3/31〜4/6のSANFRECCE Diary


<02.4.6> 2勝2敗で7位に付けているサンフの明日の相手は浦和。昨年のブラジル路線を改め、オフトを監督に、ヤンセンをコーチに招いて新しいチーム作りに着手しましたが、ここまでの成績は1分3敗の14位と結果が出ていません。
横浜FM○1-0●浦和  【横】ウィル
浦和 ●0-1○FC東京 【F】小林成
清水 ○2-1●浦和  【清】平松、バロン、【浦】エメルソン
G大阪△2-2△浦和  【G】遠藤、吉原、【浦】トゥット、エメルソン
 ただ、調子自体は上向き。3バックを井原、坪井、内舘で固定し、昨年まで不安定だった守備は失点6とまずまずです。また、固まっていなかった攻撃陣もエメルソン、トゥットの下に福田という布陣で、前節はこのツートップが点を取っています。オフト監督のチーム作りは時間がかかるのが普通ですが、監督の戦術を良く理解している井原、福田の両ベテランを中心に据えているためか意外に早くまとまってきた、と言う感じ。明日は今季初めて駒場でのゲームになることでもありますし、厳しいゲームになることは間違い無い、と思われます。
 これに対するサンフレッチェですが、前節一発退場となった下田が出場停止。その代役は尾崎で間違い無いでしょう。控えは実績から言えば加藤ですが、今週の練習では林がトップに加わっていたそうです。また藤本が鹿島戦で左ひざを打撲して少し腫れがあったあったそうで月曜は別メニューでの調整だったようですが、その後の回復は順調だとのこと。明日のゲームには問題なく出場できるものと思われます。
      尾崎

駒野  川島  ビロング 沢田

      森崎和
 梅田        森崎浩
      藤本

    大木  久保

SUB:林、トゥーリオ、桑原、ミロ、高橋
 前節は大木の体調不良もあってワントップの布陣として良い時間帯もありましたが、下田の退場でバランスを崩し、テストは不完全に終わりました。次はまたツートップに戻すのか、あるいはワントップで行くのか予想は難しいところで、どちらを選ぶかは大木、梅田、ミロの調子次第ではないでしょうか。またここまでたびたび破られてピンチを招いている左サイドをどうするか、もポイント。浦和の右サイドにはスピードのある山田がいるだけに、トゥーリオ、あるいは桑原を最初から使ってくると言う可能性もありそうです。
 開幕戦で快勝して順調に滑り出したガジエフ・サンフレッチェでしたが、その後試合を重ねるごとに内容が悪くなってきている印象です。来週からは横浜、清水と強いチームが続くので、この浦和戦は何とか良い内容で、そして勝ちという結果を出して欲しいものです。
<02.4.5> 広島フットボールによると、昨日サテライトは福山大と練習試合を行い、3-0で勝ちました。メンバーは、GK:林(→加藤45分)、DF:西嶋(→佐田45分)、八田、河野、中村、MF:李、松下、山形(→西嶋67分)、西村、FW:高橋(→茂木64分)、中山。ゴールは李2(52、85分)、茂木(81分)。全体的にボールを支配するもののなかなかゴールを割れない苛々する展開だったようですが、その中で代表帰りの茂木の動きが目立ったとのこと。U-19代表では6試合3得点と活躍して「自信がつきました」と語っていたそうです。周囲の期待も高く、浦和戦でのベンチ入りを期待する声もあるとのこと。今は久保、大木に次ぐFWの座は中山、高橋が争っていますが、この2人の調子が上がって来ないようだと案外早い段階でのJリーグデビューもありそうです。
<02.4.5> 3日に行われた西日本高校サッカーフェスティバル最終日、1位グループの順位決定戦に臨んだサンフレッチェ広島ユースは、決勝で多々良に競り負け準優勝に終わりました。
【準決勝】
多々良 1-1 皆実(PK4-3)
広島Y 3-0 長崎海星

