10/19〜10/25のSANFRECCE Diary


<03.10.25> 今朝の中国新聞と広島フットボールによると、大木が体調不良で遠征に参加していないとのこと。また疲れが溜まっている中山の先発出場も無さそうで、ツートップはマルセロと眞中か高橋になりそうです。高橋が先発に戻ってくるとすれば、第27節の福岡戦以来。ベンチからも外され、精神的にかなり落ち込んでいた時期もあったようですが、トップの選手が相手だったセレッソ戦との練習試合で2ゴールを決めるなど調子は上向きだとのこと。昨年もシーズン終盤(2nd stage第14節の柏戦)に出場してチームを救うゴールを決めていますので、是非その再現に期待したいと思います。また山形が遠征に参加しているとのことで、久々のベンチ入りがありそう。能力があるにも関わらずチャンスを与えられていなかった彼らの爆発に期待したいと思います。
 今日の会場は笠松運動公園陸上競技場で、午後1時キックオフ。最寄りの駅は常磐線の東海駅で、ここから路線バスか臨時バスが出ていますのでご利用ください。また水戸駅からのバスもありますが、本数が少ない上に渋滞に巻き込まれる可能性もありますのでご注意ください。テレビ放送は、スカパーのch185で生中継。J1復帰に向けての熱い戦いを見せて欲しいものです。
<03.10.24> J2リーグも残り5節。ここ2試合を1分け1敗と調子を落としているサンフは明日、アウェイで水戸と対戦します。
 水戸はこれまで15勝9分け15敗。シーズン当初の勢いこそありませんが、目標とする6位フィニッシュに向けて順調に勝ち点を積み重ねて来ています。前回の対戦以降の水戸の成績は次の通り。
30A △1-1広島  【水】北川、【広】サンパイオ
31H ○1-0鳥栖  【水】樹森
32H △0-0横浜FC
33A ●0-1札幌  【札】和波
34H ●0-1川崎F 【川】アウグスト
35A ○1-0湘南  【水】樹森
36H ○1-0山形  【水】小野隆
37A ○1-0鳥栖  【水】トゥーリオ
38A ●1-2横浜FC 【水】トゥーリオ、【横】河野、小野信
39H ○1-0新潟  【水】トゥーリオ
 ここ10試合は全て1点差以内で終わっていて、守備の堅さが目立ちます。このところはセットプレーから奪った1点を守り切って勝つ、と言うのが必勝パターン。特に前節は首位の新潟を破る殊勲の星を挙げていて、チームは勢いに乗っていると思ってよいでしょう。予想メンバーは、GK:本間、DF:木澤、トゥーリオ、森、冨田、MF:秦、吉本、栗田、磯崎、FW:樹森、北川。ツートップのスピードとセットプレーでの高さに要注意です。
 対するサンフは、今週の練習では良く声も出て雰囲気は悪くなかったそうです。広島フットボールによると、このところ代表招集やハードスケジュールで戦術の基本を練習で確認できていなかったそうで、そこをしっかりやっていたとのこと。甲府戦、福岡戦では慎重になるあまり消極的になっていたと思いますが、そこさえ修正すれば問題なく戦えるはずです。先発ですが、これまでの固定メンバーから少々修正してくるのではないかと思います。
       下田

