8/10〜8/16のSANFRECCE Diary


<03.8.16> 広島フットボールと中国新聞によると、眞中、中山が今季初先発し、また山形が初めてベンチ入りすることになりそうです。前節から先発メンバーのうち4人が入れ替わることになりますが、この新しいメンバーで沈滞ムードを打破して欲しいものです。
 今日の試合会場は広島スタジアムで、午後7時キックオフ。試合前イベントとしてU-10のサンフレッチェカップが11時からラグビー場で、サンチェ、フレッチェとの記念撮影は4時半から総合案内横の受付で整理券を配布します。サンフレッチェ得点者予想クイズやキックターゲット、キックスピード、フェイスペイント、選手サイン会、選手とハイタッチ、フォリアチャレンジ等のイベントが予定されています。更にファンクラブ・後援会員限定プレゼントは沢田選手の缶バッチとなっています。今日の広島地方は午後から前線の接近により雨になるとのことですので、スタジアムにお越しの方は、雨具の用意をお勧めします。(持っていない方にはオリジナルポンチョ〜確か1,500円〜がお勧めです。)
 テレビは、スカパー185chで生中継の予定です。スタジアムに行けない方は、テレビの前で応援を。
<03.8.15> 明日は久しぶりのホームゲームを現在10位の横浜FCと戦います。
 これまでの横浜FCとの対戦成績は2戦2勝。最初の対戦は第7節で、高橋の4ゴールを含む6得点の快勝で、連勝を6に伸ばしたゲームでした。横浜に1点を奪われたものの全体的に圧倒した今季一番とも言える内容で、横浜の眞中に「決して忘れることができない屈辱を受けたチーム。1-6の惨敗を喫し、同じサッカーをしているのに何もできなかった」と言わしめるほどのものでした。しかし2回目の対戦となった第19節は立ち上がりから横浜ペースで、特に前半は圧倒的にボールを支配される展開でした。後半に盛り返したもののなかなか点が取れず、そのまま引き分けかと思われたロスタイムにマルセロのゴールで何とか勝ちを拾いました。戦術がはっきりせずチームとしてのまとまりがなかった横浜は、第14節から第25節まで5分け7敗と勝ちから見放されていました。特に第二クール後半は大量失点をするゲームが多く非常に苦しい状況にありました。しかし河野、レーマンが加入し、新人大久保が台頭するなどによりチーム状況が上向きに転じ、第26節には実に3か月ぶりに勝利。前節の鳥栖戦も勝って昇り調子で来ています。第一クールではチーム力とコンディションに大きな差が見られましたが、今は勝てる、と思って広島に遠征してくるはずです。予想メンバーは、GK:菅野、DF:ルディ、河野、山尾、小野智、MF:臼井、小野信、マシュー、横山、FW:レーマン、城。移籍以来ずっとスタメンを続けている河野がどれだけ成長したか、に注目です。
 対するサンフですが、今週前半はこれまでの状況の悪さを引きずったか練習でも雰囲気が非常に悪かったようです。しかし森崎和がエジプト遠征から帰国し、また移籍の眞中が合流することにより一変。紅白戦でもレギュラー組の攻撃にリズムができるなど、はっきりと上向きになって来ているとのことです。何度も書いているように、今のサンフの低迷は選手の質や戦術に問題があるのではなく、自信を失い精神的に落ち込んでいるのが原因です。従って何かきっかけさえあれば、第一クールの横浜戦のような相手を圧倒するようなサッカーだってできるはずです。予想メンバーは難しいのですが、多分次のような感じになるのではないでしょうか。
       下田

