3/25〜3/31のSANFRECCE Diary



<01.3.31> 広島フットボールによると怪我が伝えられているコリカ、沢田の二人はBチームの練習メンバーには入っていたようで、ベンチ入りはあるのかも知れません。左かかとを痛めて別メニューだった梅田も間に合う可能性があるとのことで、出場できないのは左足太もも肉離れの川島だけとなるようです。
中国新聞によると今日から5月3日までのホームゲームで「たる募金」を行うとのこと。これは以前行われていたようなサンフレッチェの経営のためではなく、芸予地震の被災者を支援するためのものだそうです。ビッグアーチや広島スタジアムの正面入口に置くそうですので、見かけた方はご協力ください。
今日のテレビ中継は広島ホームテレビで15時から生放送があります。解説は今西総監督で、延長となった場合も打ち切り無しで放送するとのことです。またスカパーはch121で22時からとなっています。
<01.3.30> 開幕戦、ホーム開幕戦と2連敗でスタートしたサンフレッチェは、現在市原と並んで最下位の15位。相手が悪かった、と言えるかもしれませんが、しかし順位表の一番下と言うのはサポーターにとっては辛いところ。もちろん選手自身が勝利の味に飢えている事は間違いないでしょう。1週間休んでの明日の第3節は、ホームに2連勝中と好調の札幌を迎えます。
前節磐田戦ではたびたび両サイドを破られて完敗を喫した事を受けて、ヴァレリー監督はシステムをいろいろといじっているそうです。先週から4-1-3-2や4-2-3-1を試みたそうですが、広島フットボールによると昨日の練習では3-4-3でやっていたとのこと。このフォーメーションは、悪夢のヤンセン時代を思い出すのでいささか不安なのですが、私の予想もとりあえずこの布陣としておきます。
      下田

      上村
 トゥーリオ  ポポヴィッチ

駒野    桑原    服部

      森崎和

藤本    久保    高橋

SUB:加藤、奥野、森保、森崎浩、梅田
ポイントは、リーグ戦では初出場となる駒野。昨年はナビスコ杯に出場しましたが、対面の三浦淳宏に抑え込まれて全く良いところが出せませんでした。しかしその持てる力を発揮した時のスピードとクロスの速さ、正確さは折り紙付き。U-20代表でかなり自信を付けてきているだけに、このチャンスはぜひ生かしたいところです。また、上村を中心に置いた3バックがどう機能するかにも注目。ウィル、播戸、そしてトップ下の山瀬とスピードのある選手が揃っているだけに、振り回されてスペースを与えないことが重要です。上村がリーダーとしての力を発揮することに期待したいと思います。明日のキックオフは3時。春休みということで、小中学生は100円ですし、天気も良さそうですのでお近くの人は是非ビッグアーチへ。
<01.3.29> 練習に参加してテストしていた元ボスニア・ヘルツェゴビナU-21代表のジューリッチと北朝鮮代表の金載東ですが、今朝の中国新聞によると獲得の見送りが決まったそうです。「今後は...欧州を中心にFW、MFの選手調査に入る」と言うことですが、攻撃的なポジションの選手の獲得はヴィドマーが退団した一昨年以来の課題。これまで何人もの選手が候補に入っては消え、入っては消えしていますが、やはり昨年のミゲルのような失敗を繰り返すわけにはいかないだけに慎重になっているのかも知れません。ポポヴィッチの1st stage限りでの退団が濃厚なため2nd stageには間に合わせたいところですが、逆にトゥーリオがA契約に移行すると外国人枠が埋まってしまうため、あまり慌てて補強しないようにしているのかも。新外国人との契約のニュースが聞けるのは、もう少し先になりそうな気がします。
<01.3.29> 昨日日本サッカー協会はU-15日本代表候補31人を発表し、サンフレッチェジュニアユースからDFの高柳選手とMFの大家選手が選ばれました。
<01.3.28> Jリーグは先日、5/26〜27の両日に長野県松本市でプレシーズンマッチを行うことを発表しました。これは長野県松本平広域公園総合球技場の完成を記念して行われるもので、「第1回 サッカースペシャルウィークin松本」と題してサンフレッチェ広島×アビスパ福岡、横浜Fマリノス×安養LGチータース(Kリーグ)の対戦が行われます。広島×福岡のキックオフは5/26の19時で、長野県サッカー協会と広島の主管ゲーム(つまり、広島のホームということ?)となります。(ちなみに横浜×安養は5/27の13時キックオフ。)チケットはローソンチケットで先行発売中だそうです。
5/26ですが、Jリーグの1st stageが終わって1週間後。A代表はコンフェデレーション杯に向けての合宿中で、またU-20代表はツーロン国際大会への出場のためフランスへ遠征中の時期になります。サテライトも予定されていませんので出場機会の少ない若手選手達にとっては大きなチャンス。もしかすると、明日のサンフレッチェを占うような、そんなゲームが見れるかも知れません。
<01.3.27> 一昨日のサテライトのC大阪戦は、2-2の引き分けに終わりました。広島のメンバーはこんな感じ。(想像)
       林

