6/17〜6/23のSANFRECCE Diary


<01.6.23> 今日のガンバ戦ですが、広島フットボールによると水曜日に右足太腿を打撲した森保はやはり出場できないだろうとのことです。また右膝の関節を痛めたトゥーリオも、痛みが残っていて苦しい模様です。FC東京戦の後半で今季初めてとも言える良い働きをしたと言う川島、そして「涙のVゴール」の大木の活躍に期待したいと思います。今日のゲームは「ゆかた祭り」と言うことで、浴衣姿でご来場の方全員を7/21の浦和戦にご招待。また先着500名様に、高橋選手の似顔絵タオルをプレゼントします。今日の広島地方は雨後曇りで肌寒い天気で、あまり浴衣にふさわしい天候ではありませんが、しかし予報によると徐々に太平洋高気圧が勢いを増してくるそうで、夕方には雨も上がるとのことです。苦しいチームを勇気づけるのは沢山のファンの声援です。ぜひとも多くの観客でスタンドを埋めたいと思います。なお今日のテレビ中継はスカパーのみ。ch121で午後10時からの録画中継です。
<01.6.23> ワールドユースの第2戦をアンゴラと戦ったU-20日本代表は、1-2で敗れグループリーグ勝ち抜きは非常に苦しくなりました。この日のサンフレッチェ勢は森崎和、駒野がフル出場。森崎浩は出番なしに終わりました。2人とも初戦のオーストラリア戦よりはかなり出来が良かった感じ。駒野は相手のサイドに引っ張られて下がってしまうシーンが多く得点につながるようなクロスは上げられませんでしたが、それは4バックとなって後ろが薄くなってしまったため仕方がない、と言う側面もあったでしょう。オーストラリア戦では緊張感ありありの表情でしたが、このゲームは素晴らしいサイドチェンジなども見せてまずまずだった、と思います。また森崎和は前のゲームよりもボールタッチが多くリズムを作るのに貢献し、特に後半はボランチというよりもかなり高い位置でゲームメークをしていました。日本の得点シーンは森崎和が起点。ドリブルで上がって山瀬にボールを預け、そのままゴール前へ進みます。その間にドリブルでペナルティエリアに侵入した山瀬は、打つと見せかけてボールを左サイドの森崎和へ。アンゴラDFの3人が慌てて寄せる間を森崎和がパスを冷静に通して、山瀬のシュートをアシストしました。某サイトでは「判断が遅い」とまるで点が取れなかった原因でもあるかのように叩かれていましたが、それはパスの出し手だけの問題ではなく受け手の問題もあるでしょう。2試合で1点しか取れていないのは、もっと別の点に問題があるのではないでしょうか。2試合とも押される時間帯は確かに多かったのですが、しかし「圧倒された」と言うわけではなく勝てないことは無いゲーム。それを2試合とも落としてしまったのは選手達の精神的な弱さも原因でしょうが、それよりもそう言う面でのチーム作りができなかった監督に、問題があるのでは無いかと思います。(そのうち時間のあるときにもう少し書きたいと思います。)ともあれまだ可能性が無くなったわけではありませんし、最後まで諦めずに頑張ってほしい、と思います。
<01.6.22> 明日は久々にビッグアーチでホームゲームが行われます。迎えるのは勝ち点13で並ぶガンバ大阪です。ここまでのガンバの戦績は、
G大阪 ●0-2○ 福岡  【福】久永
G大阪 ○3-2● 横浜  【G】遠藤、ブーレ2、【横】石川、OG
G大阪 □1-0■ 神戸  【G】小島
G大阪 ○2-1● C大阪 【G】吉原、小島、【C】蔵田
G大阪 ■0-1□ 清水  【清】バロン
G大阪 ●0-1○ 札幌  【札】播戸
G大阪 □3-2○ 柏   【G】ブーレ2、松波、【柏】北嶋、萩村
G大阪 ●0-2○ 磐田  【磐】高原、藤田
G大阪 ■2-3□ 名古屋 【G】山口智、ブーレ、【名】ストイコビッチ、OG、平岡
G大阪 ○2-1● 浦和  【G】ブーレ2、【浦】井原
G大阪 ■3-4□ 市原  【G】ビタウ、吉原、新井場、【市】坂本2、崔2
今年、山口智や遠藤など良い補強をして優勝も狙えるのでは、と言われていたガンバですが、ここまで5勝6敗。チャンスは作るもののなかなか生かせず、そのうちに守備が耐えきれなくなって敗れると言うパターンが多い印象があります。ここまでの総得点16は「並」ですが、失点が3上回っているところにこのチームの苦しさが浮かび上がっています。また、11試合中5試合が延長入りし、そのうち3試合でVゴール負け。昨年の2nd stageは若さに任せて快進撃を演じましたが、今年はその「若さ」が裏目に出ているような印象です。サンフレッチェとしては粘り負けないゲームをすることが大事なのではないでしょうか。
これを迎え撃つサンフレッチェは、豪州代表とU-20代表の不在が続いている上に梅田が出場停止でトゥーリオが怪我。また森保の状態も良くないようで、更に苦しいメンバー構成を強いられそうです。一昨日のゲームの後半はよく機能していたそうですので、そのメンバーで行くのではないかと思われます。
      下田