【3位決定戦】
皆実  4-2 長崎海星

【決勝】
多々良 1-0 広島Y

<02.4.4> 昨日の広島フットボールによると、サンフレッチェは昨日の練習で入念なセットプレーの練習を行っていたそうです。言うまでもなくセットプレーは、得点に結び付く可能性の高いチャンスですが、ここまでセットプレーからの得点はゼロ。逆に柏戦ではCKから、鹿島戦ではFKから失点しています。この2失点はいずれも飛び込んできたボランチの選手に頭で押し込まれたもので、修正可能なポイントであるはずです。逆に攻めの方では、せっかく背の高い選手が沢山いて、精度の高いボールが蹴れるキッカーもいるのですから点が取れる大きなチャンスのはず。特に鹿島戦のように膠着した展開になった場合は、勝敗の大きなポイントとなります。次の浦和戦では、ぜひ練習の成果を見せて欲しいものです。

<02.4.4> 紹介が非常に遅れてしまったのですが、「紫熊倶楽部」の4月号(Vol.50)が出ています。特集は2002年Jリーグの開幕。1994年以来8年ぶりのホーム開幕戦勝利となった札幌戦のレポートで始まっています。前後半のカラーページを大きく使って、開幕戦に先発した久保、藤本、森崎兄弟、大木、梅田、ビロング、川島、下田、沢田、駒野の11人のそれぞれの開幕戦を綴っています。
 モノクロページの初めは、「サンフレッチェの明日を探れ!」と題して、早川文司氏、小西晶氏(中国新聞)、石倉利英氏(サッカーマガジン)がそれぞれの視点から今季のサンフを予想します。続くインタビュー記事は池内浩一広島商工会議所会頭からの応援メッセージ。早川文司さんのコラム「サンフレッチェ名選手物語」では、ヤンセン監督時代に在籍して左サイドのスペシャリストとしてならしたピーター・ハウストラ選手を取り上げています。「スタジアム向上委員会」は、2/17にプレシーズンマッチが行われた大分ビッグアイを例にして、屋根を持つスタジアムの効用について改めて論じています。日刊スポーツの中上博記者によるコラム「愛すべき紫熊野郎たち。」は第2回。彼独特の軽妙な文章で、藤本選手について語っています。
 前号の続きとなる「新入団選手インタビュー」は茂木選手。そして最後の編集長コラムは、サンフレッチェが「地味」だと言われる状況から抜け出すためには強くなるしかない!と強調しています。紫熊倶楽部は毎月月半ば(12日ぐらい?)に発売されますので、書店などで手に入るのはあと1週間ちょっとだけです。買い忘れた方は、お早めにご購入下さい。
<02.4.3> サンフレッチェは『おめでとう新小中学生 歓迎ご招待』企画として、4月開催のホームゲーム(4/13横浜FM戦、4/21清水戦、4/30ナビスコ杯名古屋戦)に新入学生をご招待します。対象は小中学校に今年入学する新入生で、1試合あたり本人と保護者1名を100組200名がSB指定席で観戦できます。応募方法は往復はがきに希望する試合、お名前、ご住所、電話番号、生年月日、学校名、同伴者名を、返信用はがきの表面に郵便番号、ご住所、お名前をお書きの上、〒733-0036 広島市西区観音新町4-10-2 広島西飛行場ターミナルビル1F サンフレッチェ広島『おめでとう新小中学生 歓迎ご招待』係までお送りください。締め切りは横浜戦は4/9、清水戦は4/16、名古屋戦は4/23のそれぞれ到着分までです。お問い合わせはサンフレッチェ広島(082-233-3233)までどうぞ。
<02.4.3> 西日本高校サッカーフェスティバルは昨日2日目が行われ、C組のサンフレッチェユースは関大一(大阪)と2-2で引き分けたものの熊本学園大付に7-0で勝ち、2勝2分け(勝ち点8)で並んだ関大一、観音を得失点差で上回って1位チーム同士の順位決定戦に進みました。他の組はA組は皆実が4連勝(勝ち点12)で首位。B組は長崎海星(勝ち点9)、D組は多々良(勝ち点10)が1位となり、それぞれ順位決定戦に進みます。他の広島勢は沼田が勝ち点6、観音が勝ち点8、基町が勝ち点6でいずれも5チーム中3位に終わりました。
<02.4.2> 高校生年代の中国地域のレベルアップを目指して、U-18リーグがこの6日から開幕します。参加するのは昨年の中国高校大会優勝の多々良(山口)、クラブ代表のサンフレッチェ広島ユースの他、各県推薦の2チームずつが、2組に分かれてリーグ戦を行います。このうち、サンフレッチェユースは入る組の組み合わせと日程は次の通り。
         立  水  沼    サ  米  西
立正大淞南(島根)×   A    C    F    E    G
水島工(岡山)    4/6   ×    E    E    C    D
沼田(広島)      4/27  7/6   ×    H    A    F
サンフレッチェY  7/6   7/7   7/20  ×    B    B
米子西(鳥取)    7/7   7/20  4/6   4/26  ×    F
西京(山口)      7/20  4/28  7/7   4/6   7/6   ×