    リカルド  八田
駒野            服部
      サンパイオ

   森崎浩    森崎和

       大木

     茂木  眞中

SUB:林、李、高木、高橋、中山
 果たして眞中をいきなり先発で使うのか、それとも切り札としてベンチに置くのかは難しいところなのですが、広島フットボールなどの練習レポートを見る限りでは眞中がいるかいないかで全然違っていたとのこと。チームの雰囲気を変えるという意味でも、ぜひとも最初から使って欲しいと思います。一方、上村が出場停止となるDFラインですが、こちらは八田の久々の先発で決まりでしょう。ホームでは2ヶ月も勝利から見放されているだけに、明日こそすっきりと勝って、そしてJ1昇格に向けて再スタートを切って欲しいものです。
<03.8.15> 日本サッカー協会は昨日、19日に予定されているシンガポール代表(A代表)との親善試合のメンバーを発表し、サンフレッチェからは林、駒野、森崎浩の3人が選出されました。今回選ばれたのは次の19人。
【GK】林(広島)、川島(大宮)
【DF】田中誠、菊地(磐田)、茂庭(FC東京)、近藤(柏)、
【MF】明神(柏)、森崎浩、駒野(広島)、根本(仙台)、阿部(市原)、
    山瀬(浦和)、田中隼(東京V)、今野(札幌)、成岡(磐田)
【FW】福嶋(福岡)、田中達(浦和)、坂田(横浜FM)、宇野沢(柏)
 先日のエジプト遠征に参加したメンバーと、A代表(20日のナイジェリア戦)に招集された松井、大久保が外れている一方で、オーバーエイジの田中誠と明神が選ばれています。林は「試合に出場できるようトレーニングからアピールしていきたい」、森崎浩は「精神的にも強くなり、成長してチームに戻れるように頑張ります」、そして駒野は「スタートから試合に出場できるように頑張ります」とそれぞれの決意を語っています。今回選出されたメンバーは8/17に集合・出発してシンガポール入りし、19日の試合終了後に帰国して20日に到着・解散すると言う強行スケジュールでリーグ戦への影響が心配されますが、広島フットボールに書いてあるようにむしろ彼らの精神的なリフレッシュになる、と考えたいところ。ここで代表の青いユニを着てピッチに立つ事で「初心」を思い出して、チームに蔓延している悪い雰囲気(?)を一掃して欲しいものです。
<03.8.15> クラブユース選手権U-15の準々決勝でサンフレッチェジュニアユースはヴェルディに延長の末に勝ち、ベスト4に進出しました。この試合、先制したのはヴェルディでしたが広島が後半に1点を返して追いつき、最後は横竹のVゴールで勝ちました。試合内容的にはがっぷり四つ、と言うべきものだったようで、2アシストの平繁のプレーが光っていたとのことです。準決勝の相手は3年連続ベスト4のFC東京で、これに勝てば初の決勝進出となります。
<03.8.14> 先週発売の紫熊倶楽部9月号(Vol. 67)を紹介します。表紙は写真無しで「つまづいても、転んでも、悔し涙を流しても。最後にはきっとたどり着いてやる。J1、という約束の場所へ。」との言葉のみが書かれています。
 トップ記事は編集長対談が2本。「元気丸」コメンテーターの吉田安孝氏と、「サッカー向上委員会」委員長の石橋真氏と今のサンフレッチェについて縦横に語っています。サンフレッチェのチームと選手について中野氏を含めた3人のストレートな意見が載っていて非常に面白いのですが、特に注目したいのは石橋氏の次の発言です。
「なんか、中山ゴン(磐田)みたいな、無鉄砲で、ある程度戦術を無視しても、ガンガンと行くぜ、みたいな。チームの士気を高めるようなリーダーが一人、欲しいですね。」
 彼は今のサンフレッチェでその可能性のある選手として沢田、上村、更に森崎兄弟を挙げていますが、昨日から練習に合流した眞中はまさにそう言うタイプ。今一番必要な選手を取った、と言って良いのではないでしょうか。
 これに続く記事は、今の苦しい状況をどのように打開すべきかを提言する記事。現状を打ち破るために「サンパイオをリベロに」「駒野をボランチに」「カズをリンクマンに」「服部をウィングで」等々、様々な具体策を提案しています。
 連載コラムの一つ目は、早川文司氏の「広島サッカー史を歩こう」で、東洋工業が久々に優勝した1970年を振り返っています。日刊スポーツの中上記者の「愛すべき紫熊野郎たち」は、今回は雰囲気を変えて一人対談形式になっています。若手選手を取り上げる「Run & Run」は、先日初のベンチ入りを果たした木村達朗選手。マッチレポートは大宮戦、鳥栖戦、川崎戦、湘南戦。そして最後の石井百恵アナウンサーによる「大好き!サンフレッチェ」は、高木選手を取り上げています。
