2/9〜2/15のSANFRECCE Diary


<03.2.15> サンフレッチェは昨日、二次キャンプに向けての吉田町での練習を打ち上げました。昨日配信の広島フットボールによると、午前中フィジカルトレーニングを行って午後からは戦術練習を行い、小野サンフレッチェの攻撃のベースとなるパターン練習を行ったそうです。例えばDFラインからのパスを受けたボランチがクサビのパスを入れ、そこからサイドにボールを展開。そしてクロスに3、4人が飛び込むと言う形がメインですが、そこまでの間に速いタッチのパスが組み込まれるという感じ。中野編集長によると「ツーロンで見た前線の選手の激しい動きとヴァレリー時代の3トップのような変幻自在のコンビネーションが融合したような感覚に陥った」のだそうです。昨日は小野監督からマスコミ向けに「世界のサッカーとサンフレッチェが目指すサッカー」と言う内容での講演も行われたそうですが、「小野監督が目指そうとするサッカーは、世界の潮流に乗ったものだ」とのこと。単にJ1昇格を勝ち取るだけでなく、その先までも見据えたサッカーを作る作業は、着々と進行していると言って間違いなさそうです。
 なお、サンフレッチェの選手は今日は完全休養となって明日からの宮崎キャンプに備えます。そして火曜日のG大阪戦までで一応の区切りとし、更にその後の練習と23日からの実戦で仕上げていくことになります。また未定となっていた24日の練習試合の相手は、やはり大宮アルディージャだったとのこと。会場は宮崎県西都市の清水台総合多目的広場なのだそうですので、見学予定の方はお間違いの無いように。
<03.2.14> 案の定、サッカーマガジンはサンフレッチェが出てくることが極端に少なくなってしまいましたが、サッカーダイジェストは今週もサンパイオを取り上げてくれています。メインテーマは「徹底研究ボランチ学」で、Jリーグでは最も実績のあるボランチであるサンパイオに「ボランチの極意を語る」というテーマでインタビューしています。その中で、ちょっと面白いなと思ったのは森崎兄弟について。既にお伝えしたようにサンパイオは入団記者会見の中で「カズと浩司、この双子と一緒にプレイしたかった」と語っています。インタビュアーはそれを意識してか何度も森崎兄弟に話を振っているのですが、この日のサンパイオは「もっとレベルアップが必要」と繰り返すのみ。このインタビューで話題に出てくる他の選手がブラジル代表や日本代表クラスばかりだったからかも知れませんが、もしかすると既にポジション争いのライバルとして、大きな壁として立ちはだかろうと思っているのかもしれません。サンパイオにはお手本としてチームを率いてくれることを期待しますが、森崎兄弟をはじめとする若手選手達にはぜひともこの超大物プレーヤーを乗り越えて欲しいもの。それによってこそ、このインタビューに出てくる一流選手に伍する事ができるようになれるのだ、と思います。このボランチ特集には、沢田選手や桑原選手のコメントも掲載されています。普段はサッカーマガジンを読んでいる方も、今週はダイジェストも手に取って見てください。
<03.2.13> サンフレッチェの宮崎キャンプ中の練習試合の日程のうち、2/24のもののみ「未定」となっています。練習試合は「格上」のチームのホームで行われる事が多いので、シーガイヤで予定されるこの試合の相手はJ2以下のクラブになる可能性が高いと思われます。この期間に九州南部でキャンプしているチームはそう多くはなく、鹿児島県国分市に28日までいる京都と3/1まで宮崎県西都市に滞在する大宮、そして鹿児島県指宿市で二次キャンプを行う札幌ぐらいのものです。トリニータデータハウスの情報によると大宮はこの日に練習試合の予定を組んでいますが、対戦相手、場所ともに未定となっています。従ってここは大宮との対戦となる可能性が高そう。今年のライバルとなるチーム同士であること、お互いに前後に試合の予定が入っていることを考えると、控えメンバーを中心とした対戦になりそうです。
<03.2.13> キャンプの「激励ツアー」ですが、バスツアーの他に飛行機のツアーもあるのを見逃していました。こちらもやはり2/22(土)に選手と一緒の昼食を摂り、2/23(日)に大分とのトレーニングマッチを観戦する予定で、出発は2/22の朝。7:35に広島駅を出る新幹線で福岡に行き、福岡発宮崎行きのANK753便で飛びます。22日夜はバスツアーと同じくシェラトン・フェニックス・ゴルフ・リゾートに2名1室で泊まり、帰りもANK756便で福岡に飛んで、20:10に広島駅に戻ってくる、と言うスケジュールです。料金は12歳以上が48,000円(ファンクラブ、後援会員は46,000円)、3〜11歳が42,000円(ファンクラブ、後援会員は40,000円)となっています。募集するのは30名で、期間とお申し込み、お問い合わせはバスツアーと同じくデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島宮崎キャンプ激励ツアー」係(082-240-3447, 10:00~19:00受付)となっています。
