7/21〜7/27のSANFRECCE Diary


<02.7.27> 昨日配信の広島フットボールなどによると、沢田の代役はやはり井手口になる模様。本来はセントラルDFの井手口ですが、サイドもボランチもできる守備のユーティリティープレーヤー。PSM神戸戦では高いキープ力とパス出しの能力も見せていただけに、沢田を起用した時とはまた違ったサッカーが見れるかも知れません。
 今日のキックオフは午後7時で、会場は広島ビッグアーチ。先着プレゼントとして小学生以下の方50名にカブトムシのオス・メスペアが当たるほか、先着1,000名様(小学生以下)に虫かごと網のセットを、2,000名様にTSSよりしまねカード(って何でしょう?)付きガイドブックをプレゼントします。更に、ガンバ戦から始まった「サンフレッチェ10周年記念オリジナル選手カード」は駒野選手と中村選手。ファンクラブ会員と5万人の会会員先着1,000名様限定で、シルバー地にモノクロ写真のなかなか渋いカードです。6時からの選手サイン会(整理券配付は7時から)は沢田選手と梅田選手。広島市スポーツ協会出店のヨーヨー釣りやスマートボール等のイベントも用意されています。今日はテレビは生放送はおろか録画放送の予定もありませんので、サンフレッチェの戦いぶりを見たい方はぜひスタジアムへ!(私は都合で行けません T_T)
<02.7.26> 明日は広島ビッグアーチに名古屋を迎えます。名古屋はここまで5勝5敗の勝ち点14。順位を7位まで上げてきています。
磐田  ○2-0● 名古屋 【磐】ジヴコヴィッチ、川口
名古屋 ●0-1○ 横浜FM 【横】中村
名古屋 ○1-0● 東京V 【名】ウェズレイ
名古屋 ●0-3○ 札幌  【札】OG、山瀬、森下
清水  ●0-4○ 名古屋 【名】マルセロ3、ウェズレイ
名古屋 ○2-0● 柏   【名】ウリダ、中村
名古屋 ●0-1○ 京都  【京】黒部
市原  ■3-4□ 名古屋 【名】ウェズレイ3、酒井
G大阪 □3-2■ 名古屋 【G】マグロン2、松波、【名】中村、ヴァスティッチ
名古屋 ○4-1● 神戸  【名】ウェズレイ2、中谷、ヴァスティッチ
 市原から奪った?ベルデニック監督がチーム改革に乗り出して半年。立ち上がりは良くなかったものの徐々に戦術が浸透して来ていて、再開後の3試合でそれまでの7試合分を越える10点を奪っています。ウリダ、マルセロとの契約を解除してまで採用したパナディッチ、ヴァスティッチは市原戦の後半ぐらいからフィットしてきた様子で、ナビスコ杯の頃とは別のチームになったと言って良さそうです。これはガンバと同等かそれ以上に厳しい相手だ、と言えるでしょう。
 これに対するサンフレッチェですが、前節イエローカードを受けた沢田が出場停止。ベテランらしい読みとコーチングで中盤を引き締めていただけに、この穴をどう埋めるかがポイントとなるでしょう。怪我のためリタイアしていた桑原、森崎浩は先週のサテライトのゲームに出ていたそうですが、まだコンディションが十分ではないようでいきなり先発は難しそう。PSM神戸戦のように井手口を中盤で使うか、あるいはガンバ戦の後半のように中村の起用もありそうです。
       下田

   トゥーリオ ビロング
駒野            服部
       井手口
    森崎和   松下

       藤本
   久保      大木

SUB:尾崎、中村、桑原、高橋、茂木
 この暑い時期に1週間2試合を戦うのはどのチームにも辛いことですが、しかしこれをどちらもホームで出来るのはサンフにとってはかなり有利な材料です。ホームでは3/16の京都戦以来勝利がなく、3引き分けを挟んで4連敗中(ナビスコ杯を含む)です。何とかここで「勝利」と言う結果を出して欲しいものです。
<02.7.25> Jリーグ1st stage第10節G大阪戦は、ロスタイムに同点に追いつくなど良く戦ったものの悔しい結果に終りました。
 「ウィニングチーム・ネバーチェンジ」の法則に則って、木村監督はサブまで含めて同じメンバーでこのゲームに臨みました。
       下田