   井川 リカルド 上村

桑原            服部
    森崎和 サンパイオ

       森崎浩

    マルセロ  眞中

SUB:林、八田、松下、高橋、大木
 福岡戦では右サイドの守りのコンビネーションが悪く2失点を喫しました。中国新聞によると練習では右WBに桑原が入って良い動きを見せていたそうで、まずはここに手を入れてくる可能性が高そうです。また、中山に疲れがたまっていて動きが悪くなっているのも問題で、FWもメンバーの入れ替えがありそうです。広島フットボールによると昨日は高橋の動きの良さが目立っていたそうですので、久々に彼の登場があるかもしれません。誰が出るにせよ、ポイントは挑戦者の気持ちで戦えるかどうかです。先に点を失わない事も大切ですが、それよりも早い時間に点を取って、そして相手を圧倒して勝利して欲しいものです。
<03.10.24> アジアユースの予選第2試合をマカオと対戦したU-18日本代表は、平山(国見高)の5ゴールなどで7-0で大勝し、本大会出場を決めました。この日は広島から選ばれている3人(高萩、高柳、吉弘)はいずれもベンチスタートで、後半22分から高萩が平山に代わって出場しています。しかしその高萩が入ってからは点が取れなくなり、また危ういシーンが多かったとのこと。高萩が悪かったのかどうかは分かりませんが、少なくとも平山の存在感の大きさが目立ったゲームだったようです。
<03.10.23> 昨日日本サッカー協会はU-22代表の香港・カタール遠征メンバーを発表し、サンフレッチェからは森崎兄弟と林が選ばれました。今回選ばれたのは次の27人。
【GK】黒河(清水)、林(広島)、多田(C大阪)
【DF】池田(清水)、三田(新潟)、茂庭(FC東京)、北本(神戸)、那須(横浜FM)、富澤(東京V)、青木(鹿島)
【MF】森崎和、森崎浩(広島)、松井(京都)、石川(FC東京)、鈴木、山瀬(浦和)、
    根本(仙台)、阿部、佐藤勇(市原)、前田(磐田)、田中隼(東京V)、濱田(C大阪)
【FW】平本(東京V)、高松(大分)、大久保(C大阪)、西野(磐田)、田中達(浦和)
 このメンバーは今週末のリーグ戦終了後に集合し、10/26に日本を出発。10/29(水)に香港戦を戦った後、リーグ戦とナビスコ杯に出場する選手(森崎兄弟、林、三田、青木、鈴木、山瀬、田中達)はそのまま帰国。残った21人が中東に遠征して、11/3にカタール代表と対戦する予定です。従って、リーグ戦への影響は最小限にとどまる(少なくとも直接の影響はない)ことになりました。
 山本監督はこの遠征について「香港戦はU-20を除いたフルメンバーで出来る今年最後の戦いになる」、カタール戦についても中東対策として非常に重要になるので、「この世代にとって...最後のアピールチャンス」と語っています。つまりこの遠征はチーム作りの上で重要な訳ではなく、選手に競争を促すため、と言っていると考えて良いと思います。これまで何度もメンバーを入れ替えて試合を重ねてきたU-22代表ですが、先日の韓国戦などを見る限りでは「チーム」としてのコンセプトが浸透しているとは言えないのが現状です。そこでいくら選手を競争させて入れ替えても、チーム力がアップするとは思えません。また中東への遠征はアテネ五輪予選に向けて経験を積むため、との事ですが、多くの選手が既に何度も中東を経験しており、今年に入ってからだけでも既にカタール、エジプトに行っているわけです。そこに、主力を欠いたメンバーで遠征してどれだけの効果があるのか疑問です。森崎兄弟と林はそれぞれ自分のプレーを「アピールしたい」とコメントしていますが、どうせ来年になったら長期合宿でアピールしなければならないわけですから、ここはあまり無理をせず、怪我をしないで帰ってきてほしいと思います。
 なお、日本に帰化したことで代表に選出される可能性が出来たトゥーリオですが、今回は選出されませんでした。これは、報道によるとパスポートが間に合わなかったのが原因だったとのこと。次節の水戸×広島には山本監督も視察に訪れるとの事なので、いつも以上に気合いを入れてくることは間違いない、と思われます。
<03.10.22> 日本サッカー協会は昨日U-20代表の韓国遠征メンバーを発表し、サンフレッチェからは茂木が選ばれました。今回のメンバーは、次の通り。
【GK】川島(大宮)、榎本哲(横浜FM)
【DF】永田、近藤直(柏)、角田(京都)、栗原(横浜FM)、菊地(磐田)
【MF】今野(札幌)、小林大(東京V)、山岸(市原)、山口(名古屋)、
    徳永(早稲田大)、鈴木規、近藤祐(FC東京)、成岡(磐田)、谷澤(柏)
【FW】坂田、阿部(横浜FM)、宇野沢(柏)、茂木(広島)
