7/1〜7/7のSANFRECCE Diary


<01.7.7> 広島フットボールによると、ユース組は体調不良の上に久保と藤本も出場機会が少なく、練習も不十分でコンディションが落ちているとのこと。メンバー的には2週間前よりも苦しい、と言えるかも知れません。ただ、このブレイク中に残ったメンバーで集中的に行ってきた守備の練習については、監督自身も非常に満足しているとのこと。奥野が守備のリーダーの位置に座り、両サイドに激しくプレッシャーをかけることによってしっかり守る、と言う共通理解はできている模様です。ガンバ戦では守備戦術の未熟さを露呈した上にポポヴィッチ、上村という「大駒」2枚を失ったわけですが、もともと守備は攻撃に比べて個人の能力に依存する部分は少ない上に、組織作りも攻撃よりは難しくない、と言われています。キャンプ以来ずっと攻撃練習に時間を割いてきたおかげでそれなりに点が取れるようにはなったわけですから、ここでしっかりと守備の組織を固めることは今後に向けても非常に重要なのは間違いないでしょう。それを試す相手として、清水はやや手強すぎる感じはしますが、何とか集中を切らさずに戦い抜いてほしいと思います。
今日のキックオフは15:30。NHK-BSで生中継がありますので、日本平に行けない方はテレビの前で応援を。
<01.7.6> 連敗脱出を図りたいサンフレッチェは、この5年間一度も勝っていないだけでなく、472分間1点も取れていない相性最悪の日本平に乗り込みます。ここまでの清水の成績は次の通り。
清水 ●1-2○ 柏  【清】アレックス、【柏】黄、北嶋
清水 ○1-0● 福岡 【清】森岡
清水 ○2-1● 東京V【清】横山2、【V】西田
清水 ○1-0● 神戸 【清】久保山
清水 □1-0■ G大阪【清】バロン
清水 ●1-2○ C大阪【清】澤登、【C】岡山2
清水 ○5-2● 札幌 【清】安永、伊東、バロン、アレックス2、【札】山瀬、播戸
清水 □4-3■ 鹿島 【清】アレックス2、安永、バロン、【鹿】柳沢、金古、ビスマルク
清水 □1-0■ 磐田 【清】平松
清水 □1-0■ 浦和 【清】横山
清水 ●0-2○ 市原 【市】崔2
ここまでの勝ち点は20で首位磐田との差は11。1試合多く残しているため数字上はわずかに優勝の可能性は残っていますが、磐田が1試合でも勝つともう追いつけません。そのへんがどうモティベーションに影響するかが清水にとっては問題かも知れません。ここまでのゲームでも競り合いには強いものの爆発力は無いだけに、広島としてはいかに集中力を切らさずに戦い抜くか、が課題だと思います。
サンフレッチェのメンバーですが、コリカとU-20代表組が戻ってきています。ただし広島フットボールによると、U-20組は長旅の疲れもあって調子が上がっていないとのこと。特に駒野は腸炎を患うなど体調も悪く別メニューだったそうです。また、何と言っても痛いのはポポヴィッチの穴。これまでの12試合の内フル出場したのは6試合だけだったのですが、その成績は5勝1敗。逆に代表招集や怪我などで出なかった(または途中退場した)6試合は全て敗れています。ポポヴィッチは守備の中心だっただけでなくチームメイトを鼓舞する役割も果たしていただけに、他の選手の奮起が望まれるところではないでしょうか。明日のメンバーは森崎和の体調と森保の怪我の具合次第ですが、おそらく次のようになるものと思われます。
      下田

   トゥーリオ 奥野
沢田          服部
    森保  桑原

      コリカ
 藤本        大木
      久保

SUB:加藤、八田、川島、森崎和、高橋
ポイントは、何と言ってもアレックス、市川の両サイドをどう抑えるかでしょう。そのためには両SBがマークを外さないことも大事ですが、それ以上に彼ら2人の上がった後のスペースをいかに使うか、が問題です。沢田、服部が頑張るだけでなく、CBやボランチ、FWとの連係が重要だと思われます。前節まで13位の広島と、15位の横浜FMとの勝ち点差はわずかに3。結果次第ではこの順位がひっくり返る可能性もあるだけに、なんとか勝ち点が欲しいところです。