   トゥーリオ ビロング
駒野            服部
       沢田
    森崎和   松下(→中村70分)

       藤本
   久保      大木(→高橋61分)
   (→茂木79分)

SUB:尾崎、井手口
 マグロン、吉原、マルセリーニョ・カリオカ。前線にタレントを並べ、Jリーグ随一の攻撃力を誇るガンバと言うことで、前半はやや抑え気味のペース。最終ラインはトゥーリオとビロングが横に並び、両サイドは高く張ると言う「ヴァレリー流」の守り方ながら守備時にはペナルティエリアの前でしっかりとラインをキープし、裏に走り込まれないよう、効果的なパスを出させないように集中して守ります。また両サイドは縦をしっかりと切って突破を許さず、特に新井場にはほとんど仕事をさせません。時には藤本や大木までが守備に参加するなど、蒸し暑い気候を考えてリスクを冒さないサッカーに徹します。これが功を奏して、前半のガンバのシュートは5本。それも決定的なものはほとんど無く、特にマグロンにはほとんど自由にプレーさせませんでした。しかしこれが逆に攻撃の圧力を減じることになったのも確かで、時折藤本や服部の突破から、あるいは松下が蹴るセットプレーからチャンスを作るものの、ゴール前に入り込む人数が足りずに単発に終ります。お互いに様子見に終始したような、そんな感じの前半でした。
 後半に入ると、まず最初に攻勢を強めてきたのはガンバ。マルセリーニョ、ファビーニョを中心に中盤でパスを回してDFをずらして、中央から、両サイドからDFラインを脅かします。逆に攻撃は何度かビッグチャンスを作るもののシュートの強さと正確性が無く、なかなかゴールを割ることが出来ません。そんな中、先に点を取ったのはガンバでした。後半24分、素早い攻撃から森岡?が右サイドを突破すると鋭いクロスを上げてきます。これは中央でビロングが必死でクリアしましたが、しかしこのボールを拾ったのはマルセリーニョ。ボレー気味に打ったシュートは沢田に当たると言う不運もあって、ゴールネットを揺らしました。
 ガンバはこれで安心したのか、引いてカウンター狙いに切り替えます。逆にサンフは何とか1点を奪おうと、森崎和を中心にパスを繋いで攻め込みます。服部と中村が左サイドを、駒野と森崎和が右サイドを突破してゴール前にボールを入れ、高橋が激しく動いて起点となり、久保や藤本が決定的なシュートを放ちますがどうしてもゴールを割れません。そこで木村監督は後半34分に賭けに出ます。エース久保の「動きの量が落ちた」と考えて、ルーキー茂木を投入します。激しく動く茂木。しかしなかなか決定的なチャンスを作ることが出来ず、逆にカウンターからピンチを招きます。吉原に代えて柳本を投入し、守りにはいるガンバ。ロスタイムに入り、茂木がボールを受けて素早い反転からシュートを打つなどチャンスは作るものの、どうしても都築の壁を破れません。ロスタイムも目安の3分に入り、サンフは最後のチャンスに賭けます。こぼれ球を拾った高橋が中央にクサビのパスを入れると、藤本がスルーして茂木がキープ、そして走り込む沢田に優しくパスを出します。次節出場停止が決まったキャプテンは、良く抑えてグラウンダーのシュートを放ちます。ついに、同点!!90分間我慢に我慢を重ね、どんなに苦しくても自分たちの形を変えずに戦い抜いた選手たちに、ようやく訪れた歓喜の瞬間でした。
 しかし、この喜びは一瞬に終ってしまいました。ガンバはキックオフとともにゴールに向かい、クリアボールを拾った二川がDFラインの裏にループパスを入れます。走り込むマルセリーニョ。これに身体を寄せるトゥーリオ。通れば決定的場面でしたが、しかしマルセリーニョは抜け出せずに2人とももつれるようにして倒れます。鳴った笛にオフサイドか、あるいはシミュレーションかと思いましたが、しかし遠くから駆けてきた辺見主審の指示はペナルティーキックでした。この日ほとんど仕事をしていなかったマグロンがど真ん中に蹴り込み、95分目にして決勝点を奪われてしまいました。
