1/13〜1/19のSANFRECCE Diary


<02.1.19> 昨日サンフレッチェに、またひとり新外国人候補の選手が合流しました。27歳の元ブルガリア代表、ネスコ・ミロバノヴィッチと言う選手で、代表としては99年に2試合出場しています。現在はブルガリア1部リーグのレフスキ・ソフィアに所属していますが、昨年は中国リーグの上海申花でプレーしていてJリーグも「ずっとテレビで観ていた」のだそうです。中国新聞によると「パスを出す役割より、スペースに飛び込んで積極的にゴールを狙う」なタイプの攻撃的MFだとのことですが、昨日の練習では時差ボケや移動の疲れがあったのか精彩が無かったそうです。強化部ではもう一人「守備のスペシャリスト」のテストも行う予定だとのことです。
<02.1.18> 広島フットボールによると、昨日は1対1、2対2で競り合う練習を行っていたそうで、その中でベトロビッチ、アルナウトの両選手が強さを見せていたそうです。ベトロビッチは上村と、アルナウトは川島と「対戦」し、いずれも技術の高さと当たりの強さを見せつけ評価を高めたとのことです。以前、今西総監督は「テストするのは失礼な選手」が新外国人候補に入っていると言っていましたが、この選手は結局断念したようで、新外国人はこの2人と後に来日する2人の4人の中から選ぶことになるとのこと。今後実戦練習で戦術理解度などをチェックして、採否が決まる模様です。
 また広島フットボールと今朝の中国新聞によると、昨秋両足甲の手術をした服部は今週からボールを使った練習をしているそうで、2月上旬には復帰できるのではないか、とのことです。「足の痛みは、確かにまだありますし、強くボールを蹴るのはまだ怖いですから。50%くらい?そうですね」と言いながら「痛いっていっても、少なくとも昨年の痛い時期よりは、もう全然違いますからね」笑顔を見せていたそうで、今年の彼の飛躍に期待出来そうです。
<02.1.17> サンフレッチェの新外国人候補の選手が2人、昨日からトライアルのために参加しているそうです。一人はボランチとDFが出来るアルナウト、もう一人はDFのベトロビッチ(中国新聞によるとペトロビッチ)で、いずれもユーゴスラビアのパルチザンFCの所属です。2人ともユーゴのU-21代表の経験が有り、アルナウトは22試合で12ゴール、ペトロビッチは21試合で5ゴールを挙げています。昨日来日していきなり紅白戦に参加したそうですが、さすがに体調がまだまだで動きも良くなかったようです。しかしガジエフ監督は「感想を述べるのはまだ早い。評価はまだ先だ」と語り、1週間ほど練習を見て判断するようです。また強化部は他にもテストする予定だとのことです。
 ところで広島フットボールによると、今週からトップとサテライトがはっきりと分かれての練習となり、入れ替えは無かったとのことです。昨日の紅白戦でレギュラー組に入ったのは、GK:下田、DF:沢田、川島、上村、中村、MF:桑原、森崎和、森崎浩、藤本、FW:久保、大木で、控え組がGK:加藤(尾崎)、DF:梅田、ペトロビッチ、八田(河野)、西嶋、MF:アルナウト、松下、山形、李、FW:中山、高橋。(駒野、服部、トゥーリオ、佐田、須田は別メニュー。茂木はU-18代表に参加中で、西村は高校に出席しているらしい。)ガジエフ監督は「まだまだだ。もっとやってもらわないと困る」と語っていたそうですが、まだ練習が始まったばかりと言う事を割り引いて考えれば全体的に良い動きだったとのこと。特に森崎兄弟がレベルの高いプレーを見せていて、この2人に引っ張られるように桑原も良かったそうです。この日は2時間の練習時間中ほとんど休む間もなく実にハードだったそうで、厳しい「ガジエフ流」が浸透しつつあるようです。
<02.1.17> キャンプ中に行われる練習試合の日程が、昨日明らかになりました。今のところ決まっているのは次の6試合。
2/6 (水)大宮(宮崎)
2/7 (木)G大阪(宮崎)
2/9 (土)市原(宮崎)
2/17(日)大分(大分ビッグアイ)
2/21(木)天津泰達(大分)
2/27(水)天津泰達(広島)
このうち2/17の大分戦はトリニータ主催のプレシーズンマッチとなっており、入場整理券が必要だそうです。詳しくはトリニータのオフィシャルホームページをご覧下さい。広島フットボールによるとガジエフ監督は「高いレベルのチームと10試合」をリクエストしているそうで、今後も何試合か予定が増えるものと思われます。
<02.1.16> 昨日更新されたJリーグの移籍リストに、コリカが追加掲載されました。コリカは昨年、攻撃的MFとして22試合に出場して11得点。豪州代表でチームを離れることが多かったものの、それ以外の試合ではレギュラーとして活躍し、今季も残留の意向を示していました。しかしゴール前での落ち着きやシュートの正確性では代表選手らしいレベルの高いプレーを見せたものの、調子に波があること、守備面での貢献度が低いこと等でガジエフ監督の構想外となった模様です。今朝の中国新聞によると織田強化部長は「コリカは攻撃の中心選手としてよく頑張ってくれた」と語っていたそうですが、攻撃的MFのポジションには藤本や森崎浩、山形等若手に人材が多いため、将来性やコストパフォーマンスも考えた判断だと思われます。織田部長によると「新外国人は攻守でリーダーになれる選手を考える」とのこと。コリカを越える選手を獲得できる目処が立っているからこそ今回の判断をした、と信じたいと思います。