    上村  奥野
川島          服部

   沢田    桑原

      藤本
 大木        高橋
      久保

SUB:加藤、八田、松下、山形、宮崎
こうして並べてみると半分がサテライト?と言う感じですが、しかしサブも含めてどの選手も一応トップ経験のある選手です。こう言う時こそ大きなチャンスなわけですから、思い切ったプレーを見せてほしいものです。
<01.6.22> 日本サッカー協会は昨日、キリン杯に出場する日本代表選手22人を発表し、サンフレッチェからは久保、上村とともに藤本が初めて選出されました。今回選ばれたメンバーは、
【GK】川口(横浜FM)、都築(G大阪)、曽ヶ端(鹿島)
【DF】服部(磐田)、上村(広島)、森岡(清水)、波戸、松田(横浜FM)、中田浩(鹿島)
【MF】森島(C大阪)、伊東、戸田(清水)、廣山(セロ・ボルテーニョ)、藤本(広島)、
    明神(柏)、稲本(G大阪)、小野(浦和)
【FW】中山(磐田)、鈴木、柳沢(鹿島)、久保(広島)、山下(福岡)
となっていて、コンフェ杯のメンバーからは楢崎、三浦、藤田、中田英、西澤が外れ、曽ヶ端、廣山、藤本、柳沢が入りました。キリン杯にはB代表で臨む、と言う話もありましたが、実際にはほぼ現状でのベストメンバーと言ってよいでしょう。欧州に戻った中田英と西澤、出場機会のなかった楢崎、藤田らに代えて新しい選手を試してみようと言う意図を感じます。コンフェ杯ではサイドからの突破、特に個人の力によるスピードに乗ったチャンスメイクがあまりできなかっただけに、廣山、藤本に期待するところは大きいのではないでしょうか。トルシエ監督にはぜひゲームで起用してほしいし、できれば久保と同時に出して欲しい、と思います。そして藤本にはぜひとも頑張ってほしい、と思います。
<01.6.21> ナビスコ杯2回戦2nd leg、FC東京とのアウェイでの対戦は延長後半5分の大木の「涙のVゴール」で勝利を収め、初のベスト8進出を決めました。
      下田

