11/3〜11/9のSANFRECCE Diary


<02.11.9> いよいよ今日は「奇跡」を起こすための第一歩、14位神戸との直接対決が行われます。広島フットボールや中国新聞によるとやはり3-4-3の布陣で戦うそうで、昨年得点を量産した久保・大木・藤本の「三本の矢」にチームの運命を託すことになります。また、ベンチに控えるのは高橋と茂木。昨日は上村を前線に上げての「4トップ」のスクランブル布陣も練習していたそうで、今日のゲームに向けての準備は万全。絶対に90分で勝つ。絶対に勝ち点3を挙げる。そして絶対に残留すると言う戦いを見せて欲しいものです。
 このチームの運命を決める戦いを控えて、BADBOYSを中心とするサポーターグループは「ビッグアーチを紫の旗で埋め尽くそう」と言う提案をしています。今でも目に浮かぶ、Jリーグ開幕時のビッグアーチ。メインスタンドからバックスタンドまで一杯の紫の旗がはためき、選手たちを勇気づけました。それと同じ雰囲気を作ろう。そして選手たちとともに戦おう。B6周辺で立って声を出すのはちょっと、と言うシャイな人でも、チームをサポートする雰囲気作りに参加しよう。そう言う意図で、家に眠っている、あるいは壁に掛けたままになっているビッグフラッグや「12番」フラッグなどをみんなで持ち寄ろう、と呼びかけています。もちろん、紫色であれば風呂敷でも手製のボードでも可。もしお持ちでなければ、ビッグアーチでの貸し出しもあります。是非全てのファン、サポーターが賛同していただけるよう、私からも呼びかけます。
 今日の広島地方の天気は雨がちですが、午後からは晴れの予報となっています。これまであまり良いことの無かった2002年シーズンですが、今日こそはすっきりと勝って、明るい晴れ間を見たいものです。またNHK-BSが生中継しますので、ビッグアーチに行けない方はテレビの前で応援してください。
<02.11.8> J1残留の望みを残すか。それともこれで希望を失ってしまうのか。今季最大の決戦となる神戸戦は明日ビッグアーチを会場に行われます。W杯の中断前に得た勝ち点は4と、広島よりも3少なかった神戸。松田新監督の元でもなかなか結果が出ず一時はそのまま浮上できないかと思われていましたが、1st stageの第14節からは7勝6敗とまずまずのペース。延長での負けが3試合と勝負弱さは残すものの、強豪との対戦をほぼ終っての勝ち点26はほぼ残留を手にした、と言う気分なのではないでしょうか。
A●0-1磐田  【磐】川口
H●0-2東京V 【V】エジムンド2
A○2-1札幌  【神】オゼアス、アリソン、【札】曽田
H○2-0名古屋 【神】オゼアス、アリソン
A■1-2京都  【神】オゼアス、【京】鈴木慎、黒部
H□3-2G大阪 【神】オゼアス、佐伯、城、【G】遠藤、マグロン
A●0-3浦和  【浦】トゥット、永井、エメルソン
H○1-0鹿島  【神】北本
A■2-3FC東京 【神】オゼアス、望月、【F】アマラオ、ジャーン、宮沢
H■1-2横浜FM 【神】シジクレイ、【横】奥、久永
H○3-1柏   【神】シジクレイ、アリソン、佐伯、【柏】エジウソン
 ここでキーとなるのは、やはりオゼアスです。2nd stage開幕からチームに合流して、挙げた得点は5。非常に多い、と言うわけではありませんが、彼の存在感は決してゴール数だけでは語れません。三浦知や城を外して彼を軸に据えたおかげでチームがまとまり、戦い方もはっきりしたと言うのが最大の功績なのではないでしょうか。明日のゲームはもう1人のキープレーヤー、アリソンが累積で出場停止になりますが、ここで勝てば残留を確定できるだけに必勝体制で来ることは間違いないものと思われます。
 これに対するサンフですが、アジア大会前から勝ち点はわずかに1しか増えずに現在1引き分けを挟んで5連敗中。勝ち点20を目前にして足踏みしていて、客観的には残留は絶望的、と言う状況です。特に今後4試合しか残っていなくて勝ち点差7と言うのは、常識的に言って追いつくのは難しい、と言わざるを得ません。しかし、最後まで何が起きるか分からない、と言うのがサッカーの怖いところでもあり面白いところでもある。がっかりするのは全てが終ってからでも遅くなく、逆に諦めてしまっては何も得るところはありません。幸い、チームに目ぼしい怪我人も代表に招集された選手もなく、主力の調子もまずまずで状態は決して悪くはありません。従ってメンバーはどのようにでも組むことが出来るのですが、練習の状況を考えると次のようになる可能性が高そうです。
        下田