<01.7.5> 昨日のキリン杯ユーゴスラビア戦は日本が1-0で勝ち、昨年に引き続いて「優勝」しました。
トルシエ監督は「キリン杯は新しい選手を試す」と言っていたような気がするのですが、実際にはコンフェ杯の路線を踏襲した布陣。特にこのユーゴ戦はパラグアイ戦と全く同じ先発で臨みました。ゲーム内容は、はっきり言って「退屈だった」と言って良いのでは?ボールの支配率はユーゴの方が高かったのではないかと思いますが、やはり経験の少ない選手が多かったせいかコンビネーションが今一つ。ピクシーのスーパープレーに付いて行けないパターンも多く、ここを抑えられると打開策も無く日本に落ち着いて守られます。逆に日本も攻めのアイディア不足。小野は動きが少なく単発のパスに終始し、前の試合で2ゴールを決めた柳沢もほとんどの時間帯消えてしまい、森島も疲れのせいか精彩を欠いてほとんどチャンスらしいチャンスは無し。稲本のゴールは確かに素晴らしいものでしたが、しかしああいうミドルシュートを狙うシーンはこれまでも何度もあってその度に大外ししてきましたから、それがたまたま枠に飛んで更にGKがミスしてくれただけ、と言うだけのものでした。また終盤のトルシエ監督の采配は、追加点を取りに行くというよりも1点を守るためのバランスを崩さない、と言うもの。コンフェ杯でできたチームとしての完成度を高める、と言う点では意味のある勝利でしたが、スペクタクルを求めるものにとっては物足りないゲームだったのではないでしょうか。
期待の久保は、後半30分ごろからの出場でした。疲れが出てきた選手が多かった中で前線で動き回り、大きな切り返しでドリブル突破を図ったりワンタッチのパスを中山に出してチャンスを作ったり、とそれなりに持ち味は出せた、と思います。しかし、出てきた時間帯は既にトップ下は伊東。小野もとっくに下がっていてパスの出し手がいない布陣で、久保がなんとかしたくてもなかなかボールも来ない、と言う状況でした。従ってゴールどころかシュートも打てなかったのも仕方がない、と言う感じだったのではないでしょうか。
今回、トルシエ監督は柳沢、鈴木をツートップとして使い、それなりに役に立つところは見せました。パラグアイ戦での柳沢の思い切りの良いシュートは見事なものでしたし、鈴木の身体を張ったプレーは国際試合でも通用することを示したとは思います。しかし、彼らがこれでポジションを確実なものにしたか、と言うと全然そんなことはないのではないでしょうか。柳沢は2得点と1アシストのそれぞれのシーンこそ素晴らしかったのですが、全体としては消えている時間が長すぎたように思います。また鈴木は何気なく肘を使ったり足で蹴ったり、と言う「汚いプレー」が多すぎる。相手DFをいらつかせる、と言う効果はあるかも知れませんし特に南米やアフリカなど特定の相手にはある程度は必要かも知れませんが、しかし見ていて気持ちの良いものではありませんでした。このへんは単に好みの問題なのかも知れませんが、相手や審判によっては一発レッドの可能性もある、危険なプレーヤーという気がして仕方がありませんでした。そして、彼ら2人の一番の問題は「預ければ何とかしてくれる」あるいは「ツボに填まったら絶対に決める」と言う怖さをほとんど感じさせないこと。役に立つプレーヤーであってもエースとしての存在感がないこと。そう言う意味では少なくともFWに関しては、1年後に向けてまだまだ試行錯誤が続きそうな気がします。
そんな中での久保ですが、コンフェ杯とキリン杯を見ていると「膠着状態を打破するためのジョーカー」としての使い方が定着したような感じです。代表の中では相変わらず控え目な久保は、トルシエにとってはまだまだレギュラーとして使おうと言う気にはならないのでしょうが、しかしその能力には間違いなく一目置いている。だから、ここぞと言うところで期待したい気持ちはあるのだと思います。しかし、逆に言えば久保の出る場面はいつでも難しい局面です。昨日のゲームでも、交代を命じられたときには表情には緊張感がありありでなかなかゲームに入り込めなかった感じでした。だからなかなか結果が出ない。となると、トルシエもますます使いにくい。代表の久保は、そう言う一種の悪循環に陥っているような気がしてなりません。トルシエは久保に「壁を破って欲しい」と言っているそうですが、むしろ壁を作っているのはトルシエの方ではないでしょうか。どうせ他にこれと言って決定的なFWはいないわけですから、思い切って何試合かフルに使ってみても良いのではないか、と思うのですが。そうすれば必ず久保は、これぞエース!と言う働きを見せてくれる、と私は信じています。