 「紫熊倶楽部」は定価350円ですが、ファンクラブ・後援会員は280円で購入できます。(ただしV-POINTとホームゲーム会場のみ。)また通信販売も行っていますので、お申し込み、お問い合わせは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<03.8.14> ビッグアーチのバックスタンドに掲げているユニフォーム型のフラッグ「ビッグオーレ」を掲げるメンバーを募集するそうです。このフラッグはこれまで高校のサッカー部員のボランティアで掲げていましたが、「手伝いたい」と言うファンの声が多かったそうでこれに応える形で公募することになったとのこと。対象となるのは8/30の水戸戦からのビッグアーチ開催の6試合で、募集人数は各試合先着30名様。それぞれ希望日の入場券(年間パスを含む)を持っていて、キックオフ3時間前までにビッグアーチに行ける高校生以上の方が対象です。希望される方はFAX(082-233-3251)かメール(sanfrecce-fanclub@sanfrecce.co.jp)で、1.お名前、2.郵便番号、3.住所、4.生年月日、5.電話番号、6.FAX番号、7.参加希望日を書いてお送りください。それぞれの試合の1週間前(9/23の新潟戦のみ2週間前)の金曜日が〆切となっています。
<03.8.14> クラブユースサッカー選手権U-15の決勝トーナメント1回戦で京都パープルサンガジュニアユースと対戦したサンフレッチェジュニアユースは、平繁の2ゴールなどで3-1で勝ちました。準々決勝の相手は先日一緒にアメリカ遠征したヴェルディジュニアユースで、今日の11時キックオフです。
<03.8.13> サンフレッチェは昨日、セレッソ大阪のFW眞中靖夫選手をレンタルで獲得したと発表しました。眞中は1971年1月31日生まれの32歳で、高校卒業後から住友金属でプレーし、Jリーグ創設時には鹿島に在籍。99年からC大阪に移籍し、これまでリーグ戦203試合(うちJ2が28試合)に出場して47得点を挙げています。身長170cmと小柄ですがスピードがあり、ボールに飛び込んで行けるタイプの選手でFKも蹴ることができます。短い時間でも結果を出せる選手で、2001年7月14日にはわずか3分間でハットトリックを決めた記録を持っています。昨年は春先に暴力事件の被害者となり一時は選手生命も危ぶまれましたが、兄の眞中幹夫選手(横浜FC)ら周囲の支えもあり、自身も飲酒を断ってもう一度身体を作り直して復帰。夏場に3位に落ちるなど苦しんでいたチームを救いました。今年は10試合出場で1得点と出場機会が減っていましたが、今年唯一の得点を挙げた鹿島戦(だったはず)ではPKを外した後にゴールを決めてチームの勝利に貢献しています。どのゲームでも全力プレーを見せる選手ですが、それだけでなく練習でも先頭に立って引っ張るタイプだとのこと。厳しい昇格争いを勝ち抜いた経験を生かして、「どん底」のサンフを救って欲しいと思います。
<03.8.12> 8/8からJヴィレッジで行われているクラブユースサッカー選手権U-15に出場しているジュニアユースは、グループリーグで川上FCに3-0、ヴィヴァイオ船橋に4-0、清水エスパルスに0-0でした。これで清水と勝ち点で並びましたが得失点差で上回り、1位でトーナメント進出を決めました。1回戦は明日の11時からで、京都サンガジュニアユースと対戦します。
<03.8.12> 日曜日に吉田サッカー公園で行われたサテライトと広島県国体選抜との練習試合は、8-2で勝ちました。サテライトのメンバーは、GK:尾崎(→河原65分)、DF:須田、西嶋、大久保、佐田、MF:桑原、西村、李、FW:木村(→田中60分)、梅田(→山形45分)、松浦(→梅田65分)。得点は梅田が18分、68分、73分に決めてハットトリックを達成した他、16分に大久保、44分に木村、69分と84分に西村、76分に山形でした。
<03.8.11> 昨日サンフレッチェは第27節をアビスパ福岡と戦い、1-3で敗れ3位に転落しました。
 森崎和をU-22代表で欠くサンフは、高木を初めてボランチに起用して次のような布陣でした。
       下田

