7/29〜8/4のSANFRECCE Diary


<01.8.4> 一昨日行われた日本クラブユース選手権の準々決勝で鹿島と対戦したサンフレッチェ広島ユースは2-0で勝ち、準決勝進出と高円宮杯への出場権を獲得しました。
【準々決勝】
サンフレッチェ広島 2-0 鹿島アントラーズ
FC東京      2-0 ガンバ大阪
コンサドーレ札幌  2-0 清水エスパルス
京都パープルサンガ 1-1 名古屋グランパスエイト(PK4-2)
サンフレッチェは今日の14時から、決勝進出を賭けてFC東京と対戦します。
<01.8.4> 先日8/15に静岡で行われるAFC/OFCチャレンジカップに参加する豪州代表のメンバーが発表され、コリカと元サンフレッチェのポポヴィッチ、A・ヴィドマーが選出されました。他のメンバーは、欧州の各国リーグが開幕しているかまたはその直前ということで、控えクラスと豪州リーグの選手のみが招集されているようです。はっきり言ってコンフェデレーションズ杯とは別チームで、やや物足りないメンバーだと言えるかも。日本代表も中田英や小野、稲本など国外組は招集しない方針だそうですから、これまで出場機会に恵まれなかった選手にもチャンスが与えられるのではないでしょうか。日本代表候補は明日発表される予定だそうです。
<01.8.3> 昨日ビッグアーチで行われたアビスパ福岡との練習試合は、2-1でサンフレッチェが勝ちました。1st stageの福岡は、勝ち点14の12位。また6月以降1度も勝てずに5連敗と、状況は広島とよく似ています。しかしこの練習試合を見るかぎりでは、状態は広島の方が遥かに良いように見えました。
サンフの布陣は、「ついに3トップを捨てた」と言う広島フットボールの情報通り、次のような4-4-2。
       下田

   トゥーリオ オレグ
駒野            服部
        沢田
     森崎和
   
   藤本     コリカ

     久保  大木
対する福岡は、GKは背番号が無かった?ため良く分からず。後はDF:内藤、前田、小島、三浦、MF:篠田、野田、バデア、中払、FW:ビアージョ、江口、と言うメンバーでした。平島が怪我をしてオールスターを辞退した、と言うのは聞いていましたが、その他には山下も久永も呂比須も不在。ベストメンバーでは無かった、と言う事になりますが、それにしても福岡の出来は最悪でした。もっとも、福岡が悪く見えたのは広島が良かった、と言うことの裏返しでもあるわけで、昨日のサンフのサッカーは非常に良かった、と思います。攻撃は久保、大木に藤本とコリカが絶妙なハーモニーを奏で、これに森崎和や服部が絡んで何度も福岡守備陣を恐怖に陥れていました。先制点は前半8分で、藤本のスルーパスに抜け出した大木がGKをかわして余裕をもってゴールを決めたもの。2点目は41分に藤本がロング・ループシュートをファーサイドに沈めました。その他にも決定機は数々あって、シュートの精度が高ければ4、5点は入っていてもおかしくない展開でした。
逆に課題の守備ですが、これもまずまず。ピンチらしいピンチは20分ぐらい?に連続して3回CKを蹴られた時ぐらいで、シュートらしいシュートもミドルシュートが1、2本あっただけだった、と思います。基本布陣はオレグが相手FWに付いてトゥーリオがやや斜め後ろに位置し、状況に応じて沢田、駒野、服部が下がるという感じだったのですが、この中では特に沢田が効いていました。攻撃に絡むことは少なかったのですが、守備面では判断とプレーのスピードが抜群で、「2バック」になりがちだった弱点を上手にカバーしていました。相手が攻撃に課題を持つ福岡だったこと、そして山下も呂比須もいなかった事を考えればそれほど大喜びをすべきではないかも知れませんが、少なくとも1st stageのズタボロの守備からすればかなり改善されたように思います。また注目のオレグもまずまずの出来。一度最終ラインで空振りして肝を冷やしましたが、それ以外は無難なプレーを見せました。ポジショニングも良くまた1対1も強く、何とか使えそうだと言う印象を受けました。
さて、後半になって両チームともメンバーを入れ替えます。福岡は江口と三浦を下げて服部と藤崎を入れ、サンフは久保、コリカ、トゥーリオを下げ、スカチェンコを入れて3トップにしてきました。
       下田