 ポポヴィッチ 奥野
河野 (→八田46分)  宮崎       
    松下  李
    (→西嶋62分)
      山形

 寺内   中山   梅田(→高橋46分)

SUB:加藤
代表選出、怪我人続出、連日のゲーム、そしてユースも遠征から戻ってきたばかりと言うことで非常に苦しいメンバー構成でしたが、前半から広島ペースで進んだそうです。先制点は後半10分。寺内→山形と渡ったボールを高橋が蹴り込みました。更に後半19分、山形がミドルシュートを決めてリードを広げました。しかしその後やや集中が切れたか25分と44分に失点し、惜しくも勝利を逃しました。ゲームを見た人によると中山、宮崎、寺内と言うあたりの動きが良かった、とのこと。ひょっとすると札幌戦での抜擢があるかも知れません。
<01.3.27> 一昨日行われたJユース杯の決勝で、U-20日本代表はメキシコに1-1からのPK戦で勝ち、優勝しました。サンフレッチェの選手は駒野がフル出場。森崎浩は先発の森崎和と交代で出場しています。私はテレビのダイジェスト映像を見ただけなのですが、森崎浩が日本のPK戦の最後のキッカーとしてゴールを決めていました。
<01.3.26> W杯本番1年前の日本代表にとっては大事な年となる2001年の、初めてのAマッチが日本時間の昨日早朝、フランスのサンドニにあるスタッド・ド・フランスで行われました。完全なアウェイ、相手は絶好調を維持している世界チャンピオンということで苦戦が予想されましたが、結果はそれを上回る(下回る?)もの。中田英の個人的な頑張りからのシュートが何本かあっただけで攻撃はほぼ完全に抑えられ、逆に守備は全くのザル状態で次々に失点して0-5の完敗。アジアカップ優勝で高くなりかけていた日本代表の鼻を、完全にへし折られる結果となってしまいました。下田も全く出番無しに終わり、せっかく早起きしたのに見どころの少ないゲームだった、とがっかりしたサンフレッチェのファンが多かったかも知れません。
ただ、私自身はフランス代表の戦い方に非常に興味深いものを感じました。テレビなので実際の所は良く分からないのですが、少なくとも見かけはサンフと同じ4-3-3。3トップはワイドに開いて前線に起点を作り、サイドバックは攻撃時は高く張ってサイドからの攻撃に参加し、相手ボールの時には下がってフラット4を形成していました。(のように見えました。)これはひょっとすると、ヴァレリー監督が推進するサッカーの、ある意味完成形なのではないでしょうか。大きなサイドチェンジは詰まったとき、あるいは相手の逆サイドにスペースが出来たときのオプションで、基本は縦に素早くボールを動かし、サイドに起点を作ってそこから攻める事。そしてこのシステムの生命線はラインを高く保って中盤をコンパクトにすることと判断のスピードを速くすることで、それが出来ないとすぐに相手に捕まってしまい、あるいはボールを回されてしまいそう。そのキーになるのはアンリのスピードと確かな技術、中盤のどこにでも神出鬼没で現れるジダンのキープ力と局面を打開する能力、そして1対1の場面で決して負けないデサイーの存在ではないか、と思いました。これらの立場になれるサンフの選手がいるとすれば、たぶん久保、森崎和、トゥーリオ。彼らが戦術を良く理解し、チームをリードするようになってこそ、ヴァレリーサッカーが前に進むことが出来るのかも知れない、と言う気がします。
仮にヴァレリー監督の目指すサッカーがフランス代表だとすると、今のサンフに必要なことは何か。それは1にも2にも速い判断力でしょう。攻めにかかった時、あるいは守りに入った時。それぞれの状況を正しく判断し、相手よりも先に動き出し、ボールの出る位置に動くことが何より必要なのではないか、と思います。ボールをキープして上がりを待つとか、前を向いたらドリブル突破、なんて言うのはどちらかというと苦し紛れのときの戦術で、基本は速いボールの動き。すべての選手が糸でつながっているように有機的に動くこと、そしてパスやトラップをミス無くこなすことが必要とされるように思います。これが完成した時に素晴らしいサッカーが展開されるであろう事は間違いない、と思いますが、問題は現状のメンバーで本当に出来るかどうか、と言うことでしょう。アヤックスの夢を追ったヤンセン監督が挫折したように、ヴァレリー監督がフランス代表の夢を追って結局果たせなかった、と言うことにならなければ良いのですが。
<01.3.25> 昨日広島地方を襲った大地震。その最中に行われていた福岡大との練習試合は、その地震に勝るとも劣らないような衝撃的な結果だった、と言えるかもしれません。大学生相手に中盤を支配され、ノーガードの撃ち合いとなって5-6の敗戦。とてもプロとは言えないような失態に、監督、選手共々試合後は言葉が無かったそうです。
怪我で川島、服部らを、代表選出で下田、森崎兄弟、駒野を欠き、更に翌日のサテライトのメンバーを休ませたためサンフレッチェは次のような苦心のメンバーを組みます。(広島フットボールによる。)
      加藤