 アメリカ遠征のメンバーからは岡本(市原)、青木(G大阪)、坪内(神戸)、大久保(広島)、梶山、馬場(FC東京)、林(福岡)、矢野(柏)が外れ、A代表に呼ばれていた永田とナビスコ杯で参加していなかった菊地、成岡が戻って来ています。20名がワールドユースの登録メンバーであるためこの韓国遠征のメンバーがワールドユースに出場する可能性が高そうで、大久保、高木にとっては残念な結果となっています。U-20代表メンバーは10/25のリーグ戦終了後に集合して韓国に移動し、10/29の試合後に戻ってくる予定です。
<03.10.22> 福岡戦で相手選手と接触し救急車で病院に運ばれたサンパイオでしたが、幸い脳に異状はなく入院することなくその日のうちに自宅に戻っていたそうです。昨日は別メニューだったそうですが、それは「週末の試合に向けての調整」(疲れを取るということか)だったとのこと。サンパイオは今やピッチ上の指揮官としてチームを引っ張っているだけに、何事もなかったことは非常に心強いことです。
 また、広島フットボールによれば、昨日の練習の雰囲気は悪くなかったとのこと。福岡戦前の練習ではやや注意が散漫な感じもあったそうですが、前節のショックも乗り越えてもう一度気持ちを盛り上げて来ているようです。9対9のゲーム形式の練習ではマルセロがアグレッシブな動きを見せていたそうで、思わず「それを試合でやってくれ」と叫びたくなるようなゴールも決めていたそうです。ここ2試合で1点しか取れず、福岡戦では守備も乱れて完敗を喫したサンフですが、やや消極的な雰囲気があったもののやっている事は間違いない、と思います。ここでもう一度「自信」を取り戻して、もう一度J1昇格に向けてスパートをかけてほしいと思います。
<03.10.21> 来春に予定されているアテネ五輪のアジア最終予選の組み合わせが決まり、B組の日本はバーレーン、レバノン、UAEと同じ組となりました。バーレーンとは昨年のアジア大会でフル代表と対戦しましたが、5点を奪って圧勝(と言っても、途中はやや危ないところもあったが)しています。レバノンは3年前のアジアユースは一次予選敗退、UAEはアジアユースの本大会で中国、韓国、パキスタン、イラクに4連敗でグループリーグ最下位に終わっており、どのチームも日本にとっては「格下」だと言って良いでしょう。一方、A組は韓国、中国、マレーシア、イランと、手強い国ばかりの「死のグループ」。C組はクウェート、サウジアラビア、オマーン、イラクまたは北朝鮮とこちらもなかなか強いチームが並び、日本にとっては(抽選に臨んだ川淵キャプテンが自賛するように)楽なグループを引き当てた、と言えそうです。
 また、予選の方法ですが当初は3月〜4月の毎週水曜日(か木曜日)にホーム&アウェイで6試合を消化する予定となっていましたが、A組参加国間の話し合いにより日本とUAEのダブルセントラル方式になりました。これにより日本は、まずUAEで3/1にバーレーン、3/3にレバノン、3/5にUAEと対戦し、3/14〜18で行われる日本ラウンドで同じ対戦順で戦うことになります。来年のJリーグの日程はまだ発表されていませんが、この方式であれば影響を受けるのは2試合程度となると思われます。従って選手の招集が予想されるチームにとっては、ありがたい日程変更だと言えるでしょう。ただ、U-22代表の山本監督は1月下旬から最終合宿を行いずっと選手を拘束する事を示唆しているとのこと。これに選ばれた選手はクラブのキャンプには参加できないことになり、チーム作りの点では大きな影響がありそうです。
<03.10.20> 昨日いぶきの森で行われたJユースカップ予選リーグ第2戦を戦ったサンフレッチェユースは、神戸に3-2で逆転勝ちしました。この日のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:中野(→福本89分)、槇野、藤井、吉村、MF:田坂、大屋、柏木、FW:馬屋原、富成(→佐藤将75分)、田中(→中山65分)。U-18代表に行っている高萩、高柳だけでなく田村、西山、前田和、桑田、森脇とレギュラーの半数以上を欠くメンバーだったためか、後半に先制したものの逆転を許すなど苦しいゲームだったようです。しかし終了間際に田坂が突破して同点に追いつくと、その直後にPKをゲット。そして田坂自身が蹴って勝ちを奪い取ったゲームだったとのことです。
<03.10.20> 昨日、U-18アジア選手権の一次予選の初戦をチャイニーズタイペイと対戦したU-18代表は、前半3点、後半4点を奪って7-0で勝ちました。広島から選ばれた3選手は全員先発フル出場で、高萩は右SB、高柳は左SB、皆実高の吉弘は市立船橋高の増嶋とともにセンターバックとしてプレーしていたようです。また高萩は後半27分からボランチに入り、7点目の起点となるスルーパスを出したとのことです。
<03.10.19> 昨日の第39節福岡戦は、前半に許した2点のリードに追いつけず0-2で敗戦。札幌に勝った川崎に抜かれて3位に転落しました。
 サンフレッチェの先発メンバーは、7連勝中の布陣を踏襲して次のような感じでした。
       下田