     奥野  オレグ
駒野            服部
    沢田    桑原
    
       森崎和
   
 藤本          大木
     スカチェンコ
この中で目立ったのは、スカチェンコと周りとのコンビネーションの悪さ。最初はボールを要求して元気に動いていたのですが、なかなかそこにボールが出ないためチャンスにならず、そのうちその元気が無くなってプレーのキレも無くなってしまいました。結局今日は45分プレーしたのですが、まだまだ試合に使えるレベルにはない、と言う感じでした。シーズン開始時にC契約だったトゥーリオはこのまま登録していても大丈夫だそうで、外国人を同時に4人使うことが出来ないだけだそうです。ですから、少なくとも上村が完全復帰するまではコリカ、オレグとともにトゥーリオを使い、スカチェンコの起用は無いのではないでしょうか。
後半15分ごろ、サンフはごそっとメンバーを入れ替えて次のようになりました。
       加藤

     奥野  八田
李             宮崎
    桑原    森崎浩
    
       山形
   
 梅田          高橋
     スカチェンコ
このメンバーで何人かは良い動きで、高橋、山形、宮崎、森崎浩らはトップの選手と比べても遜色ない動きが出来ていたと思います。しかし、その他の選手がいまいちだった上にコンビネーションが悪く全体としてはダメダメ。中盤がスカスカになって簡単にゴール前に侵入を許すという悪いときのサンフが顔を出し、福岡を生き返らせてしまいます。そんな中、後半33分ぐらいに八田が突破しようとする相手選手を倒してペナルティエリアのすぐ外からのFKを与えます。中払の蹴ったボールをファーサイドで河口に簡単に頭で合わせられ、1点を許してしまいました。しかしその後は福岡も疲れたかあまり攻めて来ず何とか無失点に抑え、そのまま2-1で終わりました。
このゲーム、練習試合と言うことで緊張感もそこそこで、ここで良いゲームが出来たからと言って本番でも上手く行くとは限らない、とは思います。しかし課題だった守備の問題解決に展望が見えたこと、また使える選手と使えない選手の見極めが出来たことは、収穫だったのではないでしょうか。その中でも、特にこれまで桑原が勤めていたファースト・ボランチの位置に入った沢田の出来が出色でした。リーダーの不在が問題とされ、ヴァレリー監督自身もいろいろと悩んでいたようですが、このゲームでキャプテンマークを付けた31歳の元日本代表の働きは、一つの回答となったと言えるかも知れません。
<01.8.2> 昨日行われた福山大との練習試合は、7-0で勝ちました。広島フットボールによると、サンフレッチェのメンバーは次の通り。
【開始〜25分】
GK:加藤、DF:李、奥野、八田、宮崎、MF:桑原、森崎浩、山形、FW:中山、スカチェンコ、高橋
得点者:高橋(12分)
【25分〜60分】
GK:加藤、DF:菊池※、河野、八田、宮崎、MF:松下、森崎浩、山形、FW:島田※、梅田、内田※
得点者:森崎浩(46分)、内田(51分、54分)
【60分〜終了】
GK:下田、DF:駒野、トゥーリオ、オレグ、服部、MF:沢田、森崎和、コリカ、藤本、FW:久保、大木
得点者:藤本(68分、87分)、コリカ(73分)
ここで※は練習生。広島フットボールでは松下と梅田にも※が付いていましたが、これは間違いでしょう。注目の両外国人のうち、スカチェンコは動きが重く無得点に終わりましたが、ポジション取りの巧さとシュートの意欲の高さを見せたとのこと。またオレグは目立ったミスもなく、まずは無難な出来だったようです。ただ、相手が大学生だったことは当然割り引いて考えなければなりませんから、今日の福岡との練習試合でどうか、が問題ではないでしょうか。
<01.8.2> 大分にレンタル中だったDFの池端の完全移籍が、昨日発表されました。池端は清水商から98年に広島入り。ユース代表候補の実績をひっ下げてプロ入りし、1年目からトップ出場を果たすなど期待されましたが、波が大きかったことから徐々に出場機会を失い、昨年はヴェルディにレンタル。そこでも数試合に出場しただけに終わり、今季から大分で出番をうかがっていました。そして今年も最初はサテライト暮らしが続いていましたが、小林監督の昇格に伴ってチャンスを得て、ここ6試合は連続してスタメン出場するなど勝利に貢献してきました。広島から大分にレンタルされて、その後正式移籍に移行したのは山根、金本、前川に続いて4人目。彼らとともに、ぜひともJ1昇格を勝ち取って欲しいものです。
<01.8.2> 日本クラブユース選手権の第3日、ジュビロ磐田と対戦したサンフレッチェ広島ユースは、10分に沖本、25分に木村のゴールで前半のうちに2-0とリードしました。しかし後半になって2点を取られて追い付かれましたが、そのまま逃げ切ってグループ1位を確保、決勝トーナメントに進出しました。各グループの結果は次の通り。
【A組】       勝点 得 失 得失点差
1 清水エスパルス   9 7 2  +5 (1位の2位)
2 浦和レッズ     6 3 3   0
3 ヴィッセル神戸   3 4 9  ―5
4 サガン鳥栖     0