    リカルド 上村
駒野(→松下69分)     服部
   高木   サンパイオ
   (→中山69分)
       森崎浩

  マルセロ     茂木
       高橋(→大木78分)

SUB:林、八田
 対するアビスパは、GK:塚本、DF:川島、セルジオ、藏田、アレックス、MF:大塚、篠田(→原田73分)、米田、宮崎(→古賀61分)、FW:ベンチーニョ、林(→福嶋86分)。序盤のサンフレッチェは非常に積極的で、高い位置でボールを奪って素早く前にボールを運び、何度か福岡ゴール前まで迫ります。しかしFWのDFライン裏への飛び出しが何度もオフサイドに取られると攻め手を失い、更に徐々に運動量が落ちて福岡に押し返されます。何度か裏に抜け出されたシーンがありましたが福岡の攻撃も精度が無くそれほど危なさは感じなかったものの、高い位置からのプレッシャーを受けて落ち着いてゲームをコントロールできません。攻撃は主に右サイドから構築するものの、クロスがFWに合わずにシュートまでも持ち込めません。どちらも攻め手を欠いたまま前半はそのまま終わるかと思われた41分、あっけない失点を喫してしまいました。左サイドの深い位置でボールを拾ったリカルドが、相手のプレッシャーを受けて下田にバックパス。余裕の無い体勢でボールを受けた下田は、キックでリカルドに戻そうとします。が、このボールはペナルティエリア内までチェイシングしてきた林に引っ掛かってしまいます。慌ててセーブに行く下田。パスを受けたベンチーニョからのループシュートに上村が必死で食らいつきますが及ばず、サンフはつまらないミスから失点してしまいました。
 その後、何とか同点に追いつこうとサンフは再び攻勢に出ます。その中でマルセロが抜け出して決定的なシュートを放ちますが、いつものように?ゴールネットを揺らすことはできません。後半も攻めるサンフ、カウンター狙いのアビスパ。サンフはパスはつなぐもののチャレンジする気持ちに乏しく、シュートを打つ前にボールを奪われてカウンターを浴びるパターンが続きます。そんな中で後半20分過ぎ、それまで中盤を走り回っていた高木の姿がピッチ上から消えます。ベンチ際で身体のどこかを気にするようなそぶりを見せながら、監督と話をしているように見えます。その間もゲームは着々と進行し、サンフは何度かカウンター攻撃を受けます。ベンチはようやく判断を下して、交代ボードを掲げた中山、松下がピッチサイドに立ちます。しかしプレーが止まらず右サイドからのクロスがゴール前へ。そのボールに林が頭で合わせ、今のサンフには致命的な2点目を喫してしまいました。
 攻めざるをえなくなったサンフは、中山をFWに入れて「4トップ」で攻勢をかけます。更に後半33分には大木を投入。中山、大木が前線をかき回して必死で攻めます。が、何度かあった決定的シーンはボールが枠を外れたり、あるいはGKに当たったり。逆に後半39分にはカウンターからベンチーニョに決められて決定的な3点目を失います。その直後に混戦からマルセロがゴールを決めましたが焼け石に水で、結局良いところがほとんど無いままに無益な90分を終えてしまいました。
 「良いチームを作るのは時間がかかるが、崩れてしまうのはあっと言う間」とは良く聞く言葉ですが、今年のサンフはその言葉を地で行っている、と言わざるを得ません。第一クールの全員が有機的に動くチーム、自信に満ちたチームは既にどこにもなく、選手も監督も出口のない袋小路に入り込んでしまっています。この日の直接的な敗因はリカルドと下田の大きなミスであることは間違いないのですが、そう言う特定の選手が悪いとか監督の采配が悪いとか、そんな個々の要因は関係ないと思います。単に「全てが悪い」としか言いようの無い状況で当然の敗戦を喫したと言わざるをえないでしょう。何をやってもだめだ、そんな雰囲気にチーム全体が支配されて抜け出せなくなっている、その結果がこのゲームだったと言えるでしょう。
 この状況をどのように打開すれば良いか。そんなレシピがあるわけが無いのですが、何か変えなければどうしようも無いところに来ているのは間違いありません。システムを変えるとか戦術を変えるとか選手を大きく入れ替えるとか、そのようなドラスティックな手を打たなければどうしようも無いところに来ているように思います。幸い、これだけ負けが込んでいても昇格圏内の2位とは勝ち点で並んでいます。ここで立て直す事ができれば、十分に盛り返すことができるところにいるのです。改めて言いたいことは、選手が自分たちとチームメイトを、チームを信じること。そして何としても勝つと言う気持ちを思い出すこと。そしてこの苦しい状況を自分たちで切り拓いていって欲しいと思います。
<03.8.10> 広島フットボールと今朝の中国新聞によると、ルーキー高木の今日の先発が確定的だそうです。攻撃的な選手だというイメージが強い高木ですが、サテライトではずっとボランチでプレーしていたとのこと。粘り強い守備とスピードは小野監督も高く評価していたそうです。とは言え、やはり彼の特徴は攻撃に絡んだときの鋭さ。低い位置からどれだけ前線に飛び出すことができるか、が今日のゲームの流れを決定づけるかも知れません。
 今日のゲームは博多の森球技場で、午後7時キックオフ。今日は全国的に台風一過の好天に恵まれそうで、福岡も晴れの予報です。テレビ中継はスカパーch185で生中継となっています。博多の森に行けない方は、テレビの前で応援を!
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