<01.7.4> 今日は大分でキリン杯の第2戦、ユーゴスラビア戦が行われます。今回のユーゴはミハイロビッチやミヤトビッチなど西欧のリーグで活躍する選手はほとんど出場せず、国内リーグ所属の選手ばかり。更に、ピクシーもW杯予選には出場していないと言うことで、この代表は「本当の代表」ではない、と言う人がいます。実際、パラグアイにはかなり押されたゲームをして敗れていて、日本代表の強化という面で意味のある対戦かどうか、と言う意見もあるようです。実を言うと私もそれに近い事を思っていたのですが、最近読んだ2冊の本で考えが変わりました。
その2冊とは、木村元彦氏の著書で「誇り」と「悪者見参」です。「誇り」の方はサブタイトルが「ドラガン・ストイコビッチの軌跡」となっていて、ピクシーのサッカー人生を綴ったもの、また「悪者見参」は「ユーゴスラビア・サッカー戦記」でピクシーを中心にユーゴのサッカー選手の群像劇、と言ったものなのですが、しかしそのサブタイトルから想像されるような単なるサッカーの本、と思ったら大間違い。むしろサッカー選手を取り上げることによって戦火の中にあるバルカン半島、国際社会の中で揺れるユーゴスラビアの本当の姿を明らかにするという、非常に優れたルポルタージュになっています。「東欧のブラジル」と言われ、才能のある選手を続々と輩出したユーゴ。サッカーだけでなく、バスケットなどいろいろなスポーツで一流選手を産み、更に優秀な指導者も続々と生まれてきたユーゴ。しかしこの国は民族主義と国際政治に翻弄され、とりわけ国連の経済制裁とNATOの空爆にさらされて崩壊寸前とも言える打撃を受けています。そう言う苦しい状況の中で、ピクシーを中心とするサッカー選手達がいかに戦ってきたか。この場で内容を詳しく書く余裕はありませんが、ユーゴ紛争と言っても「遠くの火事」ぐらいにしか思っていなかった私にとっては十分衝撃的な内容でした。この2冊はいずれも集英社文庫から出版されていますので、ぜひ手にとってみることをお勧めします。
これまで多くの強豪国にとって、日本への遠征は何となく「片手間」と言う感じが多かったと思います。さほど強くもない日本代表に対して本気で来ることはほとんどなく、半分観光気分で来日したチームも多かった、と思います。しかし、たぶん今回のユーゴ代表は違う。「セルビア悪玉論」のため欧州では親善試合の相手をしてくれる国も多くないユーゴにとっては、遠くアジアへの遠征とは言っても重要な強化の機会です。また民族紛争の激化で多くのクラブが崩壊に近い状況下で新しい選手を育てる事が難しくなっている中で、次代を背負う選手に経験を積ませることは非常に大事なことです。更にここまでユーゴのサッカーを背負ってきたピクシーが、日本で代表の姿を見せる最後の機会でもある。従って今回のパラグアイ戦と日本戦は、ユーゴにとっては勝敗そのものよりも重要な事はたくさんあるのだ、と思います。キリン杯は一応タイトルがかかっているとは言え中身は親善試合です。我々は自国の代表だけでなく、対戦相手にも目を向けて敬意を持って対することが大事なのではないか、と思います。
<01.7.3> 昨日、サンフレッチェからの退団が決まったポポヴィッチの記者会見が行われました。その詳しい内容が広島フットボールに出ていましたので、紹介します。