<02.1.15> 昨日の中国新聞地方版「ネット安芸路」のサンフレッチェコーナーに登場していたのは松下選手。今季高校の後輩2人が新加入したことで、「後輩のお手本となりたい」と闘志を燃やしているそうです。高校選手権では2、3回戦にスタンドで声援を送ったり試合後に激励していたそうで、「後輩達の活躍に刺激を受けた」とのこと。そしてそれだけでなく2人のプレーにはプレッシャーを感じていて、「今年駄目だったら次はない」と考えているそうです。今年は大事な一年になると言う自覚から、このオフシーズンは休日無しでボールに触れ、体調管理も例年以上に気を配ったとのこと。森保選手の退団で空いたボランチのポジションには今のところ外国人選手を補強する予定だそうで、その選手とも争わなければならないと思いますが、運動量と守備力、判断力を向上させればきっとポジションは取れるはず。サンフレッチェの将来のためにも、ぜひとも大きく成長して欲しいものです。
 また今日の中国新聞のスポーツ面では川島選手が取り上げられていました。先週の体力テストでは高得点を挙げて身体能力の高さを示したそうで、4バックの中央は不慣れなポジションながら「フィジカルの強さなど僕の特徴を出すのには向いている」と意欲満々で練習に取り組んでいるそうです。怪我から出番を失い、期限付き移籍した浦和では全くチャンスを与えられなかった昨シーズンは「初めて壁にぶち当たった」と言う事ですが、しかし「精神面は鍛えられたと思う。苦労が無駄ではなかったことを今季証明したい」と前向きに考えている様子。このセンターバックのポジションにも外国人の補強が予定されていますが、この川島と八田が試合で安定したパフォーマンスを発揮できれば、ここも今後にわたって心配の要らないポジションになるはずです。松下にしても川島にしても、ここでポジションを取らなければ後は無い、と言うつもりで頑張って欲しいものです。
<02.1.15> JFLへの昇格チームを決める「地域リーグ決勝大会」の決勝リーグがこの週末に行われました。ここに進出したのは佐川急便大阪(関西)、プロフェソール宮崎(九州)、南国高知(四国)、上田ジェンシャン(北信越)の4チーム。このうち上田を除く3チームが2勝1敗で並ぶ混戦となりましたが、結局得失点差で佐川急便大阪が1位、また総得点でプロフェソール宮崎が2位となり、今季のJFL参戦を決めました。この中でサンフのファンとして注目は、何と言っても宮崎。ここはGK:植田、DF:山下、笛、MF:牧野、FW:松永、須股と元サンフレッチェの選手が沢山在籍していて、この大会もほとんどがレギュラーとして活躍していました。来季もこの陣容でJFLを戦うのかそれとも補強して戦うのかは分かりませんが、これらの選手がまた全国リーグで戦う可能性ができたことはサンフのファンにとっても嬉しいことなのではないでしょうか。今季のJFLは石川、行友の大塚だけでなく、宮崎にも注目したいと思います。
<02.1.13> 昨日サンフレッチェは、今季入団する選手の記者会見を行いました。冒頭で森川専務は「今年のキャッチフレーズは、"Aggressive&Harmony"。猛攻と堅守、バランスのとれたサッカーを、ということで、ガジエフ監督自身が提唱した言葉で、チーム一丸となっていきます」と語り、「実績のある選手が2名、そしてここ数年の優秀な若手選手たちと比較しても遜色ない、能力の高い選手を採用することができました」と6名の選手を紹介しました。
 この中でまず尾崎は、「下田という代表レベルの選手がいる中で自分と周りのレベルを上げ、若いチームの中で自分も若返りたい」と語りました。また「優勝の喜びは本当にいいものです。それを味わいたい」と目標を掲げました。また鹿島から移籍の中村も夢は何かとの質問に対して「優勝ですね」と即答。尾崎、中村と優勝を争うチームから来た選手のメンタリティは、きっと広島にとってもプラスになると思われます。また高校生4人は、「日の丸を背負う選手になりたい」(佐田、須田)、「海外で活躍できる選手」(西村)「世界で通用する選手」(茂木)になりたい、と代表や海外での活躍への夢を語っていたそうです。
 今西総監督によると、「今回は両サイド・トップ下・FWを重点的に補強しました」とのこと。高校生の4人にしては「中長期計画の中での採用です」と言いながらも「できればセカンドステージくらいから出てきてくれると嬉しい」と戦力としての期待を述べていた、とのことです。
<02.1.13> 広島フットボールによると、昨日の練習では今年2度目の紅白戦が行われ、前回とは打って変わって激しいプレーの応酬となっていたそうです。紅白戦は15分4本で行われ、1本目は9日とほぼ同じメンバーで次のような感じだったそうです。
     【Aチーム】              【Bチーム】

       下田                   林

駒野   川島  上村   沢田    梅田   八田  河野   中村

    桑原    森崎和           李     松下

  藤本       森崎浩        山形        西嶋

     久保  大木              中山  高橋
そしてその後次々とメンバーを入れ替え、最後には次のようなメンバーになっていたとのことです。
     【Aチーム】              【Bチーム】

       尾崎                  加藤

駒野   八田  上村   中村    西嶋   川島  河野   李

    沢田    森崎和           松下    森崎浩

  藤本        山形        高橋        高木

     久保  梅田              中山  茂木
 得点を奪ったのは1本目藤本、2本目大木、3本目久保、中村、4本目茂木。特に久保、藤本、駒野、川島らの動きの良さが目立っていたそうです。また若手では茂木が強さと得点感覚の鋭さを発揮したとのこと。現段階で久保や大木を越えることは無いにしても、2nd stageにはピッチに立っているかも、と思わせるほどの良さを見せていたそうです。更に中村がスピードとクロスで持ち味を発揮していたとのこと。ガジエフ監督がこれを見てどのように判断するのか、非常に興味深いと言えるでしょう。
 SANFRECCE Diaryトップページに戻る