10/20〜10/26のSANFRECCE Diary


<02.10.26> 今年のJリーグは、泣いても笑っても残り5試合。ラストスパートに賭けるサンフは、今日清水エスパルスと対戦します。
 「強豪」のイメージの強い清水ですが、今年は今一つ調子が上がらず1st stageは7位。2nd stageも第3節からの4連敗が響いていて、第9節までの勝ち点は9で14位に沈んでいます。
A●0-3名古屋 【名】ヴァスティッチ2、ウェズレイ
H○1-0市原  【市】アレックス
A■1-2G大阪 【清】アレックス、【G】二川、マグロン
H●0-2磐田  【磐】中山2
A●1-3仙台  【清】平松、【仙】シルビーニョ、小村、山下
A■1-2浦和  【清】高木純、【浦】石井、トゥット
H○3-0札幌  【清】ペツェル2、アレックス
A●0-2東京V 【V】米山、玉乃
H○2-1京都  【清】アレックス2、【京】上野
 市川、アレックスの日本代表コンビをキープレーヤーとした強烈なサイドアタックを売りにしていた清水ですが、今年はかなり様変わりしています。左SBは若い高木純が務め、右SBの市川は調子が上がってきていない様子。またポストプレーヤーのバロンが不調で、最近は安貞恒とアレックスのツートップで固定されています。中盤の戸田、平松、澤登と合わせて前目に技術の高いプレーヤーを揃えていて個人の力でゴールをこじ開ける力は持っていますが、今一つチーム全体の力としてまとまっていない、と言う印象。アジアカップウィナーズカップに主力を送らず休養十分なのが気になるところですが、降格も優勝もない、と言うチーム状況を考えればかえって緊張感をなくしている可能性も高いと思います。6連敗中と相性の悪い日本平ですが、勝つチャンスは十分にある、と見ます。
 これに対するサンフレッチェは、前節のレッドカードで服部が出場停止。「左の翼」を失うのは痛いのですが、ここにはU-21代表での経験の豊富な駒野が回り、右SBに沢田が入るものと思われます。昨日の練習の雰囲気も良かったそうで、戦力的な低下は最小限に抑えることが出来そうです。
       下田

    ビロング 上村
沢田            駒野
     桑原 森崎和

  森崎浩       藤本

    久保 エルツェグ

SUB:林、八田、李、高橋、大木
 広島フットボールによると、練習試合のパフォーマンスを見て大木、李のベンチ入りが決まったとのことです。李はこれまでナビスコ杯での途中出場はありましたが、リーグ戦は初めてのベンチ入りとなります。サテライトとアジア大会出場の経験を経て体力的にも技術的にもたくましくなったそうで、一説によると「桑原の後継者」としても期待されているとのこと。「100%の力を出し切って、チームに貢献したい」と意欲を見せているそうです。また大木は怪我をした第1節浦和戦以来のベンチ入りとなりますが、短い時間で是非とも結果を出して、チームを救って欲しいと思います。
 今日の会場は日本平で、キックオフは午後3時。テレビ中継はスカパーのch121で生放送があります。今日は柏と神戸の潰し合いもあるだけに、是非とも勝ち点3を取って降格争いでの不利を挽回して欲しいものです。
<02.10.25> 広島フットボールによると、一昨日から昨日にかけてサテライトも静岡遠征を行い、JFLのホンダ、磐田サテライトとトレーニングマッチを行いました。結果は次の通り。
【10/23】
サンフレッチェ広島 0|0-0|2 ホンダ
           |0-2|

GK:尾崎
DF:佐田、河野、トゥーリオ(→井手口45分)、西嶋
MF:松下(→田村80分)、李(→梅田45分)、中村(→高萩45分)、山形
FW:須田(→李72分)、田村(→大木61分)