   井川 リカルド 上村

松下(→眞中68分)      服部
    森崎和 サンパイオ(→八田89分)

       森崎浩

    マルセロ 中山(→大木39分)

SUB:林、桑原
 対する福岡はU-20代表の遠征から戻った林が復帰して、GK:水谷、DF:川島、千代反田、藏田、アレックス、MF:宮崎、原田(→篠田87分)、米田、古賀(→大塚73分)、FW:ベンチーニョ、林(→福嶋82分)。DFラインを高く上げて前から積極的にプレッシャーをかけてくる福岡に対して、サンフは最初から中盤がDFラインに吸収されることの多い引き気味の布陣。精度の低いロングパスを放り込むばかりの単調な攻撃に終始し、しかもFWがマイボールに出来ないため有効な攻めを構築できません。それでも前半8分には中山が落としたボールをマルセロが拾ってシュートを放ちますが、大きく上へ。また20分には松下の鋭いロングクロスに飛び込んだ中山が頭で押し込もうとしますが、このボールも上に外れます。逆に福岡は中盤で良く動いてパスコースを作り、主に左サイドの突破から攻めを作ります。3分にはベンチーニョが、12分には林が、18分にもベンチーニョがシュートを打って広島ゴールを脅かし、23分には左SBのアレックスが低い位置からドリブルで突破すると、ファーサイドにクロス。これを受けた林が折り返すと、中央に飛び込んだベンチーニョにフリーでヘディングシュートを許します。下田は必死でこのボールに飛びつきましたが及ばず、連続無失点記録は7試合で止まりました。
 この直後、森崎和が高い位置に進出してミドルシュートを放ったり、あるいは服部が頻繁に上がってチャンスを作るシーンもありましたが単発的。相変わらず福岡に出足の速さで負けるシーンが多く、なかなかゲームの流れをつかむ事ができません。39分には動き出しの遅さが目立っていた中山に代えて大木を投入し、ドリブルからリズムを作ろうとしましたが、逆に前半終了間際に右サイドを古賀に突破され、鋭いクロスを宮崎に合わせられて2つめの失点を喫します。ピッチ上では福岡の選手が躍動し、サンフの選手は消極性が目立つばかりの前半となってしまいました。
 後半に入りややラインを高めに設定したサンフは、何とかゴールをこじ開けようと試みます。8分にはリカルドのロングボールを受けた森崎浩が左サイドの深い位置からクロスを入れましたが、ボールを受けたマルセロがもたつく間にチャンスを失います。また13分には森崎和が森崎浩とのパス交換からDFラインを突破してシュート態勢に入りましたが、アレックスが飛び込んでクリア。その後もセットプレーやパス交換から相手ゴールに迫りますが、福岡の集中した守りをどうしても崩す事ができません。23分には眞中を投入し、終盤にはサンパイオを高い位置に上げてハイボールを放り込むなど何とか点を取ろうと懸命に前に行こうとしますが、2点リードの福岡を慌てさせることすら出来ません。35分には眞中のスルーパスで大木が抜け出そうとしますが、オフサイドポジションにいたマルセロがわざわざ戻ってきてボールに触ってチャンスを潰します。そして最後には前線で奮闘していたサンパイオが担架で運ばれ、攻め手を失ったサンフはピッチに佇むしかありませんでした。