【B組】       勝点 得 失 得失点差
1 鹿島アントラーズ  7 3 2  +1 (1位の4位)
2 ベガルタ仙台    5 4 4   0
3 横浜Fマリノス   4 4 5  ―1
4 大分トリニータ   0

【C組】       勝点 得 失 得失点差
1 名古屋グランパス  6 3 0  +3 (1位の6位)
2 大宮アルディージャ 4 2 4  ―2
3 塩釜FC      4 2 3  ―1
4 東京ヴェルディ1969 3

【D組】       勝点 得 失 得失点差
1 FC東京      9 6 0  +6 (1位の1位)
2 ガンバ大阪     6 4 1  +3 (2位の2位)
3 愛媛FC      3 0 9  ―9
4 湘南ベルマーレ   0

【E組】       勝点 得 失 得失点差
1 京都パープルサンガ 7 10 3  +7 (1位の3位)
2 コンサドーレ札幌  7 8 3  +5 (2位の1位)
3 アルビレックス新潟 3 0 12  ―12
4 GENIOS.FC      0

【F組】       勝点 得 失 得失点差
1 サンフレッチェ広島 7 3 2  +1 (1位の5位)
2 アビスパ福岡    6 4 2  +2
3 ジュビロ磐田    4 3 6  ―3
4 ヴェルディ岩手花巻 0
この結果、今日から行われる決勝トーナメントの組み合わせは次のようになりました。
鹿島アントラーズ ─┐
          ├─┐
サンフレッチェ広島─┘ │
            ├─┐
FC東京     ─┐ │ │
          ├─┘ │
ガンバ大阪    ─┘   │
              ├─
清水エスパルス  ─┐      │
                   ├─┐  │
コンサドーレ札幌 ─┘ │  │
            ├─┘
京都パープルサンガ─┐ │
          ├─┘
名古屋グランパス ─┘
サンフレッチェユースは鹿島に勝てば、高円宮杯への出場権を獲得します。
<01.8.1> サンフレッチェは昨日、スカチェンコ、オレグの入団発表を行いました。中国新聞によると、Kリーグでのプレー経験のあるスカチェンコは「韓国も、日本のサッカーも似ているという印象がある。暑い天候以外は問題はない」として、「得点を挙げることが僕の仕事。チームが上位に進出できるよう、頑張りたい。1タッチ、 2タッチのきれいなサッカーを見せたい」と語っています。またオレグは、期待される守りの立て直しについて「確かに直さなくてならないところはある。守りはもちろん、攻撃の組み立てにも参加したい」と言っています。オレグによると「ロシアでヴァレリー監督は有名。彼のチームでプレーしたいという選手は多い」のだそうで、監督を信頼し戦術を理解している選手が来た、と言うことが一番の収穫かも知れません。スカチェンコはポストプレーヤーというイメージですが、攻撃的MFとしての起用も検討されているとのこと。またオレグもCBだけでなく、ボランチもできる選手だそうです。市原が崔、ムイチン、ミリノビッチをFW、MF、CBのセンターライン上に据えて2位に躍進したように、広島もこの2人の加入で大きくチーム力アップ、と行きたいもの。2nd stageに向けて各チームとも補強を進めていますが、代表クラスを2人も入れたのはサンフだけですから、結果を出してもらわなければ困る、と言うものです。2人は早ければ8日のナビスコ杯準々決勝名古屋戦(広島スタジアム)から出場できるそうです。
#しかし、外国人枠の問題はどうなったのでしょう?トゥーリオをC契約に戻せば大丈夫、と言う噂を聞いたことはあるのですが...
<01.7.31> 第25回日本クラブユースサッカー選手権U-18は昨日までにグループリーグの第2試合まで行い、サンフレッチェ広島ユースはF組の首位に立ちました。ここまでの結果は次の通り。
サンフレッチェ広島 4-0 ヴェルディ岩手花巻   アビスパ福岡 4-1 ジュビロ磐田
サンフレッチェ広島 1-0 アビスパ福岡      ジュビロ磐田 11-0 ヴェルディ岩手花巻