1997年シドニー・ユナイテッドから移籍してきたポポヴィッチですが、オーストラリアのNSLはセミプロリーグ。従ってプロとしてのキャリアは、日本でスタートしたことになります。将来の欧州移籍のためのステップとして来日したポポヴィッチでしたが、しかしその道は平坦ではありませんでした。来日1ヶ月で足の指を痛め、97年の2nd stageは全試合に欠場。「サッカーができなくなるかもしれない、と言う恐怖感に怯えた」日々だったそうです。しかし何とかその試練を克服し、この2年は満足できるプレーができて、欧州からのオファーも少しずつ来ていたようです。しかし、ポポヴィッチの目標はあくまで高いレベルでプレーすること。欧州へ行ってもレベルの低いところでプレーしたり、あるいはベンチに座っているのでは意味がない。従ってレベルアップのためにはJリーグでプレーするのがベターである、と考えていたそうです。
そして、その転機となったのがコンフェ杯でした。この大会でポポヴィッチは重要なゲームの全てにフル出場し、豪州の3位に貢献。これで「ヨーロッパでもやれる」という結論が出て、そしてプレミアリーグやブンデスリーガの数チームから良いオファーが来たそうです。今はそのどれを選ぶかを検討しているところで、しばらくオーストラリアで休養を取った後イングランド、ドイツで交渉を進めて7月中にはチームを決めたい、と言うことです。
来日当初は「下から2番目ぐらいのチーム」(ポポヴィッチ)だったサンフレッチェでしたが、チーム力が向上するにつれてどこからも嫌がれるチームになり、そして若く有望な選手が多く育ってきて「将来的には、優勝争いに必ず加わってくるようになる」ほどになってきました。しかし、大事なのは戦う気持ちだ、とポポヴィッチは言います。日本で長くプレーして来た彼ですが、「特に私が不思議だったのは、負けたときの周りの反応でした」と語ります。敗れた後、チームメイトは「負けたことは忘れよう」と口にするそうですが、しかし敗戦が悔しくて数日は忘れられないポポヴィッチにとってはとても理解できないらしい。そして、例えばジュビロとの違いは技術でも戦術でもなく、「常に勝利を貪欲に目指す」と言う意識だろう、と強調します。我々ファンが見ていても、サンフレッチェの最大の弱点は時々気の抜けたゲームをしてしまうと言う精神面の弱さです。そういう時、チームがそう言う状況に陥ったときに一番大きな声を出してチームメイトを鼓舞し、ゴール前まで攻め上がって行っていたポポヴィッチのこの言葉は、まさに正鵠を射ていると言えるのではないでしょうか。ポポヴィッチの「若い選手たちに言いたいのは、常に自分のメンタリティをコンスタントな状態にしておいてほしい、ということ。常に同じ気持ちで闘いに挑んでほしいし、トップレベルになるには、それが絶対に必要なんです」と言う言葉は、若手だけでなく中堅やベテラン選手にも常に忘れずにいて欲しい言葉だ、と思います。
ここで新しい挑戦に踏み出すポポヴィッチですが、何年か後にはぜひ日本に戻ってきたい、と言います。オーストラリアに戻る前に、もう一度日本でプレーしたい、と。そしてその時にはサンフレッチェの若手DF、八田やトゥーリオ、河野らに対して、アーノルドが久保にしたのと同じように彼の経験を伝えたい、と語っています。今年28歳のポポヴィッチにとって、今がプレーヤーとして一番脂の乗っている時期です。そして今年は、彼の目標の一つであるW杯出場を賭けた戦いもある。そんな中での欧州移籍は、大きなチャレンジだと思います。ここまでのサンフレッチェの歴史の中で、外国人選手としてだけではなくDFとしても最高の選手だった事は間違いないところ。サンフレッチェとして彼を失うのは間違いなく痛手ですが、しかしここは彼のためを思って、笑顔で送り出したいと思います。
なお、このインタビューの全体は今週発売の「紫熊倶楽部」に掲載されるそうですので、是非そちらをお読みください。
<01.7.2> 昨日のキリンカップのパラグアイ戦は、日本が前半16分と後半5分の柳沢のゴールで2-0で快勝しました。