 この敗戦、この試合の決着の仕方には到底納得できるものではありませんが、しかし内容的には良かったと言って良いように思います。攻撃力のあるガンバに対して一歩引かずに守り、ボールを繋ぐサッカーを貫いて最後まで諦めずに攻め続けました。まさに昨年夢見て一度は実現したかに見えた「サポーターの喜ぶサッカー」。ガジエフ体制の半年間では見られなかったものが、ここで再び実現しつつあるように思えました。このゲームの直接の敗因は、不可解なジャッジとともに同点後に一瞬の集中の緩みがあったことだったかも知れません。が、それよりもやはり決めるべき時に決めなかったことが、93分間点を取れなかったことが結局は最後に響いたと言うことだと思います。レギュラーの11人だけでなく、それ以外の選手も(この日の茂木、高橋、中村のように!)自分の仕事を全うしてチームに貢献すること。お互いのミスを補って一丸となって戦うこと。それが出来れば、きっと次は勝てるし、上位にも進出できると思います。次は中2日で名古屋戦。沢田が出場停止と苦しい戦いになるのは必定ですが、チームとチームメイトを信じて戦って欲しいものです。
<02.7.24> 昨夜配信の広島フットボールによると、木村監督は「相手に合わせて戦うのも一つの方法ですが、自分たちのやりやすい形を貫くのも大切。システム等についてはいじりたくない」として、市原戦と同じシステム、同じメンバーで臨むことを示唆しました。ガンバは前線から守備陣までタレントが揃い、戦術的にも精神的にも充実していて強敵ですが、しかしサンフがしっかりと力を発揮すれば一方的にやられることはないはずです。相手ペースの時間帯をどう凌ぐか、チャンスの時に確実に点を奪えるかどうかがポイントとなるでしょう。
 今日のキックオフは午後7時で会場は広島スタジアム。小中学生は自由席とゴール裏自由席に100円で入場できます。今日の広島地方は台風の影響もなく、一日中好天の予報です。またテレビは午前1時20分からNHK-BSで録画放送の予定。木村監督の地元初采配をスタジアムで応援して、勝利の祝杯を挙げてからゆっくりテレビでチェック、と言うのがベストかも!?
<02.7.23> 明日は再開後初のホームゲームを広島スタジアムで戦います。相手は好調ガンバ。ここまで6勝1分け2敗で、前節3位に浮上しています。
G大阪 ○1-0● 柏  【G】吉原
京都  ●0-2○ G大阪【G】マグロン2
G大阪 ●1-3○ 神戸 【G】マグロン、【神】播戸、西谷、三浦知
G大阪 △2-2△ 浦和 【G】遠藤、吉原、【浦】トゥット、エメルソン
横浜FM □2-1■ G大阪【横】上野、中村、【G】OG
G大阪 ○5-0● FC東京【G】OG、松波2、新井場、吉原
G大阪 ○3-0● 市原 【G】遠藤、森岡、松波
清水  ●1-4○ G大阪【清】戸田、【G】マグロン4
G大阪 □3-2■ 名古屋【G】マグロン2、松波、【名】中村、ヴァスティッチ
 驚異的なのはその攻撃力。得点22はリーグトップで、これまで零封された試合はありません。特に手が付けられないのはマグロン。再開後の2試合で6点取って、一気に得点王争いの2位に浮上してきています。一見、どこが凄いか分かりにくい?のですが、一瞬のスピードやポジショニングの巧さ、ポストプレーやシュートの正確性でここぞと言うところで必ず決める、非常に厄介な選手です。マグロンを抑えることはもちろん重要ですが、ここにいいパスを出させない事、特に森岡、新井場の両サイドからクロスを入れさせないような守備をすることが必要なのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、市原戦は「ヴァレリーサッカー」への回帰でチームのまとまりが出たことが勝因でした。木村監督は常に「システムは相手に応じて変える」と言っているようですが、せっかくの良い雰囲気を壊さないように次のゲームに繋げたいところ。前節から中3日で戦術を浸透させる時間も無いことを考えると、メンバーをいじらずに臨むものと思われます。
       下田