【会場】A:広島ビッグアーチ
    B:広島広域公園第一球技場
    C:広島広域公園補助競技場
    D:広島スタジアム
    E:鳥取布勢運動公園第一球技場
    F:鳥取布勢運動公園多目的広場
    G:中国電力坂スポーツ施設
    H:吉田サッカー公園
またもう一つの組は、皆実(広島)、山口鴻城、多々良(山口)、玉野光南(岡山)、境(鳥取)、大社(島根)となっています。高校年代のレベルアップは中国地域の大きな課題。にもかかわらずこれまで高校とユースが切磋琢磨する場が無かっただけに、このような大会を開くことになっただけで大きな前進だと言えるのではないでしょうか。
<02.4.2> 昨日から西日本高校フェスティバルが広島市などで開幕し、一昨年の覇者でリーグ戦C組のサンフレッチェユースは、境に3-0で勝ったものの観音とは0-0で引き分け、1勝1分のスタートとなりました。その他、リーグ戦に出場した広島勢はA組の皆実が大社に3-1、沼津学園に1-0で勝って2連勝。C組の観音はユースと並ぶ1勝1分で、B組の沼田、D組の基町は1勝1敗となっています。
<02.4.1> 昨日ビッグアーチで行われたJリーグ第4節の鹿島アントラーズ戦は、下田の退場で一人少なくなりながら頑張りましたが及ばず、0-1で敗れました。
 サンフレッチェのメンバーは、風邪で体調の悪い大木を外してミロが初先発して次のような感じでした。
      下田(退場32分)

駒野  川島  ビロング 沢田

   森崎和
         森崎浩(→トゥーリオ82分)
 梅田(→桑原59分)
      藤本   ミロ(→尾崎32分)