【順位表】      勝点 得 失 得失点差
1 サンフレッチェ広島 6 5 0  +5
2 ジュビロ磐田    3 12 4  +8
3 アビスパ福岡    3 4 2  +2
4 ヴェルディ岩手花巻 0 0 15   -15
広島ユースは勝ち点6で首位に立ちましたが、最終戦は難敵磐田。これに敗れると得失点差で2位以下が確定し、福岡の結果次第では3位に沈む可能性もあるだけに、なんとか引き分け以上の結果がほしいところです。なお、他のグループですがJ2のユース等の健闘があって混戦になっているところが多く、例年よりもレベル差が縮まっているような印象を受けます。従ってこの組からの「2位抜け」の可能性もあるので、磐田戦はまずは失点をしないことに気をつけて戦いたいところです。
<01.7.30> 先日はヴァレリー監督の記者会見の内容を紹介しましたが、「広島フットボール」は浦和戦後に独自のインタビューをしています。15試合で33失点という、これまで最悪だった96年(30試合で60失点)以来の守備の崩壊をどうするか。「こんなに失点したら、セカンドステージは建て直せると言っても、サポーターはとうてい納得しない。守備が崩壊したチームが、J2に落ちる、と僕は思う。どうやって、立て直すのか?」と言う中野編集長の問いに対して、「あなたとは、長い関係です。話をいたしましょう」と言って語ったものです。
この中でまず、ヴァレリー監督は正直に「不安はある」と言っています。それは、守備陣にスピードがないこと。それも走る早さではなく、相手に対するアプローチのスピード、そして判断のスピードが遅いため相手にスペースを与えてしまうことが問題である、としています。これを備えているのは上村であり、オレグである。そして「若くて可能性のある選手をCBで使うことも考えて」いて、これらの選手のコミュニケーションを良くすることで守備力を向上させようと考えているそうです。「1列目は高いレベルにある。中盤もいい選手はいる。」攻撃サッカーを標榜するヴァレリー監督は2nd stageもそれを貫くそうですが、「しかし、彼らを活かすも殺すも、守りなんです」として、「チーム全体を変えないといけない。根本的に変えないといけない」と考えていて、メンバーの入れ替えも考えている、と語っています。
本当はこのインタビューでは、具体的な選手名を出して今後についての展望を語っていたそうですが、「選手の名前を今から出すが、それは伏せてくれるか?」と言う約束の上での話だということで、どのように変えるかについては良く分かりません。広島大との練習試合を見た限りでは八田がレギュラー組に入った事ぐらいで、特に新しいことをしようとしているようにも見えませんでした。少なくともヴァレリー監督はオフサイドトラップを多用して守ろう、と考えている訳ではないことは間違いない。CBの3人、サイドの2人、そして守備的MFが協力してスペースを埋め、相手を捕まえ、カバーリングを上手に行うことで守ろうとしているのだ、と思います。たぶんその理想形は広島大戦のサブ組がやっていたように、CBの2人が相手にプレッシャーをかける時にはボランチの選手が下がってカバーリングし、マイボールになったらその3人が押し上げ、特にボランチは中盤まで進出してリターンを受けて攻撃の起点になるような形なのではないか、と思います。しかしこれをきっちりとやるためにはとにかく相手よりも早く判断し、ボールの行方の先を読んで動かなければならない。特に中盤のスペースを狭め、相手に余裕を持ってパスを出させないようにしないとダメでしょう。それができなければ相手にボールを回されて消耗し、後半には「電池切れ」になって動けなくなってしまう、と言うことが起きるのだろうと思います。今のところそれを防ぐためのヴァレリー監督の回答の一つは、守備能力の高い選手を最終ラインに回す、と言う事と、3バックにして守備の枚数を増やす、と言う事のようです。しかし、それが本当に根本的な改革になるのか。中盤のスペースが空いてそこを使われる弱点は克服できるのか。そこは、少なくとも広島大戦では見えなかったように思います。今週行われる福岡との練習試合、そして来週水曜日のナビスコ杯の名古屋戦で、本当はどう言うことを目指しているのか、オレグが機能するのかが明らかになるのでしょうか?
<01.7.29> 今日10時から、広島広域公園でファン感謝デーが行われます。午前中はRCCラジオの「サッカー向上委員会」の公開生放送(10:00-11:00)が行われトゥーリオが生出演するほか、ファミリーサッカー大会、8人制サッカー大会、ビッグアーチ特別見学会が行われます。午後からは選手・スタッフが登場してサイン会、TBSテレビの「筋肉番付(キックターゲット2001)」の公開収録(14:30-15:30)、そしてお楽しみ大抽選会が行われます。更に「ビクトリー2001広島屋台村」でオフィシャルグッズ販売なども行われます。小雨決行となっていますが今日は一日中晴れの予報です。入場料は無料で駐車場も1000台分用意されていますので、ぜひ沢山のファン・サポーターにお越しいただきたいと思います。
<01.7.29> 昨日吉田サッカー公園で行われた広島大学との練習試合は、11-1で勝ちました。中国新聞によると、前半18分に駒野のクロスを受けた大木が先制。次いで23分に森崎和のスルーパスから藤本が決め、前半は八田、服部もゴールして4-0で前半を折り返しました。また後半は1点取られたものの7点を奪いました。
このゲーム、私は後半だけ見て来ました。期待の両外国人の内、スカチェンコはこの日はジョギングとダッシュのみのメニューだったということでお休み。オレグも姿が見えませんでした。(ビザ取得のため帰国中だったらしい。)また上村はいたのですが椅子にどかっと座って睨みをきかせ、久保、沢田、森保もどこにいたやら。(森保は講習会〜指導者講習会のことか〜に出席していたそうです。)と言うことで、最初は次のようなメンバーでした。
       下田
  