【10/24】
サンフレッチェ広島 0|0-0|3 ジュビロ磐田
           |0-3|

GK:林(→尾崎45分)
DF:沢田(→西嶋29分)、トゥーリオ(→井手口45分)、八田(→河野45分)、中村(→佐田45分)
MF:松下(→梅田45分)、李(→中村72分)、山形(→松下65分)、鳴尾(→高萩45分)
FW:高橋(→須田45分)、大木(→田村45分)
 これは身近に良い練習相手が少ないと言う地理的条件の悪さを何とか打開しよう、と言う試みの一環だそうで、広島からバスで8時間以上もかけて移動してのゲームでした。コンディションも十分でない中の連戦で苦戦を強いられ、後半にパフォーマンスが低下しての連敗でしたが、得るところは大きかった模様。出たメンバーの中では、李、高萩、中村、高橋、八田、トゥーリオと言うあたりの活躍が目立ったそうで、清水戦での抜擢があるかも知れません。また怪我から復帰したばかりの大木が2試合とも出場し、何度か見せ場を作ったとのこと。まだ先発からの復帰は難しいかも知れませんが、次節のベンチ入りの可能性もありそうです。このところ攻撃が手詰まりになった時に切るカードが無かっただけに、技術が高く実績のある大木の復帰はサンフにとっての「最後の切り札」になるかも知れません。
<02.10.24> 昨日の磐田戦は終盤まで良く粘ったものの、後半41分に中山にゴールを許して0-1で敗れました。
 前節出場停止だったビロングが戻り、今季初めてベストメンバーが揃ったサンフは次のような布陣で戦いました。
       下田

