7/27〜8/3のSANFRECCE Diary


<02.8.3> 広島フットボールと中国新聞によると、ビロングの代役はやはり井手口。昨年、湘南にレンタルされていた時に仙台と対戦した経験を生かすことになりそうです。今日のテレビ中継ですが、広島と宮城ではNHKが地上波で午後11時50分より録画で、スカパーはch120で生中継です。仙台に行けない人は、テレビの前で応援を!
<02.8.2> 今朝の日刊スポーツによると、日本代表のスタッフ入りのオファーを受けていた望月コーチの残留が決まったようです。昨日川淵会長がJリーグ主催のパーティーで明らかにしたもので、「広島の指導体制は木村監督や望月(とおそらく影山コーチ)を含めて3人1組のトロイカ体制でやっているそうで外せないと言ってきた」と語ったとのことです。
<02.8.2> 明日は仙台スタジアムで、ベガルタ仙台との対戦となります。今年初めてJ1に昇格した仙台は、ここまで勝ち点17で7位に付けています。
H○1-0東京V 【仙】岩本
A○1-0札幌  【仙】山下
H○5-2柏   【仙】シルビーニョ、岩本、山下、小村、マルコス、【柏】柳、明神
H□2-1神戸  【仙】マルコス、山下、【神】アタリバ
A○2-0鹿島  【仙】マルコス2
H■1-2浦和  【仙】マルコス、【浦】エメルソン、福田
H○3-1F東京 【仙】小村、山下2、【F】ケリー
A●0-2横浜FM 【横】奥、ドゥトラ
A●0-1清水  【清】バロン
H■2-3市原  【仙】マルコス2、【市】坂本、和多田、林
A●0-3G大阪 【G】OG、マルセリーニョ・カリオカ、マグロン
 開幕早々に5連勝と突っ走って中断前は3位と優勝も狙える位置にいましたが、再開後は完全に失速。ここまで4試合勝ち星無しと苦しんでいます。中断前は1試合平均2点強を叩き出していた攻撃陣は噛み合わず、守備もここぞというところでの踏ん張りがきかずやや自信喪失状態?となっています。ただ、前節0-3で完敗したのは岩本、マルコスが怪我、リカルド、シルビーニョが出場停止と主力を大量に欠いていたため。次節は(たぶん)全員が戻ってくると予想されるため、ホームのサポーターの前に「強いベガルタの復活」を見せようと張りきっているに違いありません。サンフはこれまで仙台とは公式戦で6回対戦して全勝していますが、それらは既に過去のこと。上位チーム相手に胸を借りるつもりで、全力で戦って欲しいものです。
 そのサンフですが、沢田が戻ってくるものの今度はビロングが累積警告で出場停止となります。広島フットボールによると、その代役として最も可能性が高いのは井手口。従ってメンバーは、次のようになると思われます。
       下田

   トゥーリオ 井手口
駒野            服部
       沢田
    森崎和   松下

       藤本
   久保      大木

SUB:尾崎、八田、中村、高橋、茂木
 木村監督に交代して3試合のスコアは1-0、1-2、0-1。1試合平均失点は1.0で、特に攻撃陣が好調だったG大阪、名古屋相手を良く抑えたということで、守備の整備はかなり進んでいると言って良いと思われます。しかし問題は得点力不足。中盤でパスを繋ぐことは出来るものの、ゴール前でのアイディア不足とシュートの精度の低さが災いしてしる感じがします。広島フットボールによると、木村監督はヴァレリー戦術を踏襲して3トップの練習を行っていたとのこと。昨年のような攻撃的な戦い方を思い出して、「サポーターが喜ぶサッカー」を見せて欲しいものです。
<02.8.1> クラブユース(U-18)選手権の第3日、グループリーグの最終戦を戦ったサンフレッチェ広島ユースは、浦和レッズユースに0-1で敗れ、トーナメント進出を逃しました。
【第3日】
浦和レッズユース 1-0 サンフレッチェ広島ユース
ヴェルディユース 3-1 アビスパ福岡U-18