ゲーム全体としては、やはりコンフェデレーションズ杯のような「本気」の国際大会と親善試合とは緊張感が違うな、と言うのが第一印象。日本は初めての札幌ドームでのゲームを伸び伸びと戦っていたように思います。特にこの日も左サイドに入った小野が素晴らしい働きでした。日本の2点は、もちろん決めた柳沢も素晴らしいのですがそれも小野の絶妙のパスがあったからのこと。小野は試合後に「ぼくの今のポジションにはまず敵があまりいません。それによって、本当によく、これまでとは違った形でFWがよく見えるんです」(MASUJIMA STUDIUMより)と語っていたそうですが、これは「ゲームメーカー=トップ下」と言うかつての「常識」から、むしろ良いパスはサイドから出てくる、と言う最近の新しいゲームメーカー像を体現したプレーだった、と思います。この小野のプレー以外ではあまり得点の匂いがしなかったのが残念ではありましたが、今後に向けて手応えをつかむことができた、と言えるのではないでしょうか。
逆に南米予選2位のパラグアイは主力を欠いている事もあり、また疲れのせいもあって切れが無くやや物足りない印象でした。特にFKなどでしばしば日本のオフサイドにかかっていたのは、チームとしての意思統一の悪さを露呈した、と言う感じ。トルシエ監督のいわゆる「フラットスリー」はこの程度の相手になら破られない、と言う安定度の高さを示したと思います。ただ、気になるのはパラグアイのマルカリアン監督のコメント。「日本の今日のDFはオフサイドトラップを多用し過ぎていたのではないか。オフサイドトラップの多いサッカーは近代的ではなく、ほかのチームと対戦するような場合、おそらく大変だろう」(MASUJIMA STUDIUMより)と語っています。確かに4月のフランス戦、スペイン戦、そしてコンフェ杯決勝ではオフサイドトラップの失敗から?(あるいは隙を突かれて)失点をしたわけで、1年後に高い完成度で臨んでくる列強は当然同じ事を狙ってくるのは必須だと思います。この点では、キリン杯で守れたからと言って安心はできないのではないか、と言う思いが残りました。
ところで期待されたサンフレッチェのメンバーですが、久保の出場機会は無く藤本は4分余りの出場にとどまりました。久保は、試合前の噂ではレギュラー組のFWとして練習していた日もあったそうです。しかし、結局先発として起用されたのは半年ぶりに代表に戻ってきた柳沢と、Aマッチ5試合目の鈴木。途中交代で入ったのも中山と山下で、久保はアップの画面も映りませんでした。柳沢はJリーグでは絶好調をキープしているので当然かも知れませんが、しかしそう言う意味では久保も同じ。今使わなければいつ使う?と言う感じだと思うのですが、それでも使ってもらえないのはやはりコミュニケーション不足の問題が解決できていないのかも知れません。柳沢が結果を出し、鈴木がコンビネーションの良さを見せただけに、次も出場の機会は無いままに終わるかも。また初出場の藤本ですが、「楽しかったです。...こういう大会と場所、雰囲気でのプレーができることがうれしかった」と語っているようにあまり緊張もせずに伸び伸びとプレーできた様子です。U-23代表に初めて招集されたときには気負いすぎて芝を蹴ったりしていましたが、今回はそれも無く自然にチームに溶け込んでいました。ただ、「あまりドリブルはするなと監督から言われて」いたこともあってか特徴が出たかというと今一つ。がむしゃらに走り回るでもなく、これと言って見せ場を作ることはできませんでした。ある報道によるとトルシエ監督は、森島の後継者の1人として藤本を考えている様子。おそらくこれからも何度かチャンスを与えられるでしょうから、そこでいろいろと学んで、そして成長して帰って来てほしいと思います。
<01.7.1> 私は実は最近まで知らなかったのですが、NHK広島放送局がローカル枠で「サンフレッチェと遊ぼう」と言うコーナーを放送しています。NHKは、この収録の参加者(小学生男子と中学生までの女子)を現在募集中です。日時は7/21(土)の午後(確か1時からと3時から)。サンフレッチェの選手と一緒に、ドリブルやPK戦などいろいろなゲームで遊べるそうです。お問い合わせは、NHK広島放送局(082-504-4777)までどうぞ。
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