    ビロング 上村
駒野            服部
     桑原 森崎和

  森崎浩       藤本

    久保 エルツェグ

SUB:林、八田、沢田、鳴尾、高橋
 前半は磐田ペース。選手が次々と動いてスペースを作り、ボールを動かして広島陣内に攻め込みます。これをサンフはラインを引き気味にして対抗。中盤でパスを回されてもペナルティエリアへの侵入を許さない、と言う守り方で凌ぎます。それでも前半は藤田のシュート、高原のシュート等何度か決定機を与えましたが、下田が身体を投げ出してセーブします。逆に攻撃は「ボールを奪ったら素早く前線へ」と言う戦い方を徹底。久保、エルツェグがボールに良く触って相手ゴールを狙います。が、中盤からのサポートが少なくどうしても単発的になってしまい、決定的チャンスはほとんど無いままに前半を終了しました。
 後半立ち上がりの磐田の攻勢を耐えるとと、徐々にサンフがペースを掴みます。駒野が、服部がサイドを駈け上がり、森崎兄弟がボールを繋ぎ、ツートップと藤本が前線でボールに絡みます。速いパス回しで磐田DF陣を翻弄し、久保が、エルツェグが、桑原が決定的なシュートを放ちますが、しかしボールはGKの正面だったり、あるいは枠を外れたり、と前節同様になかなかゴールを奪えない展開が続きます。後半30分過ぎには2度にわたって藤本がロングボールでDFラインの裏に抜け出しGKと1対1になりかけますが、完全優勝を目指す磐田の守備の集中は高く、どうしてもゴールを割ることが出来ません。後半はどちらも持ち味を出しあってスペクタクル度が高く、どちらが勝っても不思議ではないと言う展開。しかし終了5分前になって試合が動きました。左サイドでスローインをしようとする服部公太が、ややもたついてもう一度ボールを持ち直そうとしたところ、遅延行為の反則を取られてイエローカードを受けてしまいます。これまで累積2枚を貰っていた服部の次節出場停止がこれで決まって、一瞬気持ちが切れた瞬間を磐田は見逃してくれませんでした。左サイドを繋ごうとしたボールを服部年宏に奪われると、名波が浮き球のパスを中山に渡します。中山は素晴らしいステップワークでビロングのマークを外すとゴール前に一直線に入り込み、右足を大きく伸ばすようにしてシュート。これが下田の脇を抜いて、ついに失点を喫してしまいました。サンフはその直後に服部がラフプレーでイエローカードを受けて退場。既に反撃する時間的余裕もなく、そのまま終了のホイッスルを聞くことになりました。
 この試合、内容的には実力上位の磐田に対して良く戦った、と言って良いと思います。前半は相手の攻撃を高い集中力で跳ね返して速い攻撃から磐田ゴールに迫り、後半になって相手の動きが鈍くなってくると速いパスを繋いで攻めを構築する。全体の流れとしては磐田の方に一日の長があり、0-1と言う結果は正当なものだとは思いますが、しかしサンフも目指すところは同じであること、まだ未完成だとは言えやりたいことはかなり出来るようになって来たこと、そのへんは確信を持って良いと思いました。劣っている点があるとすれば、動き出しの速さとスペースの作り方、その活用の仕方、あるいは川口や西のように1人で状況を打開できる選手がベンチにいるかどうかと言うところで、これらは経験値をためることによっていずれは解決できる問題。横綱に正面から堂々とぶつかって敗れた、と言うゲームで、選手たちが下を向く必要は無いゲーム内容だと思いました。
 ただ、この敗戦で1引き分けを挟んで4連敗となり、いよいよ崖っぷちで後が無くなった感じはあります。今更「サッカーの内容が良くなった」と喜んでいるわけには行かない状況ですが、しかしだからと言ってここまで来た道のりを後戻りするわけにはいかないでしょう。「堅い守備を基本としたリアクションサッカー」のトムソン戦術から、「守備よりも攻撃」のヴァレリー戦術を経て、ボール支配を前提とするバランスの良い「王者のサッカー」へ。美味しい果実を摘み取るためには熟すまで我慢する必要があるし、高く飛ぶためにはその前に身体を縮めなければなりません。今は選手もサポーターも本当に苦しい時期ですが、しかしこれを乗り越えればきっと大きな幸せが待っているはずです。Jスカイスポーツの中継中に紹介された話ですが、藤田選手が磐田入りしたのは「ここなら試合に出れる」からであって、最初は「高校、大学と強豪だったのに最後に弱いチームに入ってしまった」と思っていたとのこと。王者磐田ですら、苦しい時期を乗り越えてここまで来たのです。今日よりは明日、明日よりは明後日はもっと良くなることを信じて、次こそは勝つことを信じて行くしかありません。
<02.10.23> 広島フットボールと今朝の中国新聞によると、今日の磐田戦は前節と同じ布陣で臨む模様です。ただ、やはりDFは八田ではなくビロングが予想されています。時折ポカもあるビロングですが、個人能力の高さは間違いないところ。磐田の変幻自在の攻撃を、その「野性の勘」で抑えて欲しいものです。
 今日の会場はジュビロ磐田スタジアムで午後7時キックオフ。テレビ放送は、Jスカイスポーツ1(スカパーch306)で生中継の予定です。磐田に行けない方は、テレビの前で応援を!
<02.10.22> サンフレッチェは明日、今週の「静岡2連戦」の初戦をジュビロ磐田と戦います。横浜との競り合いの末1st stageをものにしたジュビロは、完全制覇に向けて2nd stageも好調を持続。浦和、市原に敗れたものの着実に勝ちを重ねて2位に付けています。
H○1-0神戸  【磐】川口
A○2-1鹿島  【磐】西、高原、【鹿】名良橋
H●1-2浦和  【磐】名波、【浦】永井、田中
A○2-0清水  【磐】中山2
H○6-1FC東京 【磐】藤田、高原4、中山、【F】福田
A□1-0札幌  【磐】中山
A○2-0G大阪 【磐】高原2
H●1-2市原  【磐】中山、【市】崔2
A□3-2仙台  【磐】中山、西、川口、【仙】マルコス、山下
 2nd stageの得点は19。そのうち7得点を叩き出している高原と6得点の中山がチームを引っ張っているのは確かですが、それだけではないのがこのチームの怖いところ。藤田と西が2列目から飛び出し、その後ろから名波、服部、福西らが攻撃に絡んできて波のように押し寄せてきます。更に終盤には川口と言う切り札を投入する手もあり、この上なく厄介な相手だと言えるでしょう。ただここ2試合を見ていると市原、仙台にボールを回されるシーンもあり、以前のような盤石の強さは無い、と見ます。特に守備の要の田中が次節も出場停止で不在なので、付け入る隙はありそうです。
 これに対するサンフですが、次節は出場停止だったビロングが戻ってきます。個人能力の高いビロングの力に頼りたい、あるいは未熟なラインコントロールでは磐田の組織力には対抗できないと考えて、守備の布陣を変えてくる(上村、ビロングのコンビにするとか、3バックにするとか)可能性もあります。が、これまで相手に合わせてメンバーを入れ替えてうまく行った事がほとんど無かったので、ここは流れを重視して前節と同じメンバーで行くべきなのではないでしょうか。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       下田