順位 チーム   勝ち点 得点 失点 得失点
1  ヴェルディ  7    7     4     +3
2  浦和     7      4     2     +2
3  広島     3      4     3     +1
4  福岡     0      1     7     -6
 一昨年は5位、昨年は準決勝進出と順調に成績を上げてきたユース。今年は木村、沖本らがトップチームのキャンプに招集されるなどレベルが高い、と言う噂で、昨年以上の成績が期待されていました。が、結果はグループリーグ敗退。それもグループ3位はこの4、5年を通しても最悪の成績に終りました。残る大会は天皇杯予選とJユース選手権。この2つの勝利を目指して、また頑張って欲しいものです。
<02.7.31> 高校選手権の広島県予選は昨日、一次トーナメントの4回戦12試合が行われました。その結果2次リーグへの勝ち上がりの12校が決定。これらとシードの皆実、観音、美鈴が丘、沼田の16校が、本大会出場を賭けて10/26から戦います。
【4回戦】
銀河学院 2-0 大門
工大高  6-0 三次
五日市  1-0 西
賀茂   8-0 日彰館
海田   3-1 安佐北
広島朝鮮 10-0 尾道北
如水館  5-1 新庄
安芸府中 2-0 安芸南
高陽東  1-0 広島市工
瀬戸内  4-3 安古市
国泰寺  3-0 崇徳
松永   2-1 城北

<02.7.30> ユースの夏のビッグイベント、日本クラブユース(U-18)選手権がJヴィレッジで28日から行われています。中国・四国地域代表のサンフレッチェ広島ユースはF組のシード扱いで、アビスパ福岡U-18、ヴェルディユース、浦和レッズユースとリーグ戦を戦います。この組のここまでの結果は次の通り。
【第1日】
サンフレッチェ広島 3-0 アビスパ福岡U-18  [得点者]馬屋原、西山、木村
浦和レッズユース  2-2 ヴェルディユース

【第2日】
ヴェルディユース  2-1 サンフレッチェ広島 [得点者]西山
浦和レッズユース  1-0 アビスパ福岡U-18
 決勝トーナメント進出は各組1位と2位の上位2チームのみ。サンフレッチェユースは現在3位と言うことで、なかなか厳しい状況となっています。ただ明日の浦和戦に勝てば2位以上が確定し、ヴェルディが福岡に勝っても得失点差で上回って1位になる可能性が高そうです。ここは何としてでも浦和に勝って、そして高円宮杯の出場権(全体で5位まで)を獲得して欲しいものです。
<02.7.29> 紹介するのをすっかり忘れていたのですが、「紫熊倶楽部」の8月号(Vol. 54)が出ています。トップ記事は「ガンバレ、チカラ。」トムソン元監督に請われ、また福岡のフロントと衝突して移籍してきた藤本選手が、どのようにサンフレッチェでポジションを奪い、自分の地位を確立してきたか。様々な苦しい状況の中でどのように戦って、成長してきたか。そして「オランダ移籍」の経過と顛末はどのようなものだったのか。残留が決まって、また「サンフレッチェを強くすることだけに集中したい」と決意を語る藤本選手を、8ページにわたって特集しています。続く記事は、「どうすれば、サンフレッチェは前進するのか」と題して中上記者(日刊スポーツ)、小西記者、五反田記者(中国新聞)、中野編集長による担当記者座談会。リーグ再開を前にした時点でのチームの課題と展望について、自由に討論しています。
 まだ余韻の残るワールドカップ関連のコラムは3本。「ワールドカップが残すもの」と題して小西記者が、「汚点を残したチケット問題」と題して早川文司氏が、さらにサポーターの立場からなかじゅんさん(かつて「紫熊倶楽部」と言うファンサイトを運営していた方です)が「サンフレサポーター、W杯決勝を行く」と言う記事を寄せています。
 今回から、「サッカー初心者のための、戦術講座 What's SENJUTSU?」と言う連載が始まっています。第一回は、「システムとは何だろう」。3-5-2とか4-3-3とか数字の並びで表される「システム」がどのような意味を持つのか。その歴史にまで遡って解説しています。また国際主審の山西さんによるコラム「審判のつぶやき」は「審判の醍醐味」がテーマ。「一般的にピッチ上では、選手やスタッフ更には観衆から多くの罵声を浴びせられる辛い仕事と思われている方がほとんどであろう」と言う書き出しで、そう言う立場の審判の楽しさはどこにあるのか、を語っています。更に日刊スポーツ中上記者によるコラム「愛すべき紫熊野郎たち」は、沢田選手を取り上げています。
 後ろのカラーページのトップ記事は「サッカー専用スタジアムが欲しい!」W杯でサッカー熱が高まったのをきっかけに、広島市議会議長の平野博昭氏や広島銀行会長の宇田誠氏、広島経済同友会代表幹事の有澤弌保氏等政財界の大物たちも次々とサッカー専用スタジアムが必要だ、との声を上げてきています。そんな中、どのようなスタジアムが理想なのか、どのように実現して行ったらいいかを論じています。最終面のコラム「サッカーを人生に」は、JFLからJ2、磐田と色々なクラブを経験してきた鳴尾選手。彼の豊富な経験に対する期待を込めた記事になっています。
 紫熊倶楽部は定価350円ですが、ファンクラブ会員はV-POINTとホームゲーム会場では280円で購入できます。広島県内では大手書店(フタバ図書ならどこでも置いてあるらしい)、東京では新宿の「ひろしまゆめてらす」で販売中。お問い合わせは紫熊倶楽部・広島フットボールホームページ(↓のバナーをクリック!)からどうぞ。
<02.7.28> 昨日のJリーグ1st stage第11節名古屋戦は、蒸し暑い中良く頑張ったものの点が奪えず、0-1で敗れました。広島フットボールによると、出場停止の沢田の代役はやはり井手口で次のような布陣でした。
       下田