    上村 トゥーリオ(→川島51分)
沢田          服部

   森保    桑原
   (→奥野45分)
      山形(→藤本45分)
 梅田        高橋(→大木93分)
      久保

SUB:加藤
オフィシャルホームページの試合経過を見ると前半から何度もチャンスを作っていたように見えますが、広島フットボールによると出来は悪かった様子。先発を外されベンチから見つめていた藤本が、「前半、まったく機能していないチームに苛立ち、何度も何度もベンチを立ったり、座ったり」していたそうです。結局前半は一度もゴールを割る事ができず、逆に終了間際にカウンターからケリーに決められ1点を追いかける展開になりました。
後半に入ると機能していなかったらしい山形に代えて藤本をトップ下に入れ、また怪我?の森保の代わりに奥野を入れます。これで生き返ったのがサンフ。本来のポジションである攻撃的MFに入った藤本はパスや2列目からの飛び出しからゴール前に戻っての守備まで大奮闘。何度もチャンスに絡んでいたそうです。後半6分には、トゥーリオが怪我で退場。川島が入って右サイドに回り、沢田がボランチを務めます。川島はドリブル突破を何度も見せたそうで、後半26分の同点檄はこの川島の積極性がきっかけになったそうです。右サイドで?得たFKを蹴るのは藤本。ジャンプした梅田の頭には合いませんでしたが、しかしそのボールが流れた先に居たのは「クロスが上がった時にこぼれてきそうな予感があった」(中国新聞)と言う高橋。市原戦のハットトリック以来ゴールから見放されていた彼のゴールは、貴重な同点弾となりました。
その後は攻勢に出る東京を奥野を中心としたDFラインと下田が受け止める展開。そんな中で後半41分、守備に入った梅田が2枚目のイエローカードで退場処分を受けてしまいます。絶対に勝ちが必要なこの試合で、サンフは1人少ない不利を抱えることになってしまいました。そこでヴァレリー監督は、ツートップになってしまった攻撃陣を梃入れするために大木を投入します。「大木は練習でも調子がよかった。本当は先発も考えた。森保がケガをしなかったら、後半頭から使っていた。彼は必ずやってくれる、と思った」(広島フットボール)とヴァレリー監督は語っていたそうですが、大木の出場はナビスコ杯1回戦の途中出場以来ですから約2ヶ月ぶり。ベンチに居た最後の駒を使ったと言うわけで、これはある意味ギャンブルだったに違いありません。これは、今年レンタルから戻ってきて7月までの契約だったと言う大木にとっては、おそらくこのゲームがラストチャンス。6年前は中田英らとともにワールドユースで活躍していたストライカーが、サッカー人生を賭けた出番だったと言えるでしょう。そしてその大木は登場して2分後、ペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを放ちます。これはGKが弾いたところに詰めていた沢田がふかしてしまいましたが、しかし大木にとっては「これなら打てば入る」(中国新聞)と言う良い感触を残したシュートだったそうです。その思いがついに結実したのが、延長後半5分でした。下田からのパスを受けた久保がドリブルすると見せかけて大木にパスを出します。これはいったんDFに引っかかりますが、これを拾った大木が久保にパスを出してペナルティエリアにダッシュ。そして久保のダイレクトリターンを受けると、左足で強烈なシュートを叩き込みました。練習では高い能力を見せながらなかなか試合で出せなかった大木。調子が上がって来たときに限って、怪我でのリタイアを繰り返してきた大木。これまでサッカーの神様からの愛の薄かったこの選手を救ったのは、自らの努力とチャンスをものにしようという気力だったのではないか、と思います。先発を外された鬱憤を晴らすような活躍を見せた藤本とともに、チームの勝利を呼び込むのは技術や戦術やメンバーではなく、精神的な強さこそが必要なのだ、と言うことを示したゲームだったのではないでしょうか。この勝利は直接的には8月8日に行われる準々決勝につながるものですが、それだけでなく今週末のリーグ戦につながるものだろうし、またそうしなければならない、と思います。久々のビッグアーチでのリーグ戦で、観客が熱くなれるようなゲームを見せてほしい、と思います。
<01.6.21> 昨日、ニュージーランドのウェリントンで行われたW杯オセアニア地区代表決定戦の1st legは退場者が出るなど激しいゲームとなり、エマートンの2ゴールでオーストラリアが先勝しました。サンフレッチェから参加したポポヴィッチ、コリカは二人とも先発し、ポポヴィッチはフル出場しましたがコリカは前半のみで交代しました。(詳しくはSkip@キャンベラさんのサイト「Soccer Downunder」をご覧下さい。)
<01.6.20> 昨日配信の広島フットボールによると、神戸戦で今季最悪の内容だった事を受けてヴァレリー監督は「ここ2試合、前半が非常に悪い。そのため、先発の入れ替えを考えている」と語っていたそうです。今回の遠征メンバーはGK:下田、加藤 DF:川島、沢田、奥野、服部、上村、トゥーリオ MF:桑原、森保、山形 FW:久保、藤本、高橋、梅田、大木、となっていて、目新しいメンバーとしては大木ぐらい。一人の起用でチーム全体が変わる、と言うほどの選手はいないのが辛いところではあります。と言うことでどう変えてくるかは全く見当がつかないのですが、先週の東京戦の後半、あるいは神戸戦後半の「バランス重視」の布陣にしてくるかも知れません。今日のテレビ中継は東京ローカルのMXテレビのみ。東京在住の方以外は、天に勝利を祈ることになりそうです。
<01.6.19> 明日はナビスコ杯の2回戦の第2戦を、東京スタジアムで戦います。先週は勝てるゲームを引き分けに持ち込まれた形でしたが、これは「ふりだし」に戻っただけのこと。次に相手よりも1点でも多く取れば勝ち抜きですから、何とか頑張ってほしいものです。
メンバーですが、豪州代表とU-20代表の5人が居ないのは一緒なのであまり大きく代える余地はありません。しかし久々の公式戦で週2試合のペースが続いているので、ベテラン選手に疲れが溜まっているのも確かでしょう。そう考えると、先週は2試合ともフル出場だった森保や怪我から復帰したばかりの沢田、代表疲れ?でプレーに精彩を欠く上村などは休ませた方が良いかも知れません。私の予想(と言うか希望?)のメンバーは次の通り。
      下田