      久保

SUB:高橋、大木
 立ち上がりはミロがゲームに関わることが出来ず、右サイドからしか攻めることの出来なかったサンフ。2分には小笠原のFKから柳沢に頭で合わせられて決定的なピンチとなりましたが、これを下田の良い反応でセーブするとその後はペースをつかみます。厳しいプレスで鹿島の前線に仕事をさせず、良くパスをつないで鹿島のゴールに迫ります。途中からはミロにもボールが渡るようになり、優れたキープ力でリズムを作ります。前半16分にはミロがシュート。その後CKから川島がシュート。更にミロのドリブル突破から作ったチャンスから梅田が、久保がシュートと、左サイドから次々とチャンスが生まれます。梅田もトップ近くに入り、ワントップというよりも中盤をボックスにした4-2-2のような形になって、非常に良いバランスでゲームを支配するサンフ。逆に鹿島は代表組(特に鈴木)の動きが悪く、押し返すことが出来ません。しかしそう言う時に得点できないと、後になって響くもの。事実、この試合を決定づけるプレーが出たのがサンフの流れで来ていた前半32分のことでした。
 中盤でフリーでボールを持った小笠原(名良橋だったかも)が、左から斜めに走り込む柳沢に決定的なスルーパスを出します。必死で付いて行こうとする川島。下田は一瞬躊躇したように見えましたが、しかしこれを止めるべくペナルティエリアの外に飛び出します。もんどりうって倒れる柳沢。ああ、ペナルティエリアの外だったか、PKじゃない助かった、と思ったら、梅本主審がかざしたカードはレッドカード。やや厳しすぎる(そんなに「決定的」なシーンだったか?)判定だと思いましたが、しかし敢えて言えばこれは下田の判断ミス。川島が付いていたこと、柳沢は右サイドに流れるようにドリブルしていたこと、そして沢田もサポートに入ろうとしていたことを考えれば、しっかりと相手を見て我慢しているべきだったのではないか、と思います。ガジエフ監督はここでミロを下げて尾崎を投入。尾崎は良いセーブを連発してチームの緊急事態を救いましたが、しかし調子が出てきたミロが下がったことで中盤が作れなくなり、その後はひたすら我慢の展開になってしまいました。それでも前半ロスタイムには、森崎和のパスカットからビッグチャンスを作ります。これを森崎浩、藤本、久保とつないで森崎浩がシュート!そのこぼれを藤本が入れて再び森崎浩のシュート!しかしこれが倒れていた久保に当たり、DFのクリアを更につないで攻め込みます。が、最後は曽ケ端にキャッチされ、その直後にタイムアップとなりました。
 後半になるとガジエフ監督は、左サイドでボールに関われなくなっていた森崎浩を右に回し、梅田を左に、藤本をトップに上げて4-3-2のような布陣にしました。中盤を厚くして高い位置でボールを奪って攻めようという意図で、これはある程度成功したか、に見えました。が、そこは経験豊富な鹿島。一人多いというアドバンテージを生かすべく最終ラインでボールを回して疲れを誘い、右から名良橋が、左からアウグストがチャレンジしてきます。サンフは疲れて足が止まってきて中盤の3人がDFラインに吸収され、藤本が下がって走り回るも及ばず、ボールを奪っても押し上げられず一方的に攻め込まれます。特に左サイドがズタズタで、速いパス交換に付いて行けずビロングの個人の力で耐える展開が続きます。ガジエフ監督は梅田に代えて桑原を投入して中盤を支えようとしますが焼け石に水。久保が一人で前線に佇んでいる時間が長くなり、カウンターも仕掛けられない展開となってしまいます。
 後半24分、この日二つ目のポイントとなるプレーがありました。ここまで消えていた森崎浩が、左前のスペースに大きく正確なパスを繰り出します。DFを振り切って飛び出す藤本。ペナルティエリアを大きく出て足下に飛び込む曽ケ端。下田の退場シーンよりも遥かに決定的な「得点機会阻止」に見えましたが、しかしボールに付いて行くことが出来ず、遠くから眺めていた梅本主審には正当なプレーに見えたようです。レッドカードどころかFKも与えられずにゴールキックから試合再開。そしてその直後に、今度はビロングの何でも無いチャージに柳沢が倒れるとFKを与えます。小笠原が蹴ったボールはゴール前でなぜかフリーになっていた中田浩にぴたりと合い、ついに先制されてしまいました。
 その後、何とか追いつこうとするサンフに対し、すっかり落ち着いた鹿島が余裕で対応。何度かチャンスは作りますが、決定的なシーンは演出できません。トゥーリオを入れたときには久保が交代と勘違いしてピッチから出ようとするなどちぐはぐなところもあって、結局そのままタイムアップ。終わってみれば0-1で、14144人の観客(この日の全ての試合で2番目に多い数)には残念な結果となってしまいました。
<02.3.31> 広島フットボールと今朝の中国新聞によると、帰国したばかりの久保は昨日の練習に元気に合流し、良い動きを見せていたそうです。時差ボケを心配する声にも「ないですよ。寝れましたからね、大丈夫です」と答え、「いけるところまで、限界までいって、とにかくボールを追いかけたい」(中野編集長が久保の口から「ボールを追いかける」という言葉が出たのを聞いたのは初めてだったらしい)と意欲を口にしていたとのことです。鹿島も代表組全員を起用する意向だとのことで、代表選手たちの動きはもちろん、他の選手のサポートの質も今日のゲームのポイントとなるのではないでしょうか。
 サンフのメンバーでは、怪我で出遅れていた桑原が復活してベンチ入りは間違いない模様。逆に梅田が風邪で練習を休んでいたそうで、やや心配が残ります。更にずっとサテライトで苦しんでいた高橋が今季初のベンチ入りが確実となっている模様です。
 今日の会場は鹿島戦4連勝中のビッグアーチで、キックオフは午後3時。ファンクラブ会員には入場ポイントサービスと選手似顔絵タオルプレゼントがありますので、会員証の持参をお忘れなく。今日はサンフレッチェオリジナルラジオ「サンフレッチェFM」の発売を記念して、通常価格1500円のものを1000円で販売します。また番号(森崎和の8、久保の10、藤本の11)入りリストバンドも800円で販売しています。更に選手サイン会は山形、中山両選手で14時から。今日の広島地方の天気予報は晴れですが、やや気温が下がるそうですので防寒の用意をして行ったほうが良いかも知れません。テレビ中継はBS-iと中国放送で午後3時から。スカパーはJNNニュースバードで4/2(火)午後10時からです。
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