   トゥーリオ ビロング
駒野            服部
       井手口
    森崎和   松下(→中村68分)

       藤本
   久保      大木(→茂木68分)

SUB:尾崎、中村、桑原、高橋、茂木
 じっとりと身体にまとわりつくような蒸し暑さ、そして週2試合の強行日程。そのため両チームとも動きが悪く、パスを繋げても足元ばかりと言うペースが続いたそうです。それでもサンフレッチェは7分には松下のロングパスからチャンスを作り、続いて13分には大木が切れ込んでシュートを放つなど決定機を作ります。更に34分、38分には続けざまに久保がヒールパスで藤本のシュートを導きます。が、いずれもシュートが枠に行かずになかなか得点を奪えません。逆に3試合で10得点を取ってきた名古屋の強烈な攻撃陣はビロング、トゥーリオを中心にした守備陣が抑え、2度ほどあった決定的なピンチもシュートミスと下田のセービングで防ぎます。前半はサンフがボールを支配するもののどちらもゴールを割ることが出来ず、0-0のままで折り返しました。
 後半開始早々、チャンスをつかんだのはサンフ。6分には藤本のシュート、8分には井手口のシュートがありましたが、バーやDFに当たってしまいます。そんな中、名古屋がついに先制したのは後半12分でした。岡山に左サイド深く入り込まれてビロングがつり出されます。そして大きく円を描くような身体の動きでDFを振り切りフリーになったウェズレイに、岡山からドンピシャのクロスが上がります。このヘディングシュートは下田が何とか手に当てましたが、そのこぼれ球をヴァスティッチに押し込まれてしまいました。その直後、サンフは駒野の意表を突いたシュートから得たCKから、トゥーリオがフリーでダイビングヘッド!しかしこれも枠を捉える事が出来ません。その後も服部から、交代で入った茂木からチャンスを作りましたが、結局最後まで攻めきれずにタイムアップ。ガンバ戦に続いて、またもや押しながらの敗戦となりました。
 私はこのゲームを見ていないので何とも言えないのですが、色々な感想を見ると勝つべきゲームを失った、と言うものだった模様。好調名古屋に対してボール支配で勝り、決定機の数でも勝って後はゴールを決めるだけ、と言う感じだったようです。ホームで2試合連続で「敗戦」と言う結果しか出せなかったことは、サポーターにとっては辛いところ。順位もじりじりと下がってきて、このままJ2降格争いをすることになるのではないか、との怖れも顔をもたげてきます。しかし、シーズンはまだ1/3を過ぎたばかりで、これからまだまだ一山も二山もあるはずです。そこで大事なことは、お互いの信頼を失わずに団結して戦うことです。今は選手と木村監督を信じて、次の勝利を願うしかなさそうです。
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