    奥野 トゥーリオ
川島          服部

   松下    桑原

      山形
 藤本        高橋
      久保

SUB:加藤、宮崎、森保、沢田、梅田
神戸戦では前半のみで交代させられた山形ですが、何度か良い形でボールを持ってドリブル突破やスルーパスなどを見せていました。FC東京戦には先週の良いイメージがあるでしょうから、今週も思い切ってプレーしてほしい。そして今度こそチームに勝利を呼び込んでほしい、と思います。
<01.6.19> アルゼンチンワールドユースの初戦をオーストラリアと戦った日本は、羽田のオウンゴールなどで0-2で敗れました。序盤こそ高い位置でボールを奪って良いサッカーができていましたが、その後はパスがつながらずやりたいことができなかった、と言う感じ。オーストラリアの速く大きなパスサッカーに付いて行けず、またフィジカルにも負けて内容的にパッとしないゲームでした。また1点目のオウンゴールのシーンではオフサイドは取ってもらえず、2、3度あったペナルティエリアで倒されたシーンではPKを取ってもらえないなど判定にも恵まれませんでしたが、それは国際試合では良くあること。むしろ選手から気合いを感じられず、精神面で打ち勝てなかったのが敗因だったのではないか、と思います。このU-20代表は、今年はまだ1勝しかしておらず「負け癖」が付いているような感じですが、そこを引きずっているような敗戦だった、と言えるのではないでしょうか。とは言えまだ大会は始まったばかり。前回のナイジェリア大会でも初戦はカメルーンに1-2で敗れたところからのスタートでした。ここからいかに立ち直るか。この代表選手達の精神的な強さが求められると思います。
サンフレッチェから参加した3人ですが、森崎和と駒野はフル出場し、また森崎浩は3人目の交代要員として79分からの出場でした。森崎和は序盤こそ高い位置でのパスカットから攻撃につなげていましたが、その後徐々にゲームから消えていきました。このチームは森崎和が目立っているときは出来が良く、目立たないときは上手く行っていないという傾向がありますが、それがもろに出た格好。次のゲーム以降ではもっともっとボールに絡んでほしいと思います。駒野は左サイドでチャンスメイクをしていましたが、ドリブルのキレが無くまたクロスの精度も低かったと思います。更にボールを持つとクロスを上げるシーンばかりでたまにはゴールを狙う積極性を出しても良いのではないか、と思いました。森崎浩は終盤のパワープレーの時間帯で前線にスペースが無く、ボールを持つシーンも少なかったのが残念でした。3人とも次のゲームでは、もっともっと持ち味を出して、そして勝利に貢献してほしいと思います。
<01.6.18> 先々週発売の「紫熊倶楽部」Vol.35を紹介します。(遅くなってしまって申し訳有りません。)トップ記事は昨日開幕のワールドユース・アルゼンチン2001に出場する森崎兄弟、駒野の3選手の特集です。代表選出決定の記者会見の様子から、U-20代表チームの課題まで書いています。これに続くのは久々の今西総監督のインタビュー。サンフレッチェがマツダ時代から外国人監督にチームを任せている理由を説明し、ヴァレリー監督の元でのチームの課題と期待について語っています。また個々の選手、特に今季抜擢された選手についてのコメントも興味深いものです。そして一番大きな情報は新外国人選手についての考え方。育ってきた若手のお手本になれるような選手、リーダーとなる選手の必要性を説いた上で「そこで、外国人選手なんですよ」と今西氏は力説します。「監督の戦術をしっかりと理解し、ゲームの中でチームを引っ張っていく選手...特に攻撃面でのリーダーの必要性を感じて」いるとして、例えばストイコビッチ、あるいはアーノルドのような存在の選手の獲得を目指すと語っています。そしてそれが上手く行けば2nd stageは優勝争いの可能性もあるだろう、とも語っています。
今西氏の記事に続くのは、トゥーリオのインタビュー記事。その中で特に「帰化」に対する考え方を語っているのですが、記事では「サポーターの皆さんにお願いしたい。彼の帰化の問題は、彼自身が決意するまで静かに見守ってほしい、と言うことを」と結んでいます。マッチレポートは、若手が可能性を見せたプレシーズンマッチの福岡戦について。「サンワの森」でのミニキャンプの様子、FC東京戦、神戸戦の展望、totoの予想(これらはいずれも済んでしまいましたが...)、そして早川文司さんと佐々木温さんのコラムへと続きます。Vol.35は現在発売中ですが、今週末には次号が出てしまいますのでまだ読んでいない方はお早めにお買い求め下さい。
<01.6.17> 約1ヶ月ぶりに再開されたJリーグ1st stageの第11節で神戸と対戦したサンフレッチェは、0-1で良いところ無く敗れました。
サンフレッチェのメンバーは上村がDFラインに復帰して次のような感じだったと思われます。
      下田