     八田  上村
駒野            服部
       森崎和

  沢田       森崎浩
       藤本

    久保  エルツェグ

SUB:林、ビロング、桑原、鳴尾、高橋
 磐田は打ち破るには厳しい相手ですが、しかし今のサンフは相手がどこであろうと勝つしかない、と言う状況です。前節は良いサッカーが出来ていましたが、結局得点を奪えなかったのは何かが足りない、と言うこと。それはほんのちょっとの運だけなのかも知れませんが、しかしそれを引き寄せるのは自分たちの力です。実力上位の相手に腰が引けた戦いではチャンスは生まれない。自分の力を信じて、監督とチームメイトを信じて、最後まで諦めずに戦い抜いて欲しいものです。
<02.10.21> 危機にあるサンフレッチェをアウェイに応援に行こう、と言うことで、今週土曜日の清水戦のバスツアーが企画されています。スケジュールは10/26(土)の4時半に広島西飛行場を、5時に広島駅新幹線口を出発してバスで日本平スタジアムへ行き、ゲームを最後まで観戦して翌朝戻ってくると言うもの。往復のバス代、チケット料金(ゴール裏大人2,500円、小中高生1,000円)、弁当代2食分(26日の昼、夕)を含めて大人14,000円(ファンクラブ・後援会員12,000円)、高校生以下12,000円(ファンクラブ・後援会員10,500円)です。募集人数は先着40名で、人数が30名に達しない場合は中止になるとのことです。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ応援バスツアー」係(10時〜19時受付/082-240-3477)までどうぞ。募集受付は昨日から明日まで3日間限りとなっていますので、お早めにお申し込みください。
<02.10.21> 昨日吉田サッカー公園で行われたJユース杯は、3-0でサンフレッチェユースが鳥栖に勝ち、連勝を伸ばしました。メンバーは、GK:松岡、DF:大野、寄井、中野、高柳、MF:前田和(→桑田)、沖本(→吉村)、西山(→前田俊)、田坂(→高萩)、FW:木村、馬屋原。ゴールを決めたのは前半に西山、後半に前田俊と桑田。ゲームは序盤から広島が圧倒的で、相手にシュートも打たれないほどだったもののなかなかゴールが入らず、結構いらいらする展開だった模様です。
<02.10.20> 主力2人が戻ってほぼベストメンバーとなったサンフレッチェは、2nd stage3位のヴェルディを終始圧倒しましたがどうしても点を取れず、引き分けに終りました。
 ビロングを出場停止で欠き、またトゥーリオが不調のため先発から外れて今季初めて上村、八田のDFラインとなって、この日は次のような布陣でスタートしました。
       下田

    八田    上村
駒野  (→トゥーリオ89分)服部
       森崎和

  沢田(→桑原101分)森崎浩
       藤本(→鳴尾111分)

