2001年11月9日(金)


サンフレッチェ広島サポーター通信〜頑張れ!コリカ。そして若手選手達。

レポート/瀬戸秀紀

 J1残留のためには絶対に落とせない神戸、G大阪相手のゲームに連勝し、紆余曲折のあった2001年シーズンも何とか最悪の結果だけは避けることができそうだ。ここからの3試合はいずれも強豪クラブの清水、磐田、鹿島。これまでのように「連勝したら次は3連敗」と言う事にならないよう、全力を挙げて勝ちに行って欲しい。何と言っても、まだ残留が決定したわけでは無いのだから。

 ところで次の清水戦から、豪州代表に招集されたコリカが出場できない。クラブは一応は豪州サッカー協会に「派遣拒否」の通達を送ったが、コリカ自身の代表に向けての気持ちが強く結局は帰国することになったようだ。W杯出場権獲得は、豪州代表にとっても悲願。コンフェデレーションズ杯に出場しなかったキーウェル、ヴィドゥカの2人も参加して「最強チーム」を編成する事になるようだ。

 従ってこれまでずっとチームの中心として活躍してきたコリカにとっては、このチームに合流することは何よりも大切なことなのに違いない。豪州代表にはポポヴィッチも招集されており、広島サポーターとしては何とか豪州に出場権を獲得して欲しい気持ちだ。大事な終盤の3試合にコリカが出れないのは残念だが、その代わり海の向こうから嬉しいニュースを届けてもらいたい。

 そして、このコリカの欠場でチャンスをもらう選手もいる。可能性のある一人は外国人枠からはみ出していたトゥーリオ。また、中盤の若手選手の誰かにもチャンスが巡ってくるだろう。山形や松下等々、大きな期待を寄せられながらなかなかブレイクできない選手がサテライトには埋もれている。コリカの不在はチームにとっては痛手だが、若手にとっては大きなチャンス。この3試合でレギュラーを奪ってしまうつもりで練習からアピールして、そして試合で結果を出して欲しいものだ。