    上村 トゥーリオ
沢田          服部

   森保    桑原

      山形(→奥野45分)
 藤本(→梅田45分) 高橋(→宮崎79分)
      久保

SUB:加藤、川島
広島フットボールなどによるとゲームは序盤から神戸ペースで、完全にボールを支配されてほぼ一方的に攻められ続けたそうです。沢田選手は「前半はクサビをいれても何をやっても、全て相手に奪われた。こっちが前に出よう、という時にそうなるので、ほとんどがカウンターの形になってしまった」と語っていたそうですが、急遽1トップ・4バックを採用してきた神戸に対して攻めも守りも上手く行かなかったそうです。失点は17分で、上村のパスミスからオフサイド崩れで薮田に右サイドを破られ、最後はダニエルにフリーで押し込まれました。また期待の山形もこの日は機能せず。ストレスばかりが溜まる前半だったようです。
後半になって、ヴァレリー監督は選手交代で修正をはかります。一つは山形から奥野への交代。奥野、森保が下がり目、桑原が上がり目の三角形を形成して、中盤の支配力を高めようと意図したものでした。これはある程度成功して、前半に比べて何度もチャンスを作れるようになります。沢田が、服部が何度もサイドからの切り崩しを図り、梅田の、また久保の決定的シュートを導きます。しかし結局は単発的なものに終わりそのままタイムアップ。藤本から梅田の、高橋から宮崎への交代もむしろ形が悪くなるだけで無得点に終わり、神戸ユニバでの相性の悪さを振り払うことはできませんでした。これで中断前からの連勝は4で止まり、順位も10位まで落ちました。主力5人が不在なのは、来週も同じ。今いるメンバーが最高のメンバーだという気持ちで、何とかこの悪い流れを断ち切ってほしいと思います。
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