメンバーからは黒河(清水)、田中(横浜FM)、小森田(福岡)、永井(柏)が落ち、上野、平島、井川、森崎浩、野沢が追加されています。アルゼンチン戦では森崎和、羽田らが不在の時のコンビネーションに課題を残しただけに、そのバックアップメンバーを探すのが目的ではないか、と思われます。このU-20候補は3/18(日)〜22(木)にトレーニングキャンプを行って18人を選抜し、3/23、25の両日に東京スタジアムと駒場スタジアムで行われるジャパンユースカップに臨みます。
<01.3.13> 今年度版の選手名鑑「PLAYERS ANNUAL 2001」が先週ファンクラブから届きました。表紙はスタンド風景をバックにコリカ、藤本、久保が抱き合っている試合中のシーンに森崎和と上村の写真が重なっているデザイン。ここ数年のデザイン傾向を踏襲したものとなっています。最初のページを開けると、目次と共に大きく「2001年、頂点を狙う!絶対優勝宣言!」と力強い言葉が踊っています。続いて久保社長の言葉と今西総監督、ヴァレリー監督の両首脳のインタビュー。久保選手のファンとして知られるスガシカオさんの「あなたは日本のジョージ・ウェアです。」と言うメッセージに対して、久保選手が「ジョージウェア?知らない」と答えているのには笑えます。選手紹介を挟んで上村選手、下田選手、藤本選手のインタビューと、森崎兄弟、駒野のユース代表トリオの「本音インタビュー」。このユース代表トリオのインタビューは80ページ以降にもあって、そちらではユース時代を振り返っています。巻末の約20ページは「SANFRECCE BOARD」と題してチームやマスコット、スポンサーの紹介、スタジアムガイド、今季のスケジュールや昨年の全公式戦の記録など。全ファンクラブ会員、5万人の会も含む全後援会員の氏名や下部組織の写真と所属者の名前なども掲載され、ここにサンフレッチェの全てがある、と言っても良いような充実した内容となっています。またインタビュー記事などには「紫熊倶楽部」編集長の中野和也さんが深く関わっており読みごたえも十分。定価800円は決して高くない、と思います。
<01.3.12> 昨日の鹿島との開幕ゲームは前半16分にトゥーリオのゴールで先制しましたが、後半に2点を奪われて逆転負け。ヴァレリー広島は苦い船出となりました。
「びっくりするようなメンバー」と言うヴァレリー監督の予言に反して、先発は昨年までのレギュラーばかりで次のような感じでした。
      下田

  ポポヴィッチ 上村
沢田 (→トゥーリオ10分)服部
    森保  桑原
    (→川島63分)
      森崎和

  藤本  久保  高橋
  (→大木63分)

SUB:加藤、奥野
立ち上がりは、積極的に前に出ようとする広島守備陣の裏を鹿島の攻撃陣に突かれて、何度もフリーでシュートを打たれます。特に3分には続けざまに3発打たれますが、しかしこれは下田の神懸かり的なセーブの連発で凌ぎます。ヴァレリー監督は、これはポポヴィッチの動きが悪いと見たか前半10分に早くもトゥーリオを投入しましたが、これが当たります。トゥーリオは対人守備の強さを発揮しただけでなく、16分には藤本が蹴ったFKを上村が頭でそらしたボールを押し込み、先制点となるプロ初ゴールを決めました。その後攻撃のリズムをつかんだサンフレッチェはボールを良く動かして鹿島ゴールに迫ります。藤本のオーバーヘッドシュートなど決定的な場面もありましたが、鹿島の粘り強い守備で前半は1点のみで折り返しました。
後半立ち上がり、いきなりセットプレーから失点します。自陣前左サイドからのビスマルクのFKを上村がクリアしますがこれが右サイドへ。そこにフリーでいた中村祥が落ち着いてセンターにボールを入れると、完全にマークが外れた状態でいた鈴木にフリーでヘディングシュートを許してしまいました。更に逆転を狙って攻勢をかけてくる鹿島。サンフレッチェはボールがつながらなくなり、ロングボールを蹴っては奪われて攻め込まれる、と言う展開が続きます。そこで後半18分、ヴァレリー監督は早くも最後のカードを切ります。どこかを痛めたらしい森保と疲れからか運動量が落ちた藤本に代えて川島(川島を右サイドに出して沢田を上げた?)、大木(センターに入って久保が左サイドへ)を同時に投入します。この交代が功を奏したか、と言えばさにあらず。大木はクサビのボールをキープできず、川島はほとんど消えてしまいます。逆に後半28分、小笠原に美しいミドルシュートを決められて逆転を許し、その後は疲労で足が止まって反撃もままなりませんでした。
私はテレビ観戦だったのですが、この放送が最悪でCMでぶつ切りされただけでなく途中も大幅にカット。特に「広島がかいま見せてくれた、美しい瞬間」(広島フットボール)と言う前半の攻勢の時間帯が放送されず、どうなったのか良く分からなかった、と言うのが正直なところでした。広島テレビの「元気丸」では「良いところは見られたが課題もあった」とまとめられていましたが、ヴァレリーサッカーの可能性をかいま見せたものの完成度の低さも露呈してしまった、と言うところか。鹿島の選手の試合後の余裕のコメント(「中盤が薄いのは分かっていた」=中田浩、「広島が攻めてきてくれたのでやりやすかった」=小笠原)を見ても分かるように、この4-3-3のシステムははじめから弱点を内包したものだ、と思います。しかしどう言う時でも、チャレンジするときにはリスクは覚悟しなければならないもの。そのリスクをどのようにマネージメントするか、そしてチャンスを得たときにいかに無駄なく生かしきることができるか、が今後の課題なのではないでしょうか。次はどうしても勝ちたいホーム開幕戦。ここに強敵磐田を迎えるため、ヴァレリー監督はどのように修正を施してくるでしょうか。
<01.3.11> 昨日の広島フットボールと今朝の中国新聞によると、今日のポポヴィッチ、久保の出場はOKということですが、コリカは体調不良?で出場できない模様。注目のスリートップは久保、高橋、藤本となりそうです。今日のキックオフは14時ですが、テレビ中継は15時半から。TBS系で録画放送です。
 SANFRECCE Diaryトップページに戻る