   上村 ポポヴィッチ
トゥーリオ       沢田
    森保  桑原

 藤本   大木   高橋

      久保
序盤こそ広島ペースで、1分には藤本のクロスを久保がたたき込んで先制します。しかし10分に沢田が右太もも裏を痛めて下がるとおかしくなります。緊急措置として桑原を左サイドへ、松下を中盤に入れましたが、15分には左サイドからのクロスを入れられて失点。その後福岡大に中盤を支配され、チームのムードも悪化。ミスから次々と失点し、前半終了間際の高橋のゴールがあったものの2-3で前半を折り返します。後半も開始早々に4点目を追加され、久保、梅田のゴールで追いすがるものの加藤がバックパスを空振りするという目も当てられないような失敗をして失点。最後には久保が腰を痛めて?退場するなど散々なゲームとなってしまいました。
広島フットボールにも書いてあったように、この敗戦の原因は磐田戦のショックだけではない、と思います。怪我人の増加、気力、体力とモティベーションの低下。これらはすべて、疲れがたまっていることにより悪循環に陥っているからだろう、と思われます。練習試合、と言うことでこの結果自体にどうこう言うことは無いと思いますが、怖いのはこれで選手同士、選手と監督の間に不信感が増大し、チームが崩壊してしまうことだと思います。アジアやアフリカなど外国での指導経験が豊富で、弱いチームを強くしてきたヴァレリー監督に策が無いはずはないので何らかの手は打ってくる、とは思うのですが... 幸いなことに、次の試合まで1週間あります。その間にどのようにチームを立て直すのか。ヴァレリー監督には早くも正念場がやって来たように思います。
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