    久保  エルツェグ

SUB:林、高橋
 久々に森崎兄弟が中盤に並ぶ布陣となりましたが、こうなるとさすがにボールが落ち着きます。サンフはマイボールになると森崎和を中心にボールを回し、前線が良く動いてスペースを作り、相手の隙を見つけて攻撃に出ます。その中で特に意欲を見せていたのが駒野。アジア大会でわずかしか出場機会が無かった鬱憤を晴らすかのように積極的な上がりを何度も見せ、また守備面でも八田をサポートして右サイドに鍵をかけます。またその八田も心配された集中の乱れもなく、ボールを持った相手にはしっかりと身体を寄せて自由を奪い、DFラインのウラへのボールには身体を投げ出します。そのプレーぶりはどうしても前に出たがるビロングと比較するとむしろ安定感を感じさせるほどで、上村とのコンビネーションで「エジムンドとその手下たち」を封じ込めます。前半はヴェルディのボール支配率が高くパスを繋がれる時間が長かったのですが、そのほとんどが足元へのパスで危険なシーンは数えるほど。エジムンドの2本のシュート、田中隼磨のシュートなど危険なシーンもあったもののこれは下田が落ち着いて弾きます。前半はややヴェルディ優勢ながら、ほぼイーブンの展開で終りました。
 後半になると、ヴェルディの戦い方を見切ったサンフは攻勢に出ます。中盤でのボールホルダーへの寄せが早くなり、パスミスをカットしてしっかりとボールを動かして相手ゴールに迫ります。10分過ぎの時間帯は完全に広島ペースで、まずは久保のスルーパスで左サイド深く侵入した藤本のマイナスのパスをエルツェグがシュート!(足に当たり損ねたボールは枠の外へ。)久保のパスで右サイドを切り裂いた森崎浩の右足のシュートをGKが弾き、これに久保が飛び込む!(わずかにボールに届かず。)右から左から、中央からと自在に攻め込むサンフに対してヴェルディは防戦一方で、いつもやられている桜井も完全に封じ込めます。後半39分には森崎和のスルーパスで飛び出した久保がGKをかわして右足でシュートを放ちますが、これもまた相手DFに引っ掛かってゴールネットを揺らすことは出来ません。ボールを支配し、一方的に攻めながらもどうしても相手の堅い守備を打ち破れないサンフ。終盤には疲れのため足が止まってしまい、そのまま延長に突入しました。
 何とか勝ち点2を、と延長に入ってからも攻めようとするサンフ。しかし、序盤からボールを追って走り回っていたエルツェグ、久保、藤本、沢田の運動量ががくっと落ち、チャンスになかなかサポートできなくなります。延長前半終了直前には右サイドでボールを持った久保からのゴール前を横切るロビングのパスに森崎浩が飛び込みましたが惜しくも触れず、延長後半5分には久保がループシュートを放ちますが蹴った力がボールに伝わらずGKにキャッチされてしまいます。その直後には鳴尾が追い込んで奪ったボールで抜け出したエルツェグが右足でシュートを放ちますが、これもGKの正面を突きます。この頃になるとヴェルディはコンビネーションもバラバラで、反撃と言えばエジムンドが単発的に可能性の低いミドルシュートを放つだけ。点を奪われる予感は全くせず、こちらがいつ点を取るかだけがポイントでしたが、残念ながら最後までヴェルディの堅い守備を破ることは出来ず、勝ち点1にとどまってしまいました。
 この試合、内容的には完全に広島のもので、点が取れずに引き分けに終ったのは「勝ち点2を失った」のも同然、と言えるでしょう。特に昨日は神戸が敗れ、勝ち点差を大きく縮めるチャンスだっただけに勝てなかったのは非常に残念でした。ただここまでの3試合、内容の薄いゲームを続けて転落の一途を辿っていたことを考えれば、内容が非常に良くなったのは間違いない、と思います。特にチームの中心である久保、エルツェグ、藤本がアグレッシブなプレーを見せ、チームを引っ張る働きを見せたのはチームにとって大きな収穫だったと言えるでしょう。「風船が破れれば、爆発するだけのパワーは充満している」(小野コーチ・広島フットボールによる)サンフが、爆発するまでもうわずか。それが水曜日の磐田スタジアムであることを、今は信じるしかありません。
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