   八田   上村  ビロング

駒野   森崎和  森崎浩   服部

   藤本        大木
        久保

SUB:林、桑原、沢田、高橋、エルツェグ
 誰が先発するにしろ、誰がベンチに入るにしろ、残留のために戦うのは全ての選手。そして監督を初めとする首脳陣であり、裏からチームを支えるスタッフであり、会場の案内などをするボランティアであり、そしてスタンドから声援を送るサポーターです。広島のサッカーを支えるこれらの人々が心を一つに戦ってこそ、きっと奇跡を起こすことが出来る。サッカーの神様の顔をこちらに向かせて、幸運を引き寄せることが出来る。我々ファン、サポーターはサンフレッチェに関わる者の一員として、チームの勝利のみを信じてこの試合に臨みたい、と思います。
<02.11.7> 昨日配信の広島フットボールによると、神戸戦に向けてチームはこのところ3-4-3の布陣を練習しているとのことです。これは3人がトップに張ることによってゴール前の人数を増やし得点力不足を解消するとともに、自陣ゴール前でオゼアスを自由にさせない、と言うこと、更に駒野、服部を高く上げて両サイドからの攻撃を活性化させると言う意図があるものと思われます。昨日の練習では、一本目のAチームはGK:下田、DF:八田、上村、ビロング、MF:駒野、森崎和、森崎浩、服部、FW:藤本、久保、大木、と言う構成で、先制点は駒野のロングクロスを受けた藤本がGKと1対1になってシュートを流し込んだと言う形だったそうです。また3本目にエルツェグがトップに入った時は最も得点の香りがするものだったそうで、エルツェグも独りよがりのプレーが少なく個人技が際立っていて、藤本のクロスを頭で押し込んでゴールも決めたそうです。全体的に中盤の薄さが響いてBチームにボールを支配されることが多かったようで、攻撃はカウンター気味の速い攻撃からのものが多かったとのこと。それが良いか悪いかはさておいて、神戸戦はとにかく点を先に取ること、そして勝ち切ることを目標にしてやって欲しいものです。
<02.11.6> 一昨日ユースはJユースカップの予選リーグ第5節を鳥栖で戦い、7-1で快勝して12月に行われる決勝トーナメント進出を決めました。メンバーは、GK:松岡、DF:三浦(→佐藤67分)、森脇、藤井、李原、MF:桑田(→田中62分)、吉村、高萩、前田俊、FW:田村(→大屋36分)、黒飛(→富成67分)。ゴールは黒飛(29分)、黒飛(33分)、吉村(62分)、田中(62分)、吉村(64分)、前田俊(80分)、吉村(85分)で、失点は87分に鳥栖の森に決められています。GKの松岡以外はほぼサブメンバーばかり(たぶん1年生が大半)ながら鳥栖を圧倒し、ホームでは不完全燃焼だった鬱憤を晴らしました。
<02.11.5> 昨日の広島フットボール、及び今朝の中国新聞によると、足の怪我でリタイアしていた久保とアジアユースのため遠征していた茂木が昨日の練習から合流したそうです。また名古屋戦で左足首を捻挫していた服部も、出場停止中に回復して調子を取り戻しているとのこと。上村のリタイアから始まって代表招集などもあってなかなかフルメンバーが揃わなかった今季のサンフでしたが、ここに来てようやく全選手が揃った事になります。「死ぬか生きるか」を賭けた神戸戦まであと数日となりましたが、先週からここまではパスゲームやシュート練習等フィジカル系の基本的な練習が中心だったとのこと。これは「一度コンディションを追い込んで休養を入れて試合に最高潮に持って行く」と言うコンディショニングの手法であるとともに、昨年散々やったにも関わらずガジエフ時代に忘れてしまった「パスサッカーの基本」を思い出すと言う意図もあるそうです。今ごろそんなことをやるなんて遅すぎる、と言う意見もあるでしょうが、壁に突き当たった時に基本に戻るのは一つのセオリーです。今更特別なことをやるよりも、これまで自分たちがやって来たサッカーを信じてそれを追及し続けるのもいいでしょう。そして我々ファン・サポーターは、彼らのサッカーを信じるのみです。
<02.11.3> 全国高校サッカー選手権広島県大会の二次リーグ最終戦が昨日行われ、決勝トーナメントに進出する8校が決まりました。各組の結果は次の通り。
【A組】
皆実   1-1 銀河学院
工大高  9-1 五日市

(1) 皆実    2勝1分
(2) 銀河学院  1勝2分
(3) 工大高   1勝1分1敗
(4) 五日市   3敗

【B組】
観音   3-1 如水館
高陽東  3-1 安芸府中

(1) 観音    3勝
(2) 安芸府中  1勝2敗
(3) 如水館   1勝2敗
(4) 高陽東   1勝2敗

【C組】
美鈴が丘 2-1 賀茂
海田   1-1 広島朝鮮高

(1) 広島朝鮮高 2勝1分
(2) 海田    1勝2分
(3) 美鈴が丘  1勝2敗
(4) 賀茂    1分2敗

【D組】
沼田   3-1 瀬戸内
国泰寺  2-2 松永

(1) 沼田    3勝
(2) 瀬戸内   2勝1敗
(3) 国泰寺   1分2敗
(4) 松永    1分2敗
 決勝トーナメントは11/9, 16, 17に広島広域公園で行われる予定です。
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