   トゥーリオ ビロング
駒野            服部
       沢田
    森崎和   松下

       藤本
   久保      大木

SUB:尾崎、井手口、中村、高橋、茂木
 これから4試合は、G大阪、名古屋、仙台、磐田と強敵が続きます。特にガンバは、調子が上り坂にあって絶好調。この中で一番厳しい相手だ、言っても間違いないものと思われます。木村新監督にとってはいきなり正念場と言う事になりますが、しかし明日はホームゲームで、更にこちらは中3日なのに対して相手は中2日とコンディションの面で有利です。ここできっちりと勝って、そして監督交代によって得た躍進の「予感」を「確信」に変えて欲しいものです。
<02.7.22> 昨日行われたサテライトの京都戦で、サンフレッチェは1-4(前半1-2)で敗れました。サンフレッチェの得点者は八田でした。
<02.7.22> 昨日U-18中国リーグの最終節が行われ、サンフレッチェ広島ユースは多々良に敗れ初代チャンピオンを逃しました。
【1位決定戦】
多々良 4-3 サンフレッチェ広島ユース

【3位決定戦】
皆実  4-0 沼田

【5位決定戦】
境   2-0 西京

【7位決定戦】
玉野光南4-1 水島工

<02.7.21> 昨日のJリーグ第9節市原戦は1-0で勝ち、1年2ヶ月ぶり(昨年の1st stage市原戦以来)の関東での勝利を挙げました。
 木村新監督が監督を引き継いで初の采配となったこのゲーム。先発は練習通り次のような感じだった模様です。
       下田

   トゥーリオ ビロング
駒野            服部
       沢田
    森崎和   松下

       藤本
   久保      大木(→高橋78分)

SUB:尾崎、井手口、中村、茂木
 広島フットボールによると、ゲームは序盤からサンフレッチェのペース。中盤をトリプルボランチが支配してこぼれ球をことごとく拾い、ダイレクトパスを小気味良く繋げて久保や藤本、大木が何度もゴール前に迫ったそうです。しかし松下のFKがポストを叩いたのとGKにキャッチされたのを除くとシュートまで行く場面は少なく、前半は無得点のままに終りました。
 後半になると、市原がラインを上げて前からボールを奪いに来て、ややペースを握られます。しかしサンフは最終ラインと両サイドの集中が高く、相手の攻撃をしっかりと受け止めて逆襲の機会を狙います。「『我慢するんだ』という木村監督の指示のとおり...集中していた」(広島フットボール)サンフにようやく得点の歓喜が訪れたのは、後半18分の事でした。自陣でのFKを蹴るトゥーリオは、彼を信じて前に走った藤本にグラウンダーのボールを渡します。藤本は軽やかなステップで相手をかわすと、GKの前に鋭いクロスを入れます。そしてここにドンピシャのタイミングで走り込んでいたのがエース・久保!FC東京戦で決定機を外しまくっていた鬱憤を晴らすかのような強烈なヘッドで、448分ぶりのリーグ戦でのゴールを奪いました。
 リードされた市原は、その後林、羽生と攻撃的選手を入れて攻めの圧力を強めましたが、サンフレッチェの選手は最後まで集中を切らせることなく守りきり、ようやく4連敗(1分け含む)のトンネルから抜け出すことが出来ました。試合後は監督はもちろんのこと、選手もサポーターも喜びを爆発させて「格別な1勝」に酔っていたそうです。監督交代と言う「劇薬」が効いて、ようやく前に進み出したサンフレッチェ。是非ともこの勢いを持続させて、次はホームでこの歓喜を味合わせて欲しいものです。
<02.7.21> U-18中国リーグの第5節が昨日行われ、A組は多々良が1位となりました。またB組1位を決めていたサンフレッチェ広島ユースは、2-3で初黒星を喫しました。
【A組】
皆実  13-0 山口鴻城
境    3-2 玉野光南
多々良  3-1 大社

順位    勝ち点 勝 分 負
1 多々良  13     4   1   0
2 皆実   12     4   0   1
3 境     7     2   1   2
4 玉野光南  6     2   0   3
5 大社    6     2   0   3
6 山口鴻城  0     0   0   5

【B組】
水島工  3-1 米子西
西京   2-1 立正大淞南
沼田   3-2 サンフレッチェ広島ユース

順位    勝ち点 勝 分 負
1 サンフY 12     4   0   1
2 沼田   10     3   1   1
3 西京    9     3   0   2
4 水島工   7     2   1   2
5 立正淞南  6     2   0   3
6 米子西   0     0   0   5
 多々良とサンフレッチェユースが優勝を賭けて戦う1位決定戦は、今日の午後1時半から中国電力坂グラウンドで行われます。
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