  八田   奥野   桑原

駒野     森崎和     服部

       コリカ
 大木          藤本
       梅田
布陣は3-4-3ですが、藤本はやや下がり目でプレーすることが多く3-5-2にも見えました。攻撃面ではコリカが絶好調を維持しており中央やや左を縦に抜けてファーサイドにシュート、と言うパターンで数分間でハットトリックを決めてました。また藤本も元気で(実は逆サイドから見ていたので前線は良く分からなかった)、左サイドからロングシュートを決めたりしたのですが、梅田は相変わらずプレーの精度低し。また両サイドも元気がなく、大学生相手に圧倒的にゲームを支配した、と言うほどではありませんでした。また守備もさすがに1対1では負けてませんが、ロングボールを蹴られてマークの受け渡しがうまく行かずやや危なかった、と言うシーンもありました。ヴァレリー監督は広島フットボールのインタビューで「オレグを中盤に使い、上村ともう一人、若くて可能性のある選手をCBで使うことも考えています」と語っていますが、その選手とはたぶん八田なのでしょう。彼がいかに戦術をきっちりと理解して良いプレーをするか、が2nd stageの鍵を握りそうな気がします。
そして後半途中で、全選手総取っ替えとなって次のような布陣になりました。
       加藤
       
    河野  トゥーリオ
李             宮崎
       松下

    山形    森崎浩

 吉田          高橋
       中山
松下はボランチですが、ロングボールを蹴られる時には河野、トゥーリオが競って松下がカバーリングに入る事になっていました。また松下、あるいはサイドのどちらかが上がった時には、必ずサイドのもう1人が最終ラインに入るように気をつけているように見えました。これは、おそらくレギュラー組がやっていた布陣の応用形なのだと思いますが、これがうまく行っていたかというと疑問。李と松下はポジショニングが定まらず、加藤や河野から何度も指示されていました。また攻撃陣の出来もイマイチで、中山にはボールが収まらず裏へのボールやクロスの精度も悪く、あまりボールが繋がりません。得点こそ高橋、吉田、吉田と3点取りましたが、格下、その上疲れている相手にあれだけミスが多くてはダメでしょう。更にサブ組になってから1点失っているのですが、これは広大のDF?の選手が中央をドリブルで上がるのをズルズルと下がってしまって止められず、ファーサイドにクロスを入れられて点を失うといういささか情けないもの。若手選手全体の覇気のなさが気になりました。
と言うことで両外国人のプレーが見れなかったのは残念ですが、今日のゲームを見るにおそらく2nd stageは3-4-3か3-5-2で行くものと思われます。現時点での予想メンバーは、次のような感じではないでしょうか。
       下田
  
  上村   オレグ   桑原(八田)

駒野     森崎和     服部

       コリカ
 藤本          久保
     スカチェンコ
「リーダー不在」が問題視されているサンフですが、今日のゲームを見る限りでは状況に変化はありませんでした。主力数人が欠けているトップはともかく、若手はもっとお互いに言い合いをしてもいいんじゃないか、と思いました。河野、山形、松下、李、中山、...ほとんどの選手は高校時代は主将を務めていたのですから。
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