 昨日のゲームでは新潟が水戸に敗れたものの川崎は勝ち、昇格争いは勝ち点2差の中に3チームが入り乱れる混戦となってきました。この中で新潟の得失点差は+36、川崎は+39で広島の+26よりも遥かに多く、広島が3チームの中で最も不利である、と言える状況になってしまいました。この日のサンフには7連勝中に見せていたような安定感も気迫も感じられず、このままズルズルと落ちていってしまうのではないか、と言う恐れを感じたファンも多かったのではないかと思います。とりわけ福岡がバランスの良い戦いを90分間続けて狙い通りに勝利したのに対して、サンフの側には昇格を争うチームらしい気迫も、上位のチームらしい自信も、そしてJ1昇格を勝ち取るチームらしい質の高さも感じる事ができず、絶望的な気分になった人も多かったのではないか、と思います。残り5試合、何かを変えなければこの戦いを勝ち抜いていくのは難しい、と言うのは確かなのではないか、と思います。
 しかし、だからと言ってもう昇格は絶望的だ、等と思うことはないでしょう。第29節に新潟に敗れて3位に後退したサンフでしたが、次の水戸戦から前節まで7勝2分け。これにより新潟と6、川崎と2離れていた勝ち点の差を詰めて来たと言う流れがあるわけです。ここ2試合勝てなかった、とは言え相手はどちらも好調チーム。合わせて勝ち点1しか取れなかったのは確かに非常に痛いのですが、しかし上位2チームとの差はまだわずかで、1試合でひっくり返る差でしかありません。新潟はここ5試合で2勝3敗と明らかにペースが落ちて来ており、7連勝中の川崎もこのまま最後まで突っ走る事ができるとは思えない。残りわずかとは言え、まだまだ一波乱も二波乱もあると考えるのが妥当でしょう。そこで敗れ去るのは間違いなく最初に諦めたものであり、戦う気持ちを失ったものです。自分とチームメイト、そしてクラブを信じて最後まで戦い抜いた者こそが、最後に笑うことが出来るのだと思います。
 この日、一番の敗因は何か。その一つに、福岡のサッカーの質の高さがあったのは認めざるを得ないでしょう。福岡は「代表」と名のつくものには縁がない選手、他のクラブをクビになった選手がメンバーの多くを占めていますが、しかしだからこそ心に期すものがあったのではないか、と思います。常に目と頭を働かせ、一歩目を早くする。味方がボールを持ったら素早くスペースに顔を出してパスコースを作る。ミスがあったら全員でカバーする。そう言うサッカーができていたからこそ、このような結果になったのだと思います。では、サンフにはそう言うサッカーが出来ないのか、と言うとそれは違うはずです。少なくとも7連勝中は、きっちりと出来ていたと思うのです。守備をしっかりと固めてお互いにカバーしあい、流れを掴んだら全員の気持ちで前に出る。個人の力で状況を打開するのではなく、全員の力で勝利をつかみ取る。そう言うサッカーが出来ていたはずなのです。確かに、昇格争いのプレッシャーは想像を絶するものがあります。我々ファン・サポーターでさえ気持ちが挫けそうになるぐらいですから、当事者の心の中の辛さは大変なものがある、と思います。しかし、その辛さはどのチームの選手、スタッフでも同じはずです。誰もが心の中の「弱気の虫」と戦っているのです。ここでそのプレッシャーに負けるということは、自分自身に負けるということなのです。
 小野監督には、ぜひとももう一度チームを見直して、チーム内にある「弱気」の芽を潰してほしいと思います。また選手は選手同士で良くコミュニケーションを取って、今すべきことは何なのかを確認してほしいと思います。何となく受け身に回っていた消極的な気持ちを捨てて、挑戦者の気持ちを思い出してほしい、と思うのです。そして自分たちでこの苦しみを克服して欲しい、と思います。それによってこそ、チームも選手自身も大きく成長できるのではないでしょうか。
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