<03.2.12> サンフレッチェとサンフレッチェ後援会は、宮崎キャンプの激励バスツアーを募集します。スケジュールは2/21(金)の午後9時半に広島西飛行場、午後10時に広島駅を出発し、翌日練習見学と選手と一緒の昼食会。日曜日に大分トリニータとの練習試合を観戦して、その日の夜に戻ってくる事になっています。料金は1名様30,000円で、ファンクラブと後援会の会員は28,000円。この中には貸し切りバス代と宿泊費(1泊2朝食付き、2名1室)が含まれます。(選手との昼食会の代金が含まれるかどうかは不明。)募集するのは40名で、期間は今日から来週月曜日(2/17)までの6日間。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島宮崎キャンプ激励ツアー」係(082-240-3447, 10:00~19:00受付)までどうぞ。
<03.2.11> 日本サッカー協会は昨日U-20日本代表を発表し、広島からは茂木、大久保が選ばれました。今回選出されたのは次の25人。
【GK】川島(大宮)、徳重(浦和)
【DF】永田、近藤(柏)、坪内(神戸)、角田(京都)、尾亦(F東京)、大久保(広島)、大井(磐田)
【MF】今野(札幌)、小林(東京V)、山口(名古屋)、加藤(湘南)、徳永(早稲田大)、
    馬場、鈴木(F東京)、成岡(磐田)、工藤(市原)、菊地(清水商高)
【FW】坂田、阿部(横浜FM)、宇野沢、矢野(柏)、茂木(広島)、中原(仙台)
 静岡で行われた合宿からは、高木(広島)等4人が外されています。このメンバーは13日〜22日の日程でブルキナファソに遠征し、厳しい環境の中で精神面の強化を行うことになります。またその後3/5〜12にもトレーニングキャンプを行い、3/25からのワールドユース本番に備えます。
<03.2.9> 昨夜行われたサバイバル体験のプログラムですが、広島フットボールと中国新聞の記事によると1人の脱落者も体調を崩した者も無く、無事に済んだとのことです。ただ、全員が夜明けとともに起きて山頂を目指したかというとそうでもなく、梅田は寝過ごしてしまったとのこと。インストラクターの1人が心配して見に行ったところテント撤収中だったそうで、ゴールに着いた9時には既に全員が到着していました。「夜が長かったですよ。シュラフのチャックが壊れたり、マットの下がごわごわして違和感があったりで、眠れませんでした」(広島フットボールによる)と言うことで夜明け近くまで眠れなかったためだそうですが、案外彼が一番大物、と言うことなのかも知れません。昨日はその後、アウトドアプログラムの第二部が行われました。昨日は「仲間と協力して何かを成し遂げる」のがテーマ。5つのグループに分かれてそれぞれ協力して課題をこなすと言うもので、「例えば、全員の足を同じ木で結びつけ、全員が言葉を使わずにコミュニケーションをとって前に進むこと。3mの高さのあるバーを、チームで協力して全員が乗り越えること。小さなブロックに全員が両足を乗せた状態から、ターザンのようにロープで違うブロックに全員が乗り移ること。どれもが、全員の知恵と協力を結集しないとできない課題ばかりだった」(広島フットボール)そうです。特に「蜘蛛の巣状に張り巡らせたロープの間を、そのロープに触らずに全員がくぐり抜ける課題」は難しく、特にサンパイオ、森崎和らのグループは解決のために2時間近くもかかったそうです。しかしそこで投げやりになったりせずに全員が協力して解決した時には、チーム全体から大歓声が上がったとのこと。小野監督が意図したメンタル面の強化は、大きな成果を挙げることができたと言えそうです。フィジカルとメンタルを鍛えた淡路島キャンプはこれで終了。来週は広島に戻って調整し、2/16からの宮崎キャンプに備えます。なお、キャンプ中の練習試合の日程は次の通り。
2/18(火)時間未定 セレッソ大阪(西都市清水台総合多目的広場)
2/19(水)13:00   ガンバ大阪 (綾町サッカー場)
2/23(日)時間未定 大分トリニータ(シーガイヤエントランス広場)
2/24(月)時間未定 対戦相手未定
2/25(火)15:00   ベガルタ仙台(宮崎市宮崎県総合運